とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 5つの常任委員会において、付託された議案などを審査し、6月30日の本会議では、各委員会の審査の概要と結果が報告されました(各分科会の報告は6月28日の予算決算委員会において行われました)。 その内容の一部を掲載します。 予算決算委員会  3年度富山市一般会計補正予算など4件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 総務文教分科会  3年度富山市一般会計補正予算2件について、審査した。 富山市スマートシティ推進事業            (委員からの質疑) スマートシティは、今後、大変重要な施策になると考えており、本市の独自性を持った取り組みに期待している。  そのような中で、市民ニーズをどのように把握しようと考えているのか。 (市の答弁) 庁内ワーキンググループのメンバーは庁内の中堅・若手職員で構成しており、日々の業務等を通じて市民ニーズを得ることができると考えている。  また、シックビルにある未来きょう創拠点施設「スケッチラボ」にはさまざまな職種の会員が約150人おられることから、そのような場でまちづくりについて話合う機会をつくりたいと考えている。  加えて、市長の出前トークや、出前講座など、さまざまな機会を通して、住民のかたのなまの声を吸い上げ、推進本部にフィードバックできるようにしたいと考えている。 厚生分科会  3年度富山市一般会計補正予算2件について、審査した。 自転車損害賠償責任保険加入促進事業         (委員からの質疑) 自動車保険や火災保険に付帯された日常生活賠償特約で自転車での事故が補償対象となっている場合、そのような保険も本事業の対象保険となるのか。  また、年額一人500円の補助金については、どのように対象者に支払う予定なのか。 (市の答弁) 自転車での事故を補償対象とする日常生活賠償特約が付帯された保険や、民間の保険会社で自転車に特化した保険などが本事業の対象保険となる。  補助金の支払い方法については、申請される際に振込先を記載していただき、口座に振り込むことを考えている。 経済環境分科会  3年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 キャッシュレス決済ポイント還元事業         (委員からの質疑) 対象事業者の事業規模を問わない形で支援を行う理由は何か。 (市の答弁) こんぱんのコロナかという特殊な状況の長期化や、規模が大きい事業者は多くのかたを雇用しているということも考慮し、事業規模を問わない形とした。 富山市内宿泊促進事業                (委員からの質疑) 割引額を引き下げて、対象人数を増やすという考え方もあると思うが、市で想定している割引額と対象人数は、どのような考えをもとに決めたものなのか。 (市の答弁) 昨年、2種類の割引額を設定してこの事業を実施した際は、割引額が大きい方が利用率が高いという結果となった。  その実績を踏まえ、今回は、割引額を引き下げて対象人数を増やすのではなく、割引額を1万円に設定して、利用率の増加につなげたいと考えたものである。 建設分科会  3年度富山市一般会計補正予算1件について、審査した。 リフレッシュ事業                  (委員からの質疑) 事業の対象としている舗装補修の箇所について、担当課の職員が現地を見て決めているのか、それとも地域からの要望などによって決めているのか。 (市の答弁) 事業の対象箇所については、通常業務での外出を含む職員のパトロールにおいて発見する場合や、地域住民の方々からの連絡により発覚する場合がある。  また、定期的に主要幹線道路のパトロールをおこなっている委託業者からも情報を得ており、その中で傷みの激しい箇所を補修の対象としている。 部門別常任委員会 総務文教委員会  富山市市税条例の一部を改正する条例制定の件など6件については、いずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 【所管部局からの報告事項】 教育委員会 ・水橋地区における義務教育学校の設置 ・三ごう小学校・じょう条小学校の一次統合 ・新ぼなかよし認定こども園、大久保幼稚園・大久保保育所の「よう保連携がた認定こども園」への移行 ・小中学校及び幼稚園における食中毒の発生 厚生委員会  富山市保護施設等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件など14件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情1件については、採択すべきものと決した。 傷病等により長期欠席する児童に対する保育所の退しょ措置に関する陳情                   (市の見解) 保育所は、家庭で保育ができない保護者に代わって子どもを保育する施設である。このことから、長期間、保育所を欠席する児童については、保育所での保育の必要性がないと判断し、保護者には退しょ届を提出していただいた上で、保育所を退しょしていただくこととしており、本市ではこの取り扱いについて、欠席が始まった日の属する月の翌月末日までに復帰が見込めない場合として、これまで運用してきた。さまざまな欠席理由がある中で、自己都合による長期欠席のように、保育所での保育の必要性がないと判断される事案については、これまでどおりの運用で対応したいと考えている。  しかしながら、今回の陳情にあるように、予期せぬ事故や疾病による入院・手術などにより児童が長期欠席する場合については、児童が療養中に無理してとうしょすることになるなど、適切ではない対応にもつながることから、こうした事由の場合には、これまでの運用を見直したいと考えている。  まずは、これまで欠席が始まった日の属する月の翌月末日までとしていた期間を、欠席が始まった日からおおむね2カ月に改めたいと考えており、さらなる見直しなどについては、今後、他都市の状況や取り扱い等も踏まえながら調査・研究していきたいと考えている。 (委員の意見) 今後、当局が改善に向けて検討を行うということなので、一定の前進と受け止めている。 (結果) 採択すべきものと決した。 【所管部局からの報告事項】 福祉保健部 ・食中毒の発生に伴う営業禁止の措置 こども家庭部 ・新ぼなかよし認定こども園、大久保幼稚園・大久保保育所の「よう保連携がた認定こども園」への移行 ・教育・保育施設における食中毒の発生及び欠席等児童数 経済環境委員会  土地処分の件(呉羽南部企業団地分譲地)5件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 建設委員会  土地取得の件(呉羽丘陵フットパス連絡きょう整備事業用地)など3件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 財産取得の件(高規格救急自動車2台)        (委員からの質疑) 老朽化により高規格救急自動車2台を更新するとのことだが、更新の目安はどういったものなのか。 (市の答弁) 購入後9年経過というものを一つの目安としており、走行距離や故障歴なども勘案しながら更新している。 (委員からの質疑) 今後、出動件数が増える可能性もある。現在は2台ずつ更新しているが、更新台数について消防局としてはどのように考えているのか。 (市の答弁) 現在の出動件数や現場到着時間から考えると、現状の16台の運用で対応できていると考えているが、将来的に出動件数が増えて、現場到着時間が遅くなるようであれば、更新台数の増加も考慮しなければならないと考えている。 【所管部局からの報告事項】 活力都市創造部 ・第3期富山市中心市街地活性化基本計画の進捗状況 請願・陳情(市政への要望・意見)の提出  請願しょ(議員の紹介あり)・陳情しょ(議員の紹介なし)を提出されるかたは、次の要領でお出しください。 ・請願・陳情の趣旨を具体的に記載してください。 ・提出年月日、提出者の住所および氏名(法人の場合は名称と所在地、代表者めい)を記載し、署名または記名押印の上、議長宛てに提出してください(署名の場合は押印が不要になりました)。 ・請願書の場合は、紹介議員の署名または記名押印が必要です。 ・定例会開会びの正午までに提出されたものを、その定例会で審査・処理しています。  【お問い合わせ先】   議会事務局 議事調査課    電話番号、4 4 3、2 1 5 8   議員の連絡先は、ホームページでご確認いただけます。