とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 一般質問 21人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 議員めいの横のコードの読み込みで、インターネットで一般質問の様子を閲覧できます。 しきだ ひろのり(自由民主党) 住宅施策 (問) 奥田団地の今後の方向性について、検討の進捗状況は。 (答・建設部長) 昨年度に実施したコンクリートの劣化状況の調査結果等を踏まえ、各分野の学識経験者に意見を伺いながら、建物の耐震補強や建て替え、あるいは用途廃止後に取り壊して民間で土地活用することなども含め、さまざまな面から検討している。市としては、入居者に速やかな住みかえや移転に応じていただけるよう粘り強く働きかけるとともに、できるだけ早期に納得いただける最善策を公表できるよう、鋭意、協議・検討を進めていきたい。 【質問項目】 ▼住宅施策  ▼アスベスト対策  ▼消防団機能維持のための準中型免許の取得 ▼コロナかにおける学校教育等  ▼多様な子どもたちの居場所づくり ▼ホームページなどの広報戦略 よこの あきら(自由民主党) コンパクトシティの深化によるスマートシティの方向性 (問) 第2次富山市総合計画後期基本計画(案)におけるスマートシティの位置付けについて、市長の見解は。 (答・市長) 市民の生活の質のさらなる向上を図り、コンパクトシティ政策の果実を市域全体に広く行き渡らせるためには、AIやアイオーティーなどを活用した富山市ばんスマートシティの構築に向けた取り組みが重要な意味を持つ。そこで、この後期基本計画の策定にあたり、包括的かつ優先的に取り組む施策を「ネクストステージ重点プロジェクト」とし、「スマートシティの構築」を重点テーマの一つとして位置付けた。 【質問項目】 ▼コンパクトシティの深化によるスマートシティの方向性 ▼富山市における盛ど箇所等の状況  ▼スポーツ施設の整備 ▼高齢者ふれあい入浴事業  ▼除雪の対応  ▼割山森林公園天こ森 まつお しげる(公明党) デジタル社会の推進 (問) チャットボット自動応答サービスを活用した、さらなる市民サービス向上の取り組みができないか。 (答・企画管理部長) 本市では、市民からの問い合わせが多い質問とその回答をまとめたFAQシステムを平成20年から導入しているが、メンテナンス期間の終了により、5年度には使用できなくなる。FAQシステムに代わる自動案内サービスの一つとして、市の行政全般にわたる問い合わせに対応したチャットボットによる自動応答サービスの導入について、今後、他都市の導入事例などを参考にしながら検討したい。 【質問項目】 ▼コロナかにおける取り組みと今後の対応 ▼学校教育 ▼デジタル社会の推進 たかた まり(自由民主党) インクルーシブ (問) 今後のインクルーシブ公園(意味はあとで説明)の整備について、市の見解は。 (答・建設部長) 次代を担う子どもたちが障害の有無にかかわらず、同じ場所で、共に遊ぶことができるインクルーシブ公園を整備することは、誰もが相互に人格と個性を尊重し、支え合い、人々の多様な在り方を相互に認めあえる「共生社会」の実現に寄与するものであると考えており、今後、インクルーシブ公園の整備について他都市の事例も参考にしながら調査・研究していきたい。 【質問項目】 ▼新型コロナウイルス感染症対策と危機管理・防災体制の構築 ▼富山駅北地区のブールバール広場・親水広場  ▼インクルーシブ インクルーシブ公園とは…障害のある子どもも、障害のない子どもも、みんなで一緒に遊ぶことができる公園のこと。例えば、姿勢の保持が難しい子どもでも安心して利用できる背もたれ付きシートがあるブランコや、車椅子のまま楽しめる砂場等を設置するなど、全ての子どもが同じように遊び、同じ楽しさを体験できるようになっている。 かなたに ゆきのり(自由民主党) コンパクトなまちづくり政策の成果と深化 (問) 公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり政策の深化について市長の見解は。 (答・市長) これまでの政策に対する評価を踏まえ、人口減少や超高齢社会への対応、ひいては持続可能な活力あるまちの実現のため、コンパクトシティ政策を継承し、さらに深化させていくことが必要と考えている。そのためには二次交通等のサービスの充実、行政のデジタル化の一層の推進、富山市ばんスマートシティの構築に向けた取り組み等を通じ、コンパクトシティ政策の果実が全市に行き渡るよう努めていきたい。 【質問項目】 ▼コンパクトなまちづくり政策の成果と深化 むらいし あつし(立憲民主市民の会) 新型コロナウイルス感染症の対応等 (問) PCR検査や新型コロナウイルス感染症入院患者の増加に伴う一般診療患者(CT検査や手術、入院)への影響は。 (答・病院事業管理者) CT検査については、比較的使用頻度の少ない検査装置を感染症患者に優先的に使用し、手術については、緊急以外は日程延期などの調整をおこなっている。また、一般入院患者用の病床すうについては、感染者専用病床への転用により減少しているが、混合病棟(意味はあとで説明)の運用の拡大により一般病床の確保に努めている。一般患者の診療については、今のところ大きく影響を及ぼしていないものと考えている。 【質問項目】 ▼新型コロナウイルス感染症の対応等  ▼市職員の超過勤務時間 ▼市職員の定年引き上げ 混合病棟とは…複数の診療科の患者を同一病棟に入院させること。 まつい くにひと(自由民主党) 超高齢社会に対応した支援 (問) 家庭ごみの有料化の導入に合わせてごみ出し支援制度を導入すべきと考えるが、見解は。 (答・環境部長) 今後さらに進行する高齢社会において、ごみ出し支援は対策を講ずべき課題の一つと認識している。現在、家庭ごみの有料化の検討を進めており、手数料収入の使途も併せて検討する必要があるが、現時点では地域の活性化に資する取り組みなどを想定している。「高齢者のごみ出し支援制度」もその一つと考えられ、本市の地域特性やごみ収集体制を踏まえ、関係部局と連携しながら検討していきたい。 【質問項目】 ▼富山駅周辺整備の現状  ▼富山駅周辺整備におけるユニバーサルデザイン ▼超高齢社会に対応した支援  ▼富山市公設地方卸売市場再整備事業 くぼ ひろのり(自由民主党) 市内のコメ農家の現状と展望 (問) コメ農家が希望を持てる、持続可能な農業の実現に向けた市長の意気込みは。 (答・市長) 本市では農業者・農業関係団体・行政等が一体となり農業経営の安定と農業の成長産業化を図ってきたが、依然、農業者の高齢化や担い手ぶそく、所得の伸び悩み等の課題が存在している。これまでの農業経営安定のための支援の継続に加え、スマート農業の普及展開、輸出拡大に取り組む生産者の支援により、担い手を確保しコメ農家が将来に希望を持ち農業を継続できる「稼げる農業」の実現に努めたい。 【質問項目】 ▼富山市の予算編成  ▼市内のコメ農家の現状と展望 よしだ おさむ(日本共産党) 富山市天体観察室の今後の設置計画 (問) 市天文台の「移転」計画の進捗状況は。計画通りに進んでいないのでは。 (答・教育委員会事務局長) 「富山市天体観察室設置・プラネタリウム更新基本計画」では、天体観察室の設置場所の候補地を、城址公園と城南公園としており、県や市の関係部局と協議を進めてきたところだが、現時点では設置場所や時期については未定である。城址公園については他部局で構想している計画もあり、城南公園については隣に閉館した富山県立近代美術館があるなど、それらの動向等も踏まえて協議をしており、なかなか進んでいない状況である。 【質問項目】 ▼富山市天体観察室の今後の設置計画  ▼新型コロナで大きな影響を受けている事業者支援 ▼生活保護行政  ▼県単医療費助成制度の見直しに対する市の対応 とよおか たつろう(自由民主党) 創業者支援 (問) 関係団体や金融機関等との連携した支援が有効と考えるが、現在どのような連携をおこなっているのか。 (答・商工労働部長) 本市では富山商工会議所や金融機関、富山大学等と連携しておのおのの強みを生かした地域一体型の創業支援をおこなっており、低利で融資を受けられる制度の創設、創業支援施設での創業に関する講義や交流会の開催、経営支援機関による専門家派遣事業の紹介等に取り組んでいる。創業者が抱える課題を解決し、経営基盤の安定・強化を図るため、今後とも関係団体等と連携し、創業者の育成支援に努めたい。 【質問項目】 ▼創業者支援  ▼富山の地域特性を踏まえたゼロカーボンの取り組み ▼SDGズ未来都市の推進 たかはら ゆずる(自由民主党) 呉羽梨への支援 (問) 呉羽梨緊急支援プロジェクト第2弾の事業内容の詳細は。 (答・農林水産部長) 霜やあられの被害で生じた追加経費に対する支援として、必要となった追加剪定に係る防除農薬代等を支援する。また、来年度以降の霜や集出荷に対する支援として、霜対策については、低温時に農地で燃焼させる資材等の導入や低温を感知してスマートフォンへ通知するセンサー等の設置に対する支援、集出荷対策については、規格外の果実を生産者が集め、選かじょうを通してそのまま出荷できるコンテナの導入への支援がある。 【質問項目】 ▼呉羽梨への支援  ▼中学生の通学に対する支援  ▼まちの環境美化 はしもと まさお(会派 せいせい) 除雪体制の整備 (問) 今後、除雪機械位置情報把握システムはどのように除雪業務に生かされていくのか。 (答・建設部長) 除雪機械の動きをリアルタイムで把握することで、除雪が遅れている場所に応援の除雪業者を送ること等が可能となる。また、この端末で得られた除雪機械の位置情報や走行軌跡を市ホームページ上で公開することを検討しており、公開できれば、市民の通勤や通学、物流などの経路の選定に活用してもらえるほか、市民からの除雪機械の稼働状況に関する問い合わせ件数の削減にもつながると考えている。 【質問項目】 ▼除雪体制の整備  ▼呉羽梨ブランド  ▼今後の本市農業への取り組み おだ しんいち(自由民主党) 富山市国土強靭化地域計画 (問) 中長期的な課題を持つ、「復興」の観点から、本計画の施策全体を俯瞰することが必要と考えるが、見解は。 (答・企画管理部長) 「公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり」は持続可能なまちづくりの実現を目指したもので、都市全体の強靭化につながるため、災害時の迅速な復旧・復興の観点からも有益であり、国土強靭化の理念にも合致する。このため、次期計画の策定に際し、「復興」の観点からも、引き続き富山型のコンパクトシティ政策の取り組みを前提に、国や県の計画等も参考にして検討を進めたい。 【質問項目】 ▼富山市国土強靭化地域計画  ▼要配慮者利用施設の避難確保計画 ▼災害時の避難情報 ふじた かつき(自由民主党) 中学校の学校選択制 (問) 「選ばれる学校」を目指して、地域の特性を生かした特色ある学校運営が必要と考えるが、見解は。 (答・教育長) 各学校の特色は学校を選ぶ一つの視点であり、小中連携教育やキャリア教育の充実等、実情に合わせたさまざまな取り組みを進めている。また、特色ある教育活動の支援として、学校裁量で予算が執行できる元気な学校創造事業を立ち上げ、各学校は独自の取り組みを実施している。学校選択制の導入は、創意と工夫のある学校づくりが推進されると考えており、今後も各学校の特色ある学校づくりを支援したい。 【質問項目】 ▼富山市病院事業経営計画  ▼中学校の学校選択制 おおしま みつる(政策フォーラム32) 公共交通の責任と自治体の役割 (問) 昨年7月に発生した脱線事故の運輸安全委員会鉄道事故調査報告書についての感想と、富山地方鉄道株式会社に対する評価を副市長に問う。 (答・副市長) 軌道施設が適正に保守管理されず、脱線事故を発生させたことは誠に遺憾に感じている。一方、本市のまちづくりは、富山地方鉄道株式会社の鉄軌道、路線バス事業がなくては成り立たないものであり、同社が厳しい経営状況かでも減びんなどはほとんどせず事業を継続されている点は高く評価している。再発防止策の徹底と速やかな実施に取り組んでもらいたい。  【質問項目】 ▼公共交通の責任と自治体の役割 かなおか たかひろ(自由民主党) 総務省通知と一般会計からの富山市病院事業会計への繰入額 (問) 病院の安定的な運営を守る上では、総務省通知の繰り出し基準に沿った予算要求をするべきではないか。 (答・病院事業局管理部長) 病院事業の予算は、独立採算制の基本原則に立脚した収益と一般会計からの繰り入れ等を積み上げているが、社会経済情勢の変化や厳しい地方財政の状況等を踏まえることが重要だ。自治体病院として真に地域に必要な医療サービス提供のため、総務省通知の本しを踏まえて実情に合った所要額の見積もりに努め、医療ニーズにしっかりとこたえていける予算をもとに健全な経営に一層取り組みたい。 【質問項目】 ▼総務省通知と一般会計からの富山市病院事業会計への繰入額 ▼今後の富山市病院事業の在り方 たにぐち としかず(気はく) 医療てきケア児支援法 (問) 医療てきケア児支援法施行にあたっての本市の対応は。 (答・福祉保健部長) 本市で把握している医療てきケア児は本年3月現在で76人であり、平成30年度から「医療てきケア児支援事業」に取り組んでいる。今回の法律の施行を契機に、現在の支援事業を核としながら、医療てきケア研修会や個々の事例のケア会議へ新たに教育委員会の職員も参加してもらうなど、協力体制を強化するとともに、関係機関との連携を図り、医療てきケア児とその家族が安心して暮らすことのできる社会の実現に努めていきたい。 【質問項目】 ▼富山市総合計画  ▼PPP/PFI事業  ▼学校給食調理業務委託 ▼学校施設長寿みょう化計画  ▼医療てきケア児支援法 うえの ほたる(日本維新の会) 医療体制 (問) 感染拡大時に富山市民病院が新型コロナウイルス感染症の専用病院のような中心的役割を担うべきではないか。 (答・病院事業管理者) 富山県では、感染発生の早い段階から各医療機関の役割分担と連携が確立されており、こんぱんの第5はでも特段の大きな混乱は生じていない。市民病院の診療体制や機能の大きな転換には、計り知れない影響が伴うことから新型コロナウイルス感染症に特化した専用病院となることは考えていないが、地域全体で感染症対応の病床をさらに確保する必要が生じる場合には、率先して協力したい。 【質問項目】 ▼医療体制  ▼新型コロナウイルス感染症の若年層へのワクチン接種 ▼部活動の在り方  ▼スクールバス運行事業 まつい けいしょう(公明党) 市民の福祉向上(富山市ストリートスポーツパーク) (問) 市民により一層興味を持って来場してもらえるように展示コーナーを常設する等、施設内の充実を図ってはどうか。 (答・市民生活部長) 中山ふうな選手の銅メダル獲得は、本市にとって大変明るいニュースであり、中山選手の栄誉を称えるとともに、練習拠点でもある本施設の素晴らしさを広くPRし、利用促進につなげることは、本市のスポーツ振興にとって大変貴重な機会であると考えている。このことから、展示コーナーの設置を含め、本施設のPRの方法や利用者に興味を持っていただける仕掛けなどについて検討していきたい。 【質問項目】 ▼広域連携  ▼安全衛生管理  ▼高齢者の雇用  ▼市民の福祉向上 あかぼし ゆかり(日本共産党) 新型コロナウイルス対策 (問) 感染者は原則入院とし、自宅療養者を極力減らすために、臨時てき医療施設の整備や宿泊療養施設のさらなる確保を県に強く求めるべきと考えるが、見解は。 (答・福祉保健部長) 本市としても、入院が必要なかたには確実に入院していただき、軽症もしくは無症状のかたにはホテルを活用した宿泊療養施設に入所していただくことが重要と考えている。県に対しては、引き続き、感染状況に応じて、医療機関の病床確保とともに、軽症しゃ向けの臨時医療施設など患者を効率的に治療できる体制の整備を働きかけていきたい。 【質問項目】 ▼新型コロナウイルス対策 ▼シクロシティ株式会社の自転車市民共同利用システム「アヴィレ」と広告パネル「シティースケープ」のシステム かしわ よしえ(公明党) 福祉施策 (問) 医療てきケア児支援法の施行に向けた、医療てきケア児のケアを担う人材育成の取り組みは。 (答・福祉保健部長) 本市では、支援法成立以前から「医療てきケア児支援事業」に取り組んでおり、医療てきケア児やその家族を支える人材を育成するため、障害児つうしょ支援事業者や保健師等を対象に研修会を開催するほか、支援を総合調整する役割を担う人材を育成するため、県の「医療てきケア児等コーディネーター養成研修会」に市職員を受講させている。今後も医療てきケア児のケアを担う人材育成に積極的に努めたい。 【質問項目】 ▼福祉施策  ▼富山市営農サポートセンター ▼農業における再生可能エネルギーの普及