とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 一般質問 21人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 紙面のとやま市議会だよりの、議員めいの横のQRコードを読み込むと、インターネットで一般質問の様子を再生することができます たかた しげのぶ(富山市議会自由民主党) 富山市民病院の経営 (問)トモセラピー(意味はあとで説明)の特色と実績、ならびに今後の放射線治療全般の展望は。 (答・病院事業管理者)トモセラピーによるがん治療は、複雑な腫瘍の形状に合わせた高線量照射が可能なため効果が高くからだへの負担も少ない。加えて、市民病院では放射線治療の常勤専門医による定期診察や治療計画の変更対応等、きめ細かい放射線治療が可能であり、機器を使用した治療実績は6年間で845件と、多くの患者が安心して治療を受けている。地域の医療機関との情報交換を通じ一層の周知に努め、良質な放射線治療を引き続き提供していきたい。 【質問項目】 ▼国勢調査  ▼地域共生社会  ▼富山市民病院の経営 ▼農林水産業の新しい取り組み  ▼まちづくりと都市計画 トモセラピーとは…高精度放射線治療装置。CTと一体となっており、精密な放射線治療の実施が可能。 たかた まり(富山市議会自由民主党) 公益通報制度 (問)市民の不利益にならないよう、市として公益通報の適切な処理のための統括管理が必要と考えるが、見解は。 (答・企画管理部長)市民から通報があった場合、秘密の保持および個人情報の取り扱いに十分留意しつつ、迅速かつ適切に処理していくことが必要である。各担当課に寄せられる通報を一げんてきに把握した上で、処理状況を管理するとともに、助言・指導を行うなどの公益通報に係る統括管理体制について、今後、本市でも検討が必要ではないかと考えており、他都市の事例等を調査研究していきたい。 【質問項目】 ▼公益通報制度  ▼保健じょの体制強化 ▼積極的すい奨が再開される子宮けいがんワクチン(HPVワクチン)の接種 ▼景観政策  ▼道路ど工構造ぶつ ふじた かつき(自由民主党) 学校再編(今後の再編方針) (問)地元が明確な反対をした場合はどうするのか、教育長の見解は。 (答・教育長)全ての人が賛成あるいは反対する結論となることは難しいと思うが、その中でお互いに納得できる方向性を見いだすことが重要になってくると考えている。まずは、地域に赴き説明会を開催する。説明会では、少子化の進行が続く将来の子どもたちの教育環境を見据え、市教育委員会の考えを伝え、保護者のかたや地域のみなさまの意見を伺い、建設的な対話を重ね、多少の時間を要したとしてもみなさまの理解を得ながら学校再編を着実に進めていきたい。 【質問項目】 ▼学校再編 かなたに ゆきのり(富山市議会自由民主党) これからの富山の「ものづくり」政策 (問)行政として農林水産ぶつのプロモーションや輸出の支援を行うことが重要と考えるが、見解は。 (答・農林水産部長)国内でのプロモーションについては、岐阜市や首都圏でとやまの魚をPRしたほか、生産者が都内等で開催される商談会へ出展する際の経費支援等をおこなっている。輸出の支援については、県と一体で取り組むことがより効果的であることから、「ワンチームとやま」の一員として、農林水産ぶつ等の輸出共同プロモーションに取り組み、市内産農林水産ぶつの知名度向上や生産者の所得の向上等につなげたい。 【質問項目】 ▼これからの富山の「ものづくり」政策 まつい くにひと(富山市議会自由民主党) 地域包括支援センターの枠組み (問)地域包括支援センターの運営手法を検討する時期に来ていると考えるが、見解は。 (答・福祉保健部長)センターは地域に浸透してきているが、センター間で担当区域の面積や高齢者人口に開きがあること、相談件数や困難事例が増え、業務量が増加傾向にあること等の課題がある。長期的な視点で、高齢者人口や地域の実情に応じた担当区域や、人員体制の検討等について、医療・福祉職、学識経験者、住民の代表等で構成される「富山市地域包括支援センター運営協議会」において協議を重ねたい。 【質問項目】 ▼高齢者を取り巻く現状  ▼地域包括支援センターの枠組み まつお しげる(公明党) 成人年齢引き下げによるトラブル防止 (問)富山市消費生活センターが、土日祝日に開所できない理由は。 (答・市民生活部長)成年年齢の引き下げに伴い相談件数の増加が見込まれる中、質の高い相談体制の維持に不可欠な、消費生活相談に関する資格を保有する相談員が2年度末に1人退職して以降、欠員が続いている。募集しても応募がないのは、県内に資格保有者が少ないことに加え、勤務条件も大きな要因だと考えており、相談業務体制の充実を図るため、平日に比べて相談件数が少なく、他の相談機関による相談受付が可能な土日祝日を閉所することとした。 【質問項目】 ▼富山市レジリエンス戦略の推進  ▼成人年齢引き下げによるトラブル防止 とよおか たつろう(富山市議会自由民主党) 中心市街地活性化 (問)まちの活性化を目指すボランティアへの支援メニューとその周知方法は。 (答・活力都市創造部長)市では「まちなか活性化事業サポート補助金」により、ビアライブやプロジェクションマッピング等のまちなかの活性化に向けたイベントを実施する団体の支援をしている。このように市民が主役となった取り組みが、まちなかの継続的なにぎわい創出につながるものと考えており、本制度を含めた支援メニューをホームページやチラシ等を通じて広く市民に周知するとともに、さらなるにぎわい創出のため必要な支援をおこなっていきたい。 【質問項目】 ▼中心市街地活性化  ▼令和3年11月に岩瀬地区で行われたグリーンスローモビリティの試験走行 ▼富山市が自慢できるお魚 たなべ ゆうぞう(富山市議会自由民主党) 少子化対策 (問)特定不妊治療費助成制度の経緯や現状をどのように評価しているか。 (答・こども家庭部長)本市では平成16年度から特定不妊治療費の助成を開始し、2年度までの17年間で延べ10,332人に助成している。近年は治療を受けて出産されるかたの割合が増え、元年度はよんひゃくろくじゅうにくみから204人、2年度は415くみから163人のお子さんが誕生した。本市の出生すうは減少し続けているが、元年度には、特定不妊治療費助成による出生すうが年間出生すうの約7%を占めており、本事業が少子化対策に大きく貢献しているものと評価している。 【質問項目】 ▼国土交通省が指定したナショナルサイクルルート(富山湾岸サイクリングコース) ▼少子化対策  ▼子育て支援  ▼教育問題 おかべ とおる(立憲民主市民の会) 「家庭ごみ有料化」の導入 (問)ごみの減量化やリサイクルの推進に向けた取り組みを実行し、家庭ごみの排出量の推移を踏まえた上で、導入の必要性を判断すべきと考えるが、見解は。 (答・環境部長)これまでは有料化を視野に入れながらも導入せず、できる限りの施策に取り組み、ごみの減量化・資源化に努めてきた。しかし、家庭ごみ減量化が十分に進んでいないことから、ごみの「発生抑制」に重点を置いた減量化に取り組むこととし、全国的にも導入が進み、減量効果が認められている「家庭ごみの有料化」について、具体的に導入を検討することとした。 【質問項目】 ▼奥田団地の今後の対応  ▼「家庭ごみ有料化」の導入 おだ しんいち(富山市議会自由民主党) 公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり (問)地域主体でのAIデマンド乗合タクシーの導入を促進し、取り組みを支援すべきと考えるが、見解は。 (答・活力都市創造部長)今後さらに人口減少やしょうし・超高齢化が進行する中で、高齢者等の移動手段や郊外部における交通手段の確保が、ますます重要な課題となる。このことから、市では4年度に、AIデマンド乗合タクシーやNPO法人等による無償でのボランティア輸送など、新たな移動手段の導入可能性調査を行い、地域ごとの特性に合った交通サービスに対する取り組みや支援の方法について検討していく。 【質問項目】 ▼公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり ▼通学路の安全対策 いいやま かつひこ(富山市議会自由民主党) 富山市民球場(アルペンスタジアム) (問)更新されるスコアボードはどのようなものになるのか。 (答・市民生活部長)具体的な機能の詳細等については、今後、事業者からの提案を参考に検討していくこととなるが、現在想定している大きな変更点は、表示方式を磁気反転方式からフルカラーLED方式とすることである。この変更により、視認性が向上するだけでなく、メッセージや映像等の表示機能も追加されることから、選手や観客にとって魅力的な演出が可能になるものと考えている。 【質問項目】 ▼富山市民球場(アルペンスタジアム)  ▼コミュニティスクール はしもと まさお(会派 せいせい) 人口減少問題 (問)人口減少問題に対してどのように対処していくのか、市長の決意は。 (答・市長)持続可能な都市構造の構築を目指すコンパクトなまちづくりを継続、深化させるとともに、AIやI o Tを活用したスマートシティーの取り組みを融合させることで、広く市民のみなさまに「幸せ」を実感していただくことを目指しており、第2次富山市総合計画後期基本計画等に位置付けた各種施策等を着実に推進していきたい。また、4人の子を持つ親として、子どもを産み育てることの素晴らしさを、多くの市民のみなさまにお伝えしていきたい。 【質問項目】 ▼人口減少問題 よしだ おさむ(日本共産党) 呉羽丘陵フットパス橋梁事業 (問)橋梁建設予定地に急傾斜の特別警戒区域がある。専門家は、そこに大規模な構造ぶつを造るときには、対策を講じることが大事だと指摘しているが、工事中ならびに完成後の安全対策は万全か。 (答・副市長)設計にあたり、土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域内で土砂の掘削の必要があることや、施工後に特段ののり面対策等が必要かなどについて、道路ののり面を管理し、同区域を指定した県と協議をおこなったところ、当該箇所での施工に問題がなく、施工後も特段の対策を行う必要がないことを確認した。 【質問項目】 ▼小中学校統廃合  ▼呉羽丘陵フットパス橋梁事業 ▼「高齢者ふれあい入浴券」と銭湯の支援 おおしま みつる(政策フォーラム32) 呉羽丘陵フットパス橋梁事業 (問)呉羽丘陵フットパス整備計画検討委員会のルート検討について、構造検討部会を含め、各委員が、つり橋のコストが当初予定の2億2,000万円から12億円になったことを知ったのはいつか。 (答・副市長)2億2,000万円は、諸経費や付帯工事費等を含まないシンプルなつり橋の参考額で、12億円は、諸経費や付帯工事費等を含み、機能・デザイン等が固まった段階で、他都市の類似つり橋の事業費を参考にした概算額だ。12億円程度になる可能性があることは元年11月20日の構造検討部会で説明した。 【質問項目】 ▼やつ尾中学校のスポーツの支援  ▼呉羽丘陵フットパス橋梁事業 ▼土木技術職員 たにぐち としかず(きはく) 奥田団地 (問)廃止・取り壊しへの方針変更に至った経緯について、市長の見解は。 (答・市長)2年度に改めてコンクリート試験をおこなったところ、劣化が進み、耐震補強では十分な効果が得られない恐れがあることから、工事の実施は困難と判断した。建て替えについては、家賃を民間賃貸並みに引き上げても採算が取れず、多くの既存入居者の受け皿にはならないため合理性がない。こうした状況から、入居者に立ちのいていただいた後、早期に建物を解体することが入居者自身や地域住民の生命や財産を守る最善の方法であるとの結論に至った。 【質問項目】 ▼富山市総合体育館  ▼奥田団地 くぼ ひろのり(自由民主党) 家庭ごみ有料化 (問)市民の理解が得られる説明や減量化の取り組み過程が重要であると考えるが、見解は。 (答・環境部長)制度素案の作成中であり、作成後、富山市環境審議会への諮問・答申を経て、慎重な検討の上、制度内容等をまとめる。併せてパブリックコメントも実施し、広く市民にご理解とご協力をいただける制度の構築に努めたい。なお、住民説明会は、有料化が決定した場合、実施前に校区ごとに行う。現時点で条例の改正前に説明会を行うことは考えていないが、必要となれば実施方法も含め検討したい。 【質問項目】 ▼家庭ごみ有料化  ▼信頼回復と再発防止に向けた取り組み かしわ よしえ(公明党) 子育て支援 (問)保育士ぶそくが課題となっているが、今後どのように対応していくのか。 (答・こども家庭部長)本市では、働く職場の環境改善として、ICT化による保育業務の負担軽減等を国の制度を活用しながら進めてきた。また、市単独で、年度途中の入所に対応するための保育士配置等を公立・わたくしりつを問わずに行い、保育現場の負担軽減を図ってきた。これらに加え、4年度は新たに保育士等の処遇改善事業や保育士の宿舎借り上げへの支援事業を実施する等、引き続き保育士の確保につながる施策の推進に努めていきたい。 【質問項目】 ▼福祉施策  ▼デジタル人材育成  ▼子育て支援 あずま あつし(立憲民主市民の会) 除雪体制 (問)自治振興会や市民からの声を翌年度の降雪期の対応に生かすことが必要と考えるが、見解は。 (答・副市長)今冬も除雪に関するさまざまな意見や要望を頂いた。これらの意見や要望とともに、地域の代表者の方々と除雪業者へのアンケートや、意見交換会を通して、除雪作業の成果や課題を整理する。今後も自治振興会や地域の代表者、除雪業者、市民からの声にしっかりと耳を傾け、継続的に道路除雪実施計画の見直しを行うことで、より効率的な除雪体制への改善を図っていきたい。 【質問項目】 ▼コンパクトシティー政策とスマートシティー政策 ▼新型コロナウイルス感染症対策  ▼今年度の除雪体制 あかぼし ゆかり(日本共産党) 呉羽丘陵フットパス橋梁官製談合事件を巡る諸問題 (問)「構造検討部会」の検討前から設計業者が決まり、連絡きょうの案が固まっていたのはなぜか。また、このように整備を急いだ理由は。 (答・副市長)業務内容に「構造検討部会」の資料や議事録の作成等を含むため、「構造検討部会」開催前に業務委託をおこなっている。連絡きょうの構造は、「構造検討部会」で意見を伺いながら実験等を進めている。市としては、平成31年4月に「呉羽丘陵フットパス整備計画検討委員会」で連絡きょうの整備方針が定まった後、スピード感を持って整備事業に取り組んできたものである。 【質問項目】 ▼学校給食費の値上げ回避  ▼政務活動費住民訴訟 ▼呉羽丘陵フットパス橋梁官製談合事件を巡る諸問題 さわだ かずひで(自由民主党) コンパクトシティーとスマートシティー (問)郊外地域の新興住宅地の活性化策としてグループホーム等の福祉サービス施設の誘致が考えられる。市長の見解は。 (答・市長)地域特性に応じた空き家、空き地の利活用により既存住宅地のコミュニティを維持していくことは重要である。グループホーム等が郊外地域の新興住宅地に立地することは、てい未利用地の利活用を図る一つの手段として考えられるが、現時点では市が福祉サービス施設といった特定の施設を誘致することは考えていない。なお、民間活力による取り組みへの支援については、引き続き調査研究していきたい。 【質問項目】 ▼コンパクトシティーとスマートシティー  ▼富山市における福祉施策 かなおか たかひろ(自由民主党) 呉羽丘陵フットパス連絡きょう整備工事に伴う遺構調査および復元 (問)発掘調査で遺構が確認されたことを受け、連絡きょうの設計の見直しについてどのような検討をおこなったのか。 (答・副市長)連絡きょうの整備工事においては、事前に市埋蔵文化財センターと協議の上、位置をずらすことが困難な連絡きょうの構造ぶつ周辺部分については発掘調査を行い記録保存等を実施し、また、工事箇所まで建設機械が通行する仮設道路部分については、遺跡に影響が及ばないよう、「掘削」を伴わない「もりつち」による仮設道路とすることで、遺跡の保護について、最大限の配慮に努めている。 【質問項目】 ▼児童クラブ  ▼消防団の成り手ぶそく解消  ▼小中学校の通学路整備 ▼呉羽丘陵フットパス連絡きょう整備工事に伴う遺構調査および復元