とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 一般質問 21人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 とやま市議会だよりの紙面の議員めいの横のコードを読み込むと、インターネットで一般質問の様子を閲覧できます。 たかた しげのぶ(富山市議会自由民主党) 学校再編 (問) 対象である25校区の再編を、今後、どのように進めていくのか。 (答・教育長) 再編対象校区は25校区と多数あり、同時に全ての地域ときめ細かな議論を進めていくことは、限界があると考える。また、地域と保護者、行政が時間をかけて丁寧に議論を重ねていきたいが市域全体にわたり少子化の進行が避けられない状況かにあり、時間だけが経過することは避けなければならないとも考える。今後は、複式学級が存在する小学校や、地域の合意が得られた校区の再編について、優先的に取り組んでいきたい。 【質問項目】 ▼学校再編  ▼病院事業  ▼令和3年度一般会計決算  ▼市民球場 ▼豪雨対策 くぼ ひろのり(自由民主党) 決算審査 (問) 決算審査で事業の縮小や廃止等についても議論し、提案しようと考えるが、市長の見解は。 (答・市長) 議会と当局は、市政推進のための「車の両輪」の関係にある。今後とも「幸せ日本一とやま」の実現に向け、事業の方向性等を検討する中で、決算審査をはじめ、一般質問等でいただいた提案に真摯に耳を傾け、予算編成に反映させていきたい。さまざまな意見を積極的、建設的に発信されることは、歓迎するところである。 【質問項目】 ▼職員懲戒審査委員会の設置  ▼議会の役割  ▼8月に発生した豪雨災害  ▼都市計画の見直し  ▼決算審査 よこの あきら(富山市議会自由民主党) 合併後の地域要望に対する建設部の対応 (問) 合併後、道路舗装等の要望に応じてもらえず住民は不満を感じている。地域要望への対応について、市長の見解は。 (答・市長) 頂いた要望は、緊急度や重要度、予算状況などの観点から総合的に判断し、優先度を決め、順次事業化している。また、すぐに実行できないものは、必要に応じてじ年度以降の予算に反映させるなど、要望に応えるよう努めている。地域からの要望は、市民のみなさまが安全・安心に暮らし続けるための切実な声であると捉えており、できる限り要望にこたえられるよう、今後も真摯に向き合っていきたい。 【質問項目】 ▼新型コロナウイルス感染症第7ハ ▼富山まちなか病院 ▼通学路の安全対策  ▼合併後の地域要望に対する建設部の対応 ▼道路除雪  ▼森林環境じょう与税の生かしかた たかた まり(富山市議会自由民主党) インクルーシブ公園(遊具)の整備 (問) 設置される遊具の選定経過とその内容は。 (答・建設部長) じょうがわら公園に整備予定の遊具は、日頃から障害を持つ子どもたちと接している施設職員に意見を頂き、最も評価の高かった3種類を選定し、地元の自治振興会にも説明させていただいた。選定した遊具は、介助者や友達と一緒に滑ることができる幅の広い滑り台や車いすのまま遊べるパネル遊具などを備えた複合遊具、たいかんの弱い子どもでも安心して利用できる背もたれ付きシートのあるブランコ、車いすのまま砂遊びができるテーブル式の砂場である。 【質問項目】 ▼医療てきケア児  ▼インクルーシブ公園(遊具)の整備 ▼インクルーシブ教育 まつお しげる(公明党) 経済の成長と雇用・所得の拡大 (問) 農業者の負担軽減となる、本市独自の支援事業について、市長に問う。 (答・市長) 支援の内容は、出荷を目的とした農産物を栽培する農業者を対象に、4年産の作付面積10アールあたり、しゅ穀作や野菜は2,000円、果樹は5,000円とした。また畜産では にゅうようぎゅうは1頭あたり40,000円、肉用ぎゅうは1頭あたり20,000円、豚は1頭あたり500円、鶏は1羽あたり30円の支援としている。この交付単価は肥料・飼料の価格において、2年秋から2年間の上昇分の2分の1程度を補助できるよう設定している。 【質問項目】 ▼経済の成長と雇用・所得の拡大  ▼誰もが安心して暮らせる社会 かなおか たかひろ(自由民主党) 不登校児童生徒等への配慮 (問) 不登校特例校の設置について、教育委員会の見解は。 (答・教育委員会事務局長) 本市の不登校児童生徒は年々増加傾向にあり、教育委員会では学びの場の確保が重要と捉え、昨年度、他県の不登校特例校を訪問し設置の経緯や教育内容等について調査してきた。こうした中、国は今年の6月、児童生徒の事情に合わせ、柔軟なカリキュラムが組める不登校特例校について、全都道府県や政令市への設置を目指す方針を示したところである。今後も国や県等の動向を注視しながら、引き続き調査・研究していきたい。 【質問項目】 ▼学校徴収きん  ▼不登校児童生徒等への配慮 かなたに ゆきのり(富山市議会自由民主党) 今後の学校教育の方向性(児童生徒の環境) (問) 適正規模の中で行われる「質の高い学び」の現状は。 (答・教育長) 適正規模の学校において、1、教員が子どもたちの実態や授業のねらいに応じたグループ学習とう、多様な学習形態を取り入れた授業を展開する、2、運動会や学習発表会等の学校行事において、子どもたちが仲間と協働したり、切磋琢磨し合う場を設ける―などの実践が日常を通して行われており、子どもたちが多様な考えや価値かんに触れて個々の理解や考えを深めたり、達成感や自己有用感を十分に味わうことで「質の高い学び」を得ることにつながっている。 【質問項目】 ▼今後の学校教育の方向性 おかべ とおる(立憲民主市民の会) 「家庭ごみ有料化」の導入 (問) 家庭ごみの有料化に向けて、現時点での検討状況と今後の進めかた は。 (答・環境部長) 現在、有料化制度を導入している自治体への照会等を通して、手数料の徴収方法や低所得者への配慮を含め具体の事例収集を行うなど、調査・研究を進めているところである。今後は、富山市環境審議会において、ごみの発生抑制に向けた取り組みや啓発活動、また、現在検討を進めているプラスチック資源一括回収等のごみ減量化施策について意見を伺うこととしている。有料化制度についても、これらの取り組みの一つとして検討していきたい。 【質問項目】 ▼自転車市民共同利用システム「アヴィレ」  ▼「家庭ごみ有料化」の導入 ▼安倍しんぞうもと首相の「こく葬」 まつい くにひと(富山市議会自由民主党) 厳しい財政状況かでの社会インフラ維持管理への取り組み (問) 健全な財政と安全な社会インフラ維持の両立が難しい現況を市民に伝える必要があると考えるが、見解は。 (答・建設部長) 市民へ社会インフラを巡る状況について周知しご理解いただくことは不可欠であると考える。本市における社会インフラの現状や維持管理の取り組みなどをテーマに、今年度中に、シンポジウムを開催し、併せて本市の社会インフラマネジメントの概要についてパンフレットを作成することとしており、地区センターでの配布やホームページへの掲載、出前講座を行うなど、幅広く周知に努めていきたい。 【質問項目】 ▼富山市公共施設等総合管理計画  ▼神通大橋の架け替え ▼厳しい財政状況かでの安全な社会インフラ維持管理に向けた取り組み えにし てるやす(自由民主党) 旧統一教会に関わる問題 (問) 市長は旧統一教会をどのように認識し、今後、旧統一教会とその関係団体に対してどのように対応していくのか、覚悟を問う。 (答・市長) 旧統一教会は裁判や報道等で悲惨な事例が次々明るみになっており、社会的に極めて問題のある団体と言わざるを得ない。私自身、過去を振り返り、十分な反省の上に立って、今後の政治活動において旧統一教会およびその関係団体とは一切の関わりを持たないことを決意した。市としても今後は行事等への出席依頼や後援等名義の使用等には一切応じないこととした。 【質問項目】 ▼旧統一教会に関わる問題  ▼地に足の着いた農業政策 たかはら ゆずる(富山市議会自由民主党) 富山市が設置する観光案内ばんの整備 (問) 都市景観じょう、地域を超えて観光案内ばんのデザインを統一した方が良いと考えるが、見解は。 (答・商工労働部長) 景観への配慮や観光客の円滑な案内等のため、案内ばんのデザインに一定の統一性を保つことは重要であり、これまで観光施設や主要道路沿いに設置した案内ばん等は、それぞれデザインを統一している。一方で、本市の観光案内ばんの多くは合併前の旧市町村が設置しているため、統一したデザインとなっていない。案内ばんの更新にあたり、より良いデザインに統一することについて今後研究していきたい。 【質問項目】 ▼市町村合併の検証  ▼全国中学校体育大会の開催 ▼富山市が設置する観光案内ばんの整備 おだ しんいち(富山市議会自由民主党) 市営住宅 (問) 空き家を活用した高齢者サロンなどへの目的外利用は可能か。また、自治振興会などが運営主体になれるのか。 (答・建設部長) 公営住宅法において、社会福祉法人等が特定の福祉事業のため、市営住宅の空き家を住宅として使用することは認められているが、耐用年数を超えたものであっても、住宅以外の用途で使用することは認められていない。また、自治振興会などが運営主体となり市営住宅の空き家を、高齢者サロンなどの住宅以外の用途で使用する場合は、市営住宅としての用途廃止を行う必要がある。 【質問項目】 ▼市営住宅 はしもと まさお(会派 せいせい) 市立公民館 (問) 公民館・地区センターを今後、どのような形で存続、整備していくのか。 (答・市長) 基礎自治体の行政サービスの基本は、フェイス・トゥ・フェイスである。各校区の地区センター・公民館は、地域活動を支えるための地域住民と市政をつなぐ身近な機関であるとともに、自治組織の活動を支える重要な拠点であり、この体制は、市民に浸透している。住民との信頼関係を築き、住民と行政が共に地域課題に取り組み、きめ細やかな行政サービスを提供できる、この特色ある地区センター・公民館の体制を可能な限り維持していきたいと考える。 【質問項目】 ▼市立公民館  ▼保育行政 よしだ おさむ(日本共産党) 旧統一教会についての藤井市長の姿勢 (問) 市長の関わりは旧統一教会の活動の正当性にお墨付きを与えたという認識はあるのか。 (答・市長) 旧統一教会は元信者やその親族から不相当な献金や教義の強要等に対する損害賠償請求訴訟を提起され、裁判で不法行為が認定された事例や現在係争中の事例があることなどを踏まえると、社会的に極めて問題のある団体と言わざるを得ない。もし政治的利用があったならば、恥じなければならないし反省しなければならない。大切なのは政治の責任として被害者をしっかりと救済していくことだと認識している。 【質問項目】 ▼旧統一教会についての藤井市長の姿勢  ▼安倍もと首相の「こく葬」 さとう のりとし(公明党) 多様な福祉関連の施策(医療用ウィッグへの支援) (問) 市単独での助成が難しいのであれば県とも相談し、医療用ウィッグの助成制度を実行すべきと考えるが、見解は。 (答・市長) がん患者のアピアランス(外見)ケアにおけるウィッグ等についての支援制度は、自治体によりばらつきがある。本来国全体での制度の在り方が望ましいと考えているが、全国的な統一が難しいのであれば、県単位で地域格差のない支援の在り方をとるべきと考える。今後、「ワンチームとやま」連携推進本部会議の場などで、県と意思疎通を図りながら取り組んでいきたい。 【質問項目】 ▼行政のデジタル化  ▼協同労働の推進 ▼多様な福祉関連の施策 いいやま かつひこ(富山市議会自由民主党) 農業関係 (問) 耕作放棄地について、どのような活用法を検討し対策を考えているのか。 (答・農業委員会事務局長) 優良な農地は、地域などと協力し、耕作放棄地の復旧に取り組み、農地として再利用することが原則と考える。またちゅうさんかんちにあるような耕作不利地は、牧草地などに転換するなど地域や農地の現状に合う利用を検討していきたい。しかし、耕作放棄地の復旧には、多大な労力が必要なため発生防止が一番の対策であると認識している。本市としては、農地の集約や担い手の確保を図り、新たな耕作放棄地の発生防止に努めていきたい。 【質問項目】 ▼農業関係  ▼農業集落排水事業 むらいし あつし(立憲民主市民の会) ちゅう規模ホール (問) 施設は富山を象徴するような装飾等になっているのか。 (答・企画管理部長) TOYAMAキラリ等の設計を手がけた隈研吾氏が事業者のデザインパートナーであり、木の温かみを感じさせるないがい装や、「ガラスの街とやま」を象徴するガラスを多く用いるなど、随所に富山らしさが感じられる意匠となっている。また、ホールに隣接する通路「キャニオンストリート」は、「雪の大谷」から着想を得たと伺っており、隈研吾氏のデザインやアイデアが生かされることで、富山を象徴する魅力的な施設になるものと期待している。 【質問項目】 ▼防災への取り組みについてと災害(防災)情報の発信  ▼学校評価 ▼学力・学習状況調査  ▼「(仮称)水橋地区義務教育学校」の準備 ▼ちゅう規模ホール かしわ よしえ(公明党) 防災対策 (問) LGBTのかたなどに対する災害時避難じょ運営マニュアルの作成など、今後の施策は。 (答・防災危機管理部長) 災害対策基本法の改正等を踏まえ、避難じょ運営における女性参画推進や、多様なニーズに十分配慮することを地域防災計画や避難じょ運営マニュアルに記載するとともに、備蓄ひんとして生理用品や間仕切りテント等の配備などを進めている。現時点ではLGBTのかたに特化したマニュアル等の作成は考えていないが、今後も他都市の事例を参考に、それぞれの避難者に寄り添った避難じょ運営に努めたい。 【質問項目】 ▼防災対策  ▼福祉施策 たにぐち としかず(きはく) 再犯防止策 (問) 矯正施設が所在する自治体首長を構成員とする矯正施設所在自治体会議への参加について、市長の見解は。 (答・市長) 矯正施設所在自治体会議は、地域の再犯防止策等の推進を通し、安全安心な活力ある地域づくりを目的に設立され、本年4月1日現在99自治体が参加し情報交換等の取り組みを進めている。現在、本市では矯正施設所在自治体会議に参加していないが、10月開催の矯正施設所在自治体会議中部地域部会からオブザーバー参加要請を受けており、今後、正式に会議への参加要請があれば、改めて検討していきたい。 【質問項目】 ▼再犯防止策  ▼地域部活動推進事業  ▼しばぞの小学校及びしばぞの中学校・中央小学校・新庄北小学校包括管理業務委託 ▼(仮称)水橋地区義務教育学校整備事業  ▼キャッシュレス決済ポイント還元事業 おおしま みつる(政策フォーラム32) 公共交通 (問) ぜん副市長は辞任したが、国土交通省による監査を受ける富山地方鉄道株式会社の社外取締役に就任すると、会社の減資や資産売却、市の補助金交付などが利益相反行為になりかねないと考える。このことから、副市長は社外取締役になるべきではないと思うが、就任の要請があれば引き受けるのか。 (答・副市長) 富山地方鉄道は、本市の交通体系に大きな役割を果たしている会社であることから、就任の要請があれば、検討していきたいと考えている。 【質問項目】 ▼おわら行事  ▼公共交通 あかぼし ゆかり(日本共産党) 旧統一教会と政治との癒着問題 (問) 過去に富山市が後援した、旧統一教会関係団体主催の行事について、さかのぼって後援を取り消すべきと考えるが、見解は。 (答・企画管理部長) 市としては、今後、旧統一教会およびその関係団体と一切の関わりを持たないこととしたところであり、その意志を一層強く示すため、過去に旧統一教会の関係団体に対して承認した後援名義の使用についても、その承認を取り消すことを、現在、検討しているところである。 【質問項目】 ▼旧統一教会と政治との癒着問題  ▼気候変動かでのこれからの浸水対策