とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 一般質問 23人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 とやま市議会だよりの紙面の、議員めいの横のコードを読み込むと、インターネットで一般質問の様子を閲覧できます。 たかた まり(富山市議会自由民主党) 将来設計につながる「生きる力」の育成 問、大人世代への金融リテラシー(意味はあとで説明)習得機会の創出が必要と考えるが、見解は。 答(教育長)市民大学にて「金融取引の基礎知識と金融トラブル」や「財産と法律」をテーマとする講義をおこなっている。また、富山財務事務所等から財政や経済、金融に係る講師派遣や出前講座の案内があった際には適宜、市立公民館に周知しており、公民館ふるさと講座においては、金融広報アドバイザーを招き、「金融教室」や「相続税と贈与税の基礎知識」等の講座を開催している。引き続き大人世代への金融リテラシー習得につながる機会の創出に努めたい。 【質問項目】 ▼少子化対策 ▼将来設計につながる「生きる力」の育成 ▼人口減少地域の活性化 ▼畜産業への支援 ▼富山市が誇る景観を基軸にしたまちづくり 金融リテラシーとは…お金やお金の流れに関する知識や判断りょく いずみ ひでゆき(自由民主党) 林道あり峰線東岸区間の工事再開 問、市から県に対し、工事の再開を強く要望すべきと考えるが、見解は。 答(農林水産部長)4年度当初に重点事業として国や県に対して要望書を提出したところである。「山のみち地域づくり交付金」事業で整備する林道は、本市南部の広大な森林資源を有するさんかん地をじゅうおう断する幹線林道として、森林整備や木材生産、森林アメニティーとしての活用等、森林の総合利用に大きな役割を担っていることから、現時点においては、林道あり峰線のみならず計画のある全ての路線の整備促進について、引き続き国や県に対して要望していきたい。 【質問項目】 ▼林道あり峰線東岸区間の工事再開 ▼県営ジャンプ台の利用改善 ▼不登校特例校と小規模特認校の共生 ▼観光分野における広域連携 とよおか たつろう(富山市議会自由民主党) まちづくりと公民連携 問、空き家・空き地のリノベーションを促進する施策および公民連携による組織づくりについての見解は。 答(活力都市創造部長)公共交通沿線などの既成市街地に関する土地利用の現状、開発事業者等のニーズや課題を把握し、同様の課題を抱える地域や事業者と情報共有を図るとともに、他都市の事例も参考にしながら、民間活力を生かした既成市街地のリノベーションに向けた具体的な施策等を検討したい。公民連携による組織づくりについては、民間事業者などとの意見交換を通じ、研究を深めていきたい。 【質問項目】 ▼まちづくりと公民連携 ▼本市農林水産ぶつの海外展開 ▼萩浦地区センターの改修 たなべ ゆうぞう(富山市議会自由民主党) 児童生徒の倫理道徳 問、学校現場で命の大切さを倫理・道徳面でどう指導教育し、命をつなぐことの大切さをどう教育しているのか。 答(教育長)命や命をつなぐことの大切さは、小中学校で道徳科を中心に教育活動全体を通じて指導に努めている。また、道徳科以外では小学校の生活科や中学校の保健体育科等で自身の命は受け継がれてきた尊い命であることを理解する、自分自身がどう生きるかを考える等の教育活動に取り組んでいる。各学校で発達段階に応じた計画的な教育活動を通してかけがえのない命を尊重する心を育んでいくよう努めている。 【質問項目】 ▼富山市工業用水道施設の更新 ▼児童生徒の倫理道徳 かしわ よしえ(公明党) 福祉施策(障害者スポーツと共生社会の推進) 問、障害者スポーツ活動をおこなっている団体や支援している団体に大きく後押しをする支援や補助金が必要だと考えるが、見解は。 答(市民生活部長)障害者スポーツの競技りょく向上や普及・推進にあたっては、競技団体における指導者などの人員増といった体制強化やそれを支援する新たな団体の育成が課題である。誰もがスポーツに取り組めるよう、障害者スポーツの普及・推進が必要と考えており、まずは必要な支援策や市の役割等について県障害者スポーツ協会や各競技団体などと意見交換していきたい。 【質問項目】 ▼シビックプライドの醸成 ▼女性活躍社会への取り組み ▼福祉施策 おしだ だいすけ(自由民主党) 受動喫煙防止対策および愛煙家のための施策 問、観光客・インバウンドへの影響の面からも喫煙場所を増やしてはどうか。 答(商工労働部長)喫煙じょを探すアプリの活用や受動喫煙防止意識の高まりなどを背景に、現在のところ国内観光客からは喫煙場所に関する不満の声は上がっていないが、喫煙するかたとしないかたの双方が旅を楽しむことのできる環境を整備することは大変重要である。インバウンドの再開に伴って今後、観光交流の一層の回復も予想されることから、喫煙場所の増設について、窓口における観光客の意見や他都市の状況も参考にしながら調査・研究していきたい。 【質問項目】 ▼受動喫煙防止対策および愛煙家のための施策 たかはら ゆずる(富山市議会自由民主党) 寒波による水道管凍結や破損、漏水対策 問、空き家の漏水対策について、今後どのように取り組むのか。 答(上下水道局長)これまでもとう期間に増加する凍結破損による漏水を防ぐため、給水管の凍結防止策などについて広報とやま等を通じて周知したり、状況に応じて空き家等の水道メーターを外す手続きを促してきたが、今回の寒波では給水管等の凍結破損や漏水に関する問い合わせが多くあった。引き続き、より効果的なPRに努め、特に空き家については関係部局と連携して必要な情報を共有する等、緊急時における有効な漏水対策について調査・研究したい。 【質問項目】 ▼きれいなまちづくりと環境教育 ▼寒波による水道管凍結や破損、漏水対策 ▼公共下水道の水洗化率の向上 ▼富山市総合計画と富山市ファミリーパークの整備 おかべ とおる(立憲民主市民の会) 保育職場における課題 問、保育士のか配のため、保育施設からの申請に基づき個別配慮児を認定することも必要と考えるが、見解は。 答(こども家庭部長)個別の配慮が必要な児童へは専門的な知見を有する医師の診断や助言が重要である。また気がかりな児童については個別に相談をおこなっているほか、療育機関の巡回指導の機会を捉えて医療機関の受診を促している。こうしたことから、施設からの申請のみによる保育士のか配はおこなっていないが、苦慮しているケースもあるため、今後、他市の状況も調査しながら児童の支援の在り方を研究したい。 【質問項目】 ▼本市の職員採用等 ▼保育職場における課題 おだ しんいち(富山市議会自由民主党) 地域コミュニティーの強化 問、きん居を「ゆるやかな大家族」として捉え促進すべきと考えるが、見解は。 答(活力都市創造部長)子育て世代と親世代が近くに暮らすきん居は、ほどよい距離感を保つことで、お互いに過度な干渉を避けながら、日常生活の相互協力や緊急時の迅速な対応などが可能となり、家族の絆が育まれるものと考えている。まちなか住宅取得支援事業等では、新築住宅だけでなく中古住宅も対象のため、空き家等を活用したきん居にも利用できる。今後、空き家などを活用したきん居に対する支援について、調査・研究していきたい。 【質問項目】 ▼地域コミュニティーの強化 さわだ かずひで(自由民主党) 大沢野地域の公共交通 問、細入地域を含めた大沢野地域の公共交通の今後の方針は。 答(活力都市創造部長)5年度は、ささづ駅から富山駅までの路線バスの速達びんの運行や、ささづ駅とささづバス停留所間、さらに近隣町内をグリーンスローモビリティでつなぐ駅やバス停へのアクセス強化等の社会実験を行う予定である。地域住民や交通事業者と連携し、既存の公共交通の維持や活性化の取り組みをさらに深化させるとともに、地域特性に応じた新たな移動手段の導入にも積極的に取り組み、大沢野地域の公共交通の活性化や利便性の向上に努めたい。 【質問項目】 ▼大沢野地域の公共交通 ▼ニホンザル対策 ▼ゆずりあいパーキング ▼障害福祉 いいやま かつひこ(富山市議会自由民主党) カーボンニュートラル地域モデル処理じょう計画 問、浜黒崎浄化センターにおいて、カーボンニュートラル地域モデル処理じょう計画に基づく実施予定の取り組みは。 答(上下水道局長)今後、本計画に基づき、再生可能エネルギーである消化ガスを発生させる消化タンクの改築・更新を推進することで、消化ガスを安定的に供給し、持続的な消化ガス発電を図るほか、下水汚泥を活用した固形燃料による発電の継続を図ることとしている。また、老朽化した水処理施設の機械設備などの省エネルギー機器への更新を推進することとしている。 【質問項目】 ▼浜黒崎浄化センター ▼リンの抽出 ▼カーボンニュートラル地域モデル処理じょう計画 よしだ おさむ(日本共産党) 小中学校の学校給食費の無償化 問、市単独で無償化した場合の予算必要額は。また、本市でも無償化に踏み出すべきと考えるが、市長の見解は。 答(市長、教育委員会事務局長)本市の全児童生徒約3万人の学校給食費を無償化する場合、年間で約18億円の費用が必要となる。学校給食の実施に必要な施設および設備に要する経費、修繕費、人件費、調理場のこうねつすい費、各学校への配送費等、多額の経費を市が負担している中、食材料費分のみを学校給食費として保護者にご負担いただいており、現段階において市独自での補助による無償化については考えていない。 【質問項目】 ▼小中学校の学校給食費の無償化 ▼こども医療費助成制度の18歳までの拡大 ▼本市の少子化対策、子育て支援 ▼「はちまるごうまる問題」と「ひきこもり」対策 はしもと まさお(会派 せいせい) 富山市人口ビジョン 問、子ども・子育て施策において、今後、重要視することは何か。 答(こども家庭部長)誰もが安心して子どもを生み育てられる環境を整備するために、社会環境の変化や市民ニーズの適切な把握や、社会が一体となって子育てを支える機運の醸成に取り組むことが重要であると考える。このため、5年度において、子ども・子育て支援に関するニーズ調査や子どもの貧困に関する調査に加え、地域の民生委員などを対象に、本市の子育て支援の取り組みに関する情報発信を行うこととしている。 【質問項目】 ▼富山市人口ビジョン さとう のりとし(公明党) 藤井市長による今後の市政運営 問、中心街にも近いが市街化調整区域で宅地開発が進まず、農業振興の希望もないと不安を抱く地域住民にも寄り添った施策について、見解は。 答(活力都市創造部長)本市では、市街化調整区域であっても、一定の条件を満たす場合には、住宅などの建築や地区計画を活用した開発も可能としている。現行の都市計画の枠組みの中で、無秩序な開発による市街地の拡大を抑制しつつ優良な開発を認めており、引き続き、地域の実情に寄り添いながら、既存集落や地域コミュニティーの維持等に取り組んでいきたい。 【質問項目】 ▼藤井市長による今後の市政運営 ふじた かつき(自由民主党) 高山本線ブラッシュアップ 問、高山本線ブラッシュアップ施策において、沿線地域と協働したにぎわい創出が必要と考えるが、見解は。 答(副市長)地域のニーズに応じた鉄道駅などの交通結節拠点を活性化するとともに、地域にとって親しみのある拠点づくりを目指すため、「沿線地域と協働したにぎわい創出」についても本施策に位置付けた。5年度は、地域の各種団体が越中やつ尾駅駅前広場等のイベントでの活用を検討されており、今後、JR西日本などと連携しながらJR高山本線の利用促進や沿線地域のにぎわい創出につなげていきたいと考えている。 【質問項目】 ▼林業 ▼地域計画(人・農地プラン) ▼鳥獣被害 ▼観光 ▼高山本線ブラッシュアップ かなおか たかひろ(自由民主党) 小中学生のスポーツ 問、4年度の部活動の地域移行の取り組みの進捗と今後の見通しは。 答(教育委員会事務局長)休日の部活動の地域移行に関する調査の実施や大沢野中学校での実践研究の取り組み等の情報提供を市内全中学校へ行い、「働きかた改革の一助となる」、「休日も指導に関わりたい」等の意見が寄せられた。また外部指導者の人材バンクの必要性や競技ごとに異なる大会参加条件に戸惑う生徒等への対応など学校側の課題もみえてきた。国の動向を注視しつつ、行政と関係団体等による協議会を設置して課題解決と必要な施策を協議したい。 【質問項目】 ▼移住支援 ▼小中学生のスポーツ ▼不登校児童生徒へのオンライン授業 あずま あつし(立憲民主市民の会) 救急出動の状況 問、総務省消防庁のアプリ「Q助」などの活用をはじめ、積極的な広報活動が必要と考えるが、見解は。 答(消防局長)全国版救急受診アプリ「Q助」は、救急車を呼ぶべきかなどの判断の助けとなるアプリであり、子ども医療電話相談事業「♯8000」は、休日・夜間の子どもの症状への対処等を小児科医師等に電話相談できる窓口である。消防局としては救急車の有効活用のため、広報活動を継続し「Q助」等についても消防総合訓練で紹介する等、積極的に広報し救急車の適正利用につなげたい。 【質問項目】 ▼救急出動の状況 ▼本市職員の自己都合退職 ▼県地域交通戦略会議と本市の公共交通の拡充 くぼ ひろのり(自由民主党) いじめの重大事態 問、いじめの重大事態の再調査について、どのような調査が行われ、新たに見つかった重大事態の件数は。 答(教育委員会事務局長)市教育委員会は、昨年11月の臨時校園長会でいじめの重大事態または疑いがあるものについて詳細に報告するよう再点検をしじした。これを受け、各学校で30日以上欠席している児童生徒の状況把握が的確であるか等、事案内容の再点検をおこなった。 この再点検と合わせ市教育委員会でも長期欠席児童生徒の現況や欠席理由を精査し、重大事態またはその疑い事案として新たに4件確認された。 【質問項目】 ▼富山グラウジーズの応援 ▼いじめの重大事態 えにし てるやす(自由民主党) 市営住宅の共益費 問、物価高騰やくうしつ分の共益費への今後の対応について、市長の見解は。 答(市長)市営住宅の入居率の著しい低下に伴う1世帯あたりの共益費の負担増に加え、近頃の電気料金の値上げにより、入居者の負担感が一層増していると認識している。負担増加に対応するため、まず共用部分の照明設備についてLEDなどエネルギー効率の高い器具への全面的な更新を検討したい。 なお、負担増加分の助成や本市が共益費を徴収すること等は管理方式の根幹に関わるため、受益者負担の観点からも慎重に検討すべき課題があると考えている。 【質問項目】 ▼周辺市町村から考える都市計画 ▼市営住宅の共益費 ▼斎場の整備 たにぐち としかず(気はく) 地域部活動推進事業 問、学校教育における部活動の教育的意義と休日の地域移行との関係をどのように考えているのか、教育長の見解は。 答(教育長)部活動の教育的意義は、体力や技能の向上はもとより、人間関係の構築を図ることや活動を通して自己肯定感を高めることである。休日の部活動の地域移行には、この教育的意義や児童生徒の発達を理解した指導者の確保が必要不可欠であり、さらに平日の指導にあたる顧問と指導者が確かな連携を図ることで、指導がより効果的なものとなることを期待している。今後とも無理のない移行となるよう努めたい。 【質問項目】 ▼部局主導裁量枠予算 ▼キャッシュレス決済ポイント還元事業 ▼競輪事業 ▼矯正施設所在自治体会議 ▼(仮称)水橋地区義務教育学校整備事業 ▼地域部活動推進事業 ▼農林水産ぶつをもっと!楽しモーキャンペーン おおしま みつる(政策フォーラム32) プロスポーツ支援 問、富山市総合体育館の管理運営について、管理運営方式の決定の時期および今後の予定は。 答(市民生活部長)富山グラウジーズが新Bワンリーグ参入に係る初回審査での応募を予定しているため、その資料の提出が求められる、6年6月までに優先交渉権者および事業内容を決定したいと考えている。このスケジュールにまに合わせるためには、事業者からの応募期間や必要な手続きに要する時間を考慮し、本年9月ごろまでには、管理運営方式の内容を含めた本事業の実施方針を決定することが必要となる。 【質問項目】 ▼橋梁維持補修事業 ▼文化振興事業 ▼プロスポーツ支援 あかぼし ゆかり(日本共産党) 有機農業取組拡大推進事業とオーガニック給食の展望 問、有機農業の普及はまず学校給食からと考えるが、いつ、どれぐらいの量から学校給食に有機まいを提供できそうか。 答(農林水産部長)5年度は有機まい等を使った給食の試験的な実施に向け、生産者や関係団体と協議を行う予定である。しかし恒常的な実施にあたっては、食材の安定的な確保や、食材料費を負担する保護者の理解を得る必要もあることから、学校給食への有機農産物の提供については、本市の有機農業や学校給食の実情を踏まえて関係者と協議するとともに、今後、他市町村の事例なども参考に調査・研究していきたい。 【質問項目】 ▼政務活動費返還請求裁判の控訴審判決 ▼鉄軌道活性化補助事業の拡充 ▼保育現場の改善と保育料の保護者負担の軽減 ▼畜産農家等への支援 ▼南富山駅周辺における拠点まちづくり推進事業 等 おのうえ かずひこ(会派 せいせい) 病院事業 問、市民病院において、里帰り出産をされるかたが無痛分娩を希望された場合の対応は。 答(病院事業管理者)希望されるかたには事前に予約をいただき、安全確保の観点から一定のキャパシティーを超えない範囲で予約を受けている。予約の対象は、母子健康手帳の交付を受けておられるかたとしており、里帰り出産を予定されるかたなどの市民病院に通院していないかたでも予約を受け付けている。なお、予約は産婦人科の受診時または電話にて受け付けしており、詳細は市民病院のホームページで案内している。 【質問項目】 ▼病院事業