とやま市議会だより №八十一 令和6年3月定例会 発行び 令和6年(2024年)5月20日 発行、 富山市議会 編集、 議会報編集委員会 電話番号、4 4 3、2 1 5 8・FAX番号、4 4 3、2 1 9 6 ホームページ、 https://www.city.toyama.lg.jp/ とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 主な内容 議会役員および議会選出役員改選 3月定例会の概要、可決した主な議案等 5年度3月補正予算等、会派別賛否一覧等 委員会・諸会議 常任委員会 代表質問 一般質問 6月定例会の日程等 アンケート結果、編集後記 正副議長の就任のあいさつ 富山市議会議長 よこの あきら 富山市議会副議長 まつお しげる  このたび、議長ならびに副議長に就任いたしました。  本年1月1日に発生した、令和6年能登半島地震では、本市においても震度5強の揺れを観測し、現在でも市民生活に大きな影響が生じています。市民の安全安心な暮らしを守るため、早期の復旧・復興に向けて、全力を尽くしてまいります。  また、本市では、本格的なしょうし・超高齢社会への対応やコロナかで疲弊した地域経済の回復など喫緊の重要課題が山積しております。 このような課題に対し、今後も市民のみなさまの負託に応えるため、市民生活の安定と福祉の向上に誠心誠意取り組んでまいります。 議会役員および議会選出役員改選 議長 よこの あきら 副議長 まつお しげる 常任委員会 常任委員会の所管事項等は富山市議会だよりの紙面に記載のコードからご確認いただけます。 【予算決算委員会】 委員長 なりた みつお 副委員長 いずみ ひでゆき 議長を除く全議員で構成 総務文教委員会 【予算決算委員会総務文教分科会】 委員長 まつい くにひと 副委員長 まつい けいしょう 委員 かなおか たかひろ いいやま かつひこ いずみ ひでゆき あずま あつし よこの あきら しきだ ひろのり あかぼし ゆかり 厚生委員会 【予算決算委員会厚生分科会】 委員長 くぼ ひろのり 副委員長 おかべ とおる 委員 かしわ よしえ さわだ かずひで たかはら ゆずる とよおか たつろう よしだ おさむ たかた まり たかた しげのぶ 経済環境委員会 【予算決算委員会経済環境分科会】 委員長 かなたに ゆきのり 副委員長 ふじた かつき 委員 たなべ ゆうぞう しゃがわ ともや えにし てるやす たかどう あきひこ まつお しげる はしもと まさお 建設委員会 【予算決算委員会建設分科会】 委員長 おしだ だいすけ 副委員長 おだ しんいち 委員 おおしま みつる たにぐち としかず なりた みつお おのうえ かずひこ むらいし あつし かねこ ゆうほう ほうさやま かずお 議会運営委員会 委員長 たかた まり 副委員長 くぼ ひろのり 委員 かしわ よしえ さわだ かずひで たかはら ゆずる まつい くにひと いずみ ひでゆき しゃがわ ともや たかどう あきひこ あずま あつし 議会報編集委員会 委員長 ふじた かつき 副委員長 いいやま かつひこ 委員 さわだ かずひで たかはら ゆずる とよおか たつろう よしだ おさむ しゃがわ ともや あずま あつし たにぐち としかず まつい けいしょう 議会改革検討調査会 座長 たかた しげのぶ 副座長 かしわ よしえ 委員 おだ しんいち たなべ ゆうぞう くぼ ひろのり かなたに ゆきのり おしだ だいすけ おおしま みつる たにぐち としかず なりた みつお おのうえ かずひこ むらいし あつし あかぼし ゆかり 政務活動費のあり方検討会 座長 よしだ おさむ 副座長 たなべ ゆうぞう 委員 かなおか たかひろ いいやま かつひこ とよおか たつろう おかべ とおる えにし てるやす おおしま みつる たにぐち としかず なりた みつお はしもと まさお まつい けいしょう しきだ ひろのり あかぼし ゆかり 富山市監査委員 たかどう あきひこ たにぐち としかず 富山地区広域圏事務組合議会議員 かなおか たかひろ さわだ かずひで おかべ とおる たかどう あきひこ たにぐち としかず おのうえ かずひこ まつい けいしょう よこの あきら しきだ ひろのり たかた しげのぶ 富山県後期高齢者医療広域連合議会議員 さわだ かずひで なりた みつお むらいし あつし 富山市土地開発公社理事 ふじた かつき いいやま かつひこ おだ しんいち とよおか たつろう たにぐち としかず おのうえ かずひこ 富山市社会福祉審議会委員 おしだ だいすけ 富山市都市計画審議会委員 たかはら ゆずる くぼ ひろのり まつい くにひと えにし てるやす あずま あつし おおしま みつる 令和6年3月定例会の概要 総額3,596億よ円の令和6年度予算決まる。 令和6年3月富山市議会定例会は、2月28日から3月22日まで24にち間の会期で開かれました。 令和6年度富山市一般会計予算などの予算案件、令和5年度補正予算案件、条例案件、契約案件、意見書等について審議し、合わせて118議案が原案のとおり決まりました。 定例会の日程 (2月28日)本会議(提案理由説明ほか) (3月 4日)本会議(代表質問)2会派 (3月 5日)本会議(代表質問)2会派 (一般質問)3人 (3月 6日)本会議(一般質問)6人 (3月 8日)本会議(一般質問)6人 (3月11日)本会議(一般質問ほか)3人、予算決算委員会(前期全体会・補正分、当初ぶん) (3月12日)常任委員会・分科会(補正分)、予算決算委員会(後期全体会・補正分)、本会議(補正分の委員長報告・討論・採決) (3月13日)予算決算委員会経済環境分科会・経済環境委員会 (3月14日)予算決算委員会厚生分科会・厚生委員会 (3月15日)予算決算委員会建設分科会・建設委員会 (3月18日)予算決算委員会総務文教分科会・総務文教委員会 (3月19日)予算決算委員会後期全体会・当初ぶん (3月22日)本会議(当初ぶんの委員長報告・討論・採決ほか) 令和6年度の当初予算規模 一般会計、1,758億1,121万8千円 特別会計、1,363億3,129万2千円 企業会計 、475億5,521万2千円 合計、3,596億9,772万2千円 可決した主な議案 令和6年度の予算等 ■予算案件                主な事業 重点施策別 コンパクトシティー政策の深化とスマートシティーの推進 ・西富山駅アクセス改善事業 ・路面電車利用環境改善事業 ・スマートシティー推進プロジェクト創出事業 地域振興・コミュニティーの活性化と安全安心なまちづくりの推進 ・移住者受入促進事業 ・避難行動分析調査事業 ・あきや総合相談窓口運営事業 ゼロカーボンシティーの実現に向けた取組と産業基盤の強化 ・子育て支援省エネ設備等導入補助事業 ・地域循環型なまごみ堆肥化モデル事業 ・EVバス導入事業 少子化対策・子育て支援と次世代を担う人づくりの推進 ・こどもまんなか推進事業 ・こどもインフルエンザ予防接種費助成事業 ・校内サポートルーム設置事業 介護・フレイル予防と健康寿命の延伸 ・健康づくり拠点整備事業 ・がん患者用補正具購入費用助成事業 ・たいじょうほうしん予防接種費 ■条例案件                政治倫理の確立のための富山市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例制定の件 富山市保育所条例の一部を改正する条例制定の件 富山市コミュニティーバス条例の一部を改正する条例制定の件 富山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定の件 令和5年度の3月補正予算等 一般会計 補正前、1,860億2,462万6千円 補正額、72億5,460万2千円 補正後、1,932億7,922万8千円 特別会計 補正前、1,423億7,075万5千円 補正額、-7億5,172万1千円 補正後、1,416億1,903万4千円 企業会計 補正前、463億2,982万8千円 補正額、8,927万1千円 補正後、464億1,909万9千円 合計 補正前、3,747億2,520万9千円 補正額、65億9,215万2千円 補正後、3,813億1,736万1千円 ■予算案件                5年度富山市一般会計補正予算  ・物価高騰支援給付きん  ・農地農業用施設災害復旧設計業務委託料(5年大雨)  ・市道整備事業費(金屋線ほか)  ・きょうりょう維持補修事業費(おみばし1号かけかえ工事等)  ・中学校学校施設整備事業費(堀川中学校グラウンド整備工事) 5年度富山市企業会計補正予算(2会計) ■契約案件                工事請負変更契約締結の件  ・おみばし1号仮橋設置工事 意見書 意見書とは、市の公益に関することについて議会の意思を意見としてまとめた文書のことです。 次の意見書を可決し、国会および関係行政庁などへ提出しました。 (議員提出議案第1号)厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書 厚生労働大臣ほか6件へ提出 (議員提出議案第2号)若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書 厚生労働大臣ほか5件へ提出 (議員提出議案第3号)地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書 経済産業大臣ほか5件へ提出 請願 市政への要望・意見等がある場合に、市議会に提出する文書のうち、議員の紹介があるものを請願、ないものを陳情といいます。 審議された結果は、次のとおりです。 「消費税率を5%に戻しインボイス制度の廃止を求める意見書」の提出を求める請願、不さい択 委員会・諸会議 定例会中の本会議や常任委員会のほかにも、委員会等を開催し、市政についての課題や、議会改革などについて協議しています。 1月11日 富山市議会災害対策会議 ・令和6年能登半島地震に対する市当局への要望等について 1月26日 議会運営委員会 ・ 3月定例会の運営について 各派代表しゃ会議 ・議員の請負の状況の公表に関する条例(案)について ・令和6年能登半島地震への対応に関する要望(中長期)(案)について 1月30日 政務活動費のあり方検討会 ・クレジットカードについて ・広報こうちょう費について 2月14日 各派代表しゃ会議 ・議員の請負の状況の公表に関する条例施行規程(案)について ・富山市議会会議規則等の一部改正について ・卒業式・卒園式への出席について ・令和6年能登半島地震への対応に関する要望(中長期)(案)について ・令和6年度議会費当初予算(案)について 政務活動費のあり方検討会 ・クレジットカードについて 2月15日 経済環境委員会 ・くすり関連施設について、 2月21日 議案説明会 ・ 3月定例会提出予定案件の概要について 厚生委員会 ・生活保護基準引さげ違憲処分取消等請求事件について ・富山市高齢者総合福祉プラン(高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画)(案)について 2月28日 各派代表しゃ会議 ・富山市議会会議規則等の一部改正について ・卒業式・卒園式への出席について ・人事案件について 議会報編集委員会 ・とやま市議会だより(№八十一)について 2月29日 議会運営委員会 ・ 3月定例会の運営について ・富山市議会会議規則等の一部改正について 3月6日 議会運営委員会 ・追加議案について 3月8日 委員長会議 ・議案等の委員会付託について 3月11日 議会運営委員会 ・会派から提出された意見書(案)・決議(案)について ・富山市議会会議規則等の一部改正について 各派代表しゃ会議 ・役員改選について 3月15日 議会運営委員会 ・追加議案について ・意見書・決議について ・富山市議会議員の請負の状況の公表に関する条例について ・議員派遣の件について 3月22日 議会運営委員会 ・本会議の進めかたについて 委員長会議 ・当初予算等の委員会審査結果の確認について 予算決算委員会 総務文教委員会 厚生委員会 経済環境委員会 建設委員会 議会運営委員会 議会改革検討調査会 議会報編集委員会 政務活動費のあり方検討会 ・せい・副委員長(せい・副座長)の互選ほか 4月4日 議会報編集委員会 ・とやま市議会だより(№八十一)の発行について 5つの常任委員会において、付託された議案などを審査し、3月12日、3月22日の本会議では、各委員会の審査の概要と結果が報告されました(各分科会の報告は3月12日、3月19日の予算決算委員会において行われました)。その内容の一部を掲載します。 予算決算委員会 5年度富山市一般会計補正予算、6年度富山市一般会計予算など38件については、いずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 総務文教分科会 5年度富山市一般会計補正予算、6年度富山市一般会計予算など8件について、審査した。 学校施設整備事業費(当初予算分)            委員からの質疑)小中学校への空調設備の設置を検討するために調査を実施するとのことだが、調査範囲や調査期間はどのように考えているのか。 市の答弁)6年度当初予算では、体育館と特別教室の両方に空調設備を設置するための検討業務委託料を計上している。本業務委託において、各学校の電気設備や体育館の断熱工事等にかかる費用を算出し、今後の設置方法について検討するための基礎データの収集を行いたいと考えている。データ収集作業には1年はかかる見込みであり、7年度の早い段階で具体的な整備の検討を行い、最短で8年度から設置に着手していきたいと考えている。 委員からの質疑)体育館と特別教室への空調設備の設置は同時に進めていくのか。 市の答弁)空調設備の設置を別々に行う場合と、同時に行う場合の費用を試算した結果によって検討したいと考えており、基礎データの収集をまずは行いたいと考えている。 【その他の主な審査の概要】 ・報告第2号 専決処分について承認を求める件「展覧会開催事業費(補正予算分)」について、質疑があった。 ・議案第1号 令和6年度富山市一般会計予算「管理運営事務費(当初予算分)」について、質疑があり、「企画事務費および展覧会開催事業費(当初予算分)」について、意見の表明があった。 厚生分科会 5年度富山市一般会計補正予算、6年度富山市一般会計予算など14件について、審査した。 生活困窮者自立支援事業費(当初予算分)         委員からの質疑)複雑な課題を抱える生活困窮者に対し、専門的かつ伴走的な就労準備の支援を行う体制を整備するとのことだが、複雑な課題とはどのようなものなのか。 市の答弁)身体的には就労することが可能な状態であっても、他者とのコミュニケーションがうまくとれない、決められた時間に行動できないなど、社会生活を営んでいく上で必要となる基本的な生活習慣に対しての課題と認識している。 委員からの質疑)専門的かつ伴走的な就労準備の支援とは、具体的にどのようなことを行うのか。 市の答弁)相談者の状況に応じて、段階別に支援していくことを考えている。1段階目として、適度なコミュニケーション能力を習得する場としてのセミナーの開催や、暮らしを安定させるための病院受診の同行など、日常生活に関する支援、2段階目として、社会的能力形成のための就労体験などの支援、3段階目として、一般の就労に向けた技能や知識の習得等を促す就労自立支援や、就職に向けたサポート、就職後の職場定着に向けた支援など、相談者の状況に応じて、さまざまな支援を組み合わせて実施したいと考えている。 経済環境分科会 5年度富山市一般会計補正予算、6年度富山市一般会計予算など17件について、審査した。 市未利用地におけるオフサイトPPA事業に係る債務負担行為の設定(当初予算分)               委員からの質疑)本事業では、PPAにより太陽光発電設備を設置し、本庁舎等の公共施設に送電するとのことだが、設置後の設備の所有権や管理責任は誰にあるのか。 市の答弁)PPA事業では、20年間の契約期間終了後は設置された設備は無償譲渡となることが一般的だが、今後、仕様書を作成するにあたり、所有権や管理責任の条件についても併せて検討したいと考えている。そのことが市の未利用地を活用する上で適切であるのかについても検討していきたいと考えている。 委員からの質疑)設備が損傷した場合の管理責任や契約期間の途中で事業が中止になった場合の違約きんの内容について、市の負担とならないスキームとなるよう検討を進めていただきたい。 【その他の主な審査の概要】 ・議案第80号 令和5年度富山市公設地方卸売市場事業特別会計補正予算(第3号)(補正予算分)について、意見の表明があった。 ・議案第13号 令和6年度富山市公設地方卸売市場事業特別会計予算(当初予算分)について、意見の表明があった。 建設分科会 5年度富山市一般会計補正予算、6年度富山市一般会計予算など11件について、審査した。 液状化対策検討事業(当初予算分)            委員からの質疑)道路と宅地等が一体となった面的な液状化対策の必要性について検討を行うとのことだが、対象地域や、検討内容について、どのように考えているのか。 市の答弁)場所は、ひがしはすまちを想定している。道路は公共施設であり、宅地等は個人の財産であるが、それぞれ別々に対策を検討するのではなく、一定のエリアについて、道路と宅地等を一体とした面的な対策を行うことを検討する。なお、本市では液状化対策の経験がないことから、検討にあたっては、他都市の事例等を参考にしたいと考えている。 部門別常任委員会 総務文教委員会 富山市市税条例の一部を改正する条例制定の件、政治倫理の確立のための富山市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例制定の件など6件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 【所管部局からの報告事項】 企画管理部 ・令和6年4月行政組織の一部改正 ・富山市立小・中学校の跡地利活用に関する基本方針 ・富山市シティプロモーション推進指針の策定 ・富山市立富山外国語専門学校あり方検討懇話会の提言 教育委員会 ・第3期富山市教育大綱・第3期富山市教育振興基本計画 ・富山市やつお化石資料館の廃止 ・富山市科学博物館展示更新計画 財務部 ・旧おおながたに出張所等の解体の取りやめ ・富山市市税条例の一部改正(案) ・令和6年度固定資産税の評価替え 厚生委員会 富山市大沢野健康福祉センター等の指定管理者の指定の件、富山市保育所条例の一部を改正する条例制定の件など34件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 【所管部局からの報告事項】 病院事業局 ・富山市病院事業経営強化プラン ・富山市病院事業経営改善計画  5年度における本市病院事業のあり方検討 ・ハイブリッド手術室の整備の取りやめ 福祉保健部 ・富山市地域福祉計画(令和6年度から令和10年度)の策定 ・第7期富山市障害福祉計画・第3期富山市障害児福祉計画の策定 ・富山市健康プラン21(第3次)の策定 こども家庭部 ・令和6年度富山市少子化対策推進戦略 ・第7期富山市障害福祉計画・第3期富山市障害児福祉計画の策定 市民生活部 ・富山市町内会アンケート調査の結果 経済環境委員会 富山市新産業支援センターの指定管理者の指定の件、富山市漁港管理条例及び富山市ふうち地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例制定の件など13件については、いずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 【所管部局からの報告事項】 環境部 ・富山市水道事業給水条例等の一部を改正する条例制定の件(富山市地域し尿処理施設に関する条例の一部改正) 商工労働部 ・第2期富山市工業振興ビジョン第1次改訂 ・牛岳温泉スキー場及び周辺施設再整備基本構想の概要 農林水産部 ・富山市水道事業給水条例等の一部を改正する条例制定の件(富山市農業集落汚水処理施設条例の一部改正) ・富山市公民館条例及び富山市農村環境改善センター等条例の一部を改正する条例制定の件 建設委員会 城址公園及び富山市営城址公園駐車場の指定管理者の指定の件、富山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定の件など12件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 【所管部局からの報告事項】 消防局 ・富山市手数料条例の一部を改正する条例制定の件 上下水道局 ・契約金額1億5,000万円以上の工事請負契約 建設部 ・訴えの提起の結果 活力都市創造部 ・富山市総合交通計画の策定 質疑、討論、意見の表明を含む報告の内容につきましては、富山市議会ホームページ(会議録等の公開)からご確認いただけます。 代表質問 【所属議員3人以上の会派が行います】 4つの会派が代表質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。紙面のとやま市議会だよりの、議員めいの横のコードを読み込むと、インターネットで代表質問の様子を再生することができます。 富山市議会自由民主党 しきだ ひろのり 呉羽山断層たい地震への備え (問)震度7クラスの地震があった場合、市民をどう守るのか、市長の決意は。 (答・市長)学校やきょうりょう、下水道施設の耐震化など平素からこうじょの取り組みを着実に進めるとともに、有事の際には消防、警察、自衛隊など人命救助を第一線で担う機関と円滑に連携が取れるよう、日頃から訓練等を通じた顔のみえる関係を築いておく必要があると考えている。また、地域における防災りょくの充実強化が極めて重要になるため、地域防災りょくの中心を担う自主防災組織の育成と地区単位での活動の広がりが大切であると認識している。一方で、大規模災害時には、被災自治体だけでの対応にも限界があることから、あらかじめ他自治体や本市と災害協定を締結している民間事業者との連携を深める等、災害に強く回復りょくのあるまちづくりに市一丸となって全力で取り組んでいきたい。 当初予算 (問)予算編成の基本方針と財源を重点的に配分した施策について、見解は。 (答・市長)財政の健全性を堅持するため、市税等の一般財源の確保に努め、新たな市債の発行をできる限り抑制するとともに、聖域なき歳出の抑制を図り、見込み得る一般財源の範囲内で予算の重点的・効率的な配分に努めることを基本とした。その上で「人・まち・自然が調和する活力都市とやま」の実現を目指すため5項目の重点施策、1、コンパクトシティー政策の深化とスマートシティーの推進、2、少子化対策・子育て支援と次世代を担う人づくりの推進、3、地域振興・コミュニティーの活性化と安全安心なまちづくりの推進、4、介護・フレイル予防と健康寿命の延伸、5、ゼロカーボンシティーの実現に向けた取組と産業基盤の強化、を設定するとともに、「子育て日本一とやま特別枠」および「部局主導裁量枠」の2つの特別枠を設定し、財源を重点的に配分した。 不登校対策 (問)「学びの多様化学校」の設置の可能性に関する調査の結果を踏まえ、今後どのように事業を進めていくのか。 (答・教育長)調査により、不登校の児童生徒を支援するための新たな学びの場が必要であるとの結果が得られたことから、6年度には、「学びの多様化学校」の設置に関する具体的な検討を進めたいと考えている。作業の主な内容としては、1、施設形態、2、受け入れ対象とする年齢や学校の規模、3、既存の公共施設や統合により廃止となった小学校などの活用可能な施設、について調査し、類型ごとに必要となる事業費の積算を行うこととしている。そのご、市として「学びの多様化学校」の設置についての意思決定を行い、国への認可申請、施設整備や教職員の確保、入学を希望する児童生徒や保護者への説明会の開催等、開校に向けた準備を進めていきたいと考えている。 病院事業 (問)地域住民に安心・安全で良質な医療を提供することが必要不可欠と考えるが、病院事業を今後どのように進めるのか。 (答・病院事業管理者)富山市病院事業中長期計画や経営改善計画による経営の改善や効率化等を継続するとともに、総務省のガイドラインに基づき5年度に策定する「富山市病院事業経営強化プラン」に沿って、持続可能な地域医療提供体制を確保するための取り組みを進めたいと考えている。医療圏の中核病院として急性期医療を担う市民病院と、後方連携病院として回復期医療を担うまちなか病院との連携によるシームレスな医療提供体制を維持し、市民の命と健康を守る医療を提供し続ける体制をしっかりと構築していくことが責務であると考えている。経営の改善はもとより医療の質の向上を図り、豊かな地域づくりに貢献できるよう取り組みたい。 家庭ごみの有料化の推進 (問)「廃棄物対策課」を新設し、一般廃棄物対策とごみの減量化推進を担う意図は。また、家庭ごみ有料化に向けた意気込みは。 (答・市長)現在、家庭などから排出される一般廃棄物と、事業所から排出される産業廃棄物は、担当課が分かれている。6年度の組織改正により、廃棄物に関する事務を一元化し、廃棄物全般にわたる施策の企画立案体制を強化するとともに、廃棄物の減量化や資源化、適正処理や不法投棄対策などを総合的に取り組むため、「廃棄物対策課」を新設することとした。家庭ごみ有料化は、国が国全体で取り組むことを推進された結果、導入済み自治体は全国の65.9%に及んでいる。6年度当初予算案には、家庭ごみ有料化に関する市民参加型のワークショップや啓発イベントの開催に係る経費を提案しており、その必要性や他都市の事例などを示して市民のみなさまに理解を深めていただきたい。 居住推進事業 (問)空き家・空き地の増加が見込まれる中、まちなかおよび公共交通沿線への居住推進をどのように進めていくのか。 (答・活力都市創造部長)居住推進事業では、本市での空き家や空き地の増加が顕著であることを踏まえ、空き家の前段階である中古住宅の流通促進、空き家の解消や利活用促進、てい未利用地の流通や活用促進などの新たな視点を盛り込むとともに、より効果的なインセンティブとなるよう補助内容や要件などの見直しを進めたいと考えている。公共交通沿線の既成市街地では、古くからの住宅地の中に幅員の狭い道路や形状がいびつで再建築が困難な敷地が多いことから、不動産の流通が停滞し住宅の更新が進まない状況にあることが、居住誘導を阻害する原因の一つになっている。既成市街地の現状や他都市の整備手法等を踏まえ、本市の特性にあった市街地整備手法や支援制度を検討したい。 【質問項目】 ▼令和6年能登半島地震 ▼地震時における避難 ▼被害を受けた中小企業や小規模事業者への支援  ▼農業・漁業に関する被害 ▼災害復旧と対策  ▼被害者への公営住宅などの確保 ▼地震発生時の消防行政 ▼呉羽山断層たい地震への備え ▼市長の市政運営 ▼スマートシティー政策 ▼当初予算 ▼不登校対策 ▼いじめ対策 ▼フレイル予防と健康づくり ▼第9期介護保険事業計画 ▼福祉人材の確保  ▼少子化対策の実現に向けた取り組み ▼自治振興会や町内会などの自治組織への活動支援 ▼病院事業 ▼地球温暖化対策 ▼家庭ごみの有料化の推進 ▼工業振興ビジョンの改訂と新たな企業団地の候補地 ▼くすり関連施設の整備 ▼JR高山本線の活性化 ▼居住推進事業 ▼屋外広告物事業 ▼上下水道事業 ▼消防艇の更新 自由民主党 えにし てるやす 令和6年能登半島地震の震災 (問)ブロックべい等の公費撤去について、当初、市民からの問い合わせに対応できないと答えた経緯と結果的に間違った回答がなされたことについて問う。 (答・環境部長)元日のはっ災後、直ちに関連施設等の被害状況の確認や情報収集を行い、翌2日から電話応対にあたった。1月4日の時点では、ブロックべい等の倒壊の問い合わせに、「専門業者でないと処理できないため業者に依頼して処分してほしい」と案内していたが、現地を確認し被災状況を鑑みて、市独自の支援の検討を始めていたところ、1月11日に国が能登半島地震を激甚災害および特定非常災害と指定し、倒壊あるいは傾いたブロックべい等も国庫補助による解体撤去が可能となったことから、直ちに撤去費等に係る予算を計上し、1月16日に専決処分を行い、ブロックべいや石灯籠等について市が直接または委託により処理するものの他、既にご自身で撤去された費用も補助することとした。 市街化調整区域やちゅうさんかん地など周辺地域の活性化 (問)居住誘導施策の一環として、農地付き住宅取得に積極的に取り組むべきと考えるが、見解は。 (答・活力都市創造部長)農業に興味を持つかたに、空き家などの住宅と農地を併せて「農地付き空き家」として情報発信することは、定住人口等の維持・増加だけでなく、空き家の解消につながる取り組みとして有効な方策の一つである。今後、空き家対策を進める観点からも、農地付き空き家を求めるかたと手放したいかたを円滑にマッチングする方法等について調査・研究していきたい。 くすり関連施設整備事業 (問)本施設における費用対効果をどのようにもくろむのか、また、多くの市民に歓迎される施設となり得るのか。 (答・商工労働部長)集客性のある施設とすることはもとより、未来を担う世代にやく業の魅力を知ってもらえるよう「くすりの富山」の歴史等を学習する場としての側面もあるため、来館者数や小中高校生の見学者数等のKPI(意味はあとで説明)の設定による費用対効果の測定を想定しているが、収益等で計れない要素もある。実施予定の民間活力導入可能性調査の結果を踏まえ、費用対効果も含めて望ましい施設の整備・運営形態について検討することとしており、市民に歓迎される魅力ある施設となるよう市民ややく業界等の意見も聞きながら事業を進めたい。 KPIとは…重要業績評価指標 【質問項目】 ▼令和6年能登半島地震の震災 ▼医師の働きかた改革への対応 ▼市街化調整区域やちゅうさんかん地など周辺地域の活性化  ▼市営住宅のLED化 ▼農業への取り組み  ▼くすり関連施設整備事業 ▼市職員の確保  ▼スマートシティーの推進 ▼今後の富山市の向かうべき方向性 立憲民主市民の会 むらいし あつし 避難じょ運営等 (問)令和6年能登半島地震で、本市が開設した避難じょのうち最も早く開設した時刻と最も遅く開設した時刻は。 (答・防災危機管理部長)地震発生から8分後の16時18分に全地区センター班要員へ第1次避難じょ開設をしじし、開設時刻は最も早い避難じょで16時20分、最も遅い避難じょで19時53分だった。なお、1時間以内に開設した避難じょは50カ所で全体の半数を超え、開設までの平均時間は58分だった。年末年始の長期休暇中に発生したことを考えると、対応はおおむね良好だったと認識している。一方、開設が最も遅くなった避難じょは、地区センター班要員が安全点検したところ、天井の破損が確認されたため代替の避難じょの選定や開設に時間を要したものである。 政府の6年度地方財政対策の概要を受けた本市の対応 (問)国は6年度から3年間で集中して取り組む「こども・子育て支援加速化プラン」を示したが、本市における「加速化プラン」の施策への対応は。 (答・市長)「加速化プラン」に盛り込まれた施策のうち児童手当は、支給期間を高校生年代までに延長されること等から12月支給分より遅滞なく支給できるよう準備を進めていく。次に、保育所における4、5歳児の保育士配置基準は30対1から25対1へ改善され、それに対応する加算措置を設けるとされており、本市の市立施設は25対1の職員配置ができる見込みである。なおわたくしりつ施設は、新たな公定価格の加算の詳細が国から示された後、配置基準の改善に向け予算措置等の対応をしたい。また、出産・子育て応援事業の伴走型相談支援と経済的支援は、今後の国の動向を注視し引き続き実施したいと考えている。最後にヤングケアラー等に対する支援は6年度から新たに「子育て世帯訪問支援事業」を実施する中で、当該児童の負担の軽減・解消を図りたい。 【質問項目】 ▼政府の6年度地方財政対策の概要を受けた本市の対応 ▼避難じょ運営等 ▼男女共同参画の推進 ▼富山市保育所等 ▼ひとり親家庭の子どもに対する学習支援の拡充 ▼水道管路の耐震化の考え方 ▼富山市職員の働きかた 公明党 まつお しげる 災害に強い富山市の構築 (問)道路の陥没対策における現在の状況および今後の取り組みは。 (答・建設部長)市では平成26年度から、幹線道路や緊急輸送道路などについて、道路の路面かの空洞調査を実施してきた。4年度末までに延べ289路線、延長約287キロメートルについて調査を実施したところ、529カ所で異常信号が検出され、うち61カ所では空洞の想定深さが路面から20センチメートル未満と非常に浅く、陥没の危険性が高いとされる「陥没危険度Aランク」に該当していたことから、応急修繕を実施してきた。また、5年12月に市道草島東線などの8路線について調査を実施し、1カ所がAランクとなっている。こうした中、1月に令和6年能登半島地震が発生したことから、同一路線について再調査を実施したところ、状態の変化などは確認されなかったが、地震の影響が危惧された他の路線で危険な箇所が新たに確認されたことから、速やかに対応をおこなっている。市では、おおむね3年から5年サイクルで空洞の再調査を実施する計画としており、引き続き道路の安全性の確保に努めたい。 誰もが安心して暮らせる社会の取り組み(学校教育) (問)部活動の地域移行について、児童生徒を対象としたアンケート調査の結果をどのように分析しているのか。 (答・教育長)アンケート調査については、市内の小学5、6年生と中学1、2年生を対象に実施し、休日における地域クラブ活動への期待や気になっていることを中心に調査した。地域クラブでの活動に参加したいと考えている児童生徒の理由として、より専門的な指導を受けたいなど、自己の技能の高まりを求めている児童生徒がいる一方、他の中学校の生徒の技能のレベル等についていけるかが不安であるなど、地域クラブの参加に消極的な児童生徒も一定数いることが明らかとなった。市教育委員会として、このアンケート調査の結果を関係機関等と共有し、よりよい地域移行の在り方を引き続き検討していきたい。 【質問項目】 ▼災害に強い富山市の構築 ▼物価高から生活を守る経済対策 ▼こどもまんなか社会の実現に向けた取り組み  ▼誰もが安心して暮らせる社会の取り組み ▼スマートシティー推進ビジョンの着実な推進 一般質問 18人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 紙面のとやま市議会だよりの、議員めいの横のコードを読み込むと、インターネットで一般質問の様子を再生することができます。 たかた しげのぶ(富山市議会自由民主党) 観光・交流のまちづくり (問)北陸デスティネーションキャンペーン(意味はあとで説明)等を生かしてゆうきゃくを図る取り組みは。 (答・商工労働部長)北陸新幹線の敦賀延伸によりアクセスが向上する中京圏や関西圏をターゲットとし、ゆうきゃくを図ることが重要であると考えている。今夏には、じんりゅうが多くPR効果の高い大阪駅において金沢市・福井市と連携したPRイベントを行うとともに、今秋には、県内5市町村による大阪市での共同PRを実施する予定である。キャンペーンによる盛り上がりを一時的なものとしないよう、県や周辺都市等と連携しながら観光客の誘致拡大に努めたい。 北陸デスティネーションキャンペーンとは…JR6社と北陸3県等による日本最大規模の観光キャンペーン 【質問項目】 ▼第2次富山市総合計画後期基本計画の「ネクストステージ重点プロジェクト」 ▼防災介助士の普及 ▼地震被害の対応 ▼観光・交流のまちづくり  ▼ガラスの街とやまに関する広報活動 ▼た文化共生のまちづくりの推進 おしだ だいすけ(自由民主党) 大型農地整備 (問)6年度取り組む「未来の農業担い手育成プロジェクト事業」の内容は。 (答・農林水産部長)全国初の次世代農業促進がたとして水橋地区で進められている国営農地再編整備事業を、子どもたちに実際に体験してもらうことで、次世代の農業に関心を持ってもらい、将来の農業の担い手を確保することを目指す事業である。具体的には、大区画化された農地の現場見学、スマート農機の実演見学、収穫体験などを行う予定としている。6年度は水橋地区の小学校を対象とし、将来的には、市内全域の小学校を対象にしたいと考えている。 【質問項目】 ▼災害時における避難じょ開設 ▼大型農地整備 たかはら ゆずる(富山市議会自由民主党) 下水道施設の耐震化 (問)令和6年能登半島地震で被災した下水道施設に対する今後の対応は。また、耐震化に向けた取り組みは。 (答・上下水道局長)被災した下水道施設では、今後テレビカメラを用いた詳細調査が完了した後、国の災害査定を踏まえ、災害復旧事業により詳細設計を経て、敷設替えなどによる機能の復旧を図るよう対応したい。これまで耐震化を進めてきた施設では被害が確認されておらず、引き続き計画的に耐震化を進めるとともに、事業継続計画の見直しや施設の緊急点検訓練を定期的に行うなど、総合的な地震対策を進めたい。 【質問項目】 ▼令和6年能登半島地震における他都市への応援 ▼下水道施設の耐震化 ▼クマ対策 ▼スマート農業の現状と今後の展開 ▼選ばれるまちづくり事業 たなべ ゆうぞう(富山市議会自由民主党) 電子回覧ばん (問)電子回覧ばんを導入している町内会等で、1月の能登半島地震発生時に災害モードに切り替え安否確認等が行われたと聞くが、その活用事例は。 (答・市民生活部長)町内会住民の安否確認や道路等の被害状況の把握など、それぞれの町内会等が電子回覧ばんで情報発信された。また利用者自らが撮影した被害状況等が分かる写真データを共有された事例もあると聞いている。大規模災害じは、電子回覧ばんによる即時の情報発信で避難者の不安も和らいだと聞き、情報共有ツールとして電子回覧ばんが有効活用されたと再認識した。 【質問項目】 ▼電子回覧ばん ▼超高齢社会における健康づくり ▼新規事業の「移住者受入促進事業」 ▼地域ふれあい活動支援事業 いずみ ひでゆき(自由民主党) ちゅうさんかんにおける小学校の存在意義 (問)学校再編に係る教育委員会の判断は教育分野での一つの提案と位置付け、市長部局が再度協議すべきと考えるが、見解は。 (答・市長)これまでタウンミーティング等に出席し、学校再編の対象校がある地域のみなさまのご懸念を聞く一方で、子どもたちに多様な価値かんに触れてほしいといった保護者の方々からの声も聞いている。私としては、地域の将来を見据えた学校再編の議論のすえに住民の間に新たな一体感が生まれることを期待するとともに、教育委員会だけで対応できないことについては、市長部局も一緒に取り組みたいと考えている。 【質問項目】 ▼スマートシティー政策におけるDXの取り組み ▼ちゅうさんかんにおける小学校の存在意義 おだ しんいち(富山市議会自由民主党) 主体性の育みと教育改革 (問)アルバ・エデュ(意味はあとで説明)の教育プログラムの導入状況と取り組み、その成果は。 (答・教育長)「主体性のある子どもの育成」の実現に向け、話す力等を育むために4年度から山室小学校を拠点校にアルバ・エデュの教育プログラムを取り入れた。内容はアルバ・エデュ講師による教員研修と子どもたちにプレゼンテーション能力向上を図る授業をするほか、講義等の収録動画を市内全小中学校に配信した。拠点校からは全国学力・学習状況調査の質問し調査で肯定的な回答が多く見られた等の報告を受けており、引き続き取り組みたい。 アルバ・エデュとは…公教育への教員研修導入を通じて心理的安全性のある学級経営を助け、一人の子どもも取り残さず「話す力」が高められるよう活動している一般社団法人。 【質問項目】 ▼主体性の育みと教育改革 ▼英語教育 おかべ とおる(立憲民主市民の会) ノーネクタイの推進 (問)TPOに配慮した一定の基準の下、通年の「ノーネクタイ」の取り組みが環境省や全国の自治体で進められていることから、本市においても推進すべきでは。 (答・企画管理部長)近年の猛暑等の異常気象に見られるように地球温暖化が一段と進行する中、県内10市のうち7市が勤務時間中における職員のノーネクタイを、4年度または5年度から通年実施しており、県も5年度から開始した。ゼロカーボンシティを表明している本市としては、こうした状況等も踏まえ、職員のノーネクタイの通年実施に向けて、今後検討していきたい。 【質問項目】 ▼富山市民意識調査 ▼令和6年能登半島地震における課題と自主防災組織の活動 ▼奥田ビルの現状と今後の対応 ▼ノーネクタイの推進 まつい けいしょう(公明党) 防災対策 (問)指定避難じょにおけるマンホールトイレの設置状況と今後の取り組みは。 (答・防災危機管理部長)平成28年度よりマンホールトイレの整備を進めており2月現在の整備状況として、まちなか総合ケアセンター、新庄小学校、舞台芸術パーク、倉がき小学校、奥田北小学校、奥田小学校の6カ所に合計52基を整備しており、現在、堀川小学校に10基、整備を進めている。都市マスタープランで定める市内14ブロックに対し、各ブロック1カ所10基ずつを目標として、地域バランスにも配慮しながら計画的かつ着実に整備を進めたい。 【質問項目】 ▼防災対策 ▼高齢者支援(認知症施策) いいやま かつひこ(富山市議会自由民主党) 鉄道駅周辺のまちづくり (問)今後継続して鉄道駅周辺のまちづくりを進めていく必要があると考えるが、見解は。 (答・活力都市創造部長)鉄道駅周辺のまちづくりを全市的に進めることは、本市のコンパクトなまちづくりの骨格となる重要な取り組みであることから、水はし駅周辺と速星駅周辺を住居系の土地利用を図る市街化区域への編入希望箇所として県に回答した。呉羽駅周辺などのような地域の拠点となる新たなまちの姿を、他の鉄道駅周辺においても官民連携により形成していくことで、持続可能な都市の実現につなげたい。 【質問項目】 ▼富山市民球場アルペンスタジアム ▼鉄道駅周辺のまちづくり  ▼富山駅周辺整備 ▼災害発生時の消防局の対応 くぼ ひろのり(自由民主党) 退職自衛官等の市内企業就職支援 (問)1人でも多くの退職自衛官等に本市や本市の企業を選んでもらえるように取り組むべきと考えるが、見解は。 (答・商工労働部長)退職される自衛官のかたに市内企業に就職していただくことは、即戦力となる優秀な人材を本市に呼び込むことにつながるため、取り組みの一つとして、例えば、県内外の自衛官の方々に対し、本市の強みである子育て環境や教育など、都市の総合りょくをPRすることも考えられる。まずは「自衛隊富山地方協力本部」と連携し、自衛官のみなさまのニーズの把握や情報発信の方法も含め、検討していきたい。 【質問項目】 ▼人事評価の活用 ▼市職員の予備自衛官補試験の受験かんしょう  ▼退職自衛官等の職員採用 ▼退職自衛官等の市内企業就職支援 よしだ おさむ(日本共産党) 介護保険、障害者施策 (問)住宅改修の費用および福祉用具等の支給の償還ばらいについて、受領委任ばらいに変更することを求めるが、見解は。 (答・福祉保健部長)介護保険制度においては、「住宅改修費」および「福祉用具購入費」は、原則償還ばらいで支給することとなっている。また、受領委任ばらいの導入には、介護保険事務処理システムの改修が必要になることなどから、現在本市では償還ばらいとしているが、今後、他都市の状況などを参考に調査・研究していきたいと考えている。 【質問項目】 ▼介護保険、障害者施策 ▼小中学校の学校給食費の無償化 ▼生活保護の「裁判」 はしもと まさお(会派 せいせい) 公立保育所の民営化 (問)今後の市立保育施設の民営化について、市長の考えは。 (答・市長)民営化で延長保育や休日保育を実施する施設が増えるなど保育サービスの拡充が図られた。本市の市立施設の割合は33.1%で中核市平均の17.6%より高いことから、「民営化対象保育所選定基準」を満たし事業を安定的に継続して運営できる施設があれば、今後も民営化を進めたいと考えている。引き続き、保育施設を利用する子どもと保護者に配慮し「こどもまんなか社会」実現の視点で保育内容、環境のより一層の充実に向け取り組みたい。 【質問項目】 ▼公立保育所の民営化 さわだ かずひで(自由民主党) 富山市の福祉避難じょ (問)一般の避難じょと福祉避難じょの開設定義は。 (答・防災危機管理部長)本市では、一般の避難じょは市災害対策本部が開設を決定し、開設を担当する市職員にしじした上で市職員が開設する。一般の避難じょに避難した避難者のうち高齢者や障害者等の要配慮者を受け入れる福祉避難じょについては、あらかじめ福祉避難じょの設置運営に関する協定を締結した施設のうち、災害時に市災害対策本部から福祉避難じょ開設を要請し、施設の被災状況等を踏まえ、受け入れを了承いただいた施設に要配慮者とその家族を移送する。 【質問項目】 ▼大沢野・細入地域におけるコミュニティバスとシルバータクシーの運行 ▼富山市の福祉避難じょ ふじた かつき(自由民主党) 本市における公共交通機関 (問)JR高山本線の全線開通90周年は大事な節目であると考えるが、見解は。 (答・市長)高山本線は、本市が進める「公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり」において重要な公共交通軸として位置付けており、私自身も大変思い出ぶかく愛着のある路線である。本市では全線開通90周年にあわせ、高山本線強化促進同盟会が企画される記念事業と連携し、富山駅での記念式典や、沿線駅での高山本線に関する企画展示などを開催することで、沿線のマイレール意識の醸成を図り、高山本線の活性化につなげたいと考えている。 【質問項目】 ▼富山市の農家がつくったお米で元気に育ってね!キャンペーン ▼本市における公共交通機関 ▼本市における人口推移と財政 ▼本市への移住 あずま あつし(立憲民主市民の会) 令和6年度介護報酬改定 (問)介護報酬改定後、経営が厳しくなった訪問介護事業者が事業を継続できるよう、本市として何らかの助成をする、あるいは県や国に助成を要請するべきでは。 (答・福祉保健部長)今回の報酬改定には一定の配慮がなされていると考えている。改定での訪問介護事業者への影響は一概に言えないこともあり、新しい報酬単価でのサービス提供が始まっていない今の時点では、市独自の助成制度を設けることは考えていない。今後、介護報酬が地域やサービスの実態とかけ離れた場合等は、適切な報酬が設定されるよう国へ要望していきたい。 【質問項目】 ▼スマートシティー政策の推進 ▼防災対策の強化 ▼令和6年度介護報酬改定 えにし てるやす(自由民主党) 家庭ごみ有料化検討事業 (問)家庭ごみ有料化検討事業について、市民への説明が不足していると考えるが、市長の見解は。 (答・市長)ごみを処理するには多額の費用がかかることや、少しでもごみを減量化して将来世代に負担を残さないようにすることは私も共通の認識である。有料化は、私たちが排出しているごみの処理経費の一部を、私たちが負担しようということが根本にあり、このことを認識して議論していきたい。また、生活弱者のかたへの配慮など、市民のみなさんに丁寧に説明して理解していただくことが大事であると考えている。 【質問項目】 ▼市営住宅のLED化 ▼家庭ごみ有料化検討事業 おおしま みつる(政策フォーラム32) 災害時におけるガソリンスタンドの役割と災害協定 (問)災害時に石油燃料の優先的供給を受けるための災害協定の締結状況および市独自の災害協定締結の予定は。 (答・防災危機管理部長)県は県石油商業組合と、県下市町村にも効果が及ぶ協定を締結しており、石油連盟とも重要施設への燃料供給に関する覚書を締結している。令和6年能登半島地震では県石油業協同組合と連携し避難じょ9カ所に灯油を配達したが、さらなる大規模災害の発生時に一般利用者に優先して石油燃料等の供給を受ける必要が生じることも考えられるため、市独自の新たな協定の締結も検討していきたい。 【質問項目】 ▼災害時におけるガソリンスタンドの役割と災害協定 ▼税務事務等 ▼本市の芸術文化 あかぼし ゆかり(日本共産党) 令和6年能登半島地震の被害対策および今後の防災対策 (問)災害時のトイレ問題は命と健康に直結する。バリアフリーで洋式・水洗の個室を備えたトイレトレーラーの導入を提案するが、見解は。 (答・防災危機管理部長)市では、簡易トイレの備蓄やマンホールトイレの整備を進めつつ、家庭用備蓄ひんとして簡易トイレの重要性を啓発する等、自助・きょうじょの取り組みも含めたトイレ確保対策を進めている。トイレトレーラーは、被災地でニーズが高く有効活用されており本市のトイレ確保対策の一つの選択肢として他の対策とのバランスにも配慮して調査・研究していきたい。 【質問項目】 ▼令和6年能登半島地震の被害対策および今後の防災対策 ▼学校給食 ▼南富山駅周辺のまちづくり 請願・陳情(市政への要望・意見)の提出 請願しょ(議員の紹介あり)・陳情しょ(議員の紹介なし)を提出されるかたは、次の要領でお出しください。 ・ 請願・陳情の趣旨を具体的に記載してください。 ・ 提出年月日、提出者の住所および氏名(法人の場合は名称と所在地、代表者めい)を記載し、署名または記名押印の上、議長宛てに提出してください(署名の場合は押印が不要です)。 ・ 請願書の場合は、紹介議員の署名または記名押印が必要です。 ・ 定例会開会びの正午までに提出されたものを、その定例会で審査・処理しています。 【お問い合わせ先】 議会事務局 議事調査課          電話番号、4 4 3、2 1 5 8 議員の連絡先は、富山市議会のホームページでご確認いただけます。 令和6年能登半島地震への対応に関する要望書を市議会から市長へ提出しました  富山市議会災害対策会議(1月4日、1月11日開催)において、令和6年能登半島地震の対応等について、各会派から寄せられた要望を取りまとめ、1月12日に亀裂や隆起、破損などが見られる道路の早期補修などに関する緊急要望書を市長に提出しました。また、自主防災組織が主体となって避難じょの開設をになえるような体制の整備の検討など中長期な内容を含む16項目について、2月16日に市長に要望書を提出しました。 ケーブルテレビでの本会議の生放送  本会議の開催びは、ケーブルテレビ富山およびかみねいケーブルテレビで生放送をご覧いただけます。ただし、かみねいケーブルテレビでの放送は、都合により、録画放送になる場合があります。 インターネットでの本会議のなま中継および録画中継    インターネットの録画中継は、各本会議終了後、おおむね4日後(ど・にちおよび祝日を除く)からご確認いただけます。なお、編集作業等により公開が遅れることがあります。 本会議の会議録  本会議の会議録は、富山市議会のホームページでご覧いただけます。委員会・諸会議の議事録等も、ホームページに掲載しています。  6年3月定例会の会議録は、6月上旬に掲載する予定です。なお、会議録の冊子は、市役所東館3階の市政情報コーナーで閲覧することができます。  №六十七(2年12月定例会号)ぶんからは、とやま市議会だよりのテキストデータ(音声読み上げ対応)ばんの公開もしています。 次回6月定例会の日程 日程については予定となっております。最新の日程や傍聴の取り扱いにつきましては、富山市議会のホームページ等でご確認ください。 (6月 6日)本会議(提案理由説明ほか) (6月10日)本会議(一般質問) (6月13日)本会議(一般質問) (6月17日)本会議(一般質問) (6月18日)本会議(一般質問)、予算決算委員会(前期全体会) (6月19日)予算決算委員会経済環境分科会 ・経済環境委員会 (6月20日)予算決算委員会厚生分科会 ・厚生委員会 (6月21日)予算決算委員会建設分科会 ・建設委員会 (6月24日)予算決算委員会総務文教分科会 ・総務文教委員会 (6月25日)予算決算委員会(後期全体会) (6月27日)本会議(委員長報告・質疑・討論・採決ほか) 傍聴の際の注意事項 ・私語や飲食など会議の妨害になることはしないでください。 ・拍手など可否の表明はしないでください。 ・写真の撮影、音声の録音はしないでください。 ・携帯電話の電源はお切りください。 ・帽子、コート、マフラーのたぐいは着用しないでください。 とやま市議会だよりアンケートの結果 ご協力いただき、ありがとうございました。 市民のみなさまに、より親しまれる「とやま市議会だより」にするため、前号でアンケートを実施し、65人のかたからご回答をいただきました。 その結果の概要について、お知らせします。 プレゼントは、厳正な抽選のうえ、当選されたかたへ発送いたしました。 問1、富山市議会の活動などの情報はどこから入手していますか。(複数回答可) 市議会だより、回答数61、全回答に対する割合55.0% 市議会ホームページ、回答数5、全回答に対する割合4.5% 市議会議員、回答数4、全回答に対する割合3.6% インターネット議会中継、回答数ゼロ ケーブルテレビ議会中継、回答数4、全回答に対する割合3.6% 新聞、回答数19、全回答に対する割合17.1% テレビ報道、回答数15、全回答に対する割合13.5% その他、回答数3、全回答に対する割合2.7% 計、回答数111 問2、「とやま市議会だより」で関心のある記事は何ですか。(複数回答可) 可決した主な議案、回答数36、全回答に対する割合31.0% 会派別賛否一覧、回答数10、全回答に対する割合8.6% 委員会、回答数17、全回答に対する割合14.7% 一般質問、回答数50、全回答に対する割合43.1% その他、回答数3、全回答に対する割合2.6% 計、回答数116 問3、「とやま市議会だより」について、ご意見・ご要望や読んでみたい記事等ご自由にお書きください。 ●一般質問のページが見やすいレイアウトでとても良かった。全ページをカラーにするのは難しいかと思うが、表紙の立山よりも議員の顔写真をカラーにしてほしい。 ●もっと若い世代にも市政に関心を持ってもらうためにも、御誌内容に漫画風刺も交えた記事の紹介などを取り込んでみたらどうか。 ●細かい内容も知りたい。 ●ペーパーレスの時代かつ市議会だよりを紙で作成するとお金がかかるのでネットのみで掲載したら良いのでは。 ●分かりやすいし、読みやすい。 ●活発なさまざまな意見を見やすくまとめていただきありがとうございます。 ●市議会だよりを読み始めた人向けの分かりやすい導入のページがあると助かる。 ●気になる項目もインターネットで閲覧できるので良い。 ●議員のかたの見解が読めるので興味ぶかい。 ●議員の顔も分かり、身近な存在に感じられた。 ●広報とやまの藤井市長のコラムのようなコーナーを市議会だよりにも設け、毎号市議がマイプロフィールなどを紹介くださると、市民がより親近感を持てるのではないかと思う。 ●議員一人ひとりどんな人なのか知ることができる記事があれば、もっと議会に興味が持てるのではないかと思う。 ●育休中の保育継続利用の一般質問の記事がありうれしかった。 ●一般質問、質問者の顔写真付きで誰が何を質問し、それにどう回答されたかが見やすく分かりやすい。全体に紙面も見やすく、読む気になる。 ●詳しく書いていただいているので、興味ぶかく読んでいる。 ●一般質問のぺーじすうを増やしてほしい。 ●高齢者が読んでいます。字を少し大きくするべき。 ●一般質問が分かるのでありがたい。議員の方々の個別の傾向がうかがえる。 ●高校生から関心が持てる市議会だよりになるよう、議員の信条、趣味の紹介をしてこの人のところへ行ってみたいと思わせるような記事を入れるべき。 ●市民の声も取り上げてほしい。 ●行政視察報告をより具体的に。概要を書いたり感想を加えて充実させてほしい。 ご意見等については、類似したものをまとめ、要約して掲載しております。 市民のみなさまから、このほかにもたくさんのご意見・ご要望をいただきました。 お寄せいただいたご意見は、今後のとやま市議会だよりの企画・編集の参考にさせていただきます。 ◎アンケート期間:令和6年2月1日~3月8日 ◎回答件数:65件(うちホームページ47件、Eメール2件、FAX2件、郵便14件) ◎回答者年齢: 20代  4.6%、30代 18.5%、 40代 15.4%、  50代 15.4%、 60代 21.5%、  70代 15.4%、 80代  4.6%、  無回答  4.6% 編集後記 議会報編集委員長 ふじた かつき  3月定例会号より、議会報編集委員会のメンバーが新しくなり、初めての「とやま市議会だより」の発行です。6年度も、議会の活動をもっと身近にお届けできるよう、みなさまのご意見を大切にし、市民目線での改善に努めてまいります。 次号(№八十二)は8月20日発行の予定です。なお、8月上旬ごろに、ウェブ速報版を富山市議会ホームページにて公開予定です。