とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 5つの常任委員会において、付託された議案などを審査し、6月27日の本会議では、各委員会の審査の概要と結果が報告されました(各分科会の報告は6月25日の予算決算委員会において行われました)。 その内容の一部を掲載します。 予算決算委員会  6年度富山市一般会計補正予算など5件についてはいずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 総務文教分科会  6年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 (重要文化財)旧森け住宅 耐震対策事業(土蔵工事) (委員からの質疑) 令和6年能登半島地震を受け、重要文化財である 旧森け住宅の土蔵の被害復旧と耐震補強工事には、地域における歴史的建築物に関する専門的な知識や能力を備えた地元業者が工事に携わることが必要であると考える。 業者の選定について、どのように考えているのか。 (市の答弁) 本事業を実施するにあたり歴史的背景をよく知る地元業者への発注は望ましいことではあるが、重要文化財における保存修理工事の質の担保や技術の継承を図るかん点から、伝統技術が必要な工事においては、国の選定保存技術保持者または施工実績等で同等の技術を有する技能者を職長とするなど留意する必要がある。 そのため、適正な契約方法を取るとともに、重要文化財として歴史的価値が保たれる工事が行われるよう進めていきたいと考えている。 厚生分科会  6年度富山市一般会計補正予算など2件について、審査した。 災害見舞きん等支給事業                (委員からの質疑) 令和6年能登半島地震による住宅被害について、当初、一部損壊と判定されたが、再調査の結果、準半壊などに判定が変わった場合、災害見舞きんの支給はどのようになるのか。 (市の答弁) 一部損壊から準半壊などに判定結果が変更となった場合は、その差額分を後日お支払いする。 経済環境分科会  6年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 建設分科会  6年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 質疑、討論、意見の表明を含む報告の内容につきましては、富山市議会ホームページ(会議録等の公開)からご確認いただけます。 正副議長および各委員会委員の構成につきましては、富山市議会ホームページ(議員、委員名簿)からご確認いただけます。 総務文教委員会  富山市市税条例の一部を改正する条例制定の件など7件については、いずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 工事請負契約締結の件(山室中学校体育館改築主体工事) (委員からの質疑) 本市では、学校体育館への空調設備導入の調査をおこなっている。本事業完了後の山室中学校においても、空調設備の導入は可能なのか。 (市の答弁) 本事業は、3年前から設計に着手したものであり、その時点では空調設備の導入についての検討はおこなっていない。現在、学校体育館への空調設備導入の調査をおこなっているところであるが、断熱方法や配線方法はそのまま適用できるものと考えている。 厚生委員会  富山市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件など8件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 富山市総合体育館の改修               (委員からの質疑) 富山市総合体育館の改修について、長寿みょう化と、富山グラウジーズのBリーグプレミア参入それぞれについて、どのような内容を考えているのか。  (市の答弁) まず、長寿みょう化を目的とした改修について、最も大きいものは、メインアリーナ、サブアリーナのつり天井の改修である。  また、空調設備の改修も計画されていると聞いている。  次に、グラウジーズのBリーグプレミアへの参入を目的とした改修について、参入条件として、座席すうが5,000席以上必要となり、現在の4,650席から350席増設する必要がある。  また、座席すうに応じたトイレの増設や、観戦が可能なVIPルームの設置が必要となる。  さまざまな参入条件があることから、事業者とグラウジーズでBリーグとさまざまな折衝をしながら、計画を立てていると聞いている。 【その他の主な審査の概要】 ・議案第121号 委託契約締結の件(富山市民球場人工芝及び防護マット更新業務委託)について、質疑があった。 経済環境委員会  委託契約締結の件(富山競輪場映像設備更新業務委託)など3件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情1件については、「採択」すべきものと決した。 委託契約締結の件(富山市つばき園改修業務委託)   (委員からの質疑) 本委託契約の契約方法と契約金額の妥当性について、どのように考えているのか。 (市の答弁) まず、本委託契約については、指名競争入札を実施したが、1しゃのみの応札であったため入札は不調となった。このことから、唯一応札のあった当該業者との随意契約となったところである。  次に、契約金額については、本委託契約は設備の設計、工事、その他施工を一括したものであり、浄化槽汚泥の受け入れ・処理を止めないように、プラントを別の場所で造り、切り替えを行うような特殊な設計となっているため、これだけの費用がかかるものとなっている。  また、今年度からプラントに精通した担当者を配置しており、十分に内容を精査しながら取り組んでいきたいと考えている。 (委員からの質疑) 多額な予算をかけて改修することになるが、今後、どのくらいの期間を維持する計画なのか。 (市の答弁) つばき園は、し尿や浄化槽汚泥の処理施設である富山地区広域圏衛生センターと統合することについて検討もしたが、市内の浄化槽汚泥の排出量がなかなか減らない状況もあり、当該改修を計画することとした。  現在の浄化槽汚泥の排出状況から、当分の間は施設を維持していく必要があると考えている。 【その他の主な審査の概要】 ・令和6年分ちんじょう第1号 高齢者・身体不自由しゃに対するごみ収集の件についての陳情について、質疑等があった。   建設委員会  富山市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定の件など7件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 工事請負契約締結の件(富山市親水広場整備工事)   (委員からの質疑) 富山市親水広場整備工事を行うことにより、広場はどのように変わるのか。 (市の答弁)現在の親水広場は2000年とやま国体に合わせて造られたもので、照明ちゅうが真ん中に立っており、広いイベントスペースが確保できない。そのため、照明ちゅうの配置を工夫し、イベントスペースとして広く使えるようにしたいと考えている。  また、現在は、イベント開催時に、例えば大型モニターを搭載したトラックなどが乗り入れる場合に地面を養生しているが、そうした大型車両がそのまま乗り入れられる舗装を整備したいと考えている。  さらに、富山駅北からふがんうんがかんすい公園まで運行しているグリーンスローモビリティの走行レーンや、日陰をつくるためのシェルター、防犯・監視カメラ、フリーWi-Fi等も整備する予定となっている。 【所管部局からの報告事項】 上下水道局 ・上下水道局庁舎空調設備における下水熱利用の効果検証結果 建設部 ・市営住宅使用料(家賃)の算定誤り