とやま市議会だより №.八十二 令和6年6月定例会 発行び 令和6年(2024年)8月20日 発行、 富山市議会 編集、 議会報編集委員会 電話番号、4 4 3、2 1 5 8・FAX番号、4 4 3、2 1 9 6 ホームページ、https://www.city.toyama.lg.jp/ とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 主な内容 6月定例会の概要、可決した主な議案等 委員会・諸会議 常任委員会 一般質問 請願・陳情等 9月定例会の日程等 令和6年6月定例会の概要 37億4,098万よ円の補正予算等を可決 令和6年6月富山市議会定例会は、6月6日から6月27日まで22にち間の会期で開かれました。 令和6年度補正予算案件、条例案件、契約案件、意見書等について審議し、合わせて36議案が原案のとおり決まりました。 定例会の日程 (6月6日)本会議(提案理由説明ほか) (6月10日)本会議(一般質問)  6人 (6月13日)本会議(一般質問)  6人 (6月17日)本会議(一般質問ほか)8人、予算決算委員会前期全体会 (6月19日) 予算決算委員会経済環境分科会・経済環境委員会 (6月20日)予算決算委員会厚生分科会  ・厚生委員会 (6月21日)予算決算委員会建設分科会  ・建設委員会 (6月24日)予算決算委員会総務文教分科会・総務文教委員会 (6月25日)予算決算委員会後期全体会 (6月27日)本会議(委員長報告・討論・採決ほか) 令和6年度予算の6月補正の規模 一般会計 (補正前)1,758億3,762万6千円 (補正額)37億898万6千円 (補正後)1,795億4,661万2千円 特別会計 (補正前)1,363億3,129万2千円 (補正額)ゼロ円 (補正後)1,363億3,129万2千円 企業会計 (補正前)475億5,521万2千円 (補正額)3,200万円 (補正後)475億8,721万2千円 合  計 (補正前)3,597億2,413万円 (補正額)37億4,098万6千円 (補正後)3,634億6,511万6千円 可決した主な議案 ■予算案件                  6年度富山市一般会計補正予算、37億898万6千円  ・農地農業用施設災害復旧工事等、21億5,720万円  ・新型コロナ予防接種委託料等、7億955万1千円  ・宅地液状化等復旧支援事業補助金、1億5,332万円  ・被災木造住宅耐震改修支援事業等補助金、6,960万円  ・「ふふふ」生産拡大乾燥調製施設整備支援事業補助金、2,474万円  ・施設予約システム構築業務委託料等、1,279万3千円 6年度富山市企業会計補正予算(2会計)、3,200万円 ■条例案件                  富山市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定の件 ■契約案件                  工事請負契約締結の件  ・富山市親水広場整備工事 意見書 意見書とは、市の公益に関することについて議会の意思を意見としてまとめた文書のことです。 次の意見書を可決し、国会および関係行政庁などへ提出しました。 (議員提出議案第7号)持続可能な農業政策を求める意見書、農林水産大臣 ほか5件へ提出 (議員提出議案第8号)全ての国民が安心して老後を迎えることができる年金制度改革を求める意見書、厚生労働大臣 ほか5件へ提出 (議員提出議案第9号)地域における「こども誰でも通園制度」の制度拡充等を求める意見書、内閣府特命担当大臣(こども政策)ほか9件へ提出 (議員提出議案第10号)災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築への支援を求める意見書、内閣府特命担当大臣(防災)ほか7件へ提出 請願・陳情 市政への要望・意見等がある場合に、市議会に提出する文書のうち、議員の紹介があるものを請願、ないものを陳情といいます。 審議された結果は、次のとおりです。 「健康保険証を存続し、マイナ保険証と併用を求める」国への意見書の提出を求める請願、不さい択 高齢者・身体不自由しゃに対するごみ収集の件についての陳情、採択 委員会・諸会議 定例会中の本会議や常任委員会のほかにも、委員会等を開催し、市政についての課題や、議会改革などについて協議しています。 (5月2日) 議会運営委員会 ・ 6月定例会の運営について (5月9日) 議会改革検討調査会 ・ 委員会のインターネット中継の開始について ・ 議選監査委員廃止および公募について (5月20日) 各派代表しゃ会議 ・ 令和7年度富山市の重点事業について (5月30日) 総務文教委員会 ・ 委員会視察について 厚生委員会 ・ 委員会視察について 経済環境委員会 ・ 委員会視察について 建設委員会 ・ 委員会視察について 議案説明会 ・ 6月定例会提出予定案件の概要について (6月6日) 各派代表しゃ会議 ・ 6月定例会における議会費の補正予算要求について  ・ 議会改革検討調査会の協議結果について  ・ 人事案件について 議会報編集委員会 ・ とやま市議会だより(№八十二)について  ・ とやま市議会だよりに寄せられた意見・要望について (6月7日) 議会運営委員会 ・ 6月定例会の運営について (6月14日) 議会運営委員会 ・ 追加議案について (6月17日) 委員長会議 ・ 議案等の委員会付託について 議会運営委員会 ・会派から提出された意見書(案)・決議(案)について (6月21日) 議会運営委員会 ・意見書・決議について  ・議員派遣の件について  ・本会議の進めかたについて  ・一般質問予定者および質問順番の報告期限について (6月25日) 議会運営委員会 ・最低賃金引き上げと中小企業支援策を求める意見書(案)について  ・本会議の進めかたについて (6月27日) 委員長会議 ・委員会審査結果等の確認について (7月5日) 議会報編集委員会 ・とやま市議会だより(№八十二)の発行について 政務活動費のあり方検討会 ・各会派から提出された運用指針上の課題・対応案について 5つの常任委員会において、付託された議案などを審査し、6月27日の本会議では、各委員会の審査の概要と結果が報告されました(各分科会の報告は6月25日の予算決算委員会において行われました)。 その内容の一部を掲載します。 予算決算委員会  6年度富山市一般会計補正予算など5件についてはいずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 総務文教分科会  6年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 (重要文化財)旧森け住宅 耐震対策事業(土蔵工事) (委員からの質疑) 令和6年能登半島地震を受け、重要文化財である 旧森け住宅の土蔵の被害復旧と耐震補強工事には、地域における歴史的建築物に関する専門的な知識や能力を備えた地元業者が工事に携わることが必要であると考える。 業者の選定について、どのように考えているのか。 (市の答弁) 本事業を実施するにあたり歴史的背景をよく知る地元業者への発注は望ましいことではあるが、重要文化財における保存修理工事の質の担保や技術の継承を図るかん点から、伝統技術が必要な工事においては、国の選定保存技術保持者または施工実績等で同等の技術を有する技能者を職長とするなど留意する必要がある。 そのため、適正な契約方法を取るとともに、重要文化財として歴史的価値が保たれる工事が行われるよう進めていきたいと考えている。 厚生分科会  6年度富山市一般会計補正予算など2件について、審査した。 災害見舞きん等支給事業                (委員からの質疑) 令和6年能登半島地震による住宅被害について、当初、一部損壊と判定されたが、再調査の結果、準半壊などに判定が変わった場合、災害見舞きんの支給はどのようになるのか。 (市の答弁) 一部損壊から準半壊などに判定結果が変更となった場合は、その差額分を後日お支払いする。 経済環境分科会  6年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 建設分科会  6年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 質疑、討論、意見の表明を含む報告の内容につきましては、富山市議会ホームページ(会議録等の公開)からご確認いただけます。 正副議長および各委員会委員の構成につきましては、富山市議会ホームページ(議員、委員名簿)からご確認いただけます。 総務文教委員会  富山市市税条例の一部を改正する条例制定の件など7件については、いずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 工事請負契約締結の件(山室中学校体育館改築主体工事) (委員からの質疑) 本市では、学校体育館への空調設備導入の調査をおこなっている。本事業完了後の山室中学校においても、空調設備の導入は可能なのか。 (市の答弁) 本事業は、3年前から設計に着手したものであり、その時点では空調設備の導入についての検討はおこなっていない。現在、学校体育館への空調設備導入の調査をおこなっているところであるが、断熱方法や配線方法はそのまま適用できるものと考えている。 厚生委員会  富山市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件など8件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 富山市総合体育館の改修               (委員からの質疑) 富山市総合体育館の改修について、長寿みょう化と、富山グラウジーズのBリーグプレミア参入それぞれについて、どのような内容を考えているのか。  (市の答弁) まず、長寿みょう化を目的とした改修について、最も大きいものは、メインアリーナ、サブアリーナのつり天井の改修である。  また、空調設備の改修も計画されていると聞いている。  次に、グラウジーズのBリーグプレミアへの参入を目的とした改修について、参入条件として、座席すうが5,000席以上必要となり、現在の4,650席から350席増設する必要がある。  また、座席すうに応じたトイレの増設や、観戦が可能なVIPルームの設置が必要となる。  さまざまな参入条件があることから、事業者とグラウジーズでBリーグとさまざまな折衝をしながら、計画を立てていると聞いている。 【その他の主な審査の概要】 ・議案第121号 委託契約締結の件(富山市民球場人工芝及び防護マット更新業務委託)について、質疑があった。 経済環境委員会  委託契約締結の件(富山競輪場映像設備更新業務委託)など3件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情1件については、「採択」すべきものと決した。 委託契約締結の件(富山市つばき園改修業務委託)   (委員からの質疑) 本委託契約の契約方法と契約金額の妥当性について、どのように考えているのか。 (市の答弁) まず、本委託契約については、指名競争入札を実施したが、1しゃのみの応札であったため入札は不調となった。このことから、唯一応札のあった当該業者との随意契約となったところである。  次に、契約金額については、本委託契約は設備の設計、工事、その他施工を一括したものであり、浄化槽汚泥の受け入れ・処理を止めないように、プラントを別の場所で造り、切り替えを行うような特殊な設計となっているため、これだけの費用がかかるものとなっている。  また、今年度からプラントに精通した担当者を配置しており、十分に内容を精査しながら取り組んでいきたいと考えている。 (委員からの質疑) 多額な予算をかけて改修することになるが、今後、どのくらいの期間を維持する計画なのか。 (市の答弁) つばき園は、し尿や浄化槽汚泥の処理施設である富山地区広域圏衛生センターと統合することについて検討もしたが、市内の浄化槽汚泥の排出量がなかなか減らない状況もあり、当該改修を計画することとした。  現在の浄化槽汚泥の排出状況から、当分の間は施設を維持していく必要があると考えている。 【その他の主な審査の概要】 ・令和6年分ちんじょう第1号 高齢者・身体不自由しゃに対するごみ収集の件についての陳情について、質疑等があった。   建設委員会  富山市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定の件など7件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 工事請負契約締結の件(富山市親水広場整備工事)   (委員からの質疑) 富山市親水広場整備工事を行うことにより、広場はどのように変わるのか。 (市の答弁)現在の親水広場は2000年とやま国体に合わせて造られたもので、照明ちゅうが真ん中に立っており、広いイベントスペースが確保できない。そのため、照明ちゅうの配置を工夫し、イベントスペースとして広く使えるようにしたいと考えている。  また、現在は、イベント開催時に、例えば大型モニターを搭載したトラックなどが乗り入れる場合に地面を養生しているが、そうした大型車両がそのまま乗り入れられる舗装を整備したいと考えている。  さらに、富山駅北からふがんうんがかんすい公園まで運行しているグリーンスローモビリティの走行レーンや、日陰をつくるためのシェルター、防犯・監視カメラ、フリーWi-Fi等も整備する予定となっている。 【所管部局からの報告事項】 上下水道局 ・上下水道局庁舎空調設備における下水熱利用の効果検証結果 建設部 ・市営住宅使用料(家賃)の算定誤り 一般質問 20人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 議員めいの横のコードを読み込むと、インターネットで一般質問の様子を閲覧できます。 しゃがわ ともや(富山市議会自由民主党) 南富山駅周辺まちづくりビジョン (問) 次期都市マスタープランの策定にあたり、南富山駅周辺をどのように位置付けていくことになるのか。 (答・市長) 南富山駅周辺は多くの教育機関が立地するとともに、複数の公共交通が結節するなど、市内有数のポテンシャルを誇る拠点である。次期都市マスタープランの策定にあたり、南富山駅周辺の再整備による交通結節機能の強化を図ることで、安全で良質な市街地の形成や、官民連携による魅力的な活動の創出を目指すとともに、南富山駅周辺をモデルに、地域特性が生かされた拠点ごとの役割等を検討していきたい。 【質問項目】 ▼職員の不祥事防止への取り組み ▼ほく信越市長会総会の意義と成果 ▼富山市上下水道事業経営審議会の設置  ▼自治体情報システムの標準化 ▼南富山駅周辺まちづくりビジョン ▼富山地方鉄道株式会社の鉄道事業再構築 いずみ ひでゆき(自由民主党) 学校再編に伴う多様化の促進 (問) 「通学区域制度の弾力的運用」は国の方針では、市町村教育委員会の責任に基づくとあるが、本市教育委員会は保護者の責任としており、「子育て日本一とやま」の方針に背くことから削除を考えるが、見解は。 (答・教育委員会事務局長) 国の通知等を受け、学校選択の弾力化の具体策として「保護者の負担及び責任において通学させること」という要件を付して市教育委員会の権限と責任に基づき学校選択制等を導入してきた。選択制等により通学距離が長くなる等、保護者の理解と協力が不可欠なことから、当要件は必要である。 【質問項目】 ▼学校再編に伴う多様化の促進 とよおか たつろう(富山市議会自由民主党) 令和6年能登半島地震 (問) 宅地と道路等の一体てきな液状化防止対策について、どのように取り組んでいくのか。 (答・建設部長) 「宅地液状化防止事業」は、住民との合意形成、住民個人の費用負担等、多くの課題があることから、調査を進めるにあたっては地域の方々のご意見等を踏まえながら丁寧な対応に努めることが重要であり、本年4月に町内会の役員への調査趣旨の説明や、地域の方々に対し、調査内容等についての説明会を開催した。引き続き、地域の方々と情報共有する場を設けながら、慎重に調査・検討を進めたい。 【質問項目】 ▼令和6年能登半島地震  ▼生成AI  ▼小泉八雲蔵書 ▼救急医療電話相談(シャープ7 1 1 9)  ▼特殊詐欺被害等 たかた まり(富山市議会自由民主党) 歩くライフスタイルの推進 (問) おでかけ定期券と医療費の経年変化について、見解は。 (答・活力都市創造部長) 平成28年、平成30年、令和2年の各年における年間医療費の調査をおこなったところ、おでかけ定期券を所有するかたは、所有しないかたに比べて医療費が下回る結果となった。また、各年における差を比較したところ、平成28年では約12万円、平成30年では約16万円、令和2年では約18万円で、所有するかたと所有しないかたとの医療費の差は、時間の経過とともに大きくなっている。 【質問項目】 ▼災害時における避難 ▼歩くライフスタイルの推進 ▼学校教育現場における動物飼育 ▼富山市ファミリーパークの明るい将来展望 ふじた かつき(自由民主党) 物流の2024年問題 (問) 富山と名古屋間のJR高山本線での貨客混さいの可能性について、見解は。 (答・活力都市創造部長) 鉄道を活用した貨客混さいは、ドライバー不足の解消など、さまざまなメリットがあると認識している。しかし、特急ひだには荷物の積み込みスペースの余裕がないなどの課題があり、少量の輸送では収益が見込めず実施は難しいと聞いている。本市ではJR高山本線での貨客混さいに向けて、採算に見合う輸送量の確保が大きな課題と考えており運搬物の種類や規模等も含め、今後、運行事業者と意見交換していきたいと考えている。 【質問項目】 ▼本市のコメ農家  ▼シニアおでかけきっぷ ▼物流の2024年問題 まつい くにひと(富山市議会自由民主党) 「やくととやま」の信頼回復に向けた取り組み (問) くすり関連施設の役割とその施設に込められた思いは。 (答・市長) 本市やくぎょうが果たしてきた役割や成果等についての情報発信や観光拠点としてのにぎわい創出、やく業界の人材育成といった役割が求められると考える。特に人材確保が課題であり、若い世代に興味を持ってもらえるよう、くすりの未来を展望する要素は欠かせないと考える。本施設が本市やくぎょうの情報を広く発信するとともに、子どもたちの未来を育む体験活動の場としても活用され、多くのかたに何度も来館してもらえる施設となるよう事業を進めたい。 【質問項目】 ▼医療ひんの生産額  ▼薬剤師の確保  ▼「やくととやま」としての取り組み ▼「やくととやま」の信頼回復に向けた取り組み まつい けいしょう(公明党) しょうし高齢化と人口減少の対応 (問) 地域別将来推計人口における本市の2040年の推計人口をどのように受け止めているのか。 (答・市長) 令和2年の国勢調査時からの20年間で本市の人口が約5万人減少するとの推計結果には危機感を抱いている。本市では以前より将来世代に責任が持てる持続可能な都市経営を目指しており、改めて人口減少は喫緊の課題と捉え、引き続き、教育、子育て、福祉、雇用、文化等の包括的な取り組みにより都市の総合りょくを高め、誰もが豊かさや暮らしやすさを実感できる「幸せ日本一とやま」の実現を目指したい。 【質問項目】 ▼しょうし高齢化と人口減少の対応  ▼震災復旧・復興支援 ▼水のレジリエンスりょく むらいし あつし(立憲民主党) 小中学校の不登校 (問) 小中学校における、校内サポートルーム(意味はあとで説明)の活用状況は。 (答・教育長) 今年度から小学校8校、中学校9校に新設した校内サポートルームでは、5月末現在で121名が利用している。設置した学校からは、児童生徒が自分でいちにちの活動計画を決めることで、意欲的にさまざまな活動に取り組むようになった、指導員等との交流を通して、社会性を身に付けるきっかけとなったなどの成果が報告されている。 【質問項目】 ▼小中学校の不登校 ▼選択的夫婦別姓  ▼共働き子育てしやすい街ランキング ▼「マイナンバーカード保険証」通称「マイナ保険証」 ▼富山市職員に対するカスタマーハラスメント等  ▼富山市病院事業局の働きかた改革 校内サポートルームとは…児童生徒が自分のペースで学習や読書、軽運動等、やりたいことを自ら選択・決定して取り組むことができる環境を学校内に整備したもの。 たなべ ゆうぞう(富山市議会自由民主党) 熱中症対策 (問) 本市独自の「涼みどころとやま」の制度の狙いは。 (答・環境部長) 「涼みどころとやま」は、民間の店舗等にある冷房が効いたスペースを熱中症特別警戒アラートの発表にかかわらず、夏の間の暑さをしのぐために市民のみなさまに利用していただくものである。この取り組みは登録していただいた店舗等を市ホームページ等で紹介することで、官民の連携により市民のみなさまの熱中症対策に資するものである。市としては、市民のみなさまが日常生活の買い物などの際に気兼ねなく利用できるよう、環境を整えていきたい。 【質問項目】 ▼子ども施策 ▼トランジットモール  ▼カーボンニュートラル ▼熱中症対策  ▼「医療てきケア児」を市立小中学校で受け入れるためのガイドライン かなおか たかひろ(自由民主党) 災害関連死 (問) 災害関連死を認定する審査会の設置に向けた条例の整備について、見解は。 (答・福祉保健部長) 災害関連死と認定された場合には、「災害弔慰きんの支給等に関する法律」に基づき、その遺族に対し、災害弔慰きんを支給できるものとなっている。国では、市町村は災害弔慰きんの支給に関する事項を調査審議するため、条例の定めるところにより、審議会その他の合議制の機関を置くよう努めることとされているが、本市では設置に至っていない。今後、審査会の設置が必要であると認識しており、早急な条例の整備に向けて、準備を進めたい。 【質問項目】 ▼災害廃棄物対策  ▼災害関連死  ▼市内高等教育機関との連携 おだ しんいち(富山市議会自由民主党) 在宅要配慮者の避難支援 (問) 要配慮者への支援につなげる必要があることから指定避難じょに福祉避難スペースの設置が必要と考えるが、見解は。 (答・防災危機管理部長) 一般の避難者と同じ空間での生活が困難な要配慮者が、健康観察や相談等を受けながら生活する福祉避難スペースをあらかじめ定めておくことは、要配慮者が避難生活を継続する上で、また要配慮者の収容対策として有効と考える。福祉避難スペースの設置には、各避難じょで空き部屋の確保や医療等の専門的な人材の支援が必要になることから、施設管理者等と連携し検討を進めたいと考えている。 【質問項目】 ▼家庭の自助、地域のきょうじょ  ▼事業者の自助と社会的使命 ▼在宅要配慮者の避難支援  ▼被災者支援  ▼災害復旧の状況 おのうえ かずひこ(会派 せいせい) 子育て支援 (問) 本市のこれからの子育て支援について、市長の見解は。 (答・市長) 国の施策に呼応しながら、基礎自治体の役割を果たしていきたい。また、今年度策定する「(仮称)富山市こども計画」に基づき、子どもや若者、子育て当事者の心身の状況や置かれている環境に寄り添った、切れ目のない子育て支援を推進するとともに、行政や地域など社会全体が一体となり子育てを支える機運の醸成が図られるよう、国や県と連携しながら取り組んでいきたい。 【質問項目】 ▼子育て支援 よしだ おさむ(日本共産党) JR高山本線の運営形態の変更 (問) JR高山本線の再構築に関し、JR西日本にしかるべき財政負担を求めるべきと考えるが、市の基本的立場は。 (答・活力都市創造部長) 昨年、県、市、JR西日本で構成する高山本線ブラッシュアップ会議で基本計画を策定した。市ではJR西日本と連携した取り組みに応分の負担を求め、計画策定に係る費用も負担いただいている。 計画では上下分離や移管など事業構造の変更を視野に入れ検討することとし、幾つかのパターンをシミュレーションしており、事業構造の変更となればJR西日本に応分の負担を求める考えである。 【質問項目】 ▼富山地方鉄道株式会社の運営形態の変更 ▼JR高山本線の運営形態の変更 ▼じゅうはち歳以上の重度の障害者の夕方の「居場所」 くぼ ひろのり(自由民主党) いじめの重大事態 (問) いじめの重大事態が増加した理由について、見解は。 (答・教育委員会事務局長) 市教育委員会で作成した資料を活用した校内研修会の他、校園長会やいじめに関する研修会等を通じて「いじめ防止対策推進法」をはじめとした関係法令等に対する正しい理解が浸透し、疑いも含め、重大事態としての適正な認定や保護者の意向を尊重した対応が推進されてきたことが主な要因であると考えている。いじめは絶対にあってはならないという認識のもと、引き続き関係法令等を順守し、学校への指導・助言を行いたい。 【質問項目】 ▼被災した公共施設  ▼いじめの重大事態 ▼退職間近の自衛官へのアプローチ えにし てるやす(自由民主党) 農しん除外(意味はあとで説明)と農業、市街化調整区域の今後の都市計画 (問) 集落が衰退していく中で、農しん除外に対する市長の見解は。 (答・市長) 市が定めた農業振興地域内から農用地を除外する際には、本年6月に成立した農しん法(意味はあとで説明)等の改正の趣旨にある「農業生産の基盤である農地の確保」なども踏まえ、より慎重かつ厳格な判断が求められる。農しん除外など市街化調整区域内の農地の利用については、これまでも現地の詳細な実態の把握に加え、農林水産部を中心とした関係部局において、農しん法をはじめとする関係法令に基づきおこなってきたが、引き続き、厳粛に審査していきたい。 【質問項目】 ▼農しん除外と農業、市街化調整区域の今後の都市計画 農しん除外とは…原則、農地として利用しなければならない農用地区域内の農用地を、やむを得ず住宅等に利用する際に行う農業振興地域整備計画の変更手続きのこと。 農しん法とは……「農業振興地域の整備に関する法律」の略。 かしわ よしえ(公明党) 福祉施策(防災アプリ「耳で聴くハザードマップ」) (問) 災害時の情報収集において、多くのかたに役立つアプリであるため、市においても広く周知して活用することが必要だと考えるが、今後の取り組みは。 (答・防災危機管理部長) 現在、県および市のホームページにおいて、周知に努めている。さらに市では富山市視覚障害者協会や富山市民国際交流協会へ本アプリの活用について直接ご案内したところであり、それらの団体を通して視覚障害者や市内に居住する外国人への情報提供をお願いするとともに、今後配布を予定しているさまざまな媒体を通して広く市民への周知に努める。 【質問項目】 ▼サーキュラーエコノミーの推進  ▼子育て支援  ▼福祉施策 おかべ とおる(立憲民主党) 教員の働きかた改革 (問) 公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法では、時間外在校等時間の上限を月45時間、年間360時間と定めている。本市の5年度の月45時間および年間360時間を超える小中学校別の教員数およびその割合は。 (答・教育委員会事務局長) 月45時間を超える教員すうは、小学校では441人で33.4%、中学校では331人で46.6%、年間360時間を超える教員すうは、小学校では879人で66.5%、中学校では510人で71.7%である。 【質問項目】 ▼教員の働きかた改革  ▼学校給食の無償化 ▼教員給与特別措置法の中央教育審議会の改正案  ▼令和6年能登半島地震に伴う自治公民館の被災対応  ▼こども誰でも通園制度 たにぐち としかず(気はく) キャッシュレス決済 (問) 証明書交付手数料やスポーツ施設使用料のキャッシュレス決済の導入は。 (答・市民生活部長) 証明書交付手数料のキャッシュレス決済については、支払いの選択肢が増え、利便性が高まることから、導入に向けて段階的に準備を進めてきたところであり、本年8月をめどに、市役所市民課と納税課の窓口で導入する予定である。また、スポーツ施設においては、今年度、富山県等と共同調達する新たな予約システムや更新を予定している券売機を、キャッシュレス対応が可能なものとする予定である。 【質問項目】 ▼キャッシュレス決済  ▼防災備蓄  ▼カラス対策 あかぼし ゆかり(日本共産党) 令和6年能登半島地震の被災住宅復旧支援 (問) 被災住宅を解体して更地にすると固定資産税は大幅に増額となる。被災者は東にほん大震災時のように10年ぐらいは住宅がなくても住宅用地と見なす特例措置の延長を望んでいるが、市の見解は。 (答・財務部長) 7年度分の課税については、7年1月1日までに被災住宅を取り壊した場合、当該住宅の敷地は本来、住宅用地の特例による減額の対象にならないが、引き続き居住の用に供する予定の場合は、住宅用地の特例措置が適用される。特例措置の延長については、今後の国の動向を注視していきたい。 【質問項目】 ▼令和6年能登半島地震の被災住宅復旧支援  ▼オーガニック給食の展望  ▼学童保育・保育の拡充 あずま あつし(立憲民主党) 高齢者対策 (問) 認知症になっても人としての尊厳や人権を守り、平穏に暮らせる環境の整備が必要と考えるが、本市の取り組みは。 (答・福祉保健部長) 現在おこなっている認知症高齢者見守りネットワークの構築、認知症サポーター養成講座の実施、認知症に関する講演会の開催に加え、今年度、二次元コードを活用した認知症高齢者見守りシール事業を開始する。また認知症である本人の希望等を直接聞くことで、当事者の視点を重視した施策を検討したい。さらに今年度から後見等の申し立て費用の助成や後見監督人等の報酬に対する助成をおこなっている。 【質問項目】 ▼高齢者対策  ▼医師の働きかた改革  ▼地方自治法改正 ▼今年度の職員採用試験 請願・陳情(市政への要望・意見)の提出 請願しょ(議員の紹介あり)・陳情しょ(議員の紹介なし)を提出されるかたは、次の要領でお出しください。 ・請願・陳情の趣旨を具体的に記載してください。 ・提出年月日、提出者の住所および氏名(法人の場合は名称と所在地、代表者めい)を記載し、署名または記名押印の上、議長宛てに提出してください(署名の場合は押印が不要です)。 ・請願しょの場合は、紹介議員の署名または記名押印が必要です。 ・定例会開会びの正午までに提出されたものを、その定例会で審査・処理しています。 【お問い合わせ先】  議会事務局 議事調査課 電話番号、4 4 3、2 1 5 8 議員の連絡先は、富山市議会のホームページでご確認いただけます。 全国市議会議長会表彰  第100回全国市議会議長会定期総会が、5月22日に東京国際フォーラムで開催され、表彰状ならびに感謝状の贈呈が行われました。また、これを受けて、6月25日に富山市議会議長から次のとおり表彰状等の伝達を行いました。 特別表彰(議員25年以上) たかた しげのぶ 議員在職期間  平成11年4月から平成17年3月 (旧富山市)  平成17年4月から現在に至る 特別表彰(議員20年以上) かねこ ゆうほう 議員在職期間  平成13年11月から平成17年3月 (旧やつおまち)  平成17年4月から現在に至る 役員在職感謝状(部会長、理事、国と地方の協議の場等に関する特別委員会委員) 部会長在職期間  令和5年6月から令和6年3月 理事在職期間  令和5年3月から令和6年3月 国と地方の協議の場等に関する特別委員会委員 在職期間  令和5年6月から令和6年3月 一般表彰(議員15年以上) むらいし あつし 議員在職期間  平成21年4月から現在に至る 一般表彰(議員10年以上) たにぐち としかず 議員在職期間  平成21年4月から平成28年9月  令和3年4月から現在に至る 一般表彰(正副議長4年以上) しきだ ひろのり 副議長在職期間  平成29年4月から令和2年3月 議長在職期間  令和4年3月から令和5年3月 ケーブルテレビでの本会議の生放送  本会議の開催びは、ケーブルテレビ富山およびかみねいケーブルテレビで生放送をご覧いただけます。ただし、かみねいケーブルテレビでの放送は、都合により、録画放送になる場合があります。 インターネットでの本会議のなま中継および録画中継    インターネットの録画中継は、各本会議終了後、おおむね4日後(ど・にちおよび祝日を除く)からご確認いただけます。なお、編集作業等により公開が遅れることがあります。 本会議の会議録  本会議の会議録は、富山市議会のホームページでご確認いただけます。  委員会・諸会議の議事録等も、ホームページに掲載しています。  6年6月定例会の会議録は、8月下旬に掲載する予定です。なお、会議録の冊子は、市立図書館(本館)や市役所東館3階の市政情報コーナーで閲覧することができます。  №六十七(2年12月定例会号)ぶんからは、とやま市議会だよりのテキストデータ(音声読み上げ対応)ばんの公開もしています。 議員の寄附行為の禁止   議員は、選挙区内の人や団体にお金や物を贈ることは、時期や理由を問わず、特定の場合を除いて、法律で禁止されています。  また、有権者が議員に寄附を求めることも禁止されています。 (禁止行為) お祭りや運動会への寄附、差し入れ 葬式、結婚式での代理出席者からの香典、祝きん 町内会の集会や旅行への寸志、差し入れ 葬儀の花輪、病気見舞い、入学祝、卒業祝 落成式や開店祝いへの花輪 年賀状、暑中見舞い、お中元、お歳暮 富山市議会では、議員個人による弔電、祝電も廃止しております。ご理解の程、よろしくお願いいたします。 次回9月定例会の日程(予定) 日程については予定となっております。最新の日程や傍聴の取り扱いにつきましては、富山市議会のホームページ等でご確認ください。 (9月 4日)本会議(提案理由説明ほか) (9月 9日)本会議(一般質問) (9月10日)本会議(一般質問) (9月12日)本会議(一般質問) (9月13日)本会議(一般質問)、予算決算委員会(前期全体会) (9月17日)予算決算委員会経済環境分科会 ・経済環境委員会 (9月18日)予算決算委員会厚生分科会   ・厚生委員会 (9月19日)予算決算委員会建設分科会   ・建設委員会 (9月20日)予算決算委員会総務文教分科会 ・総務文教委員会 (9月24日)予算決算委員会(後期全体会) (9月26日)本会議(委員長報告・質疑・討論・採決ほか) 傍聴の際の注意事項 ・私語や飲食など会議の妨害になることはしないでください。 ・拍手など可否の表明はしないでください。 ・写真の撮影、音声の録音はしないでください。 ・携帯電話の電源はお切りください。 ・帽子、コート、マフラーのたぐいは着用しないでください。 編集後記 議会報編集副委員長 いいやま かつひこ  当委員会では、限りある紙面の中で本会議や委員会の内容について分かりやすくお伝えできるような編集に努めております。また、表紙写真は季節や話題に応じて決定しており、今回は消防団の魅力をPRする「消防団“推しゴト”紹介プロジェクト フォトコンテスト開催中!」の写真を採用しました。気持ちを込めて作成しておりますので、より多くのみなさまに手に取っていただければ幸いです。 次号(№八十三)は11月20日発行の予定です。なお、11月上旬ごろに、ウェブ速報版を富山市議会ホームページにて公開予定です。