とやま市議会だより tェ十五 令和7年3月定例会 発行び 令和7年(2025年)5月20日 発行、 富山市議会 編集、 議会報編集委員会 電話番号、4 4 3、2 1 5 8・FAX番号、4 4 3、2 1 9 6 ホームページ、https://www.city.toyama.lg.jp/ とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 主な内容 3月定例会の概要、可決した主な議案等 6年度3月補正予算等 委員会・諸会議 議会運営委員会・常任委員会  代表質問  一般質問等 傍聴等 請願・陳情、6月定例会の日程等 アンケート結果 令和7年3月定例会の概要 総額3,889億よ円の令和7年度予算決まる。 令和7年3月富山市議会定例会は、2月27日から3月24日まで26にち間の会期で開かれました。 令和7年度富山市一般会計予算などの予算案件、令和6年度補正予算案件、条例案件、契約案件、意見書等について審議し、合わせて91議案が原案のとおり決まりました。 定例会の日程 (2月27日)本会議(提案理由説明ほか) (3月 4日)本会議(代表質問)2会派 (3月 5日)本会議(代表質問)2会派 (一般質問)3人 (3月 6日)本会議(一般質問)8人 (3月10日)本会議(一般質問)5人 (3月11日)本会議(一般質問ほか)3人、予算決算委員会(前期全体会・補正分、当初ぶん) (3月12日)常任委員会・分科会(補正分)、予算決算委員会(後期全体会・補正分)、本会議(補正分の委員長報告・討論・採決ほか) (3月13日) 予算決算委員会経済環境分科会・経済環境委員会 (3月14日) 予算決算委員会厚生分科会  ・厚生委員会 (3月17日) 予算決算委員会建設分科会  ・建設委員会 (3月18日) 予算決算委員会総務文教分科会・総務文教委員会 (3月19日) 予算決算委員会後期全体会・当初ぶん (3月24日) 本会議(当初ぶんの委員長報告・討論・採決ほか) 令和7年度の当初予算規模 (一般会計)1,955億7,292万3千円 (特別会計)1,464億9,581万4千円 (企業会計)468億6,460万5千円 (合  計)3,889億3,334万2千円 可決した主な議案 令和7年度の予算等 ■予算案件                主な事業、総合計画 施策別 すべての人が輝き安心して暮らせるまち ・学びの多様化学校事業 ・総合体育館Rコンセッション事業 ・こども誰でも通園事業 安心・安全で持続性のある魅力的なまち ・避難じょ解錠設備整備事業 ・軌道運転士確保事業 ・ヒト・マチ・MaaS賑わい創出事業 人が集い活気にあふれ希望に満ちたまち ・農林水産ぶつWeb販売支援事業 ・TOYAMAから世界への舞台芸術発信事業 ・ガラス美術館開館10周年記念事業 共生社会を実現し誇りを大切にする協働のまち ・合併20周年記念事業 ・企業版ふるさと納税促進事業 ・地区センター機能の強化事業 ■条例案件                富山市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件 富山市乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例制定の件 富山市こども医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件 富山市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件 ■その他の議決案件  財産の無償貸付の件 市道路線の認定及び廃止の件 令和6年度の3月補正予算等 一般会計 (補正前)1,877億7,156万9千円 (補正額)19億5,419万5千円 (補正後)1,897億2,576万4千円 特別会計 (補正前)1,429億3,504万7千円 (補正額)−19億6,271万4千円 (補正後)1,409億7,233万3千円 企業会計 (補正前)480億1,309万6千円 (補正額)−3,307万4千円 (補正後)479億8,002万2千円 合  計 (補正前)3,787億1,971万2千円 (補正額)−4,159万3千円 (補正後)3,786億7,811万9千円 ■予算案件                6年度富山市一般会計補正予算  ・総合体育館Rコンセッション事業委託料  ・漁業経営構造改善事業補助金等  ・市道整備事業費(金屋線ほか)  ・小学校学校施設整備事業費(藤ノ木小学校グラウンド整備工事等)  ・インバウンド誘致強化事業委託料等(情報発信強化、インバウンド対策、   広域連携、おもてなし、PRイベントへの参加) 6年度富山市特別会計補正予算(8会計) 6年度富山市企業会計補正予算(2会計) ■契約案件                委託契約締結の件  ・富山市教育ネットワーク環境構築等業務委託 意見書 意見書とは、市の公益に関することについて議会の意思を意見としてまとめた文書のことです。 次の意見書を可決し、国会および関係行政庁などへ提出しました。 (議員提出議案第2号) 老朽化した下水道管の敷設がえ工事の待遇改善を求める意見書 国土交通大臣ほか4件へ提出 陳情 市政への要望・意見等がある場合に、市議会に提出する文書のうち、議員の紹介があるものを請願、ないものを陳情といいます。 審議された結果は、次のとおりです。 制度名称を変更することを求める陳情、不さい択 学校・園における新型コロナウイルス感染症対策の強化・常設化に関する陳情 (令和7年分陳情第5号の1・総務文教委員会付託ぶん)、不さい択 学校・園における新型コロナウイルス感染症対策の強化・常設化に関する陳情 (令和7年分陳情第5号の2・厚生委員会付託ぶん)、不さい択 新型コロナウイルス感染症罹患後症状(後遺症)支援体制構築に関する陳情、不さい択 新型コロナウイルスワクチンの定期化及び費用補助の全世代拡充に関する陳情、不さい択 なお、学校・園における新型コロナウイルス感染症対策の強化・常設化に関する陳情に関しては、陳情の内容が総務文教委員会および厚生委員会の所管にわたることから、会議規則に基づき各委員会に付託されました。 4月4日までに開催した委員会・諸会議 定例会中の本会議や常任委員会のほかにも、委員会等を開催し、市政についての課題や、議会改革などについて協議しています。 (1月14日) 政務活動費のあり方検討会 ・グリーン車の利用について ・宿泊費(国の旅費制度の改正)について (1月27日) 議会運営委員会 ・代表質問の在り方について  3月定例会の運営について ・富山市議会会議規則および富山市議会委員会条例の一部改正について (2月13日) 各派代表しゃ会議 ・富山市議会における個人情報の保護に関する条例および同条例施行規程の一部改正について  ・議会改革検討調査会の協議結果について ・議長および議選監査委員の決算審査への参加について ・部門別常任委員会の所管について  ・令和7年度議会費当初予算(案)について (2月20日) 議案説明会 3月定例会提出予定案件の概要について 議会運営委員会 ・議会改革検討調査会の協議結果について ・富山市議会会議規則および富山市議会委員会条例の一部改正について (2月27日) 各派代表しゃ会議 ・富山市議会会議規則および富山市議会委員会条例の一部改正について ・議会選出役員の辞表の取り扱いについて ・常任委員会の見直しについて ・議会改革検討調査会の在り方等について ・人事案件について ・じょうがんじがわ右岸すいぼう市町村組合議会議員選挙について ・選挙管理委員会委員およびその補充員選挙について 議会報編集委員会 ・とやま市議会だより(tェ十五)について (2月28日) 議会運営委員会 ・追加議案について  3月定例会の運営について ・富山市議会委員会条例等の一部改正について (3月10日) 委員長会議 ・議案等の委員会付託について (3月11日) 議会運営委員会 ・会派から提出された意見書(案)・決議(案)について (3月12日) 委員長会議 ・補正予算等の委員会審査結果の確認について (3月17日) 議会運営委員会 ・議案の審査について  ・意見書・決議について ・富山市議会予算決算委員会運営要綱の一部改正について ・富山市議会の個人情報の保護に関する条例の一部改正について ・議員派遣の件について ・本会議の進めかたについて (3月24日) 委員長会議 ・当初予算等の委員会審査結果の確認について (4月4日) 議会報編集委員会 ・とやま市議会だより(tェ十五)の発行について ・とやま市議会だよりの文字の書体について 議会運営委員会と5つの常任委員会において、付託された議案などを審査し、3月12日、3月24日の本会議では、各委員会の審査の概要と結果が報告されました(各分科会の報告は、3月12日、3月19日の予算決算委員会において行われました)。 その内容の一部を掲載します。 質疑、討論、意見の表明を含む報告の内容につきましては、富山市議会ホームページ(会議録等の公開)からご確認いただけます。 議会運営委員会  富山市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件1件については、原案のとおり「可決」した。 予算決算委員会  6年度富山市一般会計補正予算、7年度富山市一般会計予算など33件については、いずれも原案のとおり「可決」、「承認」した。 総務文教分科会  6年度富山市一般会計補正予算、7年度富山市一般会計予算など7件について、審査した。 移住促進事業(当初予算分)               (委員からの質疑)7年度から新たに実施する事業がいくつかあるが、これは6年度の取り組みを踏まえて、より効果的に推進しようという狙いがあるのか。 (市の答弁)本事業における大きな変更点として、7年度は、ターゲットを絞って戦略的な取り組みを推進することとしている。  結婚・出産などの人生の転機を意識する20代、30代の女性や、医療・福祉などの人材が不足している職種をターゲットとし、移住を単なる人口の社会増として捉えるのではなく、その後の出産や人材不足分野における担い手などにつながることを期待している。 【その他の主な審査の概要】 ・議案第1号 令和7年度富山市一般会計予算「企画事務費および展覧会開催事業費(当初予算分)」について、意見の表明があった。 厚生分科会  6年度富山市一般会計補正予算、7年度富山市一般会計予算など12件について、審査した。 7年度富山市病院事業会計予算(当初予算分)       (委員からの質疑)電子カルテ系ネットワーク機器を更新するとのことだが、セキュリティー対策はどのようになっているのか。 (市の答弁)まず、電子カルテ系ネットワークは、インターネットに接続している事務系ネットワークとは完全に分離しており、インターネットとは接続していない。  また、今回更新するネットワーク機器についても二重化することで、どちらかに障害が発生してももう一方が作動するよう、冗長化をおこなっている。  また電子カルテを閲覧する端末には、データの漏えい防止のための機能があり、特定のUSBしか認識できないようにしている。 【その他の主な審査の概要】 ・議案第57号 令和6年度富山市一般会計補正予算(第11号)「体育施設管理運営費(補正予算分)」について、意見の表明があった。 ・議案第1号 令和7年度富山市一般会計予算「体育施設管理運営費(当初予算分)」について、意見の表明があった。 経済環境分科会  6年度富山市一般会計補正予算、7年度富山市一般会計予算など13件について、審査した。 鳥獣対策事業(クマ対策)(当初予算分)         (委員からの質疑)野生動物自動検出AI活用補助金において、クマ出没情報を市民に迅速に周知するためのAIカメラを10台増設し、合計20台で運用するとのことだが、実際には何台必要だと考えているのか。 (市の答弁)AIカメラをさまざまな場所に設置することで、数多くの情報を入手できることから、台数は多いに越したことはないと考えている。  今後運用していく中で、いろいろな問題点が出てくることや、新製品が出る可能性も考えられることから、一気に台数を増やすのではなく、徐々に増やしていきたいと考えている。 建設分科会  6年度富山市一般会計補正予算、7年度富山市一般会計予算など9件について、審査した。 鉄軌道線利用実態調査事業(当初予算分)         (委員からの質疑)路面電車南北接続による鉄軌道線の利用状況や利用圏域の変化を把握し、今後の活性化施策を検討するため、鉄軌道利用者を対象とした調査を行うとのことだが、具体的にどのような調査を行うのか。 (市の答弁)市内の全ての鉄軌道の利用者に対し、9月ごろに調査票を配布し、記入の上、郵送で回答していただく予定としている。  調査票には、利用した駅や住所を記載していただくことで、どのエリアから駅へアクセスされているのかを確認できるため、それらのデータをもとに利用圏域を把握したいと考えている。 総務文教委員会  委託契約締結の件(富山市教育ネットワーク環境構築等業務委託)、富山市個人情報の保護に関する法律施行条例の一部を改正する条例制定の件など11件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情1件については、「不さい択」すべきものと決した。 富山市事務分掌条例の一部を改正する条例制定の件(当初予算分) (委員からの質疑)こども家庭部の事務分掌であった少子化対策に関する事項を企画管理部に移管し、あわせて、人口減少対策に関する事項を企画管理部の事務分掌に追加するとのことだが、どのような意図があるのか。 (市の答弁)少子化対策に関する事項については、これまでこども家庭部の事務分掌として子育て支援を中心に政策を考えていたが、部局横断的な少子化対策にまでは至っていない。  第3次富山市総合計画の策定に向けて議論を進めていくにあたり、人口減少対策と少子化対策は併せて議論していく必要があると考えており、企画管理部が主導すべきであると判断した。  また、これらは現在本市が直面している最も大きな課題であることから、新たに事務分掌として条例に規定したいと考えている。 【その他の主な審査の概要】 ・令和7年分陳情第5号の1 学校・園における新型コロナウイルス感染症対策の強化・常設化に関する陳情について、市から説明があった。 【所管部局からの報告事項】 企画管理部 ・「第3期」富山市まち・ひと・しごと総合戦略 ・令和7年4月行政組織の一部改正 教育委員会 ・令和7年度学校給食費 ・富山市子ども読書活動推進計画(第五次)の策定 財務部 ・富山市市税条例の一部改正(案) 厚生委員会  富山市民生委員定数条例の一部を改正する条例制定の件、富山市妊産婦医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件など22件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情4件については、「不さい択」すべきものと決した。 【その他の主な審査の概要】 ・令和7年分陳情第4号 制度名称を変更することを求める陳情、令和7年分陳情第5号の2 学校・園における新型コロナウイルス感染症対策の強化・常設化に関する陳情、令和7年分陳情第6号 新型コロナウイルス感染症罹患後症状(後遺症)支援体制構築に関する陳情、令和7年分陳情第7号 新型コロナウイルスワクチンの定期化及び費用補助の全世代拡充に関する陳情について、市から説明があった。 【所管部局からの報告事項】 病院事業局 ・富山まちなか病院再整備基本構想の策定 こども家庭部 ・富山市こども計画 経済環境委員会  富山国際会議じょうの指定管理者の指定の件、富山市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例制定の件など3件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 【所管部局からの報告事項】 商工労働部 ・くすり関連施設整備事業 ・山田地域観光施設利活用事業 建設委員会  富山市まちなか賑わい広場の指定管理者の指定の件、富山市水道事業の布設工事監督しゃ及び水道技術管理者の資格等を定める条例の一部を改正する条例制定の件など10件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 富山市職員定数条例の一部を改正する条例制定の件(当初予算分) (委員からの質疑)消防局の職員定数を12人増員し、富山消防署に配置するとのことだが、具体的にどのような配置を考えているのか。 (市の答弁)富山消防署には隔じつ勤務をしている救急隊が5隊あり、それぞれ2班体制で勤務しているため、現段階では、各班に1人ずつで計10人を配置し、残りの2人は通信指令課に配置したいと考えている。 (委員からの質疑)各班に1人ずつ増員することにより、どのような勤務体系となり、負担軽減が図られるのか。 (市の答弁)現在、救急車には隊員が3人搭乗しているが、1人増員となることで、例えば出動ごとに搭乗する隊員を入れ替えることもできるのではないかと考えている。 【所管部局からの報告事項】 上下水道局 ・上下水道耐震化計画の策定 建設部 ・新たな富山市浸水対策基本計画の策定 ・訴えの提起の結果 活力都市創造部 ・桜ぎ町地区市街地再開発事業の推進 代表質問 【所属議員3人以上の会派が行います】 4つの会派が代表質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 紙面のとやま市議会だよりの、議員めいの横の二次元コードを読み込むと、インターネットで代表質問の様子を再生することができます。   富山市議会自由民主党 たかた しげのぶ 市長の市政運営 (問) 本市が持続可能な都市であり続けるために、将来に向けて人口減少対策にどのように取り組むのか。 (答・市長) 国では、若年人口が急減する2030年代に入るまでをラストチャンスと捉え、次元の異なる少子化対策に取り組んでいる。国の政策と歩調を合わせ、地方創生の取り組みを一層推進し、子育て日本一富山の実現を目指したい。こうしたなかにあっても、現在、未婚化・晩婚化に加え、若者、とりわけ多くの女性が首都圏等に転出し、婚姻すうや出生すうが減り、さらなる若年人口の減少を招いている。このため、今後、人口減少をできる限り「緩和」するため、子ども・子育て支援に加え、若者への結婚支援や市内での就労支援、移住・定住の促進などの施策に取り組みたい。また、成長りょくのある社会を構築していくためには、中小企業等に対してDXなどによる労働生産性の向上に向けた支援を積極的に行う必要があると考えている。社会のあらゆる分野でのデジタル技術のさらなる活用や、福祉人材や新規しゅう農者などを発掘して人材ぶそくの解消に取り組むなど、人口減少社会への「適応」に向けて、人口が増加し続けている時代に作り上げた仕組みを再構築したい。 不登校対策 (問) 学びの多様化学校の開校に向けた準備を今後どのように進めていくのか。 (答・教育長) 7年度末におお広田小学校と統合予定である、現在の浜黒崎小学校の校舎を活用し、学校型の小中一貫校として8年4月の開校を目指して準備を進めていくこととしている。具体的には、学びの多様化学校として国の指定を受けるため、施設形態や児童生徒すうの見込みに加え、不登校児童生徒の実態に配慮した各教科の授業時すうの設定や、新設の教科を取り入れた特別な教育課程を盛り込んだ実施計画書を作成することとしている。また、学校や適応指導教室等と連携しながら児童生徒の募集および選考を行うほか、不登校児童生徒の特性に合わせた教育環境を提供するため、個別の学習スペースや相談室等の整備、きめ細かな支援を実現するための教職員等の人員確保や教員研修の充実にも努めたい。 富山まちなか病院の再整備 (問) 富山まちなか病院の再整備にあたり、医療機能の方向性や整備場所、整備手法の基本的な考え方について、見解は。 (答・病院事業管理者) 再整備の基本的な考え方として、まず、医療機能の方向性では、地域医療構想において需要が見込まれる回復期機能を中心とした医療提供体制の維持、拡充のほか、在宅医療や日中の高齢者救急への対応に努めたい。次に、再整備の場所については、検討の結果、現在地が適地であると考えている。最後に、再整備の手法では、入院とうを増築し、きぞん施設の改修を行う「長じゅみょう化案と、病院施設を全て新しくする「建て替え」案を検討したが、事業費や今後の財政負担の面などから、入院とうを増築して、きぞん施設の改修を行う長じゅみょう化案を基本に、今後、詳細な検討を進めたい。 家庭ごみ有料化 (問) 家庭ごみの有料化を今後どのように進めていくのか。 (答・市長) 市では、家庭ごみ有料化を検討するにあたり、制度導入済み都市への視察調査や中核市へのアンケート調査などにより有料化によるごみの減量の効果や手数料の徴収方法などを調べ、その調査結果を昨年7月に開催した富山市環境審議会において報告した。同審議会では、専門家の意見も取り入れつつ詳細な調査・分析が必要であるといった意見を複数いただいたため、現在、本市の一般廃棄物処理に係る現状や課題の整理および先進事例の調査・分析などをおこなっている。  今後、収集した情報の整理などを経て、本年夏ごろに開催予定の同審議会において、調査業務の結果報告に併せて、本市における有料化制度の素案の骨格について示し、審議していただくことを考えている。  私は、家庭ごみ有料化が、ごみ処理に係る経費の一部を市民のみなさまに応分負担していただく制度であることから、十分なご理解を得るために、同審議会等の意見を踏まえ着実に検討を進め、熟度が高まった時点で、市民のみなさまへ制度の素案をお示ししたいと考えている。 次期都市マスタープラン (問) 次期計画におけるまちづくりの方向性は。 (答・市長) これからのまちづくりでは、公共交通の持続性の低下、社会インフラの老朽化等、さまざまな課題が顕在化し、市民生活に大きな影響を及ぼすことが懸念される。このことから、将来市民に責任が持てる持続可能な都市であり続けることが必要であり、また、市民生活の質の向上を図るために、豊かな暮らしや多様な都市活動を生み出す活力ある都市の創造に取り組むことも重要である。引き続き、本市の充実した公共交通網をまちづくりの根幹として位置付け、今後の人口減少に対応した既成市街地を最大限に活用した土地利用を促すことにより、過剰な社会インフラや建物の発生を抑制し、都心や公共交通沿線に人口や都市の諸機能を集積させ、持続性の高いコンパクトシティーを作り上げていきたい。 富山地方鉄道鉄道線 (問) 富山地方鉄道鉄道線の経営状況をどのように捉えているのか。また、支援の必要性についてどのように考えているのか。 (答・市長) 富山地方鉄道鉄道線の経営状況は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による利用者の減少や、昨今の物価高騰の影響等により、大変厳しい状況が続いているものと認識している。これまで本市では、県や沿線市町村と連携して、安全輸送のためのレール交換やPC枕木化などの施設更新に対して支援を行うとともに、同社の責によらないコロナかにおける減収のほてんや燃料価格の高騰に対しても支援をおこなってきたが、一過性の支援では、根本的な収支改善には至らないものと考えている。そのため、今後の持続可能な鉄道線の実現に向けては、まちづくりに必要な投資という観点で抜本的な経営改善につながる取り組みを進めていく必要があるとともに、鉄道線の経営状況がひっぱくしていることから、スピード感をもって検討を深めていく必要があると考えている。 【質問項目】 ▼市長の市政運営  ▼本市の魅力発信 ▼学校再編の跡地利用  ▼当初予算 ▼今後の防災対策の取り組み  ▼不登校対策  ▼富山市・医師会急患センター  ▼たいじょうほうしんワクチンの定期接種化  ▼子ども・子育て支援施策  ▼マイナビオールスターゲーム2026の開催  ▼病院事業の経営  ▼富山まちなか病院の再整備  ▼ゼロカーボンシティー ▼家庭ごみ有料化  ▼中小企業の人材確保  ▼コンベンションの誘致  ▼被災した農地や農業用施設の復旧状況と今後の見通し ▼市内産の農林水産ぶつの販路拡大  ▼次期都市マスタープラン  ▼富山地方鉄道鉄道線 ▼新たな富山市浸水対策基本計画 ▼上下水道事業  ▼消防行政 自由民主党 ほうさやま かずお 地域コミュニティーの活性化 (問) 市職員が自治振興会や町内会で活躍することについて、市長の考えは。また、地域活動に参加した職員を人事考課で評価することや県が検討している地域貢献のための特別休暇制度導入について、市長の見解は。 (答・市長) 市職員の地域活動への参加等は、普段の職務では得られない課題等を収集できる機会であり、そこで得られた知識等を職務に生かすことで市民福祉の向上につながると考える。一方で災害が発生した際などは、市職員は災害応急業務等にたずさわらなければならないため、地域で活躍していただけるあらゆる立場の方々を確保する必要がある。こうした考えのもと、地域活動に参加した職員を人事考課で評価することは、現在の法に基づく評価制度にはなじまないと考える。また、職員が勤務時間中に職務を離れて地域活動に参加するためのインセンティブとする特別休暇制度の導入は考えていない。 災害に強いまちづくり (問) 災害に強いまちづくりに対する思いと、特に重視する分野について市長の見解は。 (答・市長) 私はこれまで公共施設等の耐震化に加え、防災危機管理部を創設するなど、ハード、ソフトの両面から「こうじょ」の充実に努めてきた。さらに、自主防災組織結成等の支援や地域住民と市職員、教員との協働による避難じょ開設・運営訓練を実施し、「自助」、「きょうじょ」、「こうじょ」の連携を図ってきた。私は、地域住民主体の「自助」、「きょうじょ」と行政主体の「こうじょ」が一体となって初めて災害に強いまちづくりを実現できると考えているため、地域住民の声に耳を傾け、災害時の相互応援協定を締結している企業等との連携等を重視し、引き続き、職員一丸となって不断の努力を続けたい。 老朽化した下水道の敷設がえ (問) 下水道の敷設がえを担っている事業者に対する思いと、国や関係機関に対してぶがかりや現場管理費の見直しを要望すべきと考えるが、市長の見解は。 (答・市長) 下水道の敷設がえ等では、汚水が流れた下水道管内部での作業等があり、作業員のみなさんは大変危険で困難かつ不快な作業環境の中で従事されていることに対し、頭が下がる思いである。ぶがかりや現場管理費は、国において、受注者の適正な利潤の確保等を図るため、必要に応じて改定する等の対応が行われてきた。上下水道局で実施している富山市建設業協会下水道部会等との意見交換の場で現場の実態等をお聞きした上で、必要に応じて国や関係機関等に対し伝えていくことが大事であり、富山県下水道協会の会長である私としても必要があれば国等に直接働きかけていきたい。 【質問項目】 ▼総合計画のしんちょくと課題  ▼地域コミュニティーの活性化 ▼災害に強いまちづくり  ▼学童等の支援の拡充  ▼老朽化した下水道の敷設がえ ▼持続可能な農業  ▼市街化区域内の農地  公明党 まつい けいしょう 子どもの幸せが最優先の社会 (問) 公立学校施設における体育館等への空調整備について、国の「空調設備整備臨時特例交付金」を活用して、計画的に進めていくべきと考えるが、見解は。 (答・教育長) 小中学校の体育館におけるエアコン整備については、熱中症対策の観点から必要性が高まっており、また、災害発生時における防災機能強化の観点からも有効であると考えている。このことから、6年度において空調設置検討業務委託を実施した結果、費用が高額でかつ作業量も膨大であることが判明したため、体育館への空調設置が完了してから特別教室への空調設置に着手するなど、費用と作業量を平準化する必要があると考えている。教育委員会としては、7年度中に具体的な整備対象や整備期間、契約方法などを決定し、「空調設備整備臨時特例交付金」も含め、有利な財源を検討した上で、8年度から整備に着手したいと考えている。 誰もが安心して暮らせる地域づくり (問) デジタル技術を活用し、医療や介護、福祉サービスの向上や健康づくりの推進に取り組む必要があると考えるが、見解は。 (答・市長) 市の医療・福祉・健康の分野におけるデジタル技術を活用した取り組みとして、大山地域でのオンライン診療・服薬指導実証実験や徘徊の恐れのある高齢者の情報に紐づく二次元コード付きシールを配布し、徘徊時にスマートフォンでこれを読み取ることで、家族へ連絡が届く取り組み等を進めている。また、7年度では、介護分野において国が推進しているきょ宅介護支援事業所ときょ宅サービス事業所とのケアプランのやりとりをオンラインで完結するケアプランデータ連携システムを普及させるため、事業所向けの研修会を実施し、介護従事者の負担軽減等を進めたい。今後、医療や介護等における市民ニーズがますます高まる中で、デジタル技術を活用することは、健康寿命の延伸や医療や介護等に携わる方々の負担軽減を図るために有効であることから、今後も市のさまざまな施策にデジタル技術の導入を図り、市民生活の質等のさらなる向上を目指していきたい。 【質問項目】 ▼物価だか克服へ、暮らしを守る施策  ▼子どもの幸せが最優先の社会 ▼誰もが安心して暮らせる地域づくり  ▼災害に強い富山市の構築 ▼若者が安心して将来を選択できる社会 立憲民主党 むらいし あつし 6年度事業における成果と課題 (問) プラスチック資源一括回収とダンボールコンポストによる堆肥化の実証事業の成果と課題は。 (答・環境部長) ごみの減量化と資源化を図るため6年度からプラスチック資源一括回収やダンボールコンポスト普及啓発事業に取り組んだ。プラスチック資源一括回収は実施前に住民説明会等で幅広く周知し、市民のみなさまにご理解とご協力をいただき、1月末現在の回収総量は前年同期比約10%増の2,186トンとなった。また、昨年6月に開催したダンボールコンポストの作り方等を紹介する講座で希望者へ基材を配布し、各家庭でなまごみの堆肥化を体験していただいたところ「減量の効果があった」等の意見があった。いずれの事業もさらなるごみの減量効果を得るためには、いかに多くの方々に取り組んでいただくかが課題であるため、限られたスペースでも取り組み可能なトートバックを利用したコンポスト講座を7年度に新たに加えるとともに、出前講座等の周知啓発により、一層のごみの減量化と資源化に努めたい。 介護職場の賃金改善と介護施設の増設 (問) 要介護3から要介護5のかたが、安心して特別養護老人ホームなどに入所できるように、施設の増築や新設が必要と考えるが、見解は。 (答・福祉保健部長) 本市では、3年ごとに策定する介護保険事業計画で、特別養護老人ホームなどの介護保険施設を含めた施設整備すうの目標ちを定めている。本年2月1日時点の施設すうは、68施設、4,663床で本市の施設整備率は中核市の中でも高いことおよび給付費の増加や介護保険料への影響などのバランスを考慮し、第9期計画(6年度から8年度)では、これらの施設のしょうすうを増やさないこととしている。一方、施設入所の順番待ちが発生していることから、施設サービスの需給状況や介護保険料への影響などを勘案しながら、次期計画の施設整備すうに反映させたいと考えている。 【質問項目】 ▼6年度事業における成果と課題 ▼消防職員の処遇改善等  ▼消防職員の不正・不祥事予防 ▼不登校対策  ▼5歳児健診の実施 ▼介護職場の賃金改善と介護施設の増設 ▼7年度予算における委託料 一般質問 19人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。紙面のとやま市議会だよりの、議員めいの横の二次元コードを読み込むと、インターネットで一般質問の様子を再生することができます。 たかた まり(富山市議会自由民主党) 幸せ日本一とやま (問) 「幸せ日本一とやま」について、市長の思いは。 (答・市長) 市民のみなさんが社会の原点である家族の絆を深め、地域への愛着やシビックプライドを抱くことはもちろん、未来の全ての子どもの成長をわが子のように願い、ふるさと富山を次の世代につなぐことに幸せを感じられるよう、あえて日本一という高い目標を掲げ、市の一体感の醸成を図りたいと考えている。今後も、市民一人ひとりの幸せの総和を最大化し、全ての市民が「幸せ日本一とやま」を実感できるよう、心のこもった市政運営にまい進したい。 【質問項目】 ▼幸せ日本一とやま ▼富山地方鉄道の鉄道線  ▼物価高騰対策 ▼道路の除雪対策 かなおか たかひろ(自由民主党) 学びの多様化学校(不登校特例校) (問) 教員等を目指す大学生のボランティアを受け入れしやすいように大学等とも連携すべきと考えるが、見解は。 (答・教育委員会事務局長) 児童生徒に対するきめ細かな支援を行うためには、スクールカウンセラー等の専門家の配置等だけでなく、大学等の教育機関との連携も大変有効だと考える。既に学びの多様化学校を設置している自治体では、教員等を目指す学生を日頃の学習支援や相談相手として受け入れる取り組み等が実施されているため、先進事例も参考にしながら、本市で実施可能な取り組みについて検討を進めたい。 【質問項目】 ▼ハクビシン対策  ▼学びの多様化学校(不登校特例校) おだ しんいち(富山市議会自由民主党) 女性の転入促進に向けた企業誘致 (問) まちなかや公共交通沿線にも企業を誘致すべきと考えるが、見解は。 (答・市長) オフィス系企業であれば騒音など周辺環境に影響を及ぼす可能性も低く、また新たな雇用の創出や交流人口の増加などによりまちづくりにもよい影響をもたらすことが期待できる。地方への進出を検討している企業に対してダイレクトメールの送付等による誘致活動を強化するとともに、私自らが首都圏等の企業を直接訪問するなど、まちなかや公共交通沿線への企業の進出を働き掛けることで女性や若者の雇用機会の創出に取り組みたい。 【質問項目】 ▼女性の転入促進に向けた企業誘致  ▼がいく公園の維持管理および活用促進 ▼地域コミュニティーの強化 とよおか たつろう(富山市議会自由民主党) 子育て支援事業 (問) おむつがえ、授乳の場のある場所のさらなるアピールが必要と考えるが、見解は。 (答・こども家庭部長) 本市では、子育て世帯が外出しやすい環境づくりを推進するため、市の子育て支援ウェブサイト「育さぽとやま」の「子育て施設マップ」に、まちなかで利用できる授乳室やおむつ交換スペース等の情報を7年3月から掲載する。また、「子育て施設マップ」を紹介するカードを新たに作成し、母子健康手帳交付時に配布する。今後も「子育て施設マップ」の充実を図り、その周知に努めたい。 【質問項目】 ▼宅地液状化防止事業  ▼既成市街地の課題解決 ▼子育て支援事業 ふじた かつき(自由民主党) 農地災害復旧工事 (問) 被災した農地で育てたお米を「災害復興まい」としてブランド化するなど、農家が継続して営農できる応援体制づくりは有効であると考えるが、市長の見解は。 (答・市長)被災した農家がその後も継続して営農する意欲を維持していただくためには、県や農協等と一緒になって後押ししていくことも大切であると考えている。「震災復興まい」を販売した羽咋市や全農石川県本部の「いしかわ元気まいプロジェクト」等の事例を参考に、コメの販売を行う農協等からの要望があれば、市としても必要となる応援について検討していきたい。 【質問項目】 ▼移住促進  ▼農地災害復旧工事 たなべ ゆうぞう(富山市議会自由民主党) くすり関連施設 (問) くすり関連施設整備事業の6年度の検討状況および今後の予定は。 (答・市長) 6年度は、やくぎょうや観光分野のほか、展示施設の企画運営等に実績がある企業に民間活力可能性調査を実施した。各企業から施設整備へ期待する声や事業への参画に前向きな意見があり、こうした企業との連携が可能であると考える。また、有識者や薬学を学ぶ学生からは、スリーディー映像や体験型展示等を望む声があり、デジタル技術活用の必要性を感じている。今後は、事業手法や規模等を決め、事業者募集を行う予定であり、鋭意取り組みを進めていきたい。 【質問項目】 ▼マイナンバーの活用とマイナンバーカードの普及 ▼紙類のリサイクル促進  ▼くすり関連施設 おかべ とおる(立憲民主党) 富山港線の新駅設置 (問) 奥田中学校前駅からしも奥井駅間の新駅設置に対しパターンダイヤへの影響などが指摘されている。住民の利便性向上を優先すべきと考えるが、見解は。 (答・活力都市創造部長) 新駅設置は、利便性が向上するかたがいる一方、停車駅増加による速達性の低下など富山港線全体でのサービスレベルの低下につながることが懸念される。また、用地の確保や多額の費用など課題が多くあると認識している。いずれにしても新駅設置は、運行事業者の富山地方鉄道が新たな需要や収支採算性などの観点から判断されるべきものと考えている。 【質問項目】 ▼保育の現状と対応  ▼こども誰でも通園制度の実施 ▼ブックスタート事業  ▼富山港線の新駅設置 ▼奥田団地跡地活用に向けた現状 かしわ よしえ(公明党) 子育て支援 (問) 仕事と子育ての両立に向けて、びょうじ・病後児保育事業者を増やすなど、拡充ができないか。 (答・市長) 本市はこれまでも、子育て世帯が仕事と子育てを両立できるよう、全国に先駆けて「お迎え型びょうじ保育事業」を実施してきた。本年3月に新たに策定する「富山市こども計画」においては、5年度の利用実績をもとに、現在の12施設から、9年度に1カ所増やす予定としている。引き続き、子育て世帯のニーズにこたえ、子育てに優しい「子育て日本一とやま」の実現に向け全力で取り組みたい。 【質問項目】 ▼子育て支援 ▼福祉施策  ▼市営住宅 たかはら ゆずる(富山市議会自由民主党) 小中学校における施設整備 (問) 学校施設の照明のLED化について、早急に対応していく必要があると考えるが、見解は。 (答・教育委員会事務局長) 体育館照明のLED化については、大規模改造時のほか、5年度に4校、6年度に2校で実施し、現在20校でLED化が完了した。また、普通教室等については、照明機器の修繕時に蛍光とうからLED機器に更新している。体育館等の空調整備に多額の費用等が見込まれることから、空調整備が終わるまでは蛍光とうの在庫の活用等により対応し、それ以降、LED化の迅速な整備に努めたい。 【質問項目】 ▼不登校の児童生徒に対応するメタバースの導入 ▼小中学校における施設整備  ▼富山ガラス工房  ▼富山マラソン さわだ かずひで(自由民主党) 有害鳥獣 (問) 本市の有害鳥獣対策における体制の見直しと捕獲の強化が必要だと考えるが、市長の見解は。 (答・市長) 本市の有害鳥獣対策の体制はそのしゅごとに異なり、農作物被害が主なシカ等は農林水産部でいちげんてきな対応、人身被害が想定されるクマは農林水産部主体で実施隊や他部局と連携し対応している。ニホンザル対策は部局横断体制で最善を尽くすとともに被害防止対策の徹底を図るべきであり、捕獲対策が最重要と考えている。今後は捕獲とうすうの制限を設けない加害群の除去について県へ強く要望していきたい。 【質問項目】 ▼こども誰でも通園制度  ▼有害鳥獣  ▼富山市の公共交通 ▼大沢野行政サービスセンター跡地の温浴施設 いいやま かつひこ(富山市議会自由民主党) 学びの多様化学校と地域のつながり (問) 学校めいに「浜黒崎」の地名を残したいと考えるが、見解は。 (答・教育委員会事務局長) 学校めいに「浜黒崎」の地名を残すことについては、新たに学びの多様化学校として生まれ変わる浜黒崎小学校が、引き続き、地域の学校として地元住民の方々に親しみを持っていただく上で候補の一つになると考えている。また、現在の当校は市の指定避難じょ等にも活用されており、今後も同様の役割を担うことが想定されることから、地域に開かれた学校として認識しやすい名称とすることが望ましい点も踏まえ、今後検討していきたい。 【質問項目】 ▼学びの多様化学校と地域のつながり  ▼空き家対策 ▼障害福祉分野におけるICTやロボット技術の導入に対する支援 ▼ひまわりプロジェクト しゃがわ ともや(富山市議会自由民主党) 富山市の中小企業対策 (問) 地域一体型オープンファクトリー(意味はあとで説明)を開催する動きを積極的に後押しできないか。 (答・商工労働部長) 市内を中心に複数のものづくり企業の方々が一体となり地域型オープンファクトリーを企画し、7年度に開催される予定と聞いている。製造業を中心とした民間企業の方々が自らそれぞれの課題を解決するために主体的に実施される地域一体型オープンファクトリーは、地域の活性化や中小企業等における人材確保にもつながる取り組みになることから、積極的な支援について今後検討していきたい。 【質問項目】 ▼東京と地方都市の将来  ▼富山市の中小企業対策  ▼富山市民の歌 地域一体型オープンファクトリーとは…ものづくり企業が地域内の他の企業と協力して、来場者に生産現場を公開することなどを通して、「モノづくり」と「モノづくりのまち」の魅力を一体てきに伝える取り組み よしだ おさむ(日本共産党) 旧「ふるどうの森自然活用村」の温泉施設の営業再開 (問) 営業再開後の本市としての関わりかたについて、市長の見解は。 (答・市長) 4年度末に閉館した旧「ふるどうの森自然活用村」については、市民の憩いの場として復活を望む強い要望も聞いているため、新たな方法で活用できるよう民間事業者を募集した。今後は、早期再開に向けしっかりと支援を行うほか、営業再開後は市ホームページや市公式LINE等を活用した周知に協力するとともに、事業者と情報共有しながら運営状況にも目を配りたい。本施設が地元住民との連携の下、地域の活性化に寄与することを強く期待している。 【質問項目】 ▼旧「ふるどうの森自然活用村」の温泉施設の営業再開 ▼かれいせい難聴者への補聴器助成制度の創設 ▼上下水道料金の引き上げ くぼ ひろのり(自由民主党) 除雪 (問) 日中の除雪対応強化として、夜間除雪の担当事業者が対応できない場合は、近隣事業者に日中のスポット対応を依頼することを検討してはどうか。 (答・建設部長) 応援除雪の導入は、オペレーターの急病等に備えた除雪対応強化になるが十分な事前調査ができず事故等の恐れがあるほか、急な依頼に業者が対応できない等の課題がある。応援除雪は、日中はもとより夜間除雪のバックアップ体制に有効な手段であり、道路除雪に協力いただける事業者と意見交換等を行い、安全で効率的・効果的な除雪体制の構築を検討したい。 【質問項目】 ▼除雪  ▼予算編成・政策決定  ▼職員の定年  ▼ごみの減量化 いずみ ひでゆき(自由民主党) 富山市と富山県の連携 (問) ありみね県立自然公園内の県が管理する4カ所のトイレの維持存続とありみねビジターセンターの外部からの入り口改修を要望するが、市長の見解は。 (答・市長) 公園内のトイレやありみねビジターセンターは県の管理であり、改修や維持存続は県で判断されるものと認識している。本市の観光・産業面にとって重要である当公園内に、廃止や休止中のトイレが複数あることは、公園を訪れるかたへのイメージダウンにつながる可能性があるため、改善を県に伝える一方、この自然公園の魅力を今後も県と協力して発信していきたい。 【質問項目】 ▼富山市と富山県の連携 おしだ だいすけ(自由民主党) 水橋学園 (問) スクールバスの乗降管理システムの導入の内容は。 (答・教育長) 学校再編に伴い、水橋地区で新たな通学支援策として導入する予定のスクールバスの乗降管理システムには、乗降の際に読み取り機に二次元コードをかざすことで学校や保護者にLINEアプリで通知が届く機能や、GPSによりリアルタイムでバスの位置情報を学校や保護者に通知する機能などがある。こうしたシステムの導入が、保護者の不安の軽減や地域の見守り活動の負担軽減、また教職員の事務の簡素化につながると考えている。 【質問項目】 ▼水橋学園  ▼公共交通  ▼国営農地再編整備事業「水橋地区」 えにし てるやす(自由民主党) 今後の財政と大きな負担が必要となる施策 (問) 富山地方鉄道鉄道線の沿線以外の恩恵のない地域への配慮が必要と考えるが、市長の見解は。 (答・市長) 本市では公共交通空白地域等で運行されている地域自主運行バスを支援するとともに、ちゅうさんかん地域で市営コミュニティーバス等の運行もおこなってきた。一方で行政の取り組みだけでは地域の足の確保には限界があり、今後、地域自主運行バスの重要性が高まることから、こん定例会にAIオンデマンド交通システムに係る補正予算も提案したところであり、その実証結果を踏まえ、今後の可能性を探っていきたい。 【質問項目】 ▼わたくしどうの除雪対応  ▼今後の財政と大きな負担が必要となる施策 おおしま みつる(政策フォーラム32) 法務指導監 (問) 法務指導監が受ける相談実態、5年度と6年度の相談内容ならびに法務指導監に就いた2年度からの相談件数は。 (答・企画管理部長) 法務指導監の業務内容は、「通常の行政事務に係る法令解釈の相談」や職員の「法務能力向上のための研修」等である。各所属で業務に法的な疑義が生じた場合、所属長等が代表し相談しており、その内容は本市の業務のほぼ全ての分野にわたる。件数は延べ回数で2年度が1,436回、3年度が1,549回、4年度が1,744回、5年度が1,763回、6年度が2月末時点で1,531回である。 【質問項目】 ▼富山地方鉄道株式会社  ▼法務指導監 あかぼし ゆかり(日本共産党) 学童保育の充実 (問) 国は学童保育所が常勤の支援員を2名以上配置した場合の補助の上乗せを6年度当初予算に計上したが、市は予算計上しなかった。7年度予算には新たに計上しているのか。また、その内容はどのようなものか。 (答・こども家庭部長) 放課後児童クラブを運営する事業者に対し常勤の放課後児童支援員を2名以上配置した場合の補助を行うために必要な経費を、本定例会に当初予算案として提案している。また、常勤の放課後児童支援員を2名以上配置した場合は、これまでの補助額より1クラブあたり年間168万4千円増額となる。 【質問項目】 ▼令和6年能登半島地震で被災した住宅復旧への支援等 ▼富山大空襲の常設展示資料館設置  ▼学童保育の充実 ▼オーガニック給食の取り組み等 ▼富山地方鉄道鉄道線の安全性と利便性向上、利用者増加のための取り組み 常任委員会の見直し 常任委員会の名称と所管の変更 3月定例会にて富山市議会委員会条例が一部改正され、4月から総務文教委員会が総務環境委員会に、経済環境委員会が経済教育委員会に名称が変更となりました。また、防災危機管理部は建設委員会、環境部は総務環境委員会、教育委員会は経済教育委員会の所管となりました。 (4月からの常任委員会の名称と所管) 総務環境委員会の所管は、企画管理部、財務部、環境部、出納課、議会事務局、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員、固定資産評価審査委員会、他の常任委員会の所管に属しない事項です。 厚生委員会の所管は、福祉保健部、こども家庭部、市民生活部、病院事業局です。 経済教育委員会の所管は、商工労働部、農林水産部、教育委員会、農業委員会です。 建設委員会の所管は、防災危機管理部、活力都市創造部、建設部、上下水道局、消防局です。 予算決算委員会の所管は、予算、決算、これらに関連する事項です。 傍聴 本会議や委員会は、一般に公開されています。 日程については、ホームページ等でご確認ください。 本会議は、自由に傍聴することができます。(定員86人) 傍聴されるかたは、市役所東館8階の傍聴席入口で本会議傍聴申込書をご記入の上、おはいりください。 イヤホンをご希望のかたには、貸し出しております(イヤホン使用可の一般傍聴席6席)。 また、車いすでも傍聴できます。 手話通訳を希望されるかたは、傍聴希望びの5日前(閉庁びを除きます。)までにお申し込みください。 委員会は、各委員長の許可の上、傍聴することができます。(定員10人) 傍聴を希望されるかたは、委員会開会びの午前8時30分から委員会開会時刻の15分前までの間に、議会とう6階の議会事務局へお越しください。 予算決算委員会・全体会については、本会議と同様の手続きとなります。 傍聴の際の注意事項 ・私語や飲食など会議の妨害になることはしないでください。 ・拍手など可否の表明はしないでください。 ・写真の撮影、音声の録音はしないでください。 ・携帯電話の電源はお切りください。 ・帽子、コート、マフラーのたぐいは着用しないでください。 議員の寄附行為の禁止 議員は、選挙区内の人や団体にお金や物を贈ることは、時期や理由を問わず、特定の場合を除いて、法律で禁止されています。  また、有権者が議員に寄附を求めることも禁止されています。 (禁止行為) お祭りや運動会への寄附、差し入れ 葬式、結婚式での代理出席者からの香典、祝きん 町内会の集会や旅行への寸志、差し入れ 葬儀の花輪、病気見舞い、入学祝、卒業祝 落成式や開店祝いへの花輪 年賀状、暑中見舞い、お中元、お歳暮 富山市議会では、議員個人による弔電、祝電も廃止しております。ご理解の程、よろしくお願いいたします。 ケーブルテレビでの本会議の生放送 本会議の開催びは、ケーブルテレビ富山およびかみねいケーブルテレビで生放送をご確認いただけます。 ただし、かみねいケーブルテレビでの放送は、都合により、録画放送になる場合があります。 本会議の会議録  本会議の会議録は、富山市議会のホームページでご確認いただけます。  委員会・諸会議の議事録等も、ホームページに掲載しています。  7年3月定例会の会議録は、6月上旬に掲載する予定です。なお、会議録の冊子は、市立図書館(本館)や市役所東館3階の市政情報コーナーで閲覧することができます。 インターネットでの本会議のなま中継および録画中継    インターネットの録画中継は、各本会議終了後、おおむね4日後(ど・にちおよびしゅくじつを除く)からご確認いただけます。  なお、編集作業等により公開が遅れることがあります。 xZ十七(2年12月定例会号)ぶんからは、とやま市議会だよりのテキストデータ(音声読み上げ対応)ばんの公開もしています。 請願・陳情(市政への要望・意見)の提出 請願しょ(議員の紹介あり)・陳情しょ(議員の紹介なし)を提出されるかたは、次の要領でお出しください。 ・請願・陳情の趣旨を具体的に記載してください。 ・提出年月日、提出者の住所および氏名(法人の場合は名称と所在地、代表者めい)を記載し、署名または記名押印の上、議長宛てに提出してください(署名の場合は押印が不要です)。 ・請願しょの場合は、紹介議員の署名または記名押印が必要です。 ・定例会開会びの正午までに提出されたものを、その定例会で審査・処理しています。 【お問い合わせ先】 議会事務局 議事調査課          電話番号、 4 4 3、2 1 5 8  議員の連絡先は、富山市議会のホームページでご確認いただけます。 次回6月定例会の日程(予定) 日程については予定となっております。最新の日程や傍聴の取り扱いにつきましては、富山市議会のホームページ等でご確認ください。 (6月9日) 本会議(提案理由説明ほか) (6月13日) 本会議(一般質問) (6月16日) 本会議(一般質問) (6月18日) 本会議(一般質問) (6月19日) 本会議(一般質問)         予算決算委員会(前期全体会) (6月20日) 予算決算委員会経済教育分科会 ・経済教育委員会 (6月23日) 予算決算委員会厚生分科会   ・厚生委員会 (6月24日) 予算決算委員会建設分科会   ・建設委員会 (6月25日) 予算決算委員会総務環境分科会 ・総務環境委員会 (6月26日) 予算決算委員会(後期全体会) (6月30日) 本会議(委員長報告・質疑・討論・採決ほか) とやま市議会だより臨時会号を6月5日に発行します。  臨時会号では、4月20日に投開票が行われた富山市議会議員選挙で当選した議員の紹介や、新しい市議会の役員などをお知らせいたします。 富山市議会のホームページには、各種決定事項を随時掲載いたします。 とやま市議会だよりアンケートの結果 ご協力いただき、ありがとうございました。 市民のみなさまに、より親しまれる「とやま市議会だより」にするため、前号でアンケートを実施し、83人のかたからご回答をいただきました。 その結果の概要について、お知らせします。 プレゼントは、厳正な抽選のうえ、当選されたかたへ発送いたしました。 問1、富山市議会の活動などの情報はどこから入手していますか。(複数回答可) 市議会だより、回答数76、全回答に対する割合54.6% 市議会ホームページ、回答数3、全回答に対する割合2.2% 市議会議員、回答数3、全回答に対する割合2.2% インターネット議会中継、回答数ゼロ ケーブルテレビ議会中継、回答数10、全回答に対する割合7.2% 新聞、回答数23、全回答に対する割合16.5% テレビ報道、回答数21、全回答に対する割合15.1% その他、回答数3、全回答に対する割合2.2% 無回答、回答数ゼロ 計、回答数139 問2、「とやま市議会だより」で関心のある記事は何ですか。(複数回答可) 可決した主な議案、回答数49、全回答に対する割合33.6% 会派別賛否一覧、回答数15、全回答に対する割合10.3% 委員会、回答数18、全回答に対する割合12.3% 一般質問、回答数64、全回答に対する割合43.8% その他、回答数ゼロ 無回答、回答数ゼロ 計、回答数146 問3、「とやま市議会だより」について、ご意見・ご要望や読んでみたい記事等ご自由にお書きください。 ●表紙がカラフルで読んでみようと興味をそそる。 ●常任委員会のページの文字がぎっしりすぎて読みにくく、写真は似たようなものが多い。 ●一般質問が簡潔で分かりやすい。 ●日頃気になっていることが一般質問で取り上げられていると、真剣に読みます。 ●一般質問に議員の顔写真が入るようになってから注目して読むようになった。 ●二次元コードを読み取り、簡単に議会の様子が見られるのはとても便利。 ●一般質問の議員の掲載順を五十音順に変えてみてはどうか。 ●市長の答弁を詳細に載せてほしい。 ●行政視察報告について、視察後の感想やこれからの取り組みを掲載してほしい。 ●とても読みやすい構成でまとめられている。 ●文字ばかりで読みにくく、内容があまり頭に入ってこない。 ●小中学生にも読みやすい記事があれば、子どもたちにも議会が身近なものになると思う。 ●若い世代の人達に、もっと本紙に関心を持ってもらえるよう、市に関するふるさとクイズや観光スポット等の記事を掲載してはどうか。 ●議員が普段どのような活動をしているか具体的に知りたい。 ●議員が市民のためにどのような活動をし、何を変えたのか、全く伝わってこない。 ●請願の審査内容を掲載してほしい。 ●可決や認定された議案等について、その後の経過を記事にしてほしい。経過が分かると事柄に愛着が湧く。 ●疑問や不満に思っていることを、どのような方法で議員に伝えたら質問に取り上げてもらえるのか知りたい。 ●市議会だよりがなければ議会の様子が分からないので必要である。市議会を知る手がかりとなっている。 ●自分が推している議員の記事を見るのが一番の楽しみ。 ●いつも興味ぶかく拝読させていただいております。これからも、より多くのかたに読んでいただけるような紙面作りをよろしくお願いします。 ご意見等については、類似したものをまとめ、要約して掲載しております。 市民のみなさまから、このほかにもたくさんのご意見・ご要望をいただき、ありがとうございました。 お寄せいただいたご意見は、今後のとやま市議会だよりの企画・編集の参考にさせていただきます。 ◎アンケート期間:令和7年2月3日〜3月7日 ◎回答件数:83件(うちホームページ66件、Eメール2件、FAX1件、郵便14件) ◎回答者年齢: 20代    2.4%、 30代  19.3%、 40代   14.5%、 50代  22.8%、 60代   14.5%、 70代  19.3%、 80代以上  6.0%、 無回答   1.2%