とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 5つの常任委員会において、付託された議案などを審査し、6月30日の本会議では、各委員会の審査の概要と結果が報告されました(各分科会の報告は6月26日、30日の予算決算委員会)。その内容の一部を掲載します。 質疑、討論、意見の表明を含む報告の内容につきましては、富山市議会ホームページ(会議録等の公開)からご確認いただけます。 正副議長および各委員会委員の構成につきましては、富山市議会ホームページ(議員、委員名簿)からご確認いただけます。 予算決算委員会 7年度富山市一般会計補正予算など6件については、いずれも原案のとおり「可決」した。 総務環境分科会  7年度富山市一般会計補正予算2件について、審査した。 企業・団体向け脱炭素化設備等導入補助事業      (委員からの質疑) 本事業は2050年までのカーボンニュートラル実現に資する事業だと思うが、どのような周知方法を考えているのか。 (市の答弁)本事業は、本市が5年度から企業向けに実施している脱炭素セミナーの参加を補助要件としている。これまでのセミナー参加者への直接周知や、7年8月に開催予定のセミナーの案内と併せて、本事業の案内を実施する予定としている。  加えて、市およびチームとやましのホームページでの周知のほか、今年度のセミナーに協力いただく金融機関からも周知いただけることになっている。 (委員からの質疑) 本事業による効果と申請件数をどのように見込んでいるのか。 (市の答弁) 省エネ診断は中小企業・団体等の脱炭素経営のきっかけになるものと考えており、省エネ設備を導入することで、年間1トン以上のCO2排出量の削減を見込んでいる。また、5年度、6年度のセミナーで20社弱に参加いただいており、ある程度の需要はあると考えている。 厚生分科会  7年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 鎮魂花火実施事業                  (委員からの質疑) 本事業は、民間事業者が実施している納涼花火において、戦後80年を機に鎮魂花火を打ち上げるとのことだが、民間事業者に補助金を出すというものなのか。 (市の答弁)本事業は、地元新聞社が実施する納涼花火の皮切りとして、富山市民感謝と誓いのつどい実行委員会が鎮魂花火を1発打ち上げるものである。実行委員会に対して補助を行うもので、地元新聞社に補助を行うものではない。 経済教育分科会  7年度富山市一般会計補正予算など3件について、審査した。 メタバース活用事業                 (委員からの質疑) 本事業を利用する児童生徒はなんにんと想定しているのか。 (市の答弁) 現在、最大500名までアカウントを登録できるシステムを考えているが、先行して実施している自治体を見ると、常時接続は最大で10名程度と想定している。 (委員からの質疑) 今回、本事業に対応する会計年度任用職員を1名配置するとあるが、メタバースを利用する児童生徒を10名程度と想定しているのであれば、教育相談等に対応する職員は1名でよいと思うが、想定を超えた場合は、対応できないのではないか。  また、利用する児童生徒がメタバース上の空間に入った際に対応されないことでショックを受けて、今後メタバースを利用しなくなることも考えられる。メタバースでの相談に対応する職員は1名で問題ないのか。 (市の答弁) 本事業については、学校現場から教育センターの電話相談対応として派遣されている指導主事を、今年度から1名増員していることから、開設時にメタバースに対応する職員としては2名体制でスタートしたいと考えている。また、必要に応じて、臨床心理士等も対応できる体制を取っていきたいと考えている。 建設分科会  7年度富山市一般会計補正予算など4件について、審査した。 地域拠点等動的データ分析事業            (委員からの質疑) じんりゅう等分析システムによる動的データを活用するとのことだが、具体的にどのようなデータを取得することができるのか。 (市の答弁) スマートフォン等のGPS位置情報を用いた動的データを活用するもので、例えば鉄道駅や商業施設などを登録することで、その施設の利用者数、性別、年齢構成、居住地などに加え、周辺道路における自動車交通量についても把握することができる。  また、このような動的データは最大で5年間さかのぼって取得することができる。 部門別常任委員会 総務環境委員会  富山市駐車場条例の一部を改正する条例制定の件など7件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情3件については、「不さい択」すべきものと決した。 【その他の主な審査の概要】 ・議案第96号 富山市高度利用地区における固定資産税のふきんいつ課税に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、討論があった。 ・令和7年分、 陳情第12号 公共事業における使用機材の納税確認体制の整備に関する陳情、令和7年分、陳情第13号 小型特殊自動車に係る課税の適正化及び市民協力制度(協力きん制度)導入の提案に関する陳情、令和7年分、陳情第14号 個人情報保護法に基づく必要最小限の情報収集の徹底および全庁的な運用点検に関する陳情について、市から説明があった。 【所管部局からの報告事項】 企画管理部 ・オリジナルロゴマーク ・使用料(営利加算分)の請求漏れ 厚生委員会  富山市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件など4件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情1件については、「不さい択」すべきものと決した。 【その他の主な審査の概要】 ・令和7年分、 陳情第17号 あはき・柔整広告ガイドラインの適正かつ積極的な運用を求める陳情について、質疑等があった。 経済教育委員会  工事請負契約締結の件(山室中部公民館移転改築工事)など2件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情1件については、「不さい択」すべきものと決した。 【その他の主な審査の概要】 ・令和7年分、 陳情第15号 市民意見受付制度における個人情報入力要件の運用見直しと再発防止に関する陳情について、市から説明があった。 【所管部局からの報告事項】 教育委員会 ・月岡幼稚園および月岡保育所の統合に係る今後の日程等 建設委員会  富山市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件など3件については、いずれも原案のとおり「可決」した。  また、陳情2件については、「不さい択」すべきものと決した。 建造請負契約締結の件(消防艇建造)         (委員からの質疑) 新たに建造する消防艇の性能について、現在の消防艇や他の自治体が所有している消防艇と比較し、どのような評価をしているのか。 (市の答弁) 現在の消防艇が総トン数35トンであるのに対し、新たに建造する消防艇は19トン級と小型化することにより、迅速性と機動性を図ることとしている。  また、現在の消防艇のすいしんきはプロペラ式だが、ウォータージェット式とすることで、最高そくりょくが時速33キロメートルから時速55キロメートルとなり、災害現場への到着時間を短縮できると考えられる。  加えて、航海機器についても、現在の消防艇にはない最新の装備を搭載することにより、安全な運航が図られると考えている。  さらに、波やかぜの影響かでもGPSにより自動で船舶の位置を維持することができる定点維持装置を取り付けることとしている。 【その他の主な審査の概要】 ・令和7年分、 陳情第16号 所有者不明橋梁の安全対策と市民への情報提供に関する陳情、令和7年分、 陳情第19号 映像表示装置(デジタルサイネージ、LEDビジョン等)設置についての屋外広告物条例改正の陳情について、質疑等があった。 【所管部局からの報告事項】 上下水道局 ・契約金額1億5,000万円以上の工事請負契約