とやま市議会だよりテキストデータ版は、写真や表など一部を省略して編集しています。 また、音声読み上げ機能によっては、正しく読み上げできないことがあります。 一般質問 21人の議員が一般質問を行いました。その中から一部の質問・答弁の要旨をお知らせします。 富山市議会だよりの紙面に記載のコードを読み込むと、インターネットで一般質問の様子をご確認いただけます。 よこの あきら(富山市議会自由民主党) 上下水道料金の改定 (問) 料金改定について、どのように市民の理解を得ていくのか。 (答・上下水道事業管理者)  7月下旬から10月下旬にかけて市内11会場にてタウンミーティングを、11月には富山国際会議じょうにて市民公開講座の開催を予定しているほか、今年度からねん3回程度、上下水道局が独自に広報誌を発行する予定である。さらに9月には各種相談受付や情報発信機能等を備えた「(仮称)お客さまサービスステーション」を市役所にしかん2階に設置する予定であり、こうしたさまざまな取り組みを通じて説明責任を果たしていきたい。 【質問項目】 ▼藤井市長2期目に向けた市政運営  ▼ニューヨーク訪問 ▼上下水道料金の改定 たかた まり(富山市議会自由民主党) 地域農業における課題と対応策 (問) 本市が取り組む今後の地域農業を担う農業者への支援は。 (答・農林水産部長) 市では家族経営等の小規模な農家が大半を占めている。若者の農業離れによる後継者ぶそくが顕著となっており、理由の一つに機械設備の導入や更新に多大な経費が必要となることが挙げられる。親元しゅうのう等により将来的に地域の農業を担う後継者に対し、農業機械の導入や更新に係る経費の一部を支援する事業を補正予算案として提案しており、国や県の補助対象とならない小規模な農業後継者の支援により担い手の確保につなげていきたい。 【質問項目】 ▼合併20周年記念事業 ▼人口減少・少子化対策 ▼のりものがたり教育 ▼地域農業における課題と対応策 ▼政策監 かなおか たかひろ(自由民主党) 地区防災計画策定における地域の防災士の活用 (問) 地区防災計画の策定を進めるために、地域の防災士を活用すべきと考えるが、見解は。 (答・防災危機管理部長) 地区防災計画とは、地区内の住民や事業者等が共同で行う防災訓練や防災資機材の整備等の計画であり、住民の危機意識の共有化に重要な役割を果たすと考える。このため本市では、平成30年度から防災士をアドバイザーとして派遣する事業をおこなっており、19の地区で計画が策定された。計画策定への地域の防災士の積極的な参画が望ましいことから、引き続き地域の防災士の養成に努めたい。 【質問項目】 ▼自治振興会や町内会の課題と地域コミュニティーの活性化 ▼地区防災計画策定における地域の防災士の活用 かなたに ゆきのり(富山市議会自由民主党) 若者の市外流出に対する処方箋(若者に対するさまざまな取り組み) (問) 若者のシビックプライド醸成に向けてSNSによるショート動画の活用が効果的であると考えるが、市長の見解は。 (答・市長) 市では、職員が出演したショート動画を3月に制作し職員採用専用ホームページで公開するなど動画を活用した情報発信を強化している。今後は、年齢等の属性からターゲットを絞りアプローチすることができるインターネット広告を活用するなど、インターネットでの情報発信により、特に若い世代へシティープロモーションとシビックプライドの醸成の両面から効率的かつ効果的にアプローチしていきたい。 【質問項目】 ▼若者の市外流出に対する処方箋 かしわ よしえ(公明党) 福祉支援(放課後等デイサービス利用者) (問) 高校卒業後の福祉サービスや相談ができる窓口の周知が必要では。 (答・こども家庭部長) 放課後等デイサービスの利用者は、ライフステージの変化に伴う新たな環境に適応する必要があるため、同サービス利用中から卒業後に受けることができるサービスの情報を得て、卒業後の生活に備えることが重要と考えている。そのため、相談支援専門員や放課後等デイサービス事業者などの関係機関と連携を図り、利用者に対する高校卒業後の福祉サービスや相談事業所などの周知に取り組み、切れ目のない支援に努めたい。 【質問項目】 ▼福祉支援  ▼授乳室やおむつ交換スペースの情報発信 ▼リチウムイオン電池など発火性危険ぶつの回収  ▼中小企業等経営強化法に係る固定資産税の特例措置 とよおか たつろう(富山市議会自由民主党) 富山市地球温暖化対策推進計画(省エネルギーの推進) (問) 富山市省エネルギー機器等導入補助事業」と「富山市ゼッチ(意味は後で説明)導入補助事業」の実績と今後の取り組みは。 (答・環境部長) 省エネ機器導入補助の6年度実績は、エネファームは3件、ペレットストーブは15件、ゼッチ住宅取得への補助は9件だった。また、エネファームは今年度から国等の補助金との併用を可能とした。今後は、中小企業等へ省エネ設備導入費用の支援を行うため本定例会に補正予算案を提案したところであり、これら補助制度を工務店へ案内する等、情報発信に努め省エネ設備等の普及を推進していきたい。 【質問項目】  ▼水産業を取り巻く状況 ▼富山市地球温暖化対策推進計画 ゼッチ、(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは…高断熱化や設備の高効率化による省エネルギーと太陽光発電等によるエネルギー創出により1年間で消費するエネルギー収支がゼロ以下になる住宅。 むらいし あつし(立憲民主党) 学校施設のバリアフリー化 (問) 災害時の避難じょ等、地域コミュニティーの拠点としての役割を果たす本市の小中学校のバリアフリー化の現状は。 (答・教育委員会事務局長) 本市の小中学校全88校のうち、まず、バリアフリートイレの整備状況は、校舎では約60%の53校で、体育館では約72%の63校で設置を完了している。次に、スロープ等の段差解消は校舎では約59%の52校で、体育館では約72%の63校で設置を完了している。また、エレベーターの整備状況は校舎では約53%の47校で、体育館では約18%の16校で設置を完了している。 【質問項目】 ▼予算編成  ▼こども家庭部長の任命 ▼災害関連死 ▼生活保護に関わるケースワーカー ▼保育所等の入所 ▼学校施設のバリアフリー化 ▼博物館等施設の入館料等 おだ しんいち(富山市議会自由民主党) 空き家対策 (問) 危険な空き家の今後さらなる自主的なじょ却を促進するため、昨年度に創設した支援制度の適用要件の緩和や地域からの要望への対応など幅広く活用できる支援制度を創設すべきと考えるが、見解は。 (答・活力都市創造部長) 市では、周辺に悪影響を及ぼす危険性がある老朽化した空き家を所有者がじょ却する際に費用の一部を助成する「富山市老朽危険空き家等じょ却事業補助金」を昨年度創設した。今後は、本補助金の活用状況等を見極め、周辺地域への影響を評価項目に追加する等、他都市の事例も参考に調査・研究したい。 【質問項目】 ▼空き家対策 ふじた かつき(自由民主党) 富山県ニホンザル管理計画 (問) 「加害レベル5」新設の制度提案を県に行うにあたり、近隣市町村との共同要望や広域連携による働きかけが必要と考えるが、見解は。 (答・市長) 市やまちの境界をまたぎ生息するニホンザルの群れが県内に存在し、この群れの個体捕獲には市やまちごとの捕獲とうすうを県を交えて調整する体制となっている。捕獲対策の実施には、県や隣接の市やまちとの情報共有が不可欠であるため、5月の「ワンチームとやま」連携推進本部会議で捕獲強化の必要性を提言した。引き続き、県や関連の市やまちと連携強化等を図っていく。 【質問項目】 ▼富山市民病院におけるこどもまんなか社会の実現  ▼富山県ニホンザル管理計画  ▼農業経営の継承支援 いいやま かつひこ(富山市議会自由民主党) プロ野球マイナビオールスターゲーム2026 (問) オールスターゲームの開催は、本市にどのような効果をもたらすと考えているか。 (答・市長) プロ野球界の一流選手の迫力あるプレーを間近に見てふれる機会は、子どもたちに夢と希望を与え、本市のスポーツ全体の振興に寄与すると考える。また経済波及効果や本市が全国に紹介されるプロモーション効果も期待できるなど、さまざまな効果をもたらすと考えている。何より、能登半島地震からの復興のシンボルとして北陸地方の一体感の醸成と地域の発展につながっていくことを期待している。 【質問項目】 ▼プロ野球マイナビオールスターゲーム2026 ▼学校体育施設等開放事業等  ▼ふるさとづくり推進事業 ▼地域コミュニティー きじ ともみ(富山市議会自由民主党) 障害のある子を持つ親の負担軽減 (問) 障害のある子どもが利用できる福祉、保育等の一連の流れやサービスの質と量、相談や申請の窓口が分かりにくいことについて、今後どう対応していくのか。 (答・こども家庭部長) 本市では、障害のある子どもが利用できる福祉サービスの内容等を障害福祉のしおりや出前講座、市ホームページ等で周知するとともに、こども発達支援室では保護者の相談体制を整備している。今後は、子育て支援ウェブサイト「育さぽとやま」に障害のある子どもの就学手続きに関する情報を掲載するなど、保護者への分かりやすい情報提供に努めたい。 【質問項目】 ▼障害のある子を持つ親の負担軽減  ▼特別支援学級 ▼本市のジェンダーギャップ解消 ▼富山市郊外の住宅に出没するサル ほそかわ ひろのり(公明党) 富山市公式LINE (問) 通報メニューに街灯に関する項目があれば便利だと考えるが、見解は。 (答・建設部長) 本市が管理する街灯の不点灯等の通報は、維持管理を委託している民間企業が受付窓口となっている。市、公式LINEの通報メニューに追加することは、市民の利便性が高まるとともに、本市の安全安心なまちづくりに有益な取り組みになるが、民間委託業者との情報共有化にはセキュリティー上の課題もあるため、システム管理者等と調整を図りながら、街灯に関する項目の追加について検討していきたい。 【質問項目】 ▼こどもまんなか社会の実現へ、子育てしやすい環境づくり ▼学校教育  ▼国際交流  ▼富山市公式LINE しゃがわ ともや(富山市議会自由民主党) 不二越・上滝線 (問) 市内電車が上滝線に乗り入れた場合の潜在的な需要と実現の可能性は。 (答・活力都市創造部長) 住民アンケートで上滝線の非利用者のうち約39%のかたが利用する可能性があると回答している。乗り入れの実現には多額の事業費の確保や潜在的な需要の掘り起こし等に加え、事業者の負担が伴うが、富山地方鉄道鉄道線の経営状況は大変厳しいことから、経営の立て直しが急務である。乗り入れの実現は容易ではないと捉えているが、概算事業費の算出や活性化による利用者の需要予測等について、富山地方鉄道とともに検証したい。 【質問項目】 ▼不二越・上滝線  ▼保育人材の確保 くぼ ひろのり(自由民主党) 神通大橋の架け替え (問) 過去の経緯、神通大橋の公益性から、県にも事業費の一部を負担するよう働きかけるべきと考えるが、見解は。 (答・市長) 本事業では100億円を超える事業費が必要と想定しており、このうち55%が国庫支出きん、残りが本市の負担となる見込みである。現時点では、本市が県に事業費の一部について負担を求める法令上の規定はないが、神通大橋は災害時にも重要な役割を担う公益性の高い橋梁であることから、事業費の確保や充実等について、今後とも積極的な支援を得られるよう、引き続き国や県に働きかけていきたい。 【質問項目】 ▼市民に寄り添った行政運営  ▼予算編成・政策決定 ▼神通大橋の架け替え あずま あつし(立憲民主党) 本市における生活保護受給 (問) 生活保護を必要とする状況にあるが申請していない世帯への取り組みは。 (答・福祉保健部長) 本市では生活困窮者自立支援法に基づき、包括的な相談支援を行う自立相談支援事業を富山市社会福祉協議会に委託して実施しており、同協議会の窓口で生活保護制度に関する情報提供をおこなっている。また、民生委員や福祉推進員といった地域の関係機関とのネットワークを通じて支援を要する世帯の情報を把握した場合には、市職員が直接家庭を訪問し、制度の利用をかんしょうするなどの支援をおこなっている。 【質問項目】 ▼利便性の高い公共交通網の確立  ▼本市における訪問介護事業 ▼本市における生活保護受給 まつお しげる(公明党) 高齢化社会の対応(「とほ活」データの利活用) (問) 「とほ活」アプリのさらなる利用促進のため、地域の商店と連携した施策が必要と考えるが、見解は。 (答・活力都市創造部長) 「とほ活」ポイントは市民の歩くことへの意欲を高めることを目的に賞品と交換できる抽選をおこなっており、賞品は地元協賛企業から提供される商品や本市予算で用意する映画鑑賞券等がある。今後、地元商店等とのさらなる連携強化で新たな協賛を募る等、賞品の充実に努めるとともに、商店への来店に対しポイントを付与する等、地域経済との相乗効果を高める地域と連動した取り組みを検討する。 【質問項目】 ▼高齢化社会の対応  ▼教育現場における相談体制 ▼災害避難じょの環境整備  えにし てるやす(自由民主党) 風と光の塔の管理 (問) 風と光の塔を建設当初の状態に戻すことが理想と考えるが、見解は。 (答・建設部長) 風と光の塔が設置されている富山駅北地区は、本市のまちづくりの推進に重要なエリアとして再整備を実施しており、シンボルモニュメントとしての役割を改めて認識している。しかし現在、ライトアップや噴水設備等は老朽化により稼働しておらず、建設当初の状態に戻すことについては、より詳細な劣化状況や故障箇所等を把握する必要があるため、今後、設備の劣化状況等の調査を行うとともに適切な修繕方法や維持管理方法等を検討したい。 【質問項目】 ▼風と光の塔の管理  ▼家庭ごみ有料化と将来世代への負担に係る検討すべき課題 あかぼし ゆかり 富山市まちなかアリーナ条例の市総合体育館「廃止」と新利用料金 (問) 民間に運営権が渡された市総合体育館を「まちなかアリーナ」とする条例案の利用料金は、これまでより大幅に高いのではないか。料金設定の根拠と過程は。 (答・市民生活部長) 5年9月に制定した条例で「利用料金は、公共施設等運営権じゃが市長と協議して定める」と規定し、一般利用料金は条例で定める上限の範囲内で事業者が定める額とした。上限設定の根拠は、事業者に長期間の運営を委ねるため、物価上昇等を考慮し最大利用料金を基準に市の消費者物価指数直近3年の平均上昇率が設定期間、毎年継続すると仮定した額である。 【質問項目】 ▼上下水道料金問題  ▼富山大空襲の常設展示資料館設置 ▼公共交通利用促進、富山地方鉄道株式会社への支援 ▼富山市まちなかアリーナ条例の市総合体育館「廃止」と新利用料金 ふくだ としひこ(未来をつくる) 児童のとうげこうの安全対策 (問) 「富山市通学路交通安全プログラム」に基づく通学路の危険箇所や安全対策の進捗状況は。 (答・教育委員会事務局長) 通学路の危険箇所は平成28年度から令和6年度までの9年間で1,187件報告されており、3月までの改善状況は、区画線の引き直し等のハード面の対策として457カ所、学校安全パトロール隊等による見守り活動等のソフト面の対策として543カ所が実施済みである。また、主に6年度に報告された残りの187カ所は警察署や道路管理者等の関係機関で対策の検討が進められている。 【質問項目】 ▼児童のとうげこうの安全対策  ▼特殊詐欺の被害防止対策 のがみ あきと(みどり) 地域公共交通の利便性向上策の内容 (問) 今後、パーク・アンド・ライドのための駐車場の整備予定はあるか。 (答・活力都市創造部長) パーク・アンド・ライド駐車場の6年度平均利用率は鉄道線で約70%、幹線バス路線で約62%でおおむね充足している。しかし、JR高山本線ちさと駅での利用率は高く、枠外に駐車する車両もあり、駅利用者等からさらなる駐車場整備の要望があることから、ちさと駅西側の市有地にパーク・アンド・ライド駐車場を15台ぶん整備する補正予算案を本定例会に提案した。引き続き、需要等を見極めながら新たな整備について検討していきたい。 【質問項目】 ▼戦後80年を迎えるにあたり、市長の所感は ▼地域公共交通の利便性向上策の内容 かなやま あかね(参政党議員会) こどもの居場所づくり支援事業 (問) 今年度の予算で事業に係る運営費用を補助する考えがあるのか。 (答・こども家庭部長) 本事業は、富山県こどもの居場所づくり支援事業補助金を活用して実施している。県において、事業に係る運営費用は、補助対象としていないため、本市でも現時点において、補助することは考えていない。しかし、不登校などさまざまな困難を抱える子どもが、学校や家庭以外でも安心して過ごせる居場所を継続的に確保していくことは重要であることから、運営費用の補助について、国、県や他都市の動向を注視しながら調査・研究したい。 【質問項目】 ▼学校給食  ▼学校教育 ▼こどもの居場所づくり支援事業