カンピロバクターによる食中毒が発生しています

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ページ番号1003899  更新日 2023年1月5日

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カンピロバクター食中毒は、国内で発生している細菌性食中毒の中で、近年、最も多く発生しており、主な推定原因食品又は感染源として、生の状態や加熱不十分の鶏肉、調理中の取り扱い不備による二次汚染等が原因となっています。
飲食店等で鶏肉を提供する方はもちろん、お店で鶏肉を食べる消費者の方も、鶏肉についての正しい知識を持ち、おいしく安全に鶏肉を食べましょう!

カンピロバクター食中毒の発生状況

 

事件数(件)

患者数(人)

死者数(人)

平成25年

227

1551

平成26年

306

1893

平成27年

318

2089

平成28年

339

3272

平成29年

320

2315

カンピロバクターとは

ニワトリ、ウシなどの家きん、家畜をはじめ、ペット、野鳥、野生動物など多くの動物が保菌しています。
他の細菌性食中毒と比べて、喫食から発症までの潜伏期間が1~7日と長いのが特徴です。
症状は、下痢・腹痛・発熱・悪心・嘔吐・悪寒・倦怠感などあり、多くの場合は1週間ほどで治癒し、死亡例や重篤例はまれです。しかし、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重症化する危険性があり、注意が必要です。
また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギランバレー症候群」を発症する事例も報告されています。

カンピロバクター食中毒を予防するには

健康な家きんであっても、腸管内などにカンピロバクターやサルモネラ属菌などの食中毒菌を保有している場合があります。現在の、食肉処理の技術ではこれらの食中毒菌を100%除去することは難しく、鶏肉や内臓から高い確率でカンピロバクターが検出されています。
「新鮮だから生食しても安全」というわけではありません!

食肉を扱う飲食店のみなさんへ

食中毒予防の観点から、以下のポイントに気を付けましょう

  1. 食肉は十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分以上加熱)する。
    未加熱または加熱不十分な鶏肉料理(鶏のタタキ、鶏わさなど)の提供を避けることが最も効果的です。
  2. 食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う
  3. 食肉を取り扱ったあとは十分に手を洗ってから他の食品を取り扱う
  4. 食肉に触れた調理器具は使用時に十分に洗浄・殺菌を行う。

消費者のみなさんへ

未加熱又は加熱不十分の鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多発しています。
カンピロバクターは熱に弱いことから、加熱を十分に行うことが重要です。
外食時には、よく加熱された鶏肉料理を選び、また、家庭で調理する際にも食肉の取り扱いには注意しましょう。

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保健所生活衛生課
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