中山間地域オンライン診療・服薬指導実証実験事業を行っています

　本市の中山間地域や郊外部においては、人口減少と高齢化を背景に、医療機関が少なく公共交通の利便性が低いために、通院負担が大きいという地域課題が深刻化していると考えられることから、ICT技術などを活用して、中山間地域や通院困難な高齢者にも医療を提供できる体制の構築を図るため、大山地域を対象にオンライン診療・服薬指導の実証実験事業を実施しております。

事業概要

実施期間と対象地域

【実施期間】　令和5年度～令和6年度

【対象地域】　大山地域（令和5年度：小見地区、牧地区、令和6年度：大山地域全域）

事業内容

1　オンライン診療・服薬指導の実施

　市が指定する医療機関（おおやま病院）及び薬局（チューリップ大山薬局）において、オンライン診療・服薬指導アプリを活用して、オンライン診療・服薬指導を実施します。

　本事業の参加対象となる方は、次の（1）～（3）すべてに該当する方です。

　（1） 大山地域にお住まいの方

　（2） 慢性疾患のため、おおやま病院を定期受診されている方

　（3） チューリップ大山薬局をかかりつけ薬局とされている方

 

※オンライン診療・服薬指導とは、患者が医療機関や薬局に行かずに、自宅でスマートフォンなどのビデオ通話機能を使って、診療の予約・問診・診察・処方・服薬指導までをインターネット上で行う診察・診療方法です。

2　実証実験事業の評価・分析

　実証実験に協力していただいた医療機関や薬局の関係者、患者からの聞き取りのほか、地域住民等へのアンケートなどを通して、実証実験の評価・分析を行い、中山間地域にオンライン診療・服薬指導を広めるための方策や課題について検証します。

中山間地域住民アンケート調査

実証実験を行う上での情報通信機器（スマートフォン等）の保有状況や通信環境などについて把握するとともに、実証実験の評価分析に必要な指標を得るため、中山間地域住民に対して医療・保健・福祉に関するアンケート調査を実施しました。

アンケート概要

対象者	富山市中山間地域（一部地域除く）在住の65歳以上の住民
配布数	3，000部
調査方法	郵送配布。回答は郵送又はインターネット
期間	令和5年9月末～10月中旬

• アンケート調査票 （PDF 567.1KB）