3. 街路空間デザイン

本事業の延伸区間は、まさに富山の都心地区内を縫うように走り、「富山都心地区の顔」にふさわしい景観形成がもとめられていました。
そこで、延伸区間の位置づけ、特性を元に、景観形成の全体コンセプト、基本方針、及び路線別方針を設定しました。

全体コンセプト

富山都心の魅力を楽しむ・LRTのある新しい風景づくり

基本方針

• 方針1　個性　各ゾーンの3つの異なる個性を強化した景観づくり
• 方針2　眺望　富山らしい眺望に配慮した景観づくり
• 方針3　賑わい　人々の活動や賑わいを誘発する多目的に使える空間づくり

路線別方針

県道富山高岡線

城址とLRTが融合調和する美しい景観形成

県道富山高岡線は、北側に富山城址を讃えた見晴らしの良い通りのため、街路は城址との景観調和を考慮した「和のテイスト」によるデザインを行っています。

大手モール

富山都心地区の顔となるトランジットモール的景観形成

大手モールは、欧州のトランジットモールの様に車道と歩道を一体とし、車道を意識させない歩行者中心の空間としています。

平和通り

立山連峰の眺望と都心空間が織りなす風景づくり

平和通りは、商業エリアにふさわしいシンボルロードとしての軸性と賑わいを併せ持つ、都心ショッピングストリートとして計画しました。シックで落ち着きのある色調の素材選定により都心ならではの高級感を演出しています。