第1回富山駅周辺整備協議会議事要旨

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ページ番号1006476  更新日 2023年1月12日

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日時 平成15年7月4日14時から
場所 富山第一ホテル

市長あいさつ
委員紹介
要綱・要領(案)
座長あいさつ

  • 1972、3年ごろから、富山の総合都市計画体系のお手伝いをしてきた。先ほどの市長に補足して、富山とは散居村的なものが都市的になり、自動車が多くなってきており、自動車の依存度が7から8割と非常に高い。
  • 日本は少子高齢化社会に向かうので、元気な年寄りが楽しく安全に暮らせるように。
  • 富山市では、石油を使う割合は運輸部門が一番多く、それから発生する大気汚染の問題も大きく、減らしていかなければならない。
  • 都心が寂れているといわれるが、それを商業で取り戻すのではなく、人の賑わい、都心に住んでもらうということを考えなければならない。それも、自動車を使わないで楽しい空間をつくり、車に頼らなくても暮らせることが大切になる。その為にこの計画をどうするか、市民の方に考えてほしい、議論してほしいと思う。
  • 公が1出すとすると、民間が5やらなければならない。民間の5を引き出す「1」になれるかということだと思う。

資料1説明
資料2説明

意見発言

委員

  • ハード面だけではなく、ソフト面の部分を考えなくてはならない。
  • 少子高齢化社会を迎える中で、高齢者が利用しやすく、安心して住めるように。
  • 大きな方針を常に持っていただきたい。

委員

  • 路面電車は街のシンボルとしてふさわしいとは思うが、電力を使うので環境にやさしいとは言い切れない。また、軌道は路面の土地を占有してしまう。
  • 燃料電池バスの方が小回りもきく。
  • LRT整備にはトランジットモール整備がつきものである。
  • 公共交通の不便さが自家用車利用に拍車をかけた。
  • (富山港線整備について)体育館や日赤病院が利用しにくい状況なので、弱者の救済となる整備が重要。

委員

  • 高架化は富山だけでなく北陸の都市が共有する問題だが、一体化するのが望ましい。
  • 富山は基盤整備ができたせいで車利用が増え、都市圏を拡げてきた。これからは、省エネ社会に向かうし、コンパクトな都市づくりがあるべき方向である。
  • 南北一体化は今後50から60年の方向性を決める大きな機会である。
  • 従来の道路基盤的な整備ではなく、人中心の視点での整備を。
  • 高架下や空き地の利用について、中心部間での引っ張り合いをしないで、エリア毎に住み分けを。

委員

  • 今までの欠点は都市機能を分散させてきたことである。
  • 南北の機能を重視し、路面電車と富山港線をうまくドッキングして、従来の車中心の道路のあり方をシャットアウトするぐらいの考えが必要である。
  • 路面電車の延伸(日赤)や、中心市街地への車乗り入れ規制などを併せてこの問題をとらえる。
  • こうしたことが、歩いて暮らせるまちづくりにつながる。

委員

  • 我々とすると、富山港線をLRT化し、将来南北をつなぐことについては、本省とも調整し、18年度までに開通できるように協力したい。
  • 連続立体交差で南北の分断を解消することは、まちづくりにとって最高の進め方だと思っている。
  • 駅周辺整備については、財政措置も含めて、最大限できるかぎり協力したい。

委員

  • 路面電車を導入する場合、(路面電車の)駅までのアクセスや駐車場のことも考える必要がある。
  • (富山駅周辺整備を考えるうえで)中心地だけではなく、周辺地域の整備も必要になってくる。
  • 車を減らし、公共交通を。

座長

  • 私も、若林さんの意見に賛成である。八嶋さんのように車の乗り入れ規制ということは、ヨーロッパではさんざんやって失敗してきている。
  • より便利な公共交通をつくる必要がある。
  • (中心地の)駐車場の料金体系を変える例もある。(EX.最初の1から2時間は安いが、7時間を越えると千円にするなどすれば、通勤客が公共交通を利用するようになる。)

委員

  • 交通問題を考える場合、駅周辺だけではなく、もっと広い視点での車や人の流れを見る必要があるのではないか。
  • 連立の事例として明石や能勢電鉄の例を紹介していたが、富山の事情とはだいぶ違うので、地方都市の事例を参考に。
  • いろんなイメージ図がでてきたが、それが富山のまちづくりの形になるのか疑問に感じる。
  • 高岡や新潟の駅南等もいろいろ問題がある。
  • 連立、再開発には可能かぎり支援したい。

委員

  • 個人的な意見だが、JRと地鉄、路面電車間での相互乗り入れや、富山港線沿線の工場跡地を住宅地にするなどの再開発も同時に考えていきたい。

委員

  • 組合でもアンケートを取ったが、交通の問題が大きい。
  • 私は自動車のディーラーをやっているが、車と公共交通の使い分け、住み分けが重要である。公共交通を便利に、またどう利用してもらうか。
  • 南富山方面のマンションの売れ行きがいいと聞くが、これは市内電車の利便性のせいだという。富山港線についても、利便性を高め、開発すればいいと思う。
  • 南北の歩行者の動きについて、歩きやすくすることが、地元の人や県外の人を含めて街の魅力を増やすことになると思う。

委員

  • 富山は自動車中毒と言われる県民性と言われるが、これをどう解消するかが重要な任務。
  • 南富山から岩瀬、呉羽から東富山に地下鉄をつくればいい。
  • マイカーと公共交通が大きな課題だと思う。

委員

  • これらの意見は大いに参考にしていきたい。

委員

  • 連立の事業主体の立場から、数百億の投資になるので幅広く波及効果が出るようにしてもらいたい。
  • 富山駅周辺については、国際的な都市になって欲しい。国連のNOWPAP本部事務局が駅北に設置されるなどしており、環日本海交流の拠点となるのではないかと思う。
  • 環水公園やいたち川、松川など水にもめぐまれ、南北一体の路面電車も大きな特長となる。富山の特長を生かしたまちづくりを。

委員

  • 以下はみな個人的な意見であるが、交通管理で一番大事なのは、しっかりした道路を作ってもらいたいということだ。駅北に路面電車を通すのは、現在の道路幅と交通量から鑑みてきついのではないかと思っている
  • 奥田中学校、KNB前の交差点での電車の右左折時には、既存市電の丸の内交差点のように渋滞の原因となるのではないか。
  • 牛島本町が現状以上にボトルネックとなるのではないか。
  • 草島線が8号線と繋がると、流入交通量が増えることから、駅周辺の道路整備をしっかりやってもらいたい。

座長

  • 自動車と人の便利さというものはどうしてもぶつかるが、これをどうするか。

委員

  • 市電沿線に住んでいるが、アパートやマンションが目立つ。市内電車は年寄りに便利だ。
  • 駅と西町・総曲輪地区との連携が必要。
  • まちの魅力を。これが富山だというものが欲しい。そんな駅にしてもらいたい。

委員

  • 公共交通は便利にいないと使われない。ぜひ便利にしてほしい。
  • 土地利用については、従来のような力技で箱ものをつくるような方法ではなく、富山の魅力なども考えながら、ソフト面での売りも必要である。

委員

  • 現状では公共交通はたいへん厳しい。
  • 地方の公共交通の展望は良くないが、交通結節機能は整備されるのだろうが、それよりもどうやって需要を伸ばすかが大事。
  • せっかくの大きなプロジェクトなので、公共交通体系を整備してほしい。

委員

  • 右肩上がりの政策ではなく、高齢化・人口減・経済の後退などがある。こうした中での再開発は我々に与えられた課題である。
  • 人にやさしいまちづくりの発想、駅前のデザインの3つキーワードとして
    1. 高齢化への対応(バリアフリー、ユニバーサルデザイン)
    2. 観光(にぎわいづくり)
    3. 環境(駅をガラス張りにし、立山が望める。緑を中心に。環境を守れる都市には産業・企業・人が集まる。)
  • 燃料電池バスについては賛成だがまだ発展途上で相当時間がかかる。現時点では路面電車の有効活用の方が現実的である。

資料3説明

質疑

座長

  • アンケートについて、何人くらいを期待しているのか。

事務局

  • 200から300は欲しいと思っている。

座長

  • 今日の委員の意見を精査して、アンケート内容に反映してください。

その他意見

委員

  • 東北新幹線の盛岡から八戸間の開通により5割ほど客が増えている。富山でも新幹線によって人が集まるのでは。
  • 新幹線は平成25年の予定だが、富山駅の工事がお起きに問題である。12年というのはあっという間ではあるが、在来線の高架化と調整しながら良いものを作っていきたい。
  • 駅周辺整備において、新幹線の特性からいろんな制約があり、前提となっているが、それ以外の部分では協力していきたい。

座長

  • プラットホームから立山が見えるようなことも考えてみてください。

委員

  • バスターミナルについては、もっと事業者と相談しながら決めていってほしい。

委員

  • 乗り場がどこになるのかが最大の関心事。タクシーの機能が生かせるようにしてもらいたい。
  • 富山はマイカー依存度が高いので、マイカーとの関わりをどうするのかが大事。
  • 駅周辺整備にあたっては、富山らしさ、特色を出すことが大事。自然に着目し、北口から南口、市役所、城跡公園まで緑一色にするなど。
  • 富山市中心部の人口密度が低いので、居住してもらう施策も必要。

委員

  • 県民性というものは変えにくいが、歩くと健康にいいなど、意識を変えることが大事。
  • 少子高齢化の問題。お年寄りでも元気な人もいるのでその対応を。
  • なぜ人が金沢向かうのかということを考えて、富山らしさを出していくことが必要。

座長

  • 今回はまとめるということはしないので、事務局はしっかりと受け止めてほしい。

都市整備部長 閉会あいさつ

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活力都市創造部 富山駅周辺地区整備課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
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