富山市総合計画基本構想

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ページ番号1002435  更新日 2023年1月12日

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富山市総合計画基本構想(案)についてのご意見と富山市の考え方

富山市総合計画基本構想(案)について、パブリックコメントを実施いたしました結果、次のとおりご意見が寄せられましたので、それに対する市の考え方と併せて公表いたします。

意見募集期間

平成18年6月30日(金曜日)から7月21日(金曜日)

意見数

24件

基本構想(案)
項目

ご意見

市の考え方

1.総合計画策定の趣旨 総合計画基本構想の策定にあたっては、市民・住民の声を十分に取り入れられたい。
合併前の各市町村や各地域の独自性を大切にするとともにより早く新市としての一体感の醸成を構築すべき。
基本構想については、市民意識調査の実施、総合計画審議会の審議、地域審議会での説明、ワークショップの実施、基本構想案に対するパブリックコメントの実施などの中で市民の皆さんからご意見、ご提言をいただき、それらを参考にしながら策定したところであります。
現在策定している総合計画は、合併後の初めての総合計画であり、ご意見のとおり市としての一体感の醸成、一体性の確保について特に重要であると考えています。
そのため、P1策定の趣旨、P12主要課題などにそのことを記載しております。
3.時代の潮流 富山市総合計画基本構想には、団塊世代の英知を導入すべきである。リタイアしていただくのではなく地域社会に自己実現の場を与えるべきである。 P3「(1)人口減少と少子・超高齢社会の進行」の7行目に「それぞれの人がもつさまざまな技術や能力が発揮できる社会の実現を目指す」と記載しております。
団塊の世代を含め、市民と行政との協働及び地域力の強化に関する具体的な事業については、基本計画の中で検討していきたいと考えております。
6.まちづくりの主要課題 まちづくりの主要課題(1)の人口減少と少子化への対応に、人口減少により郊外開発の必要性が低くなり、市民一人当たり農耕可能な面積が拡大し、食料自給率向上が可能となる視点が足りないのではないか。併せて、日常生活に必要な資源・資材を大切にかつ、有効に使う生活術を推進し、健康増進とライフコストの低減を図ることで、心豊かな生活環境を整え、ゆとりある子育てが可能となる施策を推進する必要がある。 郊外への市街地拡大を抑制することで、優良農地の保全を図ることができると考えられます。
また、エネルギー資源の無駄を無くすことについては、主要課題では、P11(4)「環境政策」に記載しております。
6.まちづくりの主要課題 まちづくりの主要課題(2)超高齢化社会への対応のなかで、高齢者は、10数%の健康弱者を除けば、大部分の方々は元気で、自由な時間と経験豊かないろいろなキャリアや判断力を持った人々であり、若い人達に比べると経済力(資産)を持っている。高齢化社会は、健康で、何かをする時間・知恵・金を持った人達の割合が多い潜在的活力のある社会になる可能性を秘めている。今後はこれらの潜在的な活力が生かされる必要があることを記載してはどうか。 P3「(1)人口減少と少子・超高齢社会の進行」の7行目に「それぞれの人がもつさまざまな技術や能力が発揮できる社会の実現を目指す」と記載しております。
団塊の世代を含め、市民と行政との協働及び地域力の強化に関する具体的な事業については、基本計画の中で検討していきたいと考えております。
6.まちづくりの主要課題 まちづくりの主要課題(8)コンパクトなまちづくりの中で、現在、住宅団地の高齢化がひどく町内地域の相互支援が成り立たなくなっていることから、都心部やそれぞれの地域の生活拠点地区の人口構成の再構築を図る必要があるという視点が欠けているのではないか。 都心部やそれぞれの地域の生活拠点地区の人口構成の再構築につきましては、基本計画の中で、高齢者や子育て世代の住み替え支援などの施策や事業などを検討していきたいと考えております。
第5章
土地利用の方向性
第5章土地利用の方向性の中の1市街地ゾーンの部分について、中心市街地の高齢者居住を促進するため、歩行弱者のためのバリアーフリー化や居住者の利便性、快適性を確保することや旧西武をカルチャーセンターや交流広場として活用するなど老若男女が楽しく集い触れ合えるまちづくりを行うことの記載が必要ではないか。また、小学校の廃校舎を活用し高齢者が運営する時間外幼児学童保育支援を行うなど高齢者と子供の交流を進め児童の健全な成長を支援することが必要ではないか。 土地利用の方向性については、ゾーンごとの大まかな方向性を示したものであります。
世代間交流促進のための具体的な提案につきましては、今後、可能性を含め検討していきたいと考えております。
第6章第3節3
コンパクトなまちづくり
「コンパクトなまちづくり」の「まちなか居住の推進」について都心部の人口を増やす事は、周辺地域の人口を減らす事になり、都心部に行政機能などの都市機能を集中させる事は、周辺地域の住民にサービスの低下をもたらす。また、周辺地域には就農世帯も多くあり、そこが不便になると、農家を継ぐ者がますます減る事になる。住み慣れた土地や自分の家を離れない世帯も多くあることから、それらの住民は、過疎のために保育所や学校、病院などが遠くなり、道路の除雪がされないなど、様々な不便な思いを強いられるのではないか。 コンパクトなまちづくりについては、これから迎える人口減少、少子・高齢社会を見据え、市街地の拡散傾向に歯止めをかけ、都心や地域の核となる地区への人口回帰を図り、生活に必要な諸機能を集合させるとともに、都心部と地域の生活拠点地区を公共交通で結ぶことによって、環境にやさしい効率的なまちづくりを進めようとするものであります。
周辺地域におけるサービスの維持・向上を図るためにもコンパクトなまちづくりを進めていく必要があるものと考えております。
第6章第3節3
コンパクトなまちづくり
富山は持家比率が高く居住地域が分散しているため、行政効率が悪いと言われるが、他の大都市のように集合住宅がひしめき合っているような都市空間になる事は、富山らしさを捨てる事にはならないか。 コンパクトなまちづくりは、市街地を取り囲む貴重な自然資源を保全するとともに、「歩いて暮らせるまちづくり」や、市街地の人口密度を一定以上確保することによって、バスや路面電車などの公共交通の需要密度を高め、富山らしい「環境と共生したまちづくり」を進めようとするもので、もちろん持家を否定しようとするものではありません。
第6章第3節3
コンパクトなまちづくり
1カ所に住民を集めるのではなく、もっと中心部は空間を設け緑豊かな街並みに変え、市内20~30カ所に駅や行政センターなどを兼ね備えたターミナル(拠点)を設け、企業や住民がその拠点周辺に集まるようにするほうが良いのではないか。 コンパクトなまちづくりは、ご意見のとおり、今後の都市整備の方向として都心と各地区の生活拠点地区に諸機能を重点的に整備し、それらの地区を公共交通で結ぼうとするものであります。
都心部の城址公園の整備や歩行者空間の緑化なども進める予定であります。
第6章第3節3
コンパクトなまちづくり
都心に集合住宅を建設するより、市全域で鉄道沿線での宅地開発を促進し、公共交通機関を利用しやすい街作りにするほうが、各地区の発展と中心部への人の流れ、そして脱マイカーを促進するのではないか。 コンパクトなまちづくりは、ご意見のとおり、今後の都市整備の方向として都心と各地区の生活拠点地区に諸機能を重点的に整備し、それらの地区を公共交通で結ぼうとするものであります。
都心部の城址公園の整備や歩行者空間の緑化なども進める予定であります。
第6章第3節3
コンパクトなまちづくり
中心部に共同住宅ができても、中心商店街に魅力がなければ、住民は郊外の大型店に出かける。それに、新幹線での富山駅前の活性化と、西町総曲輪地区の活性化は両立はできない。公共交通の利用促進で、富山駅前はそれなりに活性化できる要素はあるが、消費の絶対量が増えるわけではなく、駅前と総曲輪に分散しているよりも、中心商店街が駅前1カ所に集中している方がより集客力があると思う。
住民をコンパクトにまとめるよりも、商店街の商店を大型店のテナントにまとめる方が、より賑わいを創出できるのではないか。
中心市街地再生の具体的な方策については、基本計画や現在策定中の富山市中心市街地活性化基本計画などにおいて検討していきたいと考えております。
第6章第2節1
安全に暮らせる社会の実現
雪に強いまちづくりについて、道路の除排雪は地域の実情に応じて、機械、流雪溝、消雪パイプ、ロードヒーティング等の組み合わせにより効率的に行い、特に流雪溝について水量の絶対量の確保、農閑期における農業用水の一時流用等に努め、水量の配分方法等運用上の問題を把握し、トラブル解決に努めることを盛り込んではどうか。 雪に強いまちづくりの具体的な方策については、基本計画などにおいて検討していきたいと考えております。
第6章第5節2
新しい「行財政システム」の確立
「総合計画」は、審議会や地域審議会等で検討されることになっているが、またワークショップも開催された。今後も機会をひろげ市民参画に努めていただきたい。
具体的には、次の各点を要望する。
  1. メリハリのある施策の展開
  2. 早急な一体感の実現
  3. ナショナルミニマムの底上げ
  4. 合併での協議のできるだけ忠実な遂行
  5. 税外負担の軽減
総合計画など各種計画の策定にあたっては、P38<開かれた行政の確立>で「各種計画の策定過程などにおいて市民からの意見を募集するなど、市民の市政への参画を促すとともに、透明性を確保し、開かれた行政の確立に努めます。」としております。
また、要望の諸点につきましては、基本計画の策定及び施策の推進にあたり配慮してまいりたいと考えております。
第6章第5節2
新しい「行財政システム」の確立
「人、まち、自然」が調和する住みやすい富山市を期待している。
今後は、これらに必要な具体的施策、実行、それの評価が必要である。
それに市民の独創、建設的な提案を取り入れてほしい。
総合計画など各種計画の策定にあたっては、P38<開かれた行政の確立>で「各種計画の策定過程などにおいて市民からの意見を募集するなど、市民の市政への参画を促すとともに、透明性を確保し、開かれた行政の確立に努めます。」としております。
また具体的な施策の、実行、評価につきましては、成果重視の総合計画となるよう、各施策に成果指標を設け、施策を評価しながら効率的に計画を推進してまいりたいと考えております。
その他 合併協議の中で策定された「新市建設計画」は、各団体が相当な議論・協議を得てきたものであり、新市として統一性が求められるというものの住民はそれらに一定の期待をもっている。またこれで表されていた各団体毎の投資額(普通建設事業および特別会計事業等)とあまりにも乖離した形となれば、合併時の住民に対しての説明が虚偽であったかの印象をもたれる心配がある。 新市建設計画に掲げられている事業については、合併に際して、旧市町村ごとに持ち寄った事業であります。
これらの事業については、総合計画においても尊重されるべきものでありますが、その事業のあり方や規模などについては、総合計画の策定の中で、市全体の見地から、新たに検討し決定するべきものであると考えております。
その他 総曲輪通り北側に東別院・西別院があるが、別院横丁に高齢者向きの店をおいて、高齢者が集い、楽しめるようにしてはどうか。 具体的な事業の提案として、地元への提案も含め今後検討していきたいと考えております。
その他 旧西武百貨店の1つのフロア-に、小さな映画館を設け、若人と高齢者向けの映画を上映できるようにしてはどうか。 具体的な事業の提案として、地元への提案も含め今後検討していきたいと考えております。
(市では、旧映画館の寄付を受け、公設民営で、映画の上映を行っています。)
その他 中心市街地に5階程度のマンションを建設し、1、2階は生活必需品の小売店、3階以上は高齢者夫婦、高齢者(独居)が住めるようにして、首都圏に富山での定住をPRしてはどうか。 市では、中心市街地でのまちなか居住を推進しており、今後、首都圏等の団塊世代へのPRも含め、検討していきたいと考えております。
その他 市街地周辺に、空家や耕作放棄地があるので、それを活用し、長期滞在型市民農園を作り首都圏に定住をPRしてはどうか。 現在、定住人口、交流人口の増加を目指し、施策の検討を行っているところであります。
その他 富山市に朱鷺を呼ぶ市民会議を
朱鷺を佐渡から移住させる計画がある。この計画に富山市も参加し朱鷺を呼んではどうか。観光の面からもアピール出来る。
具体的な事業の提案として、研究していきたいと考えております。
その他 豊かな山を宝の山に変える会
荒れた山を試験畑に開拓し、茸(きのこ)山として蘇らせてはどうか。また、秋には、茸狩りツアーとして観光化してはどうか。
農林特産物の開発に取り組む中で、今後検討していきたいと考えております。
その他 県都は水の都をアピール
ミニ水力発電を城址公園か市役所近くに設けてはどうか。
ミニ水力発電については、富山市新エネルギービジョンにおいて、実施に向けて検討することとなっており、今後基本計画において検討してまいります。
その他 中心市街地の活性化は城址公園がポイント
  1. 水路にホタル・アユなどを生息させてはどうか。また、水車を設置してはどうか。
  2. 公園内に千歳御殿を復元し、芸能・演芸等催し物の場に提供してはどうか。
  3. 四季を問わず、公園内で市(いち)を開催してはどうか。
  4. 公園周辺に野外展示スペースを設置し、市民の作品発表の場にしてはどうか。
  5. 千歳御殿の再現がキーポイントである。
城址公園については、中心市街地活性化の観点から、観光拠点機能、象徴機能、まちづくり機能の強化を図る必要性が高まったことを踏まえ、平成16年度に基本計画の見直しを行ったところであります。今後は、基本計画に従い整備を進めて行きたいと考えております。
その他 よみがえらせよう神通川にいにしえの徒鵜飼を夏場に、大伴家持が神通川で徒鵜飼を楽しみ、歌を詠んだという故事を再現してはどうか。 具体的な事業の提案として、研究していきたいと考えております。

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