ご家庭での災害対策
地震・台風など、災害はいつ起こるかわかりません。災害時に最も大切なのは飲料水です。人が生きていくには1日3リットルの飲料水が必要だといわれています。応急給水体制が整うまでは、各家庭で水を確保しなければなりません。最低、家族の人数の3日分の飲料水を備蓄しましょう。
水道水の保存方法
1.保存容器
10リットル程度の新しいポリ容器を用意し、水道水で十分に洗浄します。
2.水道水のつめ方
容器内部に空気が残らないように、水道水を満たしフタを確実に締めます。空気が残っていると空気中の細菌で汚染される心配があります。
3.容器の保存方法と保存期間
直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選んで静置します。保存した水道水は消毒用の塩素が徐々に無くなりますので3日に1回は入れ替えて下さい。
4.保存水道水の取り替え
3日間の保存期間が過ぎたら洗濯や掃除などに使用し、新しい水道水に取り替えます。保存期間内にフタを開けたときは、その都度新しい水道水と入れ替えてください。
5.お風呂の水も有効に
お風呂の残り湯は、災害時には消火用水、断水の際のトイレの流し水などのいろいろな用途に使うことができます。すぐ流してしまわずに貯めておきましょう。
6.一番近い給水拠点の確認を
災害により断水した場合は、避難施設へ仮設水槽等により応急給水を行います。自宅から一番近い避難場所を確認しておきましょう。
7.停電のときは
受水槽方式のマンションやビルなどは停電になると水を送るためのポンプが停止します。このような場合でも、散水栓(ポンプの手前にある蛇口)からの給水が可能です。建物の管理人などに場所を確認しておきましょう。
8.蛇口を閉める
災害発生時は慌てがちになります。避難をするときは火の始末と同時に蛇口が開いていないか確認してください。
なお、上下水道局では水道水でつくった水のペットボトルを販売しています。こちらも防災備蓄用として是非ご利用ください。