事業開始の経緯(モジ・ダス・クルーゼス市廃棄物資源化支援事業)
事業開始の経緯
平成22年8月、廣瀬前副市長一行がモジ市を訪問。モジ市長と会談した際、モジ市が抱える「ごみ処理問題」についての相談を受け、富山市として何か協力できないか検討することとなった。
JICA(独立行政法人 国際協力機構)には、開発途上国の発展に貢献するための『技術移転プログラム(委託業務)』があり、このプログラムによるモジ市に対する支援事業の実施について、市、JICA北陸支部、モジ市緑・環境局の3者で協議した。
モジ市から事業実施についての内諾を得たことから、平成23年9月にJICAに対し草の根技術協力事業(地域提案型)による『案件提案書』を提出し、採択の内定通知を受け、平成24年度から3ヵ年をかけて事業を実施した。
JICA草の根技術協力事業(地域提案型)とは
目的
JICA(独立行政法人 国際協力機構)の発展途上国支援事業で、地方自治体が主体となり、その地域社会が持つ知識や経験を活かした事業を実施することにより、開発途上地域の経済及び社会の発展に貢献することを目的とする。
実施団体
地方公共団体
対象事業
研修員の受入、業務従事者の派遣、基盤整備、資機材の購送
対象分野
- 行政一般
- 産業・地域振興
- 保健医療
- 教育・文化
- 社会基盤整備
- 公益事業一般
- 運搬・交通
- 農業一般
- 林業・森林保全
- 水産
- 環境・公害対策
- 自然資源の持続的利用
支援対象都市
モジ・ダス・クルーゼス市(ブラジル連邦共和国サンパウロ州)
- 姉妹都市提携年月日 1979年(昭和54年)11月8日
- 人口 38万人
- 特徴 学園都市。農業を中心に発展し、養鶏は南米最大の生産地。水利と電力に恵まれ工業も発展。
- 公用語 ポルトガル語
- 使用通貨 レアル・・・1レアル=46.58円(平成26年9月10日現在)
提案事業の概要
事業の必要性
モジ市では、家庭から排出されるごみの分別や資源化が十分進んでおらず、ごみや資源物のほとんどが埋め立てられている。また、一部の資源物も「カタドール」と呼ばれる任意の人々によって回収されているがわずかであり、カタドールの組織化も環境教育も進んでいない
事業の目標
埋め立てごみを減量化するとともに、モジ市内から発生する「ごみ」から「資源物」を分別し再利用する『資源循環型社会』を構築する。
参考写真
「カタドール」※市内に250人 モジ市はカタドールの生活の安定化も望んでおり、組織化とユニホームの支給などの支援を計画。
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環境部 廃棄物対策課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
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