更生保護を支える「保護司」をご存じですか
更生保護を支える「保護司」をご存じですか
更生保護は、犯罪や非行をした人たちに対し、社会の中で立ち直りに向けた指導や支援を行うことにより、その再犯を防ぎ、社会復帰と自立を助ける活動です。
そのサポートを行う「保護司」は、法務大臣が委嘱した更生保護のボランティアで、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援するとともに、犯罪予防の活動に取り組み、地域の安全・安心に貢献しています。
富山市では、約170人の保護司が日々更生保護活動に取り組まれています。しかし、犯罪や非行をした人が社会の一員として立ち直るためには、本人の意志や自助努力だけではなく、地域社会の理解と協力が必要です。市民一人ひとりの思いやりのある温かいまなざしが、誰もが暮らしやすい社会づくりを目指すことにつながります。
■富山市再犯防止推進計画
近年、全国の刑法犯認知件数は、減少傾向にある一方、検挙者に占める再犯者の割合は、年々増加し続けており、誰もが安心して生活できる地域社会を築くため、犯罪や非行の繰り返しを防ぐ「再犯防止」が大きな課題となっています。
富山市では、再犯防止において重要な役割を担われている保護司との連携を強化するとともに、矯正施設や保護観察所など、国の関係施設・団体との多機関連携をはじめ、保護観察者との面接場所の提供や、再犯防止に関する啓発活動「社会を明るくする運動」への参加など、更生保護活動を支援しています。
こうした本市における再犯防止に向けた取り組み内容を盛り込んだ富山市再犯防止推進計画を、「再犯の防止等の推進に関する法律」や国・県の再犯防止推進計画を踏まえ、富山市地域福祉計画（2024 年度～）と一体的な計画として、令和5年度中に策定する予定です。
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福祉保健部 福祉政策課 地域福祉係
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