学校規模の適正化

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ページ番号1007307  更新日 2023年1月10日

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1.法令等における適正な学校規模の考え方

国の法令等では、標準的な学級数(特別支援学級を除く)について、次のとおり規定されています。

標準的な学級数

区分

標準規模※

統廃合による許容範囲

学校教育法施行規則

12~18学級

義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令

12~18学級

19~24学級

公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引

12学級以上

(中学校は9学級以上)

※義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令では「適切な規模」、「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」では「望ましい規模」という。

2.小規模校・大規模校の「よさ」と「課題」

標準の学級数を下回る小規模校と、標準を上回る大規模校とでは、それぞれの「よさ」がある一方で、「課題」が生じる可能性もあります。

小規模校の「よさ」と「課題」

区分

よさ

課題

学習面

  • 個に応じた指導が行いやすい
  • 一人ひとりが活躍できる場面が多い
  • 多様な考えや意見に触れる機会が少ない
  • 中学校では、専門教科の教員が確保できない

生活面

  • 生活環境等が把握しやすく、個に応じた指導が行いやすい
  • 家庭や地域と連携が図りやすい
  • 人間関係が固定化されやすい
  • クラブ活動や部活動の選択肢が少ない

学校運営面

  • 教員が少ないため、教員間の共通理解が図りやすい
  • 成績処理等の事務に要する時間が少ない
  • 教員の校務負担が大きくなる
  • 作業の分担や行事運営のための職員数が不足する
大規模校の「よさ」と「課題」

区分

よさ

課題

学習面

  • 多様な考えや意見に触れる機会が多い
  • 教科の専門性が高い授業を受けることができる
  • 個に応じた指導が行いにくい
  • 一人ひとり活躍する場や機会を設定しにくい

生活面

  • 学級編制を替えることで新たな人間関係が構築できる
  • クラブ活動や部活動の選択肢が多い
  • 生活環境等が把握しにくく、個に応じた指導が行いにくい
  • 異学年交流の機会を設定しにくい

学校運営面

  • 教員の校務負担が小さい
  • 教員が多いため、作業の分担や行事運営が円滑に行える
  • 教員間の共通理解に時間を要する
  • 成績処理等の事務が複雑化する

3.富山市の適正な学校規模の考え方

本市では、適正な学校規模について、上記の法令等やアンケート調査結果、通学区域審議会での審議等を踏まえて検討を行い、その基本的な考え方を「富山市小・中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針」として定めました(令和2年11月)。
基本方針において、本市の学校規模の基準については、次のとおりとしています。

望ましい学校規模

学級数

  • 小学校 12~18学級(各学年2~3学級)
  • 中学校 9~18学級(各学年3~6学級)

学級人数

1学級あたり少なくとも21人以上

早期に適正化を検討する学校規模

  • 複式学級が存在する学校
  • 全学年が単学級である学校

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 学校再編推進課
〒930-8510 富山市新桜町6番15号 Toyama Sakuraビル
電話番号:076-443-2241
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