平成19年工業統計調査結果
平成19年工業統計調査へのご協力ありがとうございました。このほど、集計結果がまとまりましたのでご報告いたします。
1.結果の概要
(1)事業所数
平成19年12月31日現在の従業者規模4人以上の製造事業所(以下、「事業所」とする)数は927事業所で、平成18年と比較して-5事業所(-0.5%)の減少となっています。
地域ごとの数字をみると、平成18年との比較において、各地域ほぼ横ばいとなっています。(統計表1-1参照)
(2)従業者数
従業者数4人以上の事業所における従業者数は40,382人で、前年と比較して1,529人(3.9%)の増加となっています。
地域ごとの数字をみると、平成18年との比較において、山田地域と細入地域を除き従業者数が増加しています。(統計表2-1参照)
また、平成15年より年次比較をすると、従業者数が年々増加していることが分かります。
(3)製造品出荷額等
従業者4人以上の事業所の製造品出荷額等は1兆3,418億2,685万円となっており、前年と比較して948億5,957万円(7.6%)の増加となっています。
地域ごとの数字をみると、平成18年との比較において、秘匿措置の講じられていない地域すべてに数字の伸びがみられます。(統計表3-1参照)
また、平成15年より年次比較をすると、製造品出荷額等が年々増加していることが分かります。
2.産業分類別(中分類)の状況
(1)事業所数
事業所数を産業中分類別にみると、最も事業所数が多い産業は「一般機械器具製造業」(172事業所、構成比18.6%)で、以下、「金属製品製造業」(124事業所、構成比13.4%)、「食料品製造業」(115事業所、構成比12.4%)、「印刷・同関連産業」(78事業所、構成比8.4%)、「化学工業」(61事業所、構成比6.6%)の順となり、上位5産業で全体の59.4%を占めています。(統計表4-1参照)
従業者規模別の事業所数
事業所数を従業者規模別にみると、上位5産業は以下のとおりになります。
従業者4から29人の事業所
- 一般機械器具製造業 124事業所
- 金属製品製造業 101事業所
- 食料品製造業 94事業所
- 印刷・同関連産業 65事業所
- プラスチック製品製造業 50事業所
従業者30人以上の事業所
- 一般機械器具製造業 48事業所
- 化学工業 39事業所
- 電子部品デバイス製造業 26事業所
- 金属製品製造業 23事業所
- 食料品製造業 21事業所
(2)従業者数
従業者数を産業中分類別にみると、最も従業者数が多い産業は「一般機械器具製造業」(8,566人、構成比21.2%)で、以下、「化学工業」(7,033人、構成比17.4%)、「電子部品・デバイス製造業」(4,780人、構成比11.8%)、「食料品製造業」(3,569人、構成比8.8%)、「金属製品製造業」(3,023人、構成比7.5%)の順となり、上位5産業で全体の66.7%を占めています。
従業者規模別の従業者数
従業者数を従業者規模別にみると、上位5産業は以下のとおりになります。
従業者4から29人の事業所
- 一般機械器具製造業 1,539人
- 金属製品製造業 1,077人
- 食料品製造業 1,046人
- 印刷・同関連産業 708人
- プラスチック製品製造業 678人
従業者30人以上の事業所
- 一般機械器具製造業 7,027人
- 化学工業 6,711人
- 電子部品デバイス製造業 4,423人
- 金属製品製造業 2,523人
- 食料品製造業 2,476人
(3)製造品出荷額等

製造品出荷額等を産業中分類別にみると、最も金額が多い産業は「化学工業」(2,994億9,354万円、構成比22.3%)で、以下、「一般機械器具製造業」(2,955億4,687万円、構成比22.0%)、「石油製品・石炭製品製造業」(1,521億5,442万円、構成比11.3%)、「電子部品・デバイス製造業」(1,369億6,038万円、構成比10.2%)、「輸送用機械器具製造業」(704億3,627万円、構成比5.2%)、の順となり、上位5産業で全体の71.0%を占めています。
(4)その他
その他の各項目における産業分類別の数値については、下の付表1から3を参照してください。
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付表1 経費・製造品出荷額等(従業者4人以上の事業所) (Excel 21.0KB)
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付表2 経費・製造品出荷額等(従業者4から29人の事業所) (Excel 20.5KB)
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付表3 経費・製造品出荷額等・在庫額・有形固定資産・建設仮勘定・設備投資(従業者30人以上の事業所) (Excel 29.5KB)
3.産業別(小分類)の状況(従業者4人以上の事業所)
(1)事業所数
事業所数を産業小分類別にみると、富山市の上位5産業は以下のとおりになります。
- 印刷業 65事業所
- 金属工作機械用・金属加工機械用部分品・附属品製造業 41事業所
- 医薬品製剤製造業 35事業所
- 建設用金属製品製造業 33事業所
- 製缶板金業 27事業所
従業者数
従業者数を産業小分類別にみると、富山市の上位5産業は以下のとおりになります。
- 医薬品製剤製造業 4,334人
- 玉軸受・ころ軸受製造業 3,450人
- その他の電子部品製造業 2,479人
- 印刷業 1,524人
- 自動車部分品・附属品製造業 1,485人
各項目については下の統計表を参照してください。
4.行政区別の状況
各地域の行政区別集計結果は下の統計表のとおりです。
なお、この行政区別集計結果については、集計単位区の関係で、一部実際の行政区の区割りと異なる境界で集計されている場合もありますので、ご了承ください。
5.県内10市の工業の概況
富山市の事業所数は富山県の全事業所の28.0%、従業者数は31.4%、製造品出荷額等は33.9%を占めています。
利用上の注意
1.平成19年工業統計調査について
- 平成19年調査では、平成18年事業所・企業統計調査のデータを参考に、事業所の捕そくを行いました。
- 平成19年調査から、製造業の実態を的確に把握するため、以下のとおり調査項目が改定されました。
- 製造品出荷額等に「その他収入額」を追加
- 原材料使用額等に「製造に関連する外注費」、「転売した商品の仕入額」を追加
以上の理由により、「製造品出荷額等」「付加価値額」等の数値は、前年の数値と接続しません。
2.統計表中の符号について
- 「-」は、当該数値なし
- 「0.0」は、端数四捨五入による単位未満
- 「△」は、マイナスの数値
- 「χ」は、秘匿数値
3.数値について
単位未満の数値については四捨五入を原則としたので、総数と内訳の合計は必ずしも一致しません。
平成16年以前の「〇〇地域」と表記されている数値は、合併前の旧7市町村のものであり、「富山市合計」と表記されている数値は、旧7市町村の合計です。
4.主な用語について
調査の概要
1.調査の目的
平成19年工業統計調査は、我が国の製造業の分布状況や生産活動の実態を明らかにすることを目的として実施されました。
2.調査の根拠
工業統計調査は、統計法(昭和22年法律第18号)に基づく「指定統計調査」(指定統計第10号「工業統計」を作成するための調査)です。経済産業省の所管により、工業統計調査規則(昭和26年通商産業省令第81号)によって実施しています。
3.調査期日
平成19年工業統計調査は、平成19年12月31日現在で実施されました。
4.調査の範囲
工業統計調査は、日本標準産業分類の「大分類F-製造業」に属する事業所を対象に行われます。
なお、西暦末尾が「0、3、5、8」の年はすべての事業所を対象とする「全数調査」が実施され、それ以外の年は従業者規模4人以上の事業所を対象として実施されます。
平成19年(西暦2007年)は、従業者規模4人以上の事業所を対象として実施されました。

お問い合わせ先
企画調整課 統計調査係
電話番号 076-443-2011
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このページに関するお問い合わせ
企画管理部 企画調整課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
電話番号:076-443-2010
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