認知症への理解を広める
平成28年度公募提案型協働事業である「認知症への理解を広める」(実施団体:認知症の人を地域で支える人たち)の事業結果をお伝えするページです。
上映会、当日の様子
午前、午後の部に分けて若年性認知症を扱った『妻の病 ―レビー小体型認知症―』と、徘徊を続けながらも地域で暮らし続けているお年寄りを扱った『徘徊~ママリン87歳の夏~』の、2本のドキュメンタリー映画を上映した。午前の部312名、午後の部335名と、1日を通して700名近くの方に来場していただいた。
会場ロビーに設けた各ブース
上映会のロビーでは、大山地域やその近隣にある店舗、福祉事業所が取り扱うお寿司やパンなどの飲食品を販売するブースや、認知症の方を支える取り組みをパネルで紹介するブース、福祉関連の相談窓口のブースを用意した。「実際に認知症になったときにどうしたら良いのか。」、「医療器具についてどのように扱えばいいのか」など、認知症や健康に対する質問や相談に積極的に対応することで、安心を提供することができたと感じている。
実績報告書
- 協働事業名
- 認知症への理解を広める
- 実施団体名
- 認知症の人を地域で支える人たち
- 担当課名
- 大山地域福祉課
- 事業目的
- それぞれの地域の中で、認知症になったとしても、安心して暮らし続けることができる社会を目指す。誰もがなり得るかもしれない認知症は、「知らない」「関係ない」では解決できない。まず、多くの方に認知症について理解してもらう。
- 事業内容
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認知症の人を地域で支える為には、まず、認知症への理解を広めることが大切である。
そこで、少しでも多くの人に映像によるありのままの伝え方をしたらいいのではないかと考え、上映会を開催。若年性認知症を扱った「妻の病」と、徘徊を続けながらも地域で暮らし続けているお年寄りを扱った「徘徊」の2本立てにする。
午前は「妻の病」、午後は「徘徊」を上映。
その後、映画の感想やご覧になった方のアンケート結果や意見を冊子にし、全戸配布した。 - 団体が担った役割
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- 企画
- 会場予約
- 当日の運営
- 地域の人達を巻き込んでの食の提供
- 映画フィルムの予約、返送
- 来場者への対応(苦情等)
- バスの手配
- 前売り券作成、販売
- ポスター、チラシ作成
- 市が担った役割
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- 事業実施に対する助言や調整
- 映画の案内を広報とやまや市のHP等を利用して、市民に周知
- 市民からの問い合わせに対応
- 関係者との連絡調整
- 協働による効果
(団体コメント) - 市民への告知をスムーズに行うことができた。(広報等の協力)
今回の協働事業により、これから先の事業企画も、共にやれそうな気がする。
認知症に対する偏見や悩みを、共に力を合わせて、少しでも良い方向へ進んでいける自信が持てた。
担当課からのコメント
団体のネットワークが非常に大きく、地域住民に対する認知症への理解が深まるきっかけ作りとなった。
今後も自治公民館を中心とした小規模な上映会の開催を通して「認知症になっても、安心して暮らせる大山地域」を築いていくことが期待される。
ご意見をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 市民協働相談課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
電話番号:076-443-2051
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