中山間地における地域住民と高齢者、双方向の食育事業
平成28年度公募提案型協働事業である「中山間地における地域住民と高齢者、双方向の食育事業」(実施団体:サロン 川の音)の事業結果をお伝えするページです。
双方向の食事会
双方向の食事会とは、スタッフが作る料理だけでなく、高齢者が自らの経験や知恵を活かして作った料理をミックスした食事会。これにより、バラエティーに富んだ食事会を実施することができ、スタッフも高齢者のノウハウを吸収してレパートリーの拡大が図れる効果があった。
野菜作りや草花を育てる
高齢者が楽しめる農地を確保し、高齢者のニーズと特技を活かして野菜の苗作りや花の植栽を実施することで、手作り野菜を食事会の材料として提供することができた。
高齢者参加型の催し物
高齢者参加型の催し物開催では、応援参加団体の柿沢新聞店を講師に迎え、カラフル新聞でエコバック作りや、民謡を取り入れた健康教室、保育園児との触れ合いなど、高齢者の脳の活性化と笑顔が溢れる企画で心の健康増進を図った
実績報告書
- 協働事業名
- 中山間地における地域住民と高齢者、双方向の食育事業
- 実施団体名
- サロン 川の音
- 担当課名
- 婦中地域福祉課
- 事業目的
- 今、野菜を食べない子どもが増えている。また、地元野菜の消費も課題とされている。そもそも、子どもが野菜を食べないのは野菜を使った料理が美味しくないからではないのか。そこで、野菜ソムリエの話を聞き、地元で収穫された新鮮な野菜を美味しく料理する教室の事業を行う。野菜教室や農業体験を通して、市民がこの課題の当事者としての意識を高め、参画を推進し、市民協働の機運の醸成を図る。
- 事業内容
- 山田地域の野菜を使った親子の料理教室を9月22日、29日、10月7日の3回行った。参加は、合計で65組。各回、野菜ソムリエの話を聞いた。
食材とする野菜は、山田地域で生産された旬で農薬を使用しない野菜に限って準備した。
教室では、食育と地産地消をめぐる公共的課題とその解決に向けた協働の取り組みについて参加者とともに考え、実際に野菜料理を作製し、地域への普及を呼びかけた。受講料は、一組1,000円。
さらに、10月17日、教室参加者とともに、山田地域の無農薬野菜の生産者を訪問し、農業体験と交流をした。
この取り組みを多くの市民に知らせるため、チラシを作成し、市民活動組織のネットワークを活用して宣伝活動を実施した。また、マスコミに取材の申し入れを行い、9月15日、17日、朝日新聞、事前の告知記事。9月15日、北日本新聞へ、告知記事が掲載された。 - 団体が担った役割
- 前提:会員(スタッフ)が、高齢者と同じ立ち位置で食事会・催し物を企画、実行する。
- 高齢者の経験と知恵を引き出し、食事会を通じて高齢者に生き甲斐や満足感を得てもらう。
- 高齢者の脳を活性化し、笑顔がこぼれる催し物の計画・準備・実施。
- 高齢者のニーズと特技を把握し、野菜作り等を実地に行う。
- 市が担った役割
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- 時節に即応した啓発活動
(婦中市民生活課:詐欺被害の事例紹介)
(生活安全交通課:運転免許証の自主返納) - 高齢者の健康と栄養管理の啓蒙
(西保健福祉センター:栄養教室) - 公共施設の提供
(音川交流センター:食事会、催し物会場)
- 時節に即応した啓発活動
- 協働による効果
(団体コメント) -
- 講師の依頼が幅広く可能になった。
- タイムリーな啓蒙・啓発活動が実施出来た。
- 高齢者のニーズに幅広く応えられた。
- 会員(スタッフ)の持ち出しが軽減できた。
担当課からのコメント
昨年度に実施していることもあり、双方ともに役割を理解し、計画作成までスムーズに進んだ。本事業により、高齢者が生きがいを持ち、また、地域住民との関わりが増えることで、社会参加の機会が増え、高齢者の心身の健康維持につながるものと感じた。
ご意見をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 市民協働相談課
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