学校における性的マイノリティ(LGBT)理解促進事業(平成28年度)
平成28年度公募提案型協働事業である「学校における性的マイノリティ(LGBT)理解促進事業」(実施団体:レインボーハート富山)の事業結果をお伝えするページです。
研修会の講師を担当
市内の各小中学校から約100名の養護教諭が参加する研修会において、「学校における性的マイノリティ(LGBT)について」の研修講師を担当した。多様な性について、当事者の経験談、先生の望ましい対応の仕方などについて講義を行った。各学校で少なくとも一人の先生にはLGBTについて知ってもらうことができた。
学校掲示用ポスター
学校掲示用ポスターでは、市内の小中学校全93校へ配布し、「富山にも仲間がいるよ」、「あなたらしさを大切に!」といったメッセージを込めたポスターを各学校に掲示することができた。この活動を通して子供たちを励ますことができたと感じている。
実績報告書
- 協働事業名
- 学校における性的マイノリティ(LGBT)理解促進事業
- 実施団体名
- レインボーハート富山
- 担当課名
- 市民生活相談課
- 事業目的
- 性同一性障害や同性愛などの性的マイノリティ(LGBT)は人口の3~5%程度いるとされる。学校のクラスに1人から数人いてもおかしくはない数字である。
しかし、イジメられるかもしれない、先生に相談しても理解されないのではないかなどの理由から、当該児童生徒の多くは誰にも相談できずに悩んでいると考えられる。
そこで本事業は、養護教諭をはじめとした教職員の性的マイノリティへの理解を促進することと、性自認や性的指向で悩んでいる子どもたちを励ますことを目的として提案した。 - 事業内容
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- 養護教諭研修会において講師を担当、資料を配布
- 教職員向けリーフレットを作製し、小中学校の教職員へ配布
- 児童生徒を励ますポスターを作製し、小中学校へ配布
- 団体が担った役割
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- 養護教諭研修会において講師を担当
- 同研修会で配布する教職員向け資料を購入
- 教職員向けリーフレットを作製
- 小中学校掲示用ポスターを作製
- 市が担った役割
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- 養護教諭研修会での講師の機会を提供
- 逓送便を用いてリーフレットとポスターを各小中学校へ配布
- プレゼン資料や配布物の内容の事前確認と助言
- 協働による効果
(団体コメント) -
- 養護教諭研修会で講師としてお話をする機会が得られた。
- 逓送便を利用して各学校へ印刷物を配布することができた。
- 性的マイノリティに関する知識や当事者の経験を、市内小中学校の教職員へ効果的に伝えることができた。
担当課からのコメント
性の問題に対して、抵抗感や嫌悪感等が拭えない人が多くいる中、学校の教職員に、「どの学校(クラス)にも性的マイノリティの児童・生徒がいて、毎日の生活に支障を感じて生きている」という認識をもってもらい、理解を深めてもらったことは、とても重要なことであり、協働事業として大きな成果があったと思われる。
また、ポスターやリーフレットは行政目線ではなく、当事者目線で作成されたことが、大きな成果である。
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このページに関するお問い合わせ
市民生活部 市民協働相談課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
電話番号:076-443-2051
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