協働による山里の暮らし再生プロジェクトin山田村
協働による山里の暮らし再生プロジェクトin山田村 実績報告書から
実績報告
- 協働事業名
- 協働による山里の暮らし再生プロジェクトin山田村
- 実施団体名
- 特定非営利活動法人 山田の案山子
- 担当課名
- 山田総合行政センター 産業建設課
- 事業目的
- 過疎化に悩む山田地域の活性化を目指し、農山村地域と都市住民との交流を増やすための事業を行う。
- 事業内容
- 山田地域内の耕作放棄地になっている雑草が生い茂る畑を再生させ、赤カブやそばなどの種をまく活動を山田の住民と都市住民とが楽しく交流しながら実施した。山田の住民は、雑草刈りや農作業の準備をして講師もする。都市住民は、雑草刈りから種まきを体験し、収穫したソバで蕎麦打ち体験も楽しんだ。
農作業体験するとともに、過疎化や耕作放棄地の課題を理解し、山田の自然環境・文化・暮らし・農林業などの魅力を味わう。また、都市住民だからこそわかる田舎暮らしの価値を山田の住民に伝える交流も行った。
さらに、この取り組みを広く市民に知らせ、農村と都市の交流を創造的かつ多様に展開させるきっかけにするとともに、併せて山里の暮らし再生という課題の解決を図るプロジェクトの第一歩として実施した。
なお、事業名にある「山田村」は、都市部にない山田地域の田舎らしさや魅力を市民にアピールする目的で使用した。 - 団体が担った役割
- 体験者募集チラシの立案、
- 雑草刈り体験会、
- 種まき体験、
- 蕎麦打ち体験会の企画、準備、参加者取りまとめや連絡、実施運営
- 市が担った役割
- 企画の調整や情報の提供、広報への協力
- 協働による効果
(団体コメント) - この企画を立案する時点から、多数の都市住民が参加することで山村に対するイメージを学んだり、食と農や安心野菜への関心などをモニターしたいとの目的があった。
更に地域民と都市住民との交流にもつながり、地域を明るくする効果も期待した。その意味で市に期待したのは幅広いネットワークを活かした情報の提供と広報での協力であった。
その意味では、1回目の雑草刈り体験で16名、2回目の種まき体験会が27名、3回目の蕎麦打ち体験会に17名(子供含む)という多数の都市住民が参加されたことに満足している。
また、ともすれば見過ごされがちな耕作放棄地の再生に、市民団体が立ち上がった事が当局に理解され、実際の活動を見守っていただいた事で、改めて再生の重要性と活動に対する理解が得られたと思う。
次年度以降、耕作放棄畑の再生と都市住民の菜園提供、健康活き活き野菜作り、集落と交流お楽しみ会をトータルした企画が持ち上がった時は再びの協力が得られると確信した。
担当課からのコメント
当課が担った役割としては、まずチラシの配布による、イベントの周知・広報であった。牛岳温泉健康センターや八尾山田商工会、八尾、婦中の総合行政センターなどを配布先として紹介させていただいた。
その他としては、耕作放棄地の地主に対して、山田の案山子と一緒に事業の趣旨を説明し、イベントへの協力を依頼した。また、地元集落の区長に対してもイベントの案内をするとともに、協力をお願いした。
今回の事業では、都市住民と地元住民が一緒になって農作業を行うことで、交流が生まれたことが大きな収穫であった。今後もこのような事業を積極的に仕掛けていければよいかと思う。
協働による山里の暮らし再生プロジェクトin山田村




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