市民人材出番づくりプログラム

令和6年度公募提案型協働事業である「市民人材出番づくりプログラム」（実施団体：特定非営利活動法人地域学習プラットフォーム研究会）の事業実績をお伝えするページです。

事業の実施経過

令和6年9月　「市民教室つくり方講座」　場所：婦中ふれあい館（ステップ1～3）

　市民教室・サークル・仲間づくりについて学び、市民教室・サークルの企画案の検討、発表会を実施

令和7年1月～3月　各市民教室・サークルの実施

• 実施した市民教室・サークル

1. 「本をつくろう！　本づくりサークル」
2. 「手帳好きな人集まれ！とやま手帳サークル」
3. 「親子で楽しむ”臨床美術”体験講座」
4. 「”あすの食”を語り合う市民フォーラム」
5. 「”つながり”の場づくりフォーラム」

• 「市民教室つくり方講座」広報チラシ （PDF 14.5MB）
• 「市民が開く教室・サークル・仲間づくり」　各種講座一覧広報チラシ （PDF 4.2MB）

実績報告書

協働事業名

「市民人材出番づくりプログラム」

実施団体名

特定非営利活動法人地域学習プラットフォーム研究会

担当課名

市民協働相談課

事業目的

経験、知識を生かした地域活動を志す市民人材を発掘し、仲間づくりや課題解決ニーズの学習、活動プランづくり、関係部門への紹介を通して市民人材の出番づくりを行い、生きがい、やりがいを持つ市民が顕在化する富山市を目指す。

事業内容

ステップ(1)　市民による自主企画教室(市民教室)のつくり方を学ぶ講座の開催

知識、経験の生かし方を学ぶ機会を提供して、豊かな経験を地域に生かそうと志す市民の存在を顕在化させ、地域で活動を始めたいとする市民のニーズを具体化することができた。

(市民のニーズ例：マラソンを通したスポーツコミュニティ、子育て支援に役立てる臨床美術など)

ステップ(2)　様々なテーマによる市民教室・サークルの開催

　開催を通して課題を共有し解決を考える仲間づくりを行った。参加した市民の多くが活動に賛同し、中には地域の動植物の紹介や介護従事者の発掘など自ら新たな活動を始めようと考える方も見受けられた。また、生きづらさを抱える方や子育てに悩む方を支えあう場づくりについて強い期待が聞かれた。

ステップ(3)　活動プランづくりと出番づくり

　上記の(2)で集まった参加者の多様な意見・考えを取り入れ、活動方法や体制を活動プランとしてまとめた。並行してテーマに関する施策の状況や活動への支援について市関係部門に問い合わせ、活動プランに反映した。

団体が担った役割

市民教室つくり方講座参加者の募集・開催

市民による教室・サークル・フォーラム参加者募集・開催支援

活動プランづくり支援

期間中は、働き盛りや定年退職前後の市民も参加しやすいよう、会場開催のほかにネットからの参加や仲間づくり、ネット上に市民教室を開催することも可能とするオンラインサイトを運営した。

市が担った役割

市民教室つくり方講座参加者募集における市民への告知

市民による自主企画教室の開催における市民への告知、公民館等の開催の場の紹介

市民が作成する活動プランの関係部門への紹介、活動期間の情報提供

協働による効果

(1)市民への参加募集における広報等の公的メディアの効果

　本事業の趣旨を潜在的な期待を持つ市民にも広く伝えることに大いに効果があった。

(2)活動プランづくりへの支援

　地域活動を志す市民の問題意識を具体化する際に、関係課への質問・情報提供の機会を得ることで、実践可能な活動プランを作成することが容易となった。

(3)市民と関係課の橋渡し

　市民が考える課題解決テーマを、多岐にわたる市行政部門に適切に選択・調整を行うHUB機能は、市民と富山市との重要な橋渡しとして機能した。

担当課からのコメント(市民協働相談課)

自らの知識や経験を活かした講座やサークルを地域課題の解決に繋がるよう実施し、活動プランや市への質問票の作成にも取り組んでいただいたことで、協働事業として意義のあるものになったと考える。