公共交通活性化(コンパクトシティ構想)
公共交通活性化の基本方針
公共交通軸の活性化によるコンパクトなまちづくりの実現
全ての鉄軌道と運行頻度の高いバス路線、地域生活拠点等と都心を結ぶバス路線の活性化により、沿線に人口や都市機 能の集積を図り、拠点集中型のコンパクトなまちづくりを実現します。
地域特性に応じた多様な生活交通の確保
民間では交通サービスの提供が難しい周辺地域では、コミュニティバスの運行や、地域自主運行バスへの支援、赤字バス路線への支援などにより、行政と地域が協働で、地域の特性に応じた 生活交通を確保していきます。
公共交通機関の利用を促進
ICTの活用などにより、公共交通の利用を促進します。



公共交通活性化の戦略プロジェクト
1.LRTネットワークの形成
富山ライトレールと市内電車の接続や環状線化、上滝線との連携強化などによるLRTネットワークの形成
2.既存鉄道の利便性向上
JR高山本線や富山地方鉄道不二越・上滝線での増便や、終電時間の繰り下げなどによる活性化
あいの風とやま鉄道や富山地方鉄道での新駅設置など、地域内鉄道としてのサービス強化
3.交通結節点の整備
駅前広場や駐輪場、パーク&ライド駐車場の整備など、交通結 節点の機能強化
4.幹線バス路線の総合的な利便性向上
バス停の上屋整備などによるバス待ち環境の改善や、ノンステップバスの導入、バスロケーションシステムの整備などによる利便性の向上
5.公営コミュニティバスの再編
運行方法やルート、料金の見直しなどによる運行の効率化
6.ICカードの多様な公共交通への導入と多機能化
多様な公共交通機関へのICカードの導入と、商業施設などでのサービス提供など、多機能化の推進
LRTネットワークの形成
富山市では、富山ライトレール(平成18年4月開業)と市内電車との接続や、市内電車環状線(平成21年12月開業)、さらには上滝線への乗入れなどを行うことで、全長約25.3kmのLRTネットワ ークの形成を目指しています。
1. 富山港線路面電車化事業(富山ライトレール)
利用者の減少が著しかったJR富山港線を、公設民営の考え方を取り入れ、新駅の設置や低床車両の導入、運行本数の大幅増加等により、サービスレベルを大幅に向上し、日本初の本格的LRT として蘇らせました。
2. 市内電車環状線化事業
中心市街地の活性化と回遊性強化を目的に、上下分離方式を採用し、既存の市内電車を一部延伸して、環状線化しました。
3. 路面電車の南北接続
富山駅周辺地区では、平成27年3月14日に開業した北陸新幹線や、在来線の連続立体交差事業、駅前広場の整備などが進められており、令和2年3月21日には高架下で富山港線(旧富山ライト レール)と市内電車が接続しました。鉄道駅高架下に設けられる 南北自由通路に新停留場を設置し、新幹線、在来線の改札を出ると、そのまま路面電車へ乗換えができるようになり、都心地区や富山市北部地区等へのアクセスが大変便利になりました。
4. 市内電車の上滝線への乗り入れ
南富山駅では、市内電車を富山地方鉄道上滝線(鉄道)へ乗り入れる検討を行っています。これにより、都心地区と富山市南部地区とのアクセス強化が図られます。
関連情報
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活力都市創造部 交通政策課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
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