排出量等の集計結果
特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化学物質排出把握管理促進法)に基づく排出量等の集計結果について
1.法の概要
PRTR(Pollutant Release and Transfer Register:環境汚染物質排出移動登録)
人の健康や生態系に有害なおそれのある462の化学物質について、環境への排出量や廃棄物に含まれている移動量を事業者が自ら把握し、都道府県等を経由して国に届出を行うこととなっています。
2.届出状況
(1)届出数
令和5年度の届出数は185件でした。
届出方法は、紙面での届出が56件、電子媒体による届出が129件(磁気ディスク0件、電子情報処理組織 129件)となっています。
(2)業種別届出数
業種別に届出数をみると、燃料小売業(ガソリンスタンド等)が84件と最も多く、続いて化学工業(医薬品製造業含む)が32件、機械器具製造業(一般機械器具製造業、電気機械器具製造業、輸送用機械器具製造業を含む)が12件、下水道業及び出版・印刷・同関連産業が8件などとなっています。
- ※化学工業には医薬品製造業を含む
- ※機械器具製造業には一般、電機、輸送用の各機械器具製造業を含む
3.排出量・移動量の集計結果
令和5年度に届出のあった有害化学物質の排出量・移動量の合計は3,550tでした。
内訳は、大気、公共用水域等への排出量が369t、廃棄物等への移動量が3,181tになっています。
大気への排出量は合成原料や溶剤として幅広く使用されているトルエン、金属製品の脱脂洗浄や樹脂生成時の溶媒などに使用されるジクロロメタン(塩化メチレン)、プラスチックや合成樹脂塗料の原料に使用されるキシレン、合成原料や溶剤として使用されるエチルベンゼンの順となっていました。なお、これらの物質で大気への排出量の76%を占めていました。
また、公共用水域への排出は、メッキ等に使用されるほう素化合物、トルエン、鉄鋼製品の添加剤に使用される亜鉛の水溶性化合物、マンガン及びその化合物の順となっていました。
排出量・移動量の集計結果
排出量
- 大気:343t(9.7%)
- 公共用水域:26t(0.7%)
- 土壌:0(0.0%)
- 埋立:0(0.0%)
移動量
- 下水道:0(0.0%)
- 廃棄物:3,181t(89.6%)
小計
- 排出量:369t(10.4%)
- 移動量:3,181t(89.6%)
合計:3,550t(100%)
※端数処理のため個別の数字と合計が一致しない場合があります。
排出量・移動量の集計結果グラフ
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