国際連携事業(SDGs未来都市)

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ページ番号1005134  更新日 2023年9月22日

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COP26に向けた政府PR動画について

2021年10月31日~11月12日に英国・グラスゴーで開催されるCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締結国会議)に向けて、日本政府は、気候変動対策の長期目標として「2050年カーボンニュートラル」の実現と世界の脱炭素化を支えることを掲げており、日本が脱炭素の分野で世界をリードする国であることを国際社会にPRすることを目的として、「国際貢献」をテーマにした英語の動画が作成されました。
この動画では、富山市の海外都市との取り組み事例等が紹介されています。

PR動画の概要

  1. 動画種類 オウンド動画(長尺版4分程度とTVCM版60秒)
    ※TVCM版は一般公開されません。
  2. 掲載メディア Youtube、Japan Govサイト
    (TVCM版はCNN、BBC、Euronewsで放送)

和訳(富山市の事例紹介部分のみ)

脱炭素社会の実現には、地域・都市レベルでの取り組みが不可欠です。日本の地方自治体は、海外の都市と連携し、脱炭素社会構築のためのソリューションを共有し、他の都市のソリューション構築を支援しています。
これまでに、アジアをはじめとする世界の40の都市・地域と、日本の16の自治体が連携しています。日本政府から環境モデル都市に認定されている富山市は、インドネシアの都市との間に都市間協力プログラムを設け、技術提供や人材育成を支援しています。富山市の取り組みは非常に優れており、他の都市の模範となります。タバナン県(インドネシア共和国)では、富山市のコンパクトでパワフルな水力発電機が電力を供給しています。また、インドネシアの技術者が富山市に研修に行くなど、技術的な向上も図られています。
さらに、スマラン市(インドネシア共和国)では、公共交通である市有バスを低炭素でクリーンな天然ガスで走るようにし、環境改善につなげています。
私たちは、持続可能な未来のために、このような地域のパートナーシップをより包括的に展開していきたいと考えています。気候変動に対して、私たちが一緒に真剣に行動することが非常に重要です。

富山市の国際連携

富山市は、「SDGs未来都市」としての役割を果たすため、脱炭素社会の実現に向けた様々な国際連携を進めています。

インドネシア共和国

バリ州

インドネシア共和国バリ州知事からの協力要請を受け、バリ州タバナン県における小水力発電プロジェクト等を普及・展開するため、平成29年11月にバリ州及びウダヤナ大学と協力協定を締結しています。
令和2年度に引き続き、令和3年度も環境省の資金を活用し、脱炭素社会実現に向けた調査を行います。

プレスリリース

タバナン県(バリ島)

インドネシア共和国バリ州タバナン県において、独立行政法人国際協力機構(JICA)の支援を受け、国際展開プロジェクトを市内企業とともに進めています(平成26年3月にタバナン県と協力協定を締結)。
平成29年11月には、第1号プロジェクトとして小水力発電システム(4基)を世界文化遺産に指定されている棚田群の用水路に設置しました(※1)。なお、市内企業の優れた精米機を現地に設置するプロジェクトや未分類一般ごみを利用したコンポストプラントを設置するプロジェクトについても、JICAの支援を受けて取り組んでいます。

※1 富山市立探偵ペロリッチがバリ島「ジャティルウィ・ライステラス」の小水力発電システムを紹介しています。

写真:小水力発電

プレスリリース

クルンクン県(バリ島)

インドネシア共和国バリ州クルンクン県からの要請を受け、国立ウダヤナ大学および市内企業と連携し、太陽光発電を利用した揚水ポンプで農業用水を汲み上げるプロジェクトを実施し、令和2年1月から設備の運転を開始しています。なお、本事業は現地日本国大使館の支援を受けて実施しました。

写真:揚水ポンプ

プレスリリース

スマラン市(ジャワ島)

富山市と同様に「100のレジリエントシティ(100RC)」に選定されているインドネシア共和国スマラン市(中部ジャワ州)から低炭素社会実現についての依頼を受け、富山市は環境省の「平成29年度低炭素社会実現のための都市間連携事業委託業務2次公募」に申請し、平成29年8月に採択を受けました(交通分野および再生可能エネルギー分野)。
平成30年度にはその調査を踏まえ、環境省の補助金を活用し、公共交通バスへのCNG(圧縮天然ガス)導入プロジェクトを、市内企業と連携して実施しました。本件は100RC同士のアジア初の連携事業であり、平成29年12月にはスマラン市と協力協定を締結しています。
令和2年度に引き続き、令和3年度も環境省の資金を活用し、脱炭素社会実現に向けた調査を行います。

写真:CNG(圧縮天然ガス)転換バス

プレスリリース

レボン県(スマトラ島)

富山市は、インドネシア共和国ブンクル州レボン県における市内企業の水力発電事業の支援を行っており、平成31年2月にはレボン県と協力協定を締結しています。

プレスリリース

バンダ・アチェ市、トビン・ティンギ市(スマトラ島)

インドネシア共和国バンダ・アチェ市(アチェ州)およびトビン・ティンギ市(北スマトラ州)からの要請を受け、経済産業省の資金を活用し、低炭素社会実現に向けた調査を行いました。令和元年8月には、トビン・ティンギ市と協力協定を締結しています。

プレスリリース

マレーシア

イスカンダル開発地域(ジョホール州)

富山市とイスカンダル地域開発庁とは、マレー半島南部のジョホール州イスカンダル開発地域における小水力発電の普及等に関して、連携協定を締結しています(平成27年2月)。
平成30年2月には、イスカンダル地域開発庁管内のポンティアン郡タンジュン・ピアイ国立公園内に、富山市内企業のハイブリッド型小水力発電設備が、現地資金により整備されました。
令和2年度に引き続き、令和3年度も環境省の資金を活用し、脱炭素社会実現に向けた調査を行います。

写真:ハイブリッド型小水力発電施設

プレスリリース

コタキナバル市(ボルネオ島)

マレーシア・サバ州・コタキナバル市から本市へ再生可能エネルギー等についての協力依頼があったことから、本市とコタキナバル市との協力協定を締結しています。
令和2年度に引き続き、令和3年度も環境省の資金を活用し、脱炭素社会実現に向けた調査を行います。

プレスリリース

チリ共和国

レンカ区(サンティアゴ市)

チリ共和国サンティアゴ市レンカ区からの都市間連携の依頼があり、都市公園の開発等に関する協力協定を締結しています。
令和2年度に引き続き、令和3年度も環境省の資金を活用し、脱炭素社会実現に向けた調査を行います。

Race to Zero/Zero Carbon City セミナーを開催しました。(令和4年1月19日)
内容については次のページからご確認ください。

プレスリリース

フィリピン共和国

ブトゥアン市(ミンダナオ島)

富山市とフィリピン共和国ミンダナオ島のブトゥアン市とは、再生可能エネルギー等を活用した低炭素型都市の実現に向け、覚書を締結しています(平成28年10月)。

モルディブ共和国

マレ市(フルマーレ地区)

モルディブ共和国マレ市からの要請を受け、令和2年度に引き続き、令和3年度も環境省の資金を活用し、脱炭素社会実現に向けた調査を行います。

プレスリリース

ステークホルダー(国際機関)との連携

独立行政法人国際協力機構(JICA)との連携覚書

富山市と独立行政法人国際協力機構(JICA)は、富山市の取り組みである国際展開による開発途上地域へ対する国際協力を目的とした連携覚書を平成29年2月に締結しています(令和2年2月更新)。

イクレイへの加盟

「イクレイ(ICLEI) 持続可能性をめざす自治体協議会」は、持続可能な社会の実現を目指す世界の1,750以上の自治体で構成された国際ネットワークです。富山市は、平成28年4月から加盟しています。

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)との連携協定

富山市と公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)とは、新興国における環境と経済が調和した持続可能な社会の実現と脱炭素化社会の構築を目的とした協定を平成29年12月に締結しています(令和3年3月更新)。

イタリア食科学大学との協定締結と日伊共同研究

平成27年5月、富山市は、イタリアの食科学大学と協力協定を締結するとともに、環境未来都市プロジェクトの一環として、エゴマ油とオリーブ油を最適配合したグローバルなヘルシーオイルを開発すべく、日伊共同研究を開始することで合意しました。

G7富山環境大臣会合

平成28年5月15日・16日に、富山市でG7富山環境大臣会合が開催されました。この会合は、G7各国(日本・イタリア・カナダ・アメリカ・ドイツ・フランス・イギリスの7カ国)およびEUの環境担当大臣や国際機関等の代表が参加し、地球温暖化や気候変動、生物多様性など、7つの議題をテーマに議論されました。また、G7の関連イベントとして、富山市長をはじめとした国内外の自治体の首長や国際機関が参加したパラレルセッションが開催されました。

国際連合SEforALL「エネルギー効率改善都市」への選定

富山市は、平成26年9月、国際連合のSEforALL(Sustainable Energy for All:万人のための持続可能なエネルギー)における、「エネルギー効率改善都市」に、日本で唯一選定されました。

レジリエント・シティへの選定(未来戦略室)

富山市は、平成26年12月、ロックフェラー財団の「100のレジリエントシティ(100RC)」に、日本で最初に選定されました。

「環境未来都市」構想推進国際フォーラム

国内外の自治体や有識者が登壇し、世界共通の課題である環境問題・超高齢化の課題解決に向けて議論する国際会議です。第5回(平成27年10月)は富山市で開催しました。

低炭素社会形成に向けた都市間連携フォーラム(平成29年12月14日)

富山市と東南アジア各国との都市間連携事業などを事例に、都市の果たすべき役割やその意義について市民の理解を深めるとともに、都市間の共通認識を深め、更なる関係構築を図ることを目的とした「低炭素社会形成に向けた都市間連携フォーラム」を開催しました。

富山市・スマラン市都市間連携セミナー ビジネスマッチング(平成30年7月30日)

ロックフェラー財団の100RCとして選定された富山市とインドネシア共和国スマラン市との都市間連携事業の一環として、富山市内企業のビジネスチャンスの拡大や企業間交流などを後押しするため、ビジネスマッチングセミナーを開催しました。

低炭素社会実現のための都市間連携事業に関する研修(令和元年11月27日~29日)

環境省が実施する「低炭素社会実現のための都市間連携事業」に関する理解を深めるとともに、事業の裾野を広げるため、国内外の自治体や関係団体・企業が参加して研修を開催しました。

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