富山市の水道水の特徴

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ページ番号1015373  更新日 2024年4月26日

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富山市の水道水の特徴として水源の多さがあり、河川表流水、伏流水、地下水、湧水に分けられ、それぞれに異なる水質となっています。河川表流水は、富山市の約74%の水道水の水源としており、その他の水源は、地下水、湧水、伏流水を処理し水道水として供給しています。

 

水源数と主な地域

河川表流水

1か所

富山地域(西番、新保を除く)、婦中鵜坂地区

伏流水

2か所

山田地域

地下水

34か所

富山(西番、新保)、婦中(鵜坂地区を除く)、八尾、山田、大沢野、大山地域

湧水

19か所

八尾、山田、大沢野、大山、細入地域

※現在運用中の水源に限定しています

 

水源別水質の比較

項目

河川表流水を水源とする水道水

地下水を水源とする水道水

湧水を水源とする水道水

水源の特徴

1.降雨や雪解け水により、年間を通して水質が変動しやすい

2.充分な酸素と、ほどよいミネラルを含んでいる

1.年間を通して水質や水温の変化が少ない

2.地下での滞留時間が長いため、ミネラル分を豊富に含んでいる

1.地域特有の地質の影響を受けやすい水質

2.比較的ミネラル分を豊富に含んでいる

硬度(mg/L)

27.5

60.1

51.0

蒸発残留物(mg/L)

62

112

94

pH

7.5

6.9

7.4

Mアルカリ度(mg/L)

22.1

54.0

50.3

電気伝導度(μS/cm)

67

150

128

水道水の特徴

硬度が低いため、口当たりがまろやか

蒸発残留物、硬度、Mアルカリ度、電気伝導度の値が高く、pHは低い傾向である

地域によって水質項目の数値に大きな差があり、地質による影響が大きい

※各水源の令和5年度平均値を表示しています

 

水道法により定められた水質基準項目は全て基準値以内です。同じ富山市の水道水ですが、水源、地域によって水質が異なります。 

詳しい水質データは、水質年報をご参照ください。

 

富山市の水道水は軟水・硬水?

硬度とは、ミネラル分である、カルシウム及びマグネシウムの含有量を表すもので、WHO(世界保健機構)では硬度が120mg/L未満を「軟水」、120mg/L以上を「硬水」としています。

「軟水」は、口当たりがまろやかで、石鹸などの泡立ちが良いなどの特徴があり、和風だしが良くとれることから和食料理に向いています。

「硬水」は、ミネラル分の摂取により胃腸の働きを良くしますが、高すぎると、お腹を壊したりします。また、肉を柔らかくすることから煮込み料理に向いています。

富山市の水道水は「軟水」に区分されますが、地下水・湧水は河川表流水に比べ硬度や蒸発残留物が2倍以上高い値となるため、湯沸かしポット、やかん、水回りなどに白い固形物が付着しやすくなる傾向があります。

 

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このページに関するお問い合わせ

上下水道局 流杉浄水場
〒939-8032 富山市流杉3-2
電話番号:076-423-4051
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。