富山市の水道水の特徴
富山市の水道水の特徴として水源の多さがあり、河川表流水、伏流水、地下水、湧水に分けられ、それぞれに異なる水質となっています。河川表流水は、富山市の約74%の水道水の水源としており、その他の水源は、地下水、湧水、伏流水を処理し水道水として供給しています。
河川表流水 |
1か所 |
富山地域(西番、新保を除く)、婦中鵜坂地区 |
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伏流水 |
2か所 |
山田地域 |
地下水 |
34か所 |
富山(西番、新保)、婦中(鵜坂地区を除く)、八尾、山田、大沢野、大山地域 |
湧水 |
19か所 |
八尾、山田、大沢野、大山、細入地域 |
※現在運用中の水源に限定しています
項目 |
河川表流水を水源とする水道水 |
地下水を水源とする水道水 |
湧水を水源とする水道水 |
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水源の特徴 |
1.降雨や雪解け水により、年間を通して水質が変動しやすい 2.充分な酸素と、ほどよいミネラルを含んでいる |
1.年間を通して水質や水温の変化が少ない 2.地下での滞留時間が長いため、ミネラル分を豊富に含んでいる |
1.地域特有の地質の影響を受けやすい水質 2.比較的ミネラル分を豊富に含んでいる |
硬度(mg/L) |
27.5 |
60.1 |
51.0 |
蒸発残留物(mg/L) |
62 |
112 |
94 |
pH |
7.5 |
6.9 |
7.4 |
Mアルカリ度(mg/L) |
22.1 |
54.0 |
50.3 |
電気伝導度(μS/cm) |
67 |
150 |
128 |
水道水の特徴 |
硬度が低いため、口当たりがまろやか |
蒸発残留物、硬度、Mアルカリ度、電気伝導度の値が高く、pHは低い傾向である |
地域によって水質項目の数値に大きな差があり、地質による影響が大きい |
※各水源の令和5年度平均値を表示しています
水道法により定められた水質基準項目は全て基準値以内です。同じ富山市の水道水ですが、水源、地域によって水質が異なります。
詳しい水質データは、水質年報をご参照ください。
硬度とは、ミネラル分である、カルシウム及びマグネシウムの含有量を表すもので、WHO(世界保健機構)では硬度が120mg/L未満を「軟水」、120mg/L以上を「硬水」としています。
「軟水」は、口当たりがまろやかで、石鹸などの泡立ちが良いなどの特徴があり、和風だしが良くとれることから和食料理に向いています。
「硬水」は、ミネラル分の摂取により胃腸の働きを良くしますが、高すぎると、お腹を壊したりします。また、肉を柔らかくすることから煮込み料理に向いています。
富山市の水道水は「軟水」に区分されますが、地下水・湧水は河川表流水に比べ硬度や蒸発残留物が2倍以上高い値となるため、湯沸かしポット、やかん、水回りなどに白い固形物が付着しやすくなる傾向があります。
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