富山県事業の推進

（1）新市における富山県との連携

新市が将来にわたり、魅力ある都市機能が集まる北陸の中核都市として発展していくため、富山県と緊密な連携を図り、富山県が主体となって行う様々な事業の推進を要望していきます。また、新市として、富山県市町村合併特例交付金等の財政支援措置を活用し、魅力ある地域づくりを推進します。

（2）新市における主な富山県事業

1. 健康・福祉の充実
   • 福祉マンパワーの養成・確保
   • 県総合運動公園の有効活用
   • 健康増進施設等のネットワーク化
   • 県立中央病院等の充実
2. 生活環境の整備
   • 北陸新幹線の建設促進
   • 富山駅付近連続立体交差事業
   • 富山空港の整備
   • 港湾の整備
   • 都市公園の整備
   • 公共交通の活性化
   • 下水道事業の推進
3. 道路交通網の整備
   • 高規格幹線道路や国の直轄道路の整備
   • 地域の一体化を促進する道路整備
   • 継続事業中箇所の重点整備
   • 地域内生活道路の整備
4. 防災対策の推進
   • 河川の整備
   • 砂防事業
   • 地すべり対策事業
   • 雪崩対策事業
   • 防災体制の強化
5. 豊かな自然環境の保全と創造
   • 循環型社会の構築
   • 自然保護思想の普及・啓発
   • 歩道整備
   • 公園施設のバリアフリー化の促進
   • ナチュラリストの養成
6. 農林漁業の振興
   • 生産性の高い農業の振興
   • 農業生産基盤の整備
   • 林業構造改善事業
   • 森林基幹道開設事業
   • 栽培漁業の推進
   • 漁港整備
7. 教育・文化の振興
   • 小中高教育の連携強化・高等学校の再編
   • ガラスの里構想の推進
   • 各種文化施設の有効活用
   • 恐竜足跡化石の保全と活用
   • 伝統文化の伝承と地域振興への活用

主要指標の見通し

総人口の見通しは、411,000人とします。
世帯数の見通しは、181,000世帯とします。
就業人口の見通しは、202,000人とします。

公共的施設の統合整備

公共的施設については、原則として、現行のものを引き継ぐものとし、その統合整備を行うにあたっては、市民生活に急激な変化を及ぼさないよう利便性に十分配慮するとともに、市民ニーズを反映し、効率的・計画的に進めていくことを基本とし、新たな公共的施設についても、事業効果や必要性を十分検討し、真に必要な施設の整備を図ります。
また、地域のもつ歴史や伝統・文化を尊重するとともに、地域住民と協働したまちづくりを推進するため、総合行政センター（仮称）を設置し、窓口サービスの向上、地域住民ニーズの把握、地域の活性化に努めます。さらに、きめ細かな行政サービスの提供や地域活動・生涯学習活動への支援を行うために、小学校区単位にコミュニティセンターを配置することを基本とします。