家電製品の経年劣化
家電製品の長期使用による「経年劣化」にご注意ください。
古い扇風機が火元となったと思われる火災事故など、家電製品に関する事故が発生しています。
家電製品などの事故件数は、使用開始直後に多く、20年前後を過ぎると、再び増加する傾向があります。これは、電気製品やガス・石油機器は長い間使用していると、熱や湿気等により部品が劣化し、火災や感電の原因になることがあるからです。しかし、家電製品には明確な耐用年数の規定はないのが現状です。
電気製品のうち、扇風機、エアコン、換気扇、電気洗濯機、テレビジョン受信機の5品目については長期使用製品安全表示制度(平成21年4月1日より施行)により、「製造年」「設計上の標準使用期間」「経年劣化についての注意喚起」の表示が義務付けられています。標準使用期間が過ぎたら、異常な音や振動、においなど製品の変化に注意しましょう。
この他、家電メーカーは自主的な内規を定め、家電製品の機能を維持するために必要な部品の保有期間について、「補修用性能部品の保有期間」として定めていますので、使用期間の目安にしてください。
また、事故を防ぐためには、日頃のチェックで異常を早期に発見することが大切です。下記を参考に、お使いの家電製品を定期的に点検してください。
製品安全点検のススメ
- 扇風機
- 羽が回転しない、回転が異常に遅い・不規則、異常音、モータ部分が熱い、焦げ臭いにおい
- テレビ
- 異常音、変なにおい、煙
- 洗濯機
- 異常音、変なにおい、振動
- 掃除機
- 時々止まる、コードのプラグが熱い
- 電子レンジ
- 変なにおい、煙、火花、汚れ
- 暖房機器
- 表面が熱で変色、異常に熱い箇所がある
- 石油ファンヒータ
- 点火しにくい、温風が少ない、異常音
- 照明器具
- 変色やひび割れがある
- 電池
- 電池が熱い、商品を長い間使っていない
- コンセント・プラグ・延長コード
- 触って熱い、プラグの先が変形、差込ゆるい、ほこりが溜まっている、変色している
詳しくは、「安全への取り組み」一般財団法人家電製品協会をご覧ください。
製品に異常が見つかった場合、まずは販売店に修理・点検をご依頼ください。転居や贈答品などにより、販売店に出張修理のご依頼ができない場合は、メーカーのお問い合わせ先にご連絡ください。
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