神通川流域住民健康調査

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ページ番号1011862  更新日 2024年4月1日

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令和6年度神通川流域住民健康調査のお知らせ

今年度も「神通川流域住民健康調査」を実施しています。
対象の方は是非、受診いただきますようお願いします。

1 調査について

 住民健康調査では、腎臓の働き(腎機能)やイタイイタイ病の重要な症状の一つである骨軟化症に関連するような骨の代謝異常がないかどうかを中心とした検査を行います。

 これまでの住民健康調査の結果から、カドミウム汚染地域の住民では、腎臓の一部である近位尿細管機能の検査において異常を示す人の割合が他の地域より高く、また、近位尿細管機能の検査で異常を示す場合、腎機能の低下速度が速い傾向にあることが分かってきました。

 検査結果は、後日、ご本人にお知らせいたしますので、ご自身の健康管理にお役立てください。

 なお、住民健康調査結果については、住民全体の健康状態の傾向を知るための学術的な資料等として活用するため、お名前など個人の情報が漏れないようにしたうえで、環境省において結果を集計・検討することとしていますので、ご理解をお願いいたします。

2 調査対象者

 カドミウム汚染地域に昭和50年以前に20年以上居住されていた方で、次の条件に該当される方を対象としています。
 対象となられた 1,2 の方には、4月上旬より郵送でご案内しています。
 調査のご案内が届いていない方等で検診の受診を希望される方(下記の3)は、ご相談ください。

 1.過去の調査で対象となった方で、生まれ年が、昭和29年、24年、19年、14年、9年、4年、大正13年、8年生まれの方(今年満70歳、75歳・・・と節目の年齢に達する方)

 2.昨年度の調査で精密検診の対象となった方(節目となる年齢に関係ありません)

 3.受診を希望される方(節目となる年齢に関係ありません)

3 調査の内容

一次検診:令和6年6月頃(予定)

一次検診(尿の提出): 尿検査(蛋白、糖、β2-ミクログロブリン)

検査の結果、近位尿細管機能(β2-ミクログロブリン)の検査において一定の基準値を超えた場合、精密検診を受けていただきます。

なお、以前、β2-ミクログロブリンの検診結果で精密検診の対象となった方は、一次検診を省略して精密検診を受けていただきます。

 

精密検診:令和6年9月~令和6年12月頃(予定)

精密検診(総合病院での受診): 問診票、尿検査、血液検査、レントゲン検査、診察

※腎臓の機能、骨の状態などを調べます。

また、精密検診の結果、腎臓や骨などの異常が疑われた場合、その原因については、さまざまなものが考えれますので、それぞれ病院などでさらに詳しく調べてもらうようお勧めするお知らせをお送りいたします。

4 その他

  • 精密検診を受診された方の結果は、富山県公害健康被害認定審査会において審査されます。
  • この住民健康調査は、広く全身の健康状態を把握しようとするものではないため、市や職場で実施する健康診査とは検査の内容が異なっています。市や職場の健康診査の対象となっている方は、そちらも併せて受診してください。

ご意見をお聞かせください。

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このページに関するお問い合わせ

保健所保健予防課
〒939-8588 富山市蜷川459番地1
電話番号:076-428-1152
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。