ダニによる感染症
ダニによる感染症に注意しましょう
ダニ類(マダニやツツガムシなど)に咬まれることによって、感染する病気があります。草むらや藪など、ダニが多く生息する場所に入る場合には、咬まれないように注意しましょう。
富山県内初の日本紅斑熱患者の発生について
令和5年6月6日(火曜)、医療機関から富山市保健所に、日本紅斑熱の発生届が提出されました。
富山県内で日本紅斑熱患者が発生するのは、今回が初めてとなります。
日本紅斑熱リケッチア(Rickettsia japonica)という病原体に感染しているマダニ類に刺されることにより感染します。人から人への感染はありません。
富山県内初の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生について
令和4年11月22日(火曜)、医療機関から高岡厚生センターに、重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)の発生届けが提出されました。富山県内でSFTS患者が発生するのは今回が初となります。
ダニ類に咬まれないために
- 草むらや藪などに入る場合は、腕・足・首など肌の露出を少なくしましょう。
- 長袖、長ズボンを着用しましょう。
(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れましょう。) - 足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等しましょう。
- 長袖、長ズボンを着用しましょう。
- 屋外作業後の上着や作業着は、家の中に持ち込まないようにしましょう。
- 屋外活動後は、シャワーや入浴で、体にダニが付いていないか確認しましょう。
ダニ類に咬まれた場合
- 屋外でダニに咬まれた後に、発熱等の症状が出たときは、医療機関を受診して、適切な処置を受けましょう。
- 体に吸血中のダニが付いていた場合には、無理にはがさず、医療機関で処置をしてもらいましょう。
1.重症熱性血小板減少症症候群(SFTS)
- 原因となるダニ類:マダニ(フタトゲチマダニなど)
- 潜伏期間:6日から2週間
- 主な症状:発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気・嘔吐、下痢、腹痛)、頭痛 など
2.日本紅斑熱
- 原因となるダニ類:マダニ(フタトゲチマダニなど)
- 潜伏期間:6日から8日
- 主な症状:頭痛、発熱、倦怠感、発疹 など
3.ライム病
- 原因となるダニ類:マダニ
- 潜伏期間:10日から14日
- 主な症状:咬まれた部位の赤い斑点あるいは丘疹、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、倦怠感 など
4.ツツガムシ病
- 原因となるダニ類:ツツガムシ
- 潜伏期間:5日から14日
- 主な症状:発熱(38℃から40℃)、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、発疹 など
5.関連サイト
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厚生労働省(ダニ媒介感染症)(外部リンク)
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厚生労働省(重症熱性血小板減少症候群に関するQ&A)(外部リンク)
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マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構)(外部リンク)
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とやま動物愛護ホームページ(適正飼育お知らせノート:ダニに注意しましょう)(外部リンク)
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