新型コロナウイルス感染症対策について(令和7年5月19日)

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1017165  更新日 2025年5月29日

印刷大きな文字で印刷

本ページでは、市民の皆さまからお寄せいただいた「ご意見・ご要望」につきまして、質問・回答の形式で掲載させていただいております。
項目のタイトルが質問・回答となっておりますが、ご了承ください。

質問

私は、富山市に居住する一市民として、地域社会の公衆衛生と安心・安全の向上を願い、本意見をお伝えいたします。
私自身、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した後、現在もなお後遺症(Long COVID)に苦しんでおります。感染から相当の時間が経過した今も、運動機能の低下、強い倦怠感、認知機能の低下などが続いており、健康の回復が見通せないことに大きな不安を抱えています。

そのような中で、COVID-19に対する過小評価や、マスクをはじめとする基本的な感染対策の軽視・縮小が進んでいる現状に、深い懸念を抱いています。特に、マスク着用・十分な換気・手指消毒は、誰もが取り組める基本的かつ有効な対策であり、地域全体で継続されるべき標準的行動であると考えています。

また、感染対策と経済活動を対立させるような言説や方針についても、強い危惧を感じております。公衆衛生が軽視され、感染が再拡大すれば、医療や労働力、社会機能に深刻な影響を及ぼし、結果として経済にも大きな打撃を与えることになります。感染対策は経済と両立可能であり、社会の持続可能性を支える重要な要素です。

こうした実体験と社会状況を踏まえ、感染症への備えと長期的影響への対応を地域のしくみの中に組み込む必要性を強く感じています。たとえば、

* 感染症拡大の注意喚起制度の整備
* ワクチン接種体制の構築と費用負担の支援
* 学校や保育施設における感染対策の常設化
* 後遺症に対する医療・生活支援の拡充
* 飲食・食品販売業における公衆衛生対策の明確化・徹底

など、地域として継続的に取り組むべき公衆衛生施策は多くあります。

COVID-19は、もはや一過性の災害ではなく、今もなお地域社会にとっての脅威であり続けています。どうかこの現実を受け止めていただき、より多くの住民が安心して暮らせる地域づくりの一助として、公衆衛生施策の充実にご尽力いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

回答

新型コロナウイルス感染症につきましては、令和5年5月8日から2類相当の感染症から5類感染症へ変更となっておりますが、本市では、現在でも市内の医療機関にて感染者の発生状況を定点把握しており、感染状況について引き続き注視しているところです。

また、新型コロナウイルス感染症の重症化を予防するため、令和6年度から国が定めるとおり、65歳以上の方や、重症化のリスクが高い方を対象とした定期接種を実施しているところであり、接種券を個別に発送するなど積極的に接種勧奨しております。

このほか、新型コロナウイルス感染症の後遺症に関するご相談があった際は、かかりつけ医や身近な医療機関に相談されるようご案内するほか、具体的な医療機関についても、市のホームページをとおして県のホームページにて情報提供を行っております。

加えて、感染症を予防するためには、日頃からの手洗いや、せきエチケットが重要であることから、市のホームページをとおして周知しているほか、市内の保育施設における感染予防対策の集合研修の実施、ご要望のあった企業や町内会等に対して講習を行うなど、感染症の拡大防止の啓発に取り組んでいるところです。

本市としましては、市民の皆様が安心して暮らせるよう、引き続き公衆衛生施策の充実に努めてまいります。

お問い合わせ先

保健所保健予防課

電話番号:076-428-1152

ご意見をお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)

このページに関するお問い合わせ

市民生活部 市民協働相談課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
電話番号:076-443-2051
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。