富山市中心市街地地区(第2期)事後評価(確定)
都市再生整備計画事業「富山市中心市街地地区」(第2期)の事後評価結果
富山市では、中心市街地地区において、「コンパクトなまちづくりにおける拠点づくり」を目的に、市街地再開発事業や道路・公園整備、交通インフラ整備、賑わい施設整備などを総合的に進めてきました。
都市再生整備計画事業では、その計画段階で目標となる数値指標を設定し、計画の最終年度は「事後評価」を行い、達成状況等の確認をすることとなっています。
このたび、事後評価結果をとりまとめましたので公表いたします。
詳細につきましては、下記ファイルをご覧ください。
数値目標の達成状況
都市再生整備計画に掲げた数値目標とその達成状況
富山市中心市街地地区における都市再生整備計画では、まちづくりの目標の達成状況を定量化するために3つの指標を掲げています。
《指標1》市内軌道(路面電車)の一日平均乗客数
→市内軌道(路面電車)の一日平均乗客数を計測します。
《指標2》中心商店街地区の歩行者通行量(日曜日)
→中心商店街地区の歩行者通行量(日曜日)を計測します。
《指標3》都心地区の居住人口
→都心地区の居住人口を計測します。
上記の3指標の達成状況は下表のとおりです
指標 |
従前値 |
目標値 |
評価値 |
---|---|---|---|
指標1 市内軌道(路面電車)の一日平均乗客数 |
9,928人/日 |
11,000人/日 |
13,577人/日 |
指標2 中心商店街地区の歩行者通行量(日曜日) |
37,143人/日 |
37,143人/日 |
38,569人/日 |
指標3 都心地区の居住人口 |
23,800人 |
23,800人 |
23,345人 |
設定目標値の根拠
《指標1》市内軌道(路面電車)の一日平均乗客数
公共交通の利便性を向上させることにより、利用者の約2割増加を目標値とした。
《指標2》中心商店街地区の歩行者通行量(日曜日)
中心商店街地区の賑わいの維持を目指し、歩行者通行量の維持を目標値とした。
《指標3》都心地区の居住人口
都心地区における人口定着を目指し、居住人口の現状維持を目標値とした。
指標の達成状況についての考察
前述の3指標の達成状況とその要因について、下表のとおり考察しました。
指標 |
達成度 |
左記の達成度が発現した要因 |
---|---|---|
指標1 市内軌道(路面電車)の一日平均乗客数 |
○ |
富山ライトレール軌道に係る道路の拡幅整備や市内電車環状化に係る道路整備等による公共交通基盤の高質化、また、おでかけバス事業や市内電車環状化広報事業等による公共交通の利便性の向上が図られ、市内軌道(路面電車)の利用者の増加に効果があった。 |
指標2 中心商店街地区の歩行者通行量(日曜日) |
○ |
グランドプラザにおけるソフト事業の展開や城址公園における魅力向上のための整備等により、賑わい拠点の維持・活用が図られ、中心商店街地区の歩行者通行量の維持に効果があった。 |
指標3 都心地区の居住人口 |
△ |
住宅系再開発事業の推進による定住基盤の創出と、歩道や側溝、街区公園、富山市角川介護予防センター等の整備による豊かな住環境の形成が図られたことで、都心地区の居住人口の下げ止まりの効果があった。 |
フォローアップについては下記のとおりです。
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