定例記者会見 令和8年5月20日

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ページ番号1018969  更新日 2026年6月16日

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  • 日時 令和8年5月20日(水曜日)13時10分から13時54分まで
  • 場所 市庁舎東館801会議室

冒頭コメント及び発表項目

イタリア、スペイン出張について(企画管理部 文化国際化、商工労働部 コンベンション・薬業物産課)

1.「高齢者補聴器購入費助成事業」の開始について(福祉保健部 長寿福祉課)

2. 富山市ファミリーパークにおけるEVの試行運転について(建設部 公園緑地課)

 

写真:定例記者会見 令和8年5月20日

記者会見の内容

冒頭コメント及び発表項目

イタリア、スペイン出張について

【市長】

 5月8日から16日にかけまして、イタリア及びスペインの合計4都市、イタリアのヴェネチア、アスティ、ミラノ及びスペイン王国サン・セバスティアン、この4都市を訪れまして、視察をしてまいりましたので報告を申し上げます。

 まず、5月9日土曜日から10日日曜日にかけまして、1000年近い歴史を有するヴェネチアン・グラスで知られますヴェネチアを訪問してまいりました。

5月9日土曜日には、ガラスの研究や作家、研究者支援を行う施設であります「レ・ステンツェ・デル・ヴェトロ」を訪問し、運営を担う財団の責任者デビッド・ランドー氏ほかと面会して、打ち合わせをしてまいりました。

かねてから、本施設のスタッフ2名が、富山市ガラス美術館を訪問されたということもあり、本市の美術館のことも大変高く評価をしていただいておりました。また、今後のガラス美術館の展示協力についても、快諾をいただいたほか、ガラス作家の支援策など、また、(富山市は)街としてガラスの街づくりに取り組んでおりますので、この方策や施策等について、アドバイスをいただいたり意見交換をしてまいりました。

その後、国際的な芸術祭であります「ヴェネチア・ビエンナーレ」と、これに合わせて同時開催されております「GO FOR KOGEI in Venice」、これは、昨年まで富山駅から岩瀬にかけて富山市においても開催されていた「GO FOR KOGEI」でありますが、これが今回ヴェニスで開催されるということになっておりまして、それも合わせて見学をしてまいりました。富山にゆかりのある作家が世界で評価されているということを改めて感じまして、非常に感銘を受けてまいりました。

ヴェネチアはこの街全体が水の都として知られていますが、芸術の街でもありまして、いろんな芸術祭が本当にいたるところで開催されておりまして、街全体が非常に活気に満ち溢れているというような、街のにぎわいという面からも非常に大きな感銘を受けてまいったところであります。

本市でも、市民の皆さんが日常において、心が豊かに暮らせるよう、ガラスのまちづくりをはじめ、桐朋学園のような音楽といったアートの力を活用した施策に取り組んでまいりたいと感じたところであります。

 

翌5月10日日曜日には、市所蔵品作家でもありまして、ガラス造形研究所で制作ワークショップを開催していただいたこともあります、世界的な現代ガラス作家のリノ・タリアピエトラ氏や、古代から現代までのヴェネチアン・ガラス作品を多数展示していらっしゃいますムラーノ・ガラス美術館を訪問いたしまして、作品収集および展覧会での協力など意見交換を行ってきたところでございます。

今回のイタリア・ヴェネチア訪問で得た知見を、今年度改定を予定しております「ガラスの街づくりプラン」へ反映させていきたいということ、そして、今後、今回の打ち合わせの中で、美術館相互の連携をはじめとした芸術振興策や、作家を支援するための施策や産業化の推進といった施策にしっかりと活かしてまいりたいと考えています。

 

また、5月11日月曜日には、富山市物産振興会の皆さんと合流いたしまして、イタリアのアスティにあります、これはミラノの郊外なのですが、外国人のためのイタリア料理学校「イチフ」を訪問いたしました。最新の調理機器やピッツア・パンなどの実習室、ワインのテイスティングルームなどを見学しました。

「イチフ」で料理を学んだ、これは外国人学生が対象でありますので、その外国人学生が自国へ帰って、日本人もたくさん今まで「イチフ」で学んでいますが、世界各国にイタリアの食文化を送り出しているという仕組みであります。

富山の豊かな食文化の国際展開を図っていくうえで、この「イチフ」

の取り組みは非常に参考になったと感じています。今後、「イチフ」とは、人材交流や食材について、連携を深めてまいりたいと考えています。

また人材育成の仕組み等についても、今富山で「すし学校」というものも始まりましたが、富山の食材をふんだんに活かして、富山の料理を富山県外や海外へ食材ともども輸出できないかというような目論見も持ちながら、研究を進めてまいりたいと思っています。

 

翌日の5月12日火曜日には、ミラノにて、世界最大級の食の展示会であります「トゥットフード」を視察し、在ミラノ日本国総領事を表敬訪問いたしました。

「トゥットフード」は、世界の食の最新トレンドや国際的で活気が溢れる実際のビジネスの現場、ビジネスのやりとりができる場でありまして、富山の物産の海外進出、海外展開の可能性を強く感じることができました。

つまり、農産品の加工品や魚介類の加工品等も含めて、たくさん展示があるわけです。非常に富山の物産に親和性があると感じてまいりました。

在ミラノ日本国総領事の八木浩二総領事からは、このようなことも含めて、物産品の海外展開ということについて相談申し上げましたところ、『フォローアップできることがあれば、ぜひ直接相談してほしい』という温かい言葉もいただいたところであります。また、ミラノという街は、本当に世界中の食通と言いますか、グルメの集まる街でもあるので、『ミラノでの展開も含めていろんなことも相談してほしい』という言葉もいただきました。

本市の豊かな食を含む物産でありますが、国際市場への参入に向けての貴重な足がかり、ヒントを得たと考えております。

 

そして、今回の訪問の最終日でありますが、5月14日木曜日、世界有数の「美食の街」として知られますスペインのサン・セバスティアンを訪問いたしました。

まず、始めに、サン・セバスティアン市長等を表敬訪問しました。そして、サン・セバスティアン市と食文化の交流をはじめ、観光、物産等の分野において協力関係をさらに深めることができたと考えております。今後、本市の価値を高めるブランディング戦略や市民との協働によるまちづくり等も含めて、本市のまちづくりに努めてまいりたいと思っています。

また、サン・セバスティアンは、世界中から食を求めて観光客と言いますか、避暑で長期滞在される方も含めて、富裕層が多く訪れられる街でありますので、そのような仕組みも含めて今後学びを深めてまいりたいと考えておりますし、本市とサン・セバスティアン市の交流をこれからも深めてまいりたいと考えております。

次に、サン・セバスティアン市内の公設市場において、これは数百年続く公設市場ということでありますが、富山市物産振興会の皆さんと共同で物産PRイベント「TOYAMA DAY」を開催し、富山米を使用した握り寿司、ネタは地元でとれた新鮮な魚介類でしたが、このほか富山の地酒を振る舞ってまいりました。

観光客の皆さんや地元の飲食店の皆さん、食品販売店の皆さん等も含めて、またマーケットに買い物に来ておられた方々にも立ち寄っていただき、試食をしていただいたりして富山の味を味わっていただきました。

「富山に観光で行ってみたい」ですとか、「富山の食をもっと堪能してみたい」という感想も直接いただきまして、富山の食や物産、観光などの国際展開の可能性を感じることができました。

加えて、ガストロノミーを専門的に学べる食の大学「バスク・クリナリー・センター」の関連施設を視察してまいりました。

食に関するアカデミックな学びの場でありながら、企業や市民が気軽に利用できる環境も整っておりまして、産官学民がともに、食や料理について楽しみながら追求できる施設であると感じました。

バスク・クリナリー・センターでは、食味が科学的にどのような成分で成り立っているかですとか、例えばバスク料理であればその起源や歴史、変遷といった食の歴史ですとか、食の展開や食品を製造する企業経営を学んだり、店舗経営を学んだり、もちろんシェフになる勉強もできますし、食の大学という非常に珍しい大学でありますが、世界中から生徒がやってきて学んでいるということであります。非常に参考になりました。

本市の食の国際展開を考えていく上で、新たな知見を得ることができましたし、また深めることもできたと考えております。

以上、私からイタリア、スペイン出張の報告といたします。

「高齢者補聴器購入費助成事業」の開始について

【市長】

 年齢を重ねるごとに少しずつ聴力が低下していく、いわゆる「加齢性難聴」でありますが、この加齢性難聴は、ご自身のあまり自覚がないまま徐々に聞こえにくさが進行するという特徴があります。

そして、聞こえにくさを放置しますと、会話やコミュニケーションをとることが困難になってきて、社会的孤立や認知症の発症につながっていくというおそれがあります。

そこで本市では、加齢性難聴による認知症予防や社会参加の促進、生活の質の向上を図るため、新たに高齢者の補聴器購入に係る費用の助成を、6月15日月曜日から開始しますのでお知らせいたします。

助成内容につきまして、説明いたします。

市内に実店舗を有する販売店で助成決定後に購入した新品の補聴器が助成の対象となります。

助成額は補聴器本体の購入費用の2分の1、上限は3万円としております。

対象者は、市内にお住まいの65歳以上の方でありまして、身体障害者手帳、これは聴覚障害のものでありますが、この交付対象とならない方であります。両耳の聴力レベルが40デシベル以上70デシベル未満の方で、医師により補聴器の装用が必要と認められた方などの要件をすべて満たす方としております。

申請には、事前に耳鼻科を受診の上、医師の意見書や販売店の見積書などが必要となります。申請前に購入されないよう、くれぐれもご注意をお願いいたします。

助成決定後、見積書をいただいた販売店において補聴器を購入していただくことになります。この際に支払う金額は、助成額を差し引いた金額を購入時にお支払いいただきます。

詳細につきましては、富山市のホームページや「広報とやま5月20日号」に掲載しておりますので、ご確認ください。

本事業を通しまして、高齢者の皆さんが住みなれた地域で、いつまでも幸せにいきいきと暮らし続けられる、そのような社会になることを期待しております。

富山市ファミリーパークにおけるEVの試行運転について

【市長】

 このたび、令和2年度に包括連携協定を締結いたしました「富山県トヨタグループ」との連携によりまして、トヨタモビリティ富山株式会社様から車両の提供を受けまして、富山市ファミリーパークでのEV、電気自動車の「e-Palette(イーパレット)」の試行運転を実施しますのでお知らせいたします。

 まず、車両について説明いたします。

この車両は、運転手を含めまして最大17名が乗車可能な電気自動車であります。普通充電で約12時間、急速充電でなら約40分で充電が完了し、走行距離は250kmを走行可能となります。

また、低フロアで電動スロープも付いていることから、車いすでも利用がしやすくなっており、室内は介助者も一緒に入室していただくことができるほど広々としております。

 次に、運転コースについて説明いたします。

今回の試行運転は、県道側の「正面東口」から自然体験センター側の「ヤマネコ口」までの主要展示エリアの片道1.5キロを約40分間隔で往復運行する周遊コースとなっております。

利用料金は無料であります。どなたでも気軽にご乗車いただければと思います。

試行運転の期間は、6月1日月曜日から6月30日火曜日までの1か月間、1日10往復を予定しております。

この間、6月2日火曜日、6月16日火曜日は休園日でございますので、試行運転は実施しておりません。

また、試行運転の期間中でありますが、この車両を「アイスクリームの移動販売車」としても活用したいと思っています。

気温が上がりまして、梅雨による蒸し暑さも増してくる時期でありますので、来園者の皆さんには、アイスクリームを食べることで少しでも涼を感じていただきたいと考えております。また熱中症対策にもなると考えております。

この機会にぜひ多くの皆様にファミリーパークにお越しいただきまして、次世代モビリティであります「e-Palette」を体験していただきますとともに、園内移動の利便性が向上することもまた、期待していただきたいと思います。

なお、本日14時から、この記者会見後に、市役所1階の正面玄関にて、この「e-Palette」の展示を行いますので、皆さんぜひご覧いただければと思っております。

 

質疑応答

【記者】

 富山市では、不登校の児童生徒を支援するために様々な取組を行っておられますが、今春開校した、学びの多様化学校「古志はるかぜ学園」について、子どもたちの様子は市長にはどのように伝わってらっしゃるかお聞かせください。

また今後、不登校の児童生徒も含め、すべての子どもたちの学習環境をどのように整えていきたいか考えをお聞かせください。

【市長】 

 まず1つ目、古志はるかぜ学園の現状についてどのように捉えているかということでありますが、4月1日に北陸初の学びの多様化学校として開校しました。

開校から約1か月が経ったところですが、小学部14名、中学部22名の合計36名の児童生徒が、新たな環境で自分のペースで歩むことを大切にしながら登校し、学校生活を楽しく送っているとの報告を受けております。

特徴であります「マイタイム」、これはこの学校独自の授業でありますが、小学部低学年の児童が浜黒崎海岸へ出かけていって、拾い集めた漂流物を用いて作品づくりをするだけではなく、一人1台端末を使って「どこから流れ着いたのか」ということを非常に熱心に調べる姿も見られるなど、興味・関心に基づく自然体験と探究活動が組み合わさった学びを行っているという報告も受けております。

また中学部の生徒の中には、学校の校章を自分たちで新たに作りたいという、頼もしい動きも出てきておりまして、自分でつくる、自分をつくる学校が具現化しつつあると感じています。

その他、微笑ましいエピソードもいくつか届いています。

例えば、技術科の授業では、中学部の生徒が中庭などに畝を作りまして、その後、小学部の児童がさつまいもの苗を植えるという、異学年の交流、児童生徒同士が共に活動するという交流活動が見られまして、今後は、夏野菜の栽培や学校花壇の花の植栽でも、同様の協力して活動していくという展開があると聞いております。

こうした学校生活を送る中で、これまで表情が硬かった、どちらかというと硬かった児童生徒が、非常に前向きで笑顔で生活するという様子が見られるようになったということ、そして、「教室で先生の授業を受けられるのが嬉しい」という声が児童生徒から聞かれるということも報告を受けましたし、子どもたちの心に確かな変化が生まれているんだなと感じています。

 

次に2つ目でありますが、今後の不登校の児童生徒も含めた子どもたちの学習環境の整備についてどのように取り組んでいくのかというご質問でございますが、主なものを申し上げますと、まず、施設整備の面では、これまでも校舎の耐震化や長寿命化などの工事を実施して、安全・安心な教育環境の確保に努めてきたところでありますが、今年度からは、近年の異常気象に伴う熱中症対策や、災害時の避難所としての防災機能強化を図るため、学校体育館への空調設備の整備に着手しまして、令和11年度までにすべての学校で完了するということを目指しております。

また、一人1台端末の活用を推進するため、ネットワーク環境の整備の面では、今年度から令和11年度の4か年をかけまして、全小・中・義務教育学校において無線アクセスポイントを増設しまして、子どもたちの個別最適な学習をより一層支える環境を整えてまいりたいと考えています。

さらに、学校教育の面では、本市の英語教育におきましては、気軽に、かつ、臆することなく英語で主体的に自分を表現できる、また、人とコミュニケーションを図る姿勢やグローバルな視点をもち、多様な文化や人々を受け入れる、そのような豊かな心などを児童生徒に育むということを今目指しているということでありますので、今年度、水橋学園におきましてまず開始します、マレーシアの小・中学校とのオンラインによる交流活動を、令和9年度以降、全市的に、これは全小・中学校でありますが、導入することとしております。今後、マレーシアの2都市との協力協定を締結するなど、英語教育の充実を支援してまいりたいと考えております。

今後とも、市教育委員会と連携しまして、全ての子どもたちの教育環境を整備し、魅力ある学校教育の実現に努めてまいりたいと考えております。

【記者】

 冒頭、イタリア、スペイン出張の成果報告をいただいたのですが、まずガラスの方で美術館の富山での展示に快諾いただいたということですが、具体的に何かイメージやスケジュール等があればお聞かせください。

【市長】

 具体的なスケジュールはないのですが、イメージとしては、向こうはすごくたくさんの所蔵品等を持っておられるムラーノ・ガラス美術館等もございますので、また、世界的に有名なガラス作家が多数工房を構えておられたり、活躍しておられますので、そのような方々とのコネクションがそのような美術館にはありますので、そのような方々の企画展を富山市ガラス美術館で開催するですとか、今までこれはニューヨークのコーニングガラス美術館とやってきたような美術品を借りて展示する、それもなかなか見られないような貴重なものを富山で展示するということが可能になるということでありますので、美術作品をお借りするという面に関しましては、ヴェネチアン・グラスも含めて、かなり広がっていくのではないかと期待しております。

【記者】

 スペインのサン・セバスティアン市と交通分野では連携協定を結んでおられると思います。今回は協力確認書ということだったのですが、何か意味合いの違いはあるのでしょうか。

【市長】

 協力確認書は、前回の協定に従って1回だけ国際交流事業をやったのですが、その交流事業、国際連携事業をどう進化していくかということの確認と、新たに観光やスポーツなども入れました。また、ガストロノミーのもう少しやりとりをして、富山市とサン・セバスティアン市が中心となってやりとりして、富山市においてそのガストロノミーをもう少し進化させるにはどうしたらいいかという部分をご指導と言いますか、アドバイスいただきたいということもしっかりお伝えして、それも快諾いただいてきましたので、今後市役所職員と向こうの職員も含めて交流が始まるものと期待しております。

【記者】

 富山地鉄の会議が月曜日に開かれました。1回目を終えての市長としての所感と言いますか、受け止めをどのようにお考えでしょうか。

【市長】 

 全体の会議としては、全体の本部会議と言いますか、それとしては、しっかり今後の方向性をまちづくりや未来の投資という観点で進めていこうと。富山県が先頭に立って、富山県東部の広域公共交通網としてしっかりと残していくんだという方向性を共有したところは、非常に良かったのではないかと思います。

その後開かれた本線部会の首長会議、これにおいては、やはり並行区間の取り扱いが議論になりましたが、そこはやはり住民の皆さんに、しっかりと富山地方鉄道の本線を並行区間も含めてどのように残していくか、またどのようにしていくかということは説明していく義務が我々にはありますので、そこも未来に対する投資やまちづくりの観点でしっかり説明できるかというところだと思うのですが、そこら辺の各市の考え方の違いや現状認識の違いなど、住民の皆さんの理解の促進がまだまだこれから富山市も含めてやっていかなければならないということを強く感じました。

【記者】

 その並行区間は本線の方が焦点となると思うのですが、藤井市長としては並行区間を残す、本線は富山から宇奈月温泉までつなぐ形での再構築事業が必要だというお立場ということでよろしいですか。

【市長】

 線路が繋がっている路線なので、特に本線の場合は高校生の通学や通勤の足以外に、これからキャニオンルートの宇奈月側ですから、1つの玄関口になりますし、宇奈月温泉という観光地もありますし、やはり線路というものは繋がっているからこそ線路なんだなと私は日頃から思っていますので、望ましい姿ではないかと感じています。

【記者】

 今市長のお話の中でもありました、まだ沿線自治体で意見が一致していない部分はあると思うのですが、そういったところで県の主導という形になったと思うのですが、改めて今後、次回(会議は)7月ということですが、県のリーダーシップで期待する面というのはどういったことになりますか。

【市長】

 やはり県東部の公共交通で、富山地方鉄道というのは非常に大事なんだと。そして、今後10年先を見据えた議論を今すると言っていますので、10年間でしっかりと再構築をして、活性化させていこうということについて、やはりリーダーシップをとっていただきたいと思っています。

【記者】

 その過程の中で、富山市長として何かご自身の役割と言いますか、このようなことをしていきたいということがもしあればお聞かせください。

【市長】

 公共交通、いわゆるコンパクトシティ政策ですね。

実を言いますと今年で富山港線をLRT化して20年になるのです。非常に(富山港線は)活性化しました。それは誰しもが認めるところであります。そして、市内電車を環状化しました。環状線化です。これも活性化しています。このような先行事例がありますので、あくまでもまちづくりの観点から見た投資なんですね。こういうことをしっかりどの市町村もどんなまちづくりをするかによって、鉄道やバス、または駅やバス停の重要性が変わってきますので。

ところが、今ある鉄軌道をはぐってしまったら、もうほぼ2度と新しく伏せることはできないのです。ですから、10年先を見据えて再構築事業をやっていこうということは第一段だということで考えていますので、私もしっかり汗かいていきたいなと思っています。

【記者】

 補聴器の購入費助成は初めての試みなのでしょうか。

【市長】

 はい、富山市では初めての試みであります。

【記者】

 予算額と大体想定される人数を教えてください。

【市長】

 担当課にご確認ください。

【記者】

 EVについて、提供を受けたということだったのですが、これは借りたということなのでしょうか、または寄贈を受けたということなのでしょうか。

【市長】

 借りたということです。

【記者】 

 ファミリーパークの目的としては、人がもっと多く来て欲しいということなのでしょうか。

【市長】

 それもありますが、1つの社会実験なのです。

電気自動車をいわゆる遊園地というか動物園で走らせる。これはレジャーの場ですので、家族連れが多いわけです。そして、ファミリーパークはアップダウンや次のアトラクションまで遠いところもありますので、お年寄りの方は移動が大変です。そういうところでどのような活躍ができるのかという社会実験でもありますし、我々にしてみれば、園内の交通の1つとしての社会実験と、あとはやはり当然最初に申しましたように、お客さんにたくさん来ていただきたいので、その期間の目玉としてのアトラクションとして、電気車両が走っていますよ、EVバスが走っていますよ、無料で乗れますよ、というようなアトラクションでもあり得るということだと思います。

【記者】 

 福島県の磐越道で部活動のバスの事故があったと思います。県は県立高校に実態調査をするということなのですが、中学校もおそらくこれから地域移行といったことを考えていく中で、市としてここは考えなければならないといったことがありましたらお聞かせください。

【市長】

 まず本当にお亡くなりになられた方に心から哀悼の意を表したいと思いますし、あのような事故は絶対あってはならないと改めて私も思ったところであります。

富山市では、まず学校の校外行事でありますが、これはすべて貸切バスを利用するということにしています。ですから営業のバスで、プロドライバーが運転するということであります。

令和7年度からは、水橋学園にたくさんのスクールバスが今ありますので、これも校外行事の一部に利用することとしています。一部行事というのは、区域連合音楽会、学校招待プログラム、科学博物館やガラス美術館への見学や、チャレンジ陸上記録会や小規模校の交流活動、このようなものに一部水橋学園のスクールバスをスクールバスとして利用しない時間帯には使っていこうと考えています。

その場合、引率者、先生や顧問の方でありますが、この引率者が必ず同乗しているということが現状の富山市の運行になっております。

それは学校行事でありますが、部活動で、私の方からも教育委員会にお願いして、ぜひ調査をしてほしいということで、本日から現状の調査を開始したところであります。私の子どもたちが中学校の部活動をやっていましたので、私が保護者のときは保護者で分担して子どもをマイカーで送ったりしていましたので、そういうことも含めて、今現在どういう現状になってるのかということも、また、部活の先生がバスを借りてきて、学校に備え付けのバスを運転して試合に行くですとか、そういうこともやっていましたので、現状をしっかり把握してほしいということで教育委員会にお願いしてあります。

バスの運行上の安全対策でありますが、教育委員会から全学校長に以下の3点について確認するように指示を出していただきました。

これは教育長指示でありますが、1つ目は契約内容を明確化すること、そのために書類をしっかりと整備すること。1つは、契約内容を明記した

運送引受書、またその見積書や請求書、領収書などの必要書類。こういうものをしっかりと明確にして、必ず業者さんとやりとりして備えつけてくださいと。また、2つ目は今までもやっておりますが、引率者が同乗すること。これを、しっかり行ってほしいということ。3つ目は、事故が発生しないように危機管理マニュアルをしっかりと整備すること。これは教育委員会もこれから統一的な指針を出していただけると思いますが、事故発生時にどう対応するか、緊急対応マニュアル等も含めて、そのような統一したマニュアルを準備していくということを、これから安全対策として行ってまいりたいということを、今教育委員会と打ち合わせをしているところであります。もう教育委員会からは、各学校へ指示が出ていると思っています。

【記者】 

 中東情勢に関することで、2点質問させてください。

まず1点目ですが、富山市の指定のゴミ袋について、現状まだ仕入れが不安定な店もあるということで、市民の方からは少し不安の声も上がっているという話ですが、現状市として今どういう状態になっているかというところと、市民に向けてのメッセージのようなものがあればお聞かせください。

【市長】 

 担当部局から、その調査も随時進めていますが、ゴミ袋に関してはまだ不足が起こるという状態ではないと伺っています。

ただ、オイルショックのときのように、トイレットペーパーの買い占めのようなものが発生すると、やはり行き渡らないので、焦ることなく必要分を日常、今までと同じように買い求めていただければと思います。

また、そのような不足が生じているという現状がありましたら、すぐに富山市役所の方に報告をいただければ、我々もまたそのような店に出向いて、その仕入れルート等も含めて調査しますので、また、県とも情報共有をしなければならないので、進めてまいりたいなと思っております。今のところは、報告は受けていません。

【記者】 

 2点目です。富山市の稲荷公園のじゃぶじゃぶ池が先日開放されました。残念ながら今年のゴールデンウィークの間は水が流れないということで、子どもたちが楽しみにしていた家族もあったのかなと思うのですが、今このような同じような状況で、市として公共インフラであったり、公共施設において、これから暑くなりますが懸念されているところなどがあれば教えてください。

【市長】 

 もちろん懸念はしております。(中東情勢が)長引いた場合に、例えば、燃料油、重油・灯油等の入手が困難になるということ、またそれによりまして施設運営への影響が出てくるということ。例えば、砺波市さんも、温水プールを止めていますが、これは重油がないということでありますが、そのようなことが発生したり、冷暖房に制限がかかったり、こういうことも将来的には(中東情勢が)長引けは考えられるなと思っています。その場合、どのように対応したらいいのかということは考えておかなければならないと思っています。

2つ目は、今現在も聞いているところもあると聞いていますが、資材の調達が困難になるということです。我々もたくさんの公共事業、公共工事を発注していますので、例えば建設業者さんが資材が手に入らないことで落札できないと。今までのように価格が合わないですとか、工期が合わないから落札できないということではなくて、ものがなくて工事ができないということが発生する恐れがあると考えています。そのようなことになってきたら、年度内に執行すべき予算が執行できないということも考えられますので、特にそういうものを所管してる、管財や建設なども含めて、農林水産も含めて、たくさん発注するようなところには、そういうところをきちんと気をつけてみてくださいねということで、随時、情報のやりとりをしていますので、今後も気をつけていきたいなと思います。

また、今のゴミ袋もそうでありますように、いわゆる石油化学製品ですね、プラスチックや衛生用品、薬剤などを含めて、ナフサ由来のものなども今不足しているとなっていますが、このようなものが不足して、いろいろな市民の生活や市役所、市民病院も含めて、市役所の業務に影響が出るということも(中東情勢が)長期化すれば考えられますので、そういうことも、随時、情報交換しながら対策を打ってまいりたいと思っています。

いずれにしても、中東情勢を注視していきたいと思っています。また、県、国の情報もしっかりと把握する上で、情報交換をしっかりしていきたいと思っています。

 

※発言内容を一部整理して掲載しています。・・・富山市広報課

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