定例記者会見 令和8年8月6日
- 日時 令和8年8月6日(木曜日)13時10分から13時50分まで
- 場所 市庁舎東館大会議室
冒頭コメント及び発表項目
令和8年熊本地震について
「マイナビオールスターゲーム2026」の開催について
1. 「TOYAMAみらい市民パスポート」(有償版)の発行について(企画管理部 広報課)
2. 景観エリアリノベーション事業のモデル都市選定について(活力都市創造部 景観政策課)

記者会見の内容
発表項目
令和8年熊本地震について
【市長】
令和8年7月28日に発生いたしました熊本地震によりまして、犠牲となられた方々に心から哀悼の誠をささげますとともに、今なお避難所に生活していらっしゃる方もたくさんいます。
心から、被災された全ての方にお見舞いを申し上げる次第であります。
被災地では、国を挙げて様々な支援活動を行っておられるところでありますが、連日の猛暑が続く中であります。避難生活を余儀なくされている方々の安全が確保されますよう心から願っておりますし、また、お役に立てることがあれば、積極的に展開してまいりたいと思っています。
熊本地震の被災地への本市の対応でありますが、今日も一部の報道にありましたが、本年1月に大規模災害時における「チームとやま」相互応援協定を結びました。
この協定に基づきまして、県と県内市町村で編成する応援チームとして、明日8月7日から、熊本県宇城市へ、市として1名の職員を派遣する予定としております。
本市としては、今後も順次、要請に応じて、職員派遣や物資支援など、必要な支援が迅速に行えるよう、準備を進めてまいりたいと考えています。
なお、上下水道局では独自に職員を現地に派遣して、やはり生の現状をしっかりと見ないとだめだということで、(職員を)派遣するようにということで、管理者とも話して、3名のチームで、今、現地調査を行っています。より深刻で必要な支援が浮き彫りになると思っておりますので、そのようなことも行っております。
また、これも上下水道局ですが、富山市のペットボトル、この富山の水がありますが、これを2,400本すでに発送する準備を整えております。もう、到着しているかもしれないですが、そのようなことはまたそれはそれとして、すぐにできる支援としてやっております。
さらに段ボールベッドやパーティションが足りないという情報も入っていますが、こういうものも現地にただ送っても混乱しますので、ピンポイントで、どこにどんなものがどれぐらい足りないかということも調査してもらっていますので、そういうものが本当に必要であれば、富山市のストックもございますので、こういうことの放出も含めて、今後検討してまいりたいと思っています。
とにかく、今この暑さでありますので、早く、安全で安心な場所で生活できる、そんな体制を整えていただきたいと思っています。
「マイナビオールスターゲーム2026」の開催について
【市長】
2つ目の冒頭コメントでありますが、マイナビオールスターゲーム2026です。本当に皆さんありがとうございました。
報道関係者の皆さんにもたくさんご協力いただいて、無事開催することができました。心から感謝申し上げます。
まず、今回の開催にあたりまして、多大なるご協力をいただきました、日本野球機構様、NPBですね、をはじめ、読売新聞社や王貞治さんが代表を務める球心会の方々のほか、「ボールシティとやまプロジェクト実行委員会」の構成団体として、様々な事業にご協力をいただきました、富山県、富山商工会議所、県内市町村、富山経済同友会など、本当に心から感謝を申し上げます。
当日は、天候にも恵まれまして、会場周辺は試合前からグッズ販売等を含めて大変な賑わいを見せておりました。
また、満員となった球場内も、夢の球宴を心から楽しむ野球ファンの熱気や喜び、歓声に満ち溢れておりました。
こうした光景を目の当たりにしまして、やはり野球っていいなと、野球のみならず、スポーツというのは素晴らしいなと実感いたしました。市民にとってみれば、また、富山県民にとってみれば、一体感を醸成するという大きな役割を果たしてくれたのではないと感じております。
特に、今回の富山開催は、能登半島地震の復興支援が最大のテーマであったことから、これまでの間、被災地での野球教室や石川県、福井県にも協力していただきまして、巡回パネル展の開催など、北陸全体でオールスターゲームを盛り上げるという政策を実施してまいりました。
当日も、北陸3県から野球少年少女を招待し、選手との交流や観戦体験の場をマイナビさんの協力のおかげで実現することができました。
また、ブース出展をお声掛けした能登地方を含む9自治体には、復興の後押しとなるよう、ご当地の魅力を伝えるものや特産品などについて、広くPRをしていただいたところであります。
私は、日本野球機構から託された「北陸地方の全ての方々に元気と勇気、そして支援のメッセージを届けたい」との思いに応えるため、こうした様々な取組を通じて、開催地としての役割や使命を果たすことができたのではないかと、安心と言いますか、ほっとしたところでございます。
また、スポーツ振興の面でも、スター選手の一流プレーは、子どもたちの一生の思い出として心に残っていきますし、将来への夢や希望をもたらすことができたものと考えています。
今後は、富山開催を一過性のものにすることなく、後世に語り継がれる「レガシー」となるように、スポーツを通じたまちづくりに全力で取り組んでまいりたいと考えております。
「TOYAMAみらい市民パスポート」(有償版)の発行について
【市長】
少子・超高齢化や人口減少が加速する中、地域の活性化を進めるためには、市外に居住しながら、本市と多様な形での関わりを持つ、いわゆる「関係人口」の拡大が非常に重要と考えております。
この関係人口の拡大をねらいとして、本年2月と5月に、「県外居住者」で「富山市を好きな方」だけが取得できるデジタル登録証「TOYAMAみらい市民パスポート」を合計2,000枚、無償で発行いたしました。
いずれの募集におきましても、配布数を超える応募がございまして、県外にお住まいの本市に関心がある方々には、大変好評をいただいているものと思っております。
このことから、今回、さらに多くの方々に本市を訪れていただきますきっかけとなりますよう、有償版の「TOYAMAみらい市民パスポート」として、「ゴールドパスポート」を発行することといたしましたので、報告します。
まず、ゴールドパスポートについて説明する前に、現在の無償版のパスポートについて説明します。
無償版のパスポート取得者には、特典として、「ガラス美術館の入館料無料」や抽選で「市内ホテルの宿泊券」などがもらえるアンケート企画の実施などを行っております。
また、インターネット上のコミュニティサイトやメールを通じて、本市の魅力や情報を継続的に提供させていただいているところであります。
次に、ゴールドパスポートについてご説明を申し上げます。
ゴールドパスポートは、「1,000円」で販売いたします。
ゴールドパスポートの取得者には、先ほど説明したこれまで無償版で提供しておりました特典に加えまして、新たに「1,000円分のデジタルチケット」として利用できる特典を提供いたします。
具体的には、CIC1階にあります「ととやま」、アーバンプレイス1階の「アーバンショップ」、富山空港2階の「まいどは屋」の3店舗で、1回の買い物につき1,000円分のデジタルチケットとして利用ができるものとなっております。
なお、このデジタルチケットは、1回使用されましても、その後「90日間」を経過すると、再度使用できるものになっております。利用期限を令和9年3月末としておりますので、最大3回の利用が可能な大変お得なチケットとなっております。
また、券面につきましては、「ゴールドパスポート」の名のとおり、キラキラと輝く、より特別感のあるものとなっております。こちらにデザインしたものも出ておりますが、実際はもう少しキラキラと輝いていると聞いております。
ゴールドパスポートは、今月17日、月曜日から先着順に500枚を販売いたします。
数に限りがありますが、ぜひこの機会に「一歩先行くTOYAMAみらい市民の証」としてゴールドパスポートを取得していただき、本市を訪問されるきっかけとしていただければ幸いであります。
TOYAMAみらい市民パスポートを取得された皆さんは、「関係人口」はもとより、将来的には「二地域居住」や「移住」など、「定住人口」にも繋がる可能性があるものと考えております。
今後とも、無償版・有償版に関わらず、パスポートを取得された皆さんと良好な関係を維持発展させてまいりたいと考えております。
景観エリアリノベーション事業のモデル都市選定について
【市長】
国では、本年5月の景観法改正に伴い、空き家などを活用しながら、景観再生に取り組む新たな制度といたしまして、「景観エリアリノベーション事業」を創設されたところであります。
このたび、先導的に本事業に取り組むモデル都市として、奈良県生駒市、長崎県長崎市とともに、本市が選定されましたのでご報告いたします。
まず、「景観エリアリノベーション事業」についてご説明を申し上げます。
建物の老朽化などにより、良好な景観が十分に形成できていないエリアにおきまして、市が民間事業者を「景観整備推進法人」として指定いたします。
指定を受けられた民間事業者は、空き家や空きテナントの所有者と再生協定を締結されまして、その協定について市の認可を受けることとなります。
このことにより、民間事業者は、所有者に代わって民間のノウハウを活かして空き家などの改修や利活用を進めることができるとともに、景観の再生、そして地域の魅力や価値の向上を目指すことが可能になるというものであります。
今回選定を受けた具体のエリアは、現在、交通結節機能の強化と拠点性の向上に取り組み、周辺の企業や市民の皆さんとともにまちづくりを進めております「南富山駅周辺」となります。
南富山駅周辺は、多くの学校が立地する文教地区であり、通勤・通学で多様な世代が行き交うなど、本市が「副次都市拠点」として位置づける大変重要な場所でもございます。
一方で、南富山駅周辺では、空き家や空きテナントなどが増えつつありますことから、本事業の推進により、公共空間の再構築と合わせまして拠点性の強化を図ってまいりたいと考えております。
今後の取組につきましては、国土交通省からの支援をいただきながら、景観整備推進法人となります民間事業者への声がけや、物件所有者、建物所有者への聞き取りなどを進めながら、本事業の対象とする建物の絞り込みなどに取り組んでまいりたいと考えております。
本事業は、空き家問題への対応だけではなく、まちの景観の再生を図りながら、南富山駅周辺の拠点性を強化するとともに、富山地方鉄道不二越上滝線の沿線まちづくりにも寄与する大変重要な取組だと考えております。
このたびのモデル都市選定を受けまして、同じ課題を抱える地方都市の有意義な好事例となりますよう、事業を強力に推進してまいりたいと考えております。
質疑応答
【記者】
6月に東京・北区で発生した小学校の火災では、避難器具の救助袋が備わっていながら、避難時には使用されませんでした。同様の事案を防ぐため、火災後に市が講じた対策があればお聞かせください。
また、火災や地震等の非常時に、児童や生徒の命を守る訓練等のあり方について、市長の考えをお聞かせください。
【市長】
まずは、6月19日金曜日の火災により、負傷された児童や教職員の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。
今回の火災を受けまして、富山市教育委員会におきまして、事故後速やかに各学校への対応を行ったと、聞き取り調査等も含めてですね、行ったという報告を受けております。
具体的には、6月22日月曜日に市教育委員会から市内全ての幼稚園、小・中学校・義務教育学校に対しまして、全教職員による臨時の安全点検を実施すること。また、様々な事態を想定して、避難誘導のあり方を検討し、避難経路を改めて確認すること。また、各学校の学校安全計画に基づく避難訓練を確実に実施することなどについて通知をし、6月26日金曜日の国からの通知を待つことなく、事故を受けて速やかに対応したと連絡を受けております。
また、救助袋をはじめとする避難器具が設置されている学校・園につきましては、市教育委員会が個別に連絡をいたしまして、設置場所及び使用方法を確認するよう依頼したところ、すべての学校・園で確認が完了したと報告を受けております。
次に、訓練等のあり方についての市長の考えでありますが、まず、火災や地震等の災害から子どもたちの命を守るためには、日ごろからの大規模災害への備えと、いざという時に確実に機能する実効性のある避難訓練。
これを定期的に行っていくということは、非常に大事だろうと考えております。
訓練後には、課題が出てきますので、課題や改善点を話し合って共有するなど、教職員が振り返りを行いまして、危機管理意識と対応力の向上に努めているところでありますが、園児児童生徒の命を守ることを最優先に、教職員が状況に応じた避難経路や避難方法を適切に判断できるように、その能力向上に努めているところであります。
また、こうした訓練等を通して、やはり一番大事なのは子どもたち自身が様々な状況を正しく理解や想定をいたしまして、危険を予測することができる、また、自ら適切に判断し、避難行動ができる力を身につけるということが大切だと思っています。
今回の火災を教訓といたしまして、各学校・園においては、危機管理マニュアルの点検や見直しを適宜進めるとともに、様々な事態を想定した実践的な避難訓練や安全教育の実施を通じて、子どもたちに「自らの命は自ら守る」という意識や態度を育んでいただいて、いざという時に自ら考え、行動できる、そんな力を子どもたちには身につけていただきたいと思っております。
【記者】
景観エリアリノベーション事業についてです。
モデル都市に選定されたのは、全国で何例目かということと、その選定の経緯を教えてください。
【市長】
経緯は、スケジュール的なところは担当課に聞いていただければ正確なのですが、今回3都市が選ばれました。今年からの事業なので、この3都市が初めて選ばれたということになります。
富山市はまちづくりそのものなのですが、他の都市は、まちづくりはまちづくりでも、観光地を選定してらっしゃると聞いていますので、例えば我々のように、老朽化したまちを再生させていくという好事例になればいいなと考えています。中身はさっきお話したとおりであります。
【記者】
南富山駅周辺ということで再構築を控えているということから、今後、再構築かつ景観のリノベーションを通じて、市長としてどんなまちを目指されるかというビジョンを教えていただけますでしょうか。
【市長】
今の基本構想のようなものがまとまっているのですが、それを作るにあたって、数年前から、例えば小中学生、高校生、また、まちでお店をやっている方や住民の皆さん、企業の方、南富山駅周辺の方々や南富山駅そのものを利用されている方々に、どんな南富山駅周辺のまちづくりが望ましいかということをお聞きして、そのような基本コンセプトを一緒に作りました。
その基本コンセプトは、担当課に聞いてもらえばいいのですが、要は、今、(南富山駅は)結節点で通過するしか利用ができない駅になっています。
これは、電車を利用する人もそうであります。要は、滞留ができないんですね。
そこで、例えば学生さんが読書をするですとか、勉強するですとか、待ち時間にイートインで何が食べながら皆さんとコミュニケーションする、こんなことが全くできないんだと。
しっかりと、そのような交流スペースがあったり、コミュニティが形成される、地域コミュニティが形成される、交流が生まれる南富山駅であって欲しいという目標もありますし、例えば、歩車道は、駅前は少し複雑と言いますか、完全分離はされていないので、一応アスファルト面には何か書いてありますが、そのようなことの危険性も指摘されておりましたので、しっかりと駅前広場と言いますか、駅北広場ですかね、きちんと、例えばロータリーを確保するですとか、広場スペースで夏祭りができたりですね、イベントができるスペースを確保したり、駅舎そのものも、もう少しいろんな活用ができるように作り替え、リノベーションをしっかりとしたり、そういうものを駅を中心として、周りの店舗や古くからの商店街があったところでありますので、やはり賑わいがあるような、例えば飲食店やショッピングができる場所であるとかを含めて、以前の大町・南富山駅周辺のように、賑わいがある、そういうまちになればいいなと考えています。
そのようなことを住民の皆さんや関係者の皆さんの意見を集約して形にしましたので、担当課がパースや基本コンセプトを全部持っていますので、資料はいつでもお渡しできる状態になっています。
【記者】
県立高校の再編に関してです。
富山県教委が呉羽高校の場所に大規模校を作られるという方針を打ち出されました。その中で、富山市舞台芸術パークの一部を活用するという計画を立てておられるそうなのですが、それについて、県なり県教委なりから要望なり伝達なりあったのかという確認と、呉羽高校の周りは、舞台芸術パーク以外と言うとあれですが、住宅が広がっていると思っています。
舞台芸術パークの活用に関して、現状の市の考え方や方向性なりを教えてください。
【市長】
まだ県の方から正式な依頼がございませんので、ただ、漏れ聞くところによると、やはり今の舞台芸術パークですね、そこの一部を使わないと大規模校の敷地にははまらないので、そのうち個別にしっかりとしたプランが市に対して示されるのではないかと思っています。
富山市もそれ相応の資料の準備を始めておりますので、いつでもお話し合いができる状態になっているというところであります。
その場合は、しっかりと市としても協力をして、ちょうど県の中央にありますので、全県から来ることができるような場所になりますので、公共交通で来ることができますので、しっかりと協力させてもらいたいなと考えております。
【記者】
今ほどの質問に関連して、県立高校の再編に関して追加で質問させていただきます。
呉羽高校の大規模校もそうですが、2029年度からというところで言いますと、富山高校、富山商業高校が新たなハイスクールとして開設されるという方針が示された一方で、富山西高校の閉校が決定したという方針が進むということになっておりますが、市長も当時、文書でのコメントでは「伝統校の中で閉校と決まったのは大変寂しい思いもある」というコメントも出されたかと思いますが、改めて、今回のこの2029年度からの富山市内に関してのこの再編をどのように受け止めてらっしゃるかお聞かせください。
【市長】
まず大前提として、生徒さんが減ってくるということは将来推計でわかっていますので、高校そのものの再編というのは決して避けて通れないと理解しています。その上で、富山市内の高校が再編されて、なくなっていくのは非常に寂しいなという思いでいっぱいであります。
富山西高校は、大正13年だったと思いますが、県立婦負農学校として開校したわけでありますが、その後、園芸科や土木科などの職業科もありましたし、私の同級生や先輩後輩もたくさん卒業していますので、やはり寂しいなという思いもひとしおであります。ただ、その再編方針については致し方ないと理解しております。
【記者】
富山西高校で言いますと、閉校する校舎については、今後地元の意向も聞きながら活用方法を検討されていくというお話ではありましたが、当然いろんな思いが詰まった校舎だというところもあると思いますが、当然それだけでなくて、やはり生徒さんが集まると当然そこが賑わいの拠点にもなるのかなと思うのですが、今後この活用方法をどのようにして市としては考え、まとめていきたいかという考えはありますでしょうか。
【市長】
これはまだ、それこそ富山県とも話したことはないのですが、やはり学校の跡地利用というのは、例えば、学校が進出していただくですとか、文教に使ってもらうのが一番だと基本的には考えています。
その上で、なかなか、あの場所はJR高山本線の速星駅も近いですし、国道359号線も走っていますし、交通の利便性の高い場所でありますので、学校の用途になかなか当てはまらないというか、用途に使えないということであれば、しっかりとまた富山市の意見も述べながら、県には考えていただきたいなと考えています。
【記者】
この立地の良さ、アクセス性の部分なども踏まえてということでしょうか。
【市長】
はい。立地の良さを考えると、いろんな用途はあると思いますので。
【記者】
さきの国会で、副首都法案の成立ということで、各県や自治体が意欲を示しているというところなのですが、2日の会見で、日本維新の会の柴田議員が、もし富山でも知事や市長に関心があれば相談に乗りたいし、その際にはバックアップしていきたいという旨の発言があったのですが、富山市として、こうしたいろんな自治体が手を挙げられるという動きも踏まえて、今後どのように考えられているかということをお聞かせください。
【市長】
これは知事とも話したことはないので、ただ、防災の観点では、防災庁を知事は誘致しておられましたので、そういう面で言うと、太平洋側の代替機能としての北陸という面では、富山県にも富山市にも大きな可能性があると思います。そういう面では、もしそのような機運が高まれば、しっかりその議論の中に入っていきたいなというところであります。
【記者】
全く関心がないというわけではないということでしょうか。
【市長】
関心はあります、もちろん。特に災害時の代替機能、私は関心があります。
ただ、いろんな行政機能がどれぐらい発達して集中したり、人員を受け入れたりするキャパがあるかですとか、いろんなやはり指標があると思うのですね、重要な。それは、今の首都である東京以外の、東京から同じような災害が起きたときに、被害を受けるところ以外であったり、いろんな条件があると思うのですが、そのような条件は様々あると思いますので。
ただやはり防災や減災に関するものは、北陸の方は新幹線の開業も見越していますので、可能性としては大いにありますし、もしそのようにまた再チャレンジということになれば、やはり大賛成したいと思います。
【記者】
水橋学園の件です。
もう間もなく2学期が始まるということで、2学期から新しいスクールバスのルートで運行を開始されるということで、今月10日に保護者説明会でルートを発表されるということでしたが、こちらのルートが決まったかどうかを教えてください。
また、これに合わせて、スクールバスに特化したマニュアルを市内の小学校で作られるという話でしたが、こちらもマニュアルができたのかどうか、またどういった内容なのかということを教えてください。
【市長】
まず、マニュアルですが、作成済みでありまして、同様にスクールバスを運行している地域と言いますか、学校や運行事業者には、水橋学園のスクールバスの運行マニュアルは共有するようにしています。
それをもとに、これからオリジナルのものをおそらく作っていかれると思うのですが、そこまで今進んでいます。
また、8月10日に保護者説明会があると私も報告を受けています。
その場で、今マニュアルですとか運行ルートも含めて、実験的に朝と夕走らせているということで、危険がないかどうか検証している最中でありますので、8月10日の保護者説明会でルートを発表して、保護者の皆さんのご意見を伺うと聞いていますので、それまでは私もどこをどのように通るということは存じ上げておりません。
【記者】
スクールバスに特化したマニュアルというのは、市としてのベースを作って、各学校のものを作るということでしょうか。
【市長】
水橋学園のものができているということでありまして、それをベースに、また、他のところももちろん運行していますので、例えば地図や路線図、時刻表等も含めて作られると思うので、水橋学園のものを持ってきていると聞いています。
【記者】
富山地方鉄道の不二越上滝線について、来週また説明会もありますが、この鉄道線再構築事業について、市長はかねてより秋に国に申請することを目指されているとおっしゃっていましたが、現時点でそれが何月頃になりそうなのか、もし目途があるようでしたらお聞かせください。
【市長】
私どもは、富山市と立山町は、特に不二越上滝線について、我々が主導していますので、不二越上滝線のことだけを言えば、立山町の賛同を得ておりますので、今後、富山地方鉄道と富山県にもしっかりとご認識をいただいて、ご了解いただいて、今年中の申請を目指し、来年度から事業を始めます。そうしないと間に合わないのです。
富山地方鉄道さんは、もう切り離すと1回宣言されましたので、もともと今年は運行への支援というのは1年限りでやっていますが、その運行への支援は今年限りなので、来年からやはり再構築事業をやっていかないと、もともとの地鉄さんとの約束にも、県との約束にも乗らないということになりますので、少なくとも不二越上滝線、立山線はその方向でいこうと立山町長とは話をしておりますし、富山市はその方向でいくつもりであります。
【記者】
もう1点です。再構築に向けた議論が今進んでいる本線の方では、先月の再構築検討会で、知事の方から全線維持ということも前提に検討していこうということで方向性が示されたものの、富山市などは支持する考えを示されましたが、滑川市などは費用負担の議論をすべきではないかということで、結構慎重な姿勢を示されたかと思うのですが、これに対する富山市長としての受け止めと、また今後、意見の集約化をどのように進めていきたいかという考えをお聞かせください。
【市長】
まず、それぞれのまちづくりにとって、鉄道やバス路線はどのような役割を果たすかということを明確にする必要があると思います。
富山市はコンパクトシティを行っていて、今度、今年から始まった都市マスタープランでも、都市の再構築によるコンパクトなまちづくりを標榜していますので、その中での鉄道の軸、移動軸ですね。これは基本でありますので、しっかりと投資的な経費を投入していきたいと、活性化させていきたいと。まちづくりの方向性はしっかりしていますし、これをもう20年以上続けていますので、しっかりとやっていきたいと思います。
自分のことはそれまでなのですが、本線沿線には7つの自治体がありまして、それぞれ事情があります。滑川市の水野市長がおっしゃるように、きちんとした費用を示していただかないと、この先は議論できないということは、十分やはり行政の長としては理解はできます。やはり、これを示していかないと、なかなかGOはできないと言いますか、市民への説明という面もありますし、水野市長も相当悩んで、しっかりした発言をされたのではないかと理解もしておるところであります。
ただ、今後の費用負担の図が示されたからといって、その中身を一生懸命議論するというのが次の段階でありますので、(今後の費用負担の図を)示していただいて、そこへ行って、しっかりと乗りかけた船というか、電車から降りるということは絶対にあってはならないので、そこはやはり意見集約できるように、私もしっかりと議論に加わってまいりたいなと思っています。
【記者】
富山市の小中学校の体育館におけるクーラーの設置のことについてお伺いします。
熊本地震を受けまして、被災された方はこの暑さの中、なお避難を余儀なくされていらっしゃいます。富山市でもこの同じ時期に(地震が)起こりますと、小中学校の体育館等が避難所に指定されているかと思います。富山市におけるクーラーの設置率はかなり低いのかとも思っておりますが、今後の富山市の小中学校の体育館におけるクーラーの(設置)計画等がありましたら、教えていただけますでしょうか。
【市長】
今年、今工事を発注して、今入札をかけ直している最中でありますが、しっかりとした資料もお示しできて、入札参加資格のある方はどなたも手を挙げていただけるような資料提供をしながら、応札の期間も1か月延ばしまして、事業者さんに、今、仕事を出している最中でありますが、小中学校全体育館に3年がかりで空調を、クーラーですね、空調設備を入れるという計画を今しておりますので、どのような形で進めていくか、中身のことは教育委員会に聞いていただければ、スケジュールなどがわかると思います。3年間で全部設置するということだと思います。
【記者】
これ(熊本地震)を受けて、クーラーの設置の準備が早まるなどということはなく、やはり3年計画でいくということでしょうか。
【市長】
物の準備や施工のスピードがありますので、まずそれは3年でもかなり早く、急いでいただいているスケジュールだと思いますので。
一刻も早く設置したいのはやまやまですが、しっかりと工程を遅れることなく、工程通り、または前倒しで進めてまいりたいと思っています。
※発言内容を一部整理して掲載しています。・・・富山市広報課
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