定例記者会見 令和8年8月28日
- 日時 令和8年8月28日(金曜日)13時10分から13時50分まで
- 場所 市庁舎東館802会議室
冒頭コメント及び発表項目
令和8年8月26日からの大雨について
「YKK AP PRESENTS BLACK SAMURAI 富山 Homecoming」の開催について
1. 令和8年9月補正予算案の概要について(財務部 財政課)
2. 「オレンジの輪プロジェクト~認知症とともに暮らせるまち 富山市~」の開催について(福祉保健部 長寿福祉課)
3. 地区センターでのマイナンバー手続きの開始について(市民生活部 市民課)
4. 「第42回共同通信社杯競輪(GII)(ジーツー)」の開催について(商工労働部 公営競技事務所)

記者会見の内容
発表項目
令和8年8月26日からの大雨について
【市長】
まず、一昨日から県内に降り続いている豪雨に関する経過及び本市の対応について、報告を申し上げます。
8月26日の夜半から、激しい雷をともなって降り出した豪雨により、27日の早朝、富山市に「レベル4大雨危険警報」及び「レベル4土砂災害危険警報」が発表されたところであります。
このことを受け、本市では、土砂災害等の危険性に備え、土砂災害警戒区域を含む地域の指定避難所といたしまして、27箇所の避難所を開設し、同日、10時50分には富山地方気象台からの情報等を勘案し、対象区域に「高齢者等避難」を発令したところであります。
その後、再び雨量が増加するとの気象情報に加え、線状降水帯の発生の可能性があったことから、27日の13時に「富山市災害対策本部」を設置し、警戒体制の強化を図るとともに、15時30分に第1回災害対策本部員会議を招集しております。
今後予想される大雨に備え、市民の皆様の生命・安全を最優先に、できるだけ明るいうちに避難行動をとっていただけるよう、昨日16時に土砂災害の危険性がある地域に対しまして「避難指示」を発令したところであります。
本市が開設いたしました避難所へ避難された方々の人数でございますが、本日8時までに16人の方が避難され、うち、避難所で一晩を過ごされた方は7人いらっしゃいました。
本市全域に出された「レベル4土砂災害危険警報」につきましては、本日9時11分に「レベル2土砂災害注意報」に切り替わり、災害発生の可能性が低くなったことから、開設していた避難所を10時に閉鎖いたしました。
また、10時30分に第2回災害対策本部員会議を開催いたしまして、被害状況等の報告を受けたところであります。
現時点において、人身被害や甚大な建物被害が発生していないということを確認しておりまして、11時をもって災害対策本部を解散いたしました。
市民の皆さんには、引き続き、特に月末までは不安定な気象状況が続きますので、気象情報に十分警戒してお過ごしいただきたいと考えております。
「YKK AP PRESENTS BLACK SAMURAI 富山 Homecoming」の開催について
【市長】
8月22日土曜日、本市出身のNBAプレーヤーであります八村塁選手の渡米後初の公式凱旋イベントとなります「YKK AP PRESENTS BLACK SAMURAI 富山 Homecoming」が開催され、盛況のうちに無事終了することができました。
まずは、地元富山を盛り上げるため、今回のイベントのために帰ってきてくださった八村塁選手に心から感謝を申し上げたいと思っております。
また、開催にあたり、多大なるご協力を賜りました、BLACK SAMURAI、そして、北日本放送株式会社をはじめとし、富山グラウジーズやYKK AP、さらに富山アリーナコンセッション等関係の皆さんに心から厚く感謝を申し上げます。
当日は天候にも恵まれまして、アリーナ内のイベントでは、はじめに、「富山から世界へ」をテーマに八村選手とのトークセッションが行われ、新田知事、YKK AP株式会社の魚津社長と共に、私も参加させていただきました。
私からは、昨年、ニューヨークで本市の魅力を世界に発信したことや、環境施策の国際展開について、富山市の世界に対する挑戦を紹介しましたが、八村選手とのセッションを通じて、世界を意識することの大切さ、そして、その上で外に向けてアクションを起こしていくということの大切さを改めて感じることができました。
続いて実施されましたバスケットボールクリニックでは、県内の全市町村から招待されました201名のバスケキッズが、八村選手から直接指導を受けました。
参加した子どもたちの目の輝きや笑顔、一生懸命ひたむきにボールをドリブルしながら走る姿を見かけ、このような一生懸命な姿が本当に印象的でありました。
この日をきっかけに、「富山から世界へ」大きく羽ばたいてくれることを期待しております。
また、親水広場では、お祭りイベントや花火も行われまして、イベントコンセプトであります「富山県民が一斉に集まる日」となり、多くの人で賑わい、盛り上がっていました。
私も、本市の観光PRブースで、八村選手をお迎えし、「すしのまち とやま」をPRさせていただきましたが、イベントの様子は全国のメディアでも数多く取り上げられ、また、SNSでも数多く発信され、シティプロモーションの面でも大きな効果があったと考えております。
今後も、今回のイベントを一つのモデルケースとして、YKK APアリーナを拠点に、新たな賑わい創出や交流の促進、また関係人口の増大に取り組んでまいりたいと考えております。
令和8年9月補正予算案の概要について
【市長】
9月市議会定例会に提案いたします「9月補正予算案」について説明いたします。
まず、補正予算の規模につきましては、一般会計におきましては、24億2,400万円余りでありまして、特別会計におきましては、3億6,800万円余りとなっております。
以下、主な事業について説明いたします。
1つ目は、「熊本地震に伴う応援職員派遣費用」についてであります。
本年1月に締結いたしました「チームとやま」相互応援協定に基づきまして、8月7日から8月13日までと、8月12日から8月18日まで、それぞれ1名ずつ、熊本県宇城市へ本市職員を派遣いたしました。
被災自治体では、避難所運営や、り災証明書発行窓口など、相当数の人的支援が引き続き必要とされることが想定されるため、今後の応援要請にも速やかに対応できるよう備えるものであります。
2つ目は、「ランニングコミュニティによる出会い推進事業」であります。
10月に開業いたします「YKK AP ARENA」を活動拠点といたしまして、新たに、気軽に参加できるスポーツを通じた交流の場といたしまして、「ランニングコミュニティ」を立ち上げ、健康増進や出会いの創出を図るとともに、運動習慣の定着を目指してまいります。
3つ目は、「(仮称)とやまくすりミュージアム基本設計業務」であります。
7月の優先交渉権者の決定を踏まえまして、本契約後に基本設計業務を実施するものであります。令和9年度以降、実施設計、改修工事等を行いまして、令和10年9月に開館を目指しております。
4つ目は、「富山地方鉄道不二越・上滝線道路交通影響調査業務」であります。
再構築事業実施計画の作成に向けまして、運行サービス水準の向上や新駅設置に伴って、幹線道路や通学路等の踏切遮断時間の増加によります、渋滞などの道路交通への影響について、調査いたします。
5つ目は、「公共交通活性化事業基金積立金」であります。
市民生活を支える公共交通を維持するため、新たに公共交通活性化事業基金を設置し、令和7年度一般会計決算剰余金の一部等を積み立てるものであります。
具体的には、公共交通施設の更新、改良に係る経費や、公共交通の持続性の確保に資する施策全般に、この基金を活用してまいります。
6つ目は、「第31回全国消防操法大会出場事業」であります。
7月25日に行われました富山県下消防団消防操法大会の小型ポンプ操法の部におきまして、富山市消防団上滝分団が見事優勝され、10月31日に東京都江東区で開催されます第31回全国消防操法大会に出場されることから、大会出場に係る諸経費を計上するものです。
7つ目は、「小学校給食非喫食者補助金」であります。
今年度から、子育て支援施策の一環として、小学校の給食費の無償化を実施しております。しかし、食物アレルギーなどのやむを得ない理由によりまして、家庭からお弁当を持参される場合などは、給食費無償化の恩恵を受けることができません。
このため、学校給食の提供を恒常的に受けることができない児童の保護者に対しまして、お弁当などの食材料費への支援として、給食費相当額を補助するものです。
主な事業の説明は以上であります。
各事業の詳細につきましては、資料に記載の担当課にご確認いただきたいと思います。
また、補正予算案や9月議会に提出いたします議案につきましては、議案概要書や、議案説明資料、補正予算案の概要も参考にしていただきたいと思います。
9月補正予算案の説明については以上であります。
「オレンジの輪プロジェクト~認知症とともに暮らせるまち 富山市~」の開催について
【市長】
国では、認知症の方を含め、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現を目指しまして、令和6年1月に「認知症基本法」が施行されたところであります。
本市では、これまでも認知症に関する様々な取組を実施してまいりましたが、このたび、9月の認知症月間に合わせまして、広く市民の皆さんに認知症への関心と正しい理解を深めていただくため、認知症支援のシンボルカラーであります「オレンジ」をテーマといたしましたイベント、「オレンジの輪プロジェクト~認知症とともに暮らせるまち 富山市~」を開催いたします。
このイベントは、認知症の日である9月21日月曜日祝日でございますが、富山駅南北自由通路で開催します。
「認知症に関するパネル展示」をはじめ、認知症の方と介護者、それぞれの目線からよりよい接し方を学ぶ「認知症VR体験」、「企業・関係団体等による取組紹介」など、認知症について学べる内容となっております。
また、イベントブースで体験や展示等をご覧いただいた方には、認知症への理解を広げるメッセージシール付きの「オレンジ色の花をプレゼント」するという企画も予定しております。
イベント開催日の9月21日は、大型連休のちょうど中日となります。
開催場所である富山駅には、県内外からの旅行客をはじめ、多くの方々が来訪されることが見込まれます。
ぜひ、多くの皆さんに、このイベントにお越しいただきまして、認知症について考えるきっかけとしていただければ幸いであります。
また、このイベントに合わせまして、9月20日日曜日、21日月曜日・祝日の2日間、認知症月間の周知と認知症への理解促進を図るため、ご覧の市内のランドマークや協力施設を日没から22時まで「オレンジ色にライトアップ」します。一部施設は実施日時が異なりますので、ご注意いただきたいと思います。
なお、富山城につきましては、オレンジ色のライトアップに加えまして、城の壁面に「9月は認知症月間」という文字を投影することとしております。
さらに、9月1日火曜日から30日水曜日までの1か月間、オレンジ色を基調に、親しみやすく温かみのあるデザインの認知症月間専用のラッピングを施した「オレンジトラム」を運行いたします。
これらの取組を通して、市民の皆さん一人一人の認知症への理解がさらに深まることを期待するとともに、認知症になっても安心して、自分らしく暮らし続けられるまちづくりにつながっていくよう期待しているところであります。
地区センターでのマイナンバー手続きの開始について
【市長】
マイナンバーカードは、健康保険証としての利用をはじめ、コンビニでの証明書の取得や確定申告、マイナ免許証など、私たちの生活の様々な場面で利用する機会が増えておりまして、今や市民生活に密接に関係するものとなっております。
マイナンバーカードには、「カード本体」と「電子証明書」の2つの有効期限があります。
「カード本体」の有効期限が切れると、身分証明書として使用できなくなります。また、「電子証明書」の有効期限が切れると、マイナ保険証や各種証明書のコンビニ交付サービスなどで使用できません。このことから、有効期限が切れる前に更新手続きをする必要があります。
富山市民のマイナンバーカード保有率は、令和8年7月末時点で85.8%、全国では84.0%ですので、全国平均と比べて高い水準となっており、マイナンバーカードの円滑な更新体制の構築が課題となっておりました。
こうしたことから、本市では、これまで本庁市民課、各行政サービスセンター、各中核型地区センターでのみ行っていたマイナンバー手続きのうち、市民の皆様のニーズが高い一部の手続きを、昨年9月から呉羽地区センターで試行的に受け付けておりました。
このたび、更なるマイナンバー手続き体制の強化を図るため、本年9月1日火曜日から、新たに堀川地区センターと水橋西部地区センターでの受付も開始することとしました。
呉羽、堀川、水橋西部の3つの地区センターで可能な手続きにつきましては、電子証明書の更新やマイナンバーカードを利用した転入手続きなど、ご覧の通りとなっております。
受付時間は、月曜日から金曜日までの平日8時30分から16時30分までとなっております。
本庁市民課、各行政サービスセンター、各中核型地区センターと手続き可能な内容や受付時間が異なります。ご注意をお願いいたします。
今後につきましても、市民の皆さんの利便性が向上するよう、可能な範囲でマイナンバー業務を取り扱う地区センターの拡充を図ってまいりたいと考えております。
「第42回共同通信社杯競輪(GII(ジーツー))」の開催について
【市長】
まず最初に、プロモーションビデオをご覧ください。
(プロモーションビデオを再生)
10年間待っておりました、本当に。
富山競輪では、9月18日金曜日から9月21日月曜日・祝日までの4日間に渡りまして、10年ぶりとなる特別競輪「第42回共同通信社杯競輪(GII)」を開催いたしますのでご案内いたします。
この「共同通信社杯競輪」は競輪会の最高峰であるS級S班を含む、S級選手108名によるレースとなります。
また、未来のスター選手を目指す登竜門となるよう、若手選手がより多く選抜されるレースでもあります。
超一流選手によります迫力あるレースを開催し、新規ファンの獲得と車券売上の向上に努めてまいりたいと考えております。
地元の日本競輪選手会富山支部からは、村田祐樹選手、小堺浩二選手の2名が出場されます。
開催期間中は様々なイベントをご用意しております。
皆さんご存じの有名人が、富山競輪場にやってきまして「トークショー」や「お笑いライブ」を開催し、会場を盛り上げてくれます。
また、お子様も楽しめますよう「キャラクターショー」や「サイクルアスレチック」、県外からのお客様にも楽しんでいただけるよう「富山んまいもん市」や「北陸寿司アカデミー卒業生による寿司販売」などの企画もございます。
さらに、日本競輪選手会富山支部の選手もブースを設置されまして、ここでしか手に入らないグッズの販売を行われます。
詳しいイベント内容につきましては、富山競輪のホームページで公開しておりますので確認いただきたいと思います。
そして本日は、共同通信社杯競輪を宣伝し、盛り上げてくださいます「応援隊」の、さだありささんにお越しいただいております。
さださん、意気込みをお願いいたします。
【さださん】
応援隊のさだありさです。
共同通信社杯競輪開催を大いに盛り上げるよう頑張りたいと思っていますし、この4日間は富山県外からたくさんのお客さんがいらっしゃると思います。
競輪はもちろんですが、富山市のおいしい食べ物やお酒、景色といったPRも、開催期間中しっかりとしていきたいと思います。頑張ります。
【市長】
はい、ありがとうございました。
市民の皆さんにおかれましては、ぜひ、生で見ると本当に迫力がありますので、富山競輪場に足を運んでいただき、超一流選手の迫力あるレースを生で観戦していただきたいと思っております。
質疑応答
【記者】
水橋学園のスクールバスの件で1点質問です。
6月に踏切内にバスが取り残された事案を受けてその後の対応ということになりますが、2学期は始業式が延期となっておりますので、準備段階ということにはなるかと思いますが、2学期からできる限り踏切を通らないルートへ変更したという状況、そして学校ごとにスクールバスに特化した専用マニュアルをどのような内容で策定したかについてお聞かせください。
【市長】
6月24日に、今ほど挙げられました踏切内停車事故が発生いたしました。
この事故を受けまして、市教育委員会では、児童生徒の安全な送迎を第一に考えまして、児童生徒を乗せた状態では踏切を通過しないことなどを基本方針として、水橋学園スクールバスの運行ルート等の抜本的な見直しを行ってまいりました。
試行運行や保護者説明会を経て、新たな運行ルート、停留所及び運行ダイヤを決定いたしまして、2学期から、新たなルート等によるスクールバスの運行を開始することとしました。
なお、新ルートでの運行の開始に当たっては、運行初日の8月31日及び9月1日の登校時において、市教育委員会の職員が全てのバス停留所で見守りを行うこととしております。また、学園教職員がルートを変更したバスに添乗いたしまして、乗車指導に当たることも考えております。
次に、マニュアルについてですが、本市のスクールバスは、登下校に利用している学校だけではなく、学校行事用バスとしても市内の児童生徒が利用することから、全ての学校におきまして「スクールバス・学校行事用バス危機管理マニュアル」を作成いたしました。
その内容でありますが、市教育委員会が作成した危機管理マニュアルを踏まえまして、事故等が発生した場合に、学校が迅速かつ組織的に対応できるよう、心がけて工夫しております。
1つには、教職員の役割分担。
2つには、市教育委員会、運行事業者、警察・消防、保護者等との緊急連絡体制の整備。
3つに、事故発生時に確認する項目などを定めております。
また、スクールバスを登下校で利用する学校につきましては、マニュアルに加えまして、運行ルート図や利用する児童生徒の名簿などを備え付けたものとなっております。
このように、事故の再発防止、運行の安全及び危機管理対策が図られたところでありますが、今後は、全市的に情報共有を図りまして、全職員が安全対策について共通認識を持てるよう、組織を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。
【記者】
補正予算案について、事業を1つ教えてください。
公共交通のための活性化の基金を17億円という規模で創設された形ですが、富山市として、これまで公共交通を軸にしたコンパクトシティ政策を進めてきたという経緯があると思います。その中でのこの基金の意義と効果について教えてください。
【市長】
今、目前にあるのは、象徴的なのは、不二越・上滝線の鉄道事業再構築事業でありますが、これはまちづくりの一環として、鉄道はもちろんのこと車両や駅舎を含めてまちづくり全体を考えていく、このような事業になっておりますし、その中でも基軸になるのは不二越・上滝線であります。
また、ドライバーの不足が懸念されておりますが、これは電車もバスも同じなのですが、そのドライバー不足に対する問題もありますし、路線バスに限らず、コミュニティバスやAIオンデマンドバスなど公共交通全般に対しまして、人口が減っていくという中で基金化をして、しっかりと公共交通施策に充てていく原資が必要だということを目的に、一般会計決算剰余金等の中から17億円を積み立てるということにしております。ですから、主目的は公共交通の活性化になっております。
【記者】
戦災資料の常設展示に関して質問させてください。
先日市長から、戦災資料の常設展示を実現していくという趣旨のご発言があったと思います。もちろん、施設ができることは良いことだと思うのですが、一方で、戦後80年以上が経ってからようやく動き出したということになると思います。
富山大空襲を語り継ぐ会の方から、30年ほど前から市に要望されていると聞きました。そのような要望などもあった中で、なかなか具体的に市として設けてこなかった理由について、市長のご見解をいただけたらと思います。
【市長】
全国的に見て、戦災資料館やその類似施設、平和祈念館などですね、これは戦災地において設置されているという事例がたくさんありまして、それはそれで非常に大きな役割を果たしてきたんだなということは、30年前も今も変わらない非常に大事な施設であるんだという認識は持っておられると思いますし、私もそうでありますし、富山市の職員も歴代幹部も含めて、大切な施設であるという認識は持っていたものと考えております。
ただ、富山大空襲の場合は、市街地の99.5%以上が焦土になりましたので、現実的になかなか戦災の資料が集まりにくいということもあります。また、集まったとしても、その資料そのものは、その所持者の方の大切な遺品と言いますか形見であるとかいろいろありますので、その人にお返しするということが富山市の基本的なスタンスだったのです。
ですから、写真を撮ったり、資料の現物を調査したり、今でしたらデジタルアーカイブ化してホームページにアップしていますが、そのような活動をやってきたわけであります。
ちょうど昨年は(戦後)80年ということもありまして、私は市長に着任してから、自分自身もいろいろな戦地となったところ、例えば沖縄や鹿児島県の知覧やそのような記念館であるとか資料館をたくさん見てきた中で、私自身はあったほうがいいなと思っており、やはり80年経って、様々な方々が平和を将来に伝える活動をされてきた中で、その方々がどんどん高齢化されていくと、所持されていた資料もどんどんどんどんバラバラになって紛失してくということが見受けられたものですから、これはいけないなと、80年を1つの区切りとして舵を切ろうと。これは、しっかりとした生のものをちゃんと自分の目で見て、例えば、語る会の活動などもそのようなところで、しっかり人から人へ受け継がれるようにしていけばいいのではないかと舵を切らせていただきました。
ですから、戦争に対する遺品や平和の尊さをしっかりと管理したりしながら、戦争の悲惨さや平和の尊さを将来につなげていこうという、このような考え方については、富山市としては終始一貫そのような方向を向いているということをご理解いただきたいと思います。
【記者】
ということは、もちろん未来につないでいかなければならないという考え方はずっとあったけれども、遺品の収集というところで、実際の物を展示するだけの分を集めるという作業が市の方でできていなかったというのがなかなか実現できなかった理由ということでしょうか。
【市長】
(遺品)収集の呼びかけを行ったり、広報に載せたりしてもなかなか集まらないのです。なかなか収集できなかったということです。広報も何回もしてきたのですが、なかなか集まってこなかったということもありますし、それは事実であります。
【記者】
今回、常設展示に向けて動き出したということで、この点、今後、今市長の中でこのように収集について強化していきたいというところがあれば教えてください。
【市長】
なかなか遺品が集まりにくいと、戦時の遺品が集まりにくいと言いながらも、しっかりと保管しておられる方もたくさんいらっしゃいますので、そういう方々の協力をいただいて、まずはしっかりとした富山市としては富山大空襲の事実、時系列の事実と被害の事実であるとか、そのときの市民の皆さんの感情や思い出など、そのようなものをしっかり展示したいと思っています。
富山県と一緒にやりますので、富山県としてはやはり富山市もそうでありますが、まず恒久平和、先の大戦に至った歴史的背景や経緯などを含めて、富山県にどのような影響があったかということも含めて、そのようなものの展示にもなると思いますので、そこを今から県と市で詰めていきたいなと思っています。
【記者】
八村塁選手のイベントが非常に盛り上がりまして、もちろん八村さんの影響力が大きいと思うのですが、このYKK APアリーナという場所についてのポテンシャルについて、改めて市長はどう感じられたのかお聞かせください。
また、開業まで1か月ぐらいの中で、今回9月補正でもランニングコミュニティに関する予算がついていますが、今後、このYKK APアリーナという場所がどんな場所になっていけばいいなと何か思いを新たにした部分がもしありましたら、お聞かせください。
【市長】
YKK APアリーナにリニューアルして、10月1日にオープンしますが、八村選手の富山凱旋イベントでも非常に盛り上がったわけですが、要は富山のちょうど中心であるJR富山駅の徒歩圏内に立地しておりますし、富山市が再整備したブールバールが富山駅北からYKK APアリーナまで一直線にありますし、その先には環水公園や美術館など、いろんなポテンシャルの高いそれぞれ違ったエリアが広がっておりますので、その中でのYKK APアリーナというのは、非常に中心的な存在の1つではないかと思います。
グラウジーズやアクアフェアリーズ、アランマーレなどを含めて、室内スポーツ競技のトップレベルの試合が観戦できるということの魅力は1つあると思います。
それに、多くの県外のお客さんもアクセスしやすいと、日本全国から来やすいと、特に関東圏、関西圏、中京圏から来やすいですから、そのようなメリットは非常にあると思っています。
そこで、今までトッププロプレイヤーのスポーツやイベントも一定程度やっていたのですが、今まで以上に、例えば11月にTGC、東京ガールズコレクションもありますが、その他いろんなイベントを運営会社の方々が、今、予定しておられるようですが、スポーツの富山市総合体育館という位置付けはもちろんこれからもありますが、スポーツ拠点以外にもイベントなどの拠点として、県内外からお客さんに来ていただけるよう立地条件が揃っていると思っております。
親水広場は(アリーナの)外で実施するイベントと中で実施するイベントをつなげられるような、そんな空間なのですが、先日の八村さんのイベントのときは櫓を組んでお祭り広場にしたところですが、親水広場と富山駅から来るブールバール、歩行空間ですね、これとの一体感もありますから、体育館も含めて一体的に利用できるという良さもあの場所にはあると思います。このような意味で、YKK APアリーナのポテンシャルは、今までの富山市総合体育館にも増して、数段、格段上がったのではないかと思っています。
【記者】
共同通信社杯競輪が10年ぶりの開催ということですが、先ほど市長が「待ってました」というコメントをされました。これは、10年前に共同通信社杯を観戦したですとか、何か縁があるのでしょうか。
【市長】
10年前は実を言いますと、車券を買える方でしたので、車券を買ったりして協力はさせてもらいましたが、県議会議員の時に湾岸サイクルに何回か出場しまして、岩瀬で休憩ですとか発着するときにバンクを走れるイベントがあったのです。
私は自分の自転車でバンクを走ったことがありまして、すごく感動しましたし、去年は福井市で開催しましたので、福井市に行って引き継ぎもしてきましたが、バンクをS級選手が走ると本当に迫力がありますし、やはり競輪というのはスポーツですので、スポーツの側面がすごく強いですから、しっかりとあのような迫力のあるレースを、一流のレースを見ていただきたいなという思いを新たにしました。
※発言内容を一部整理して掲載しています。・・・富山市広報課
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