小児の肺炎球菌感染症
どんな病気?
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつです。この菌は、子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を引き起こします。
ワクチンについて
子どもで重い病気を起こしやすい20の血清型について、子どもの細菌性髄膜炎などを予防するようにつくられたのが、小児の肺炎球菌ワクチン(20価肺炎球菌結合型ワクチン)です。
20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)の定期接種化について
令和6年10月1日から、20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)が定期接種となりました。これにより、従来の13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)は定期接種で使用するワクチンから除かれます。ただし、15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)については、当面の間使用することができます。
今後、使用するワクチンはPCV20を基本とします。
PCV13を使用して接種を開始した方は、残りの接種をPCV20に切り替えて接種をします。
PCV15を使用して接種を開始した方は、原則残りの接種をPCV15で接種をします。
接種の年齢・間隔・回数について
接種年齢
生後2か月以上5歳未満
※標準的な接種年齢:初回接種の開始が生後2か月以上7か月未満
間隔・回数
(1)初回接種の開始が生後2か月以上7か月未満の場合(計4回)
- 初回はそれぞれ27日以上あけて3回
※ 2回目および3回目は2歳未満(標準的には1歳未満)までに終了させる
※ 2回目および3回目が2歳を超えた場合は行わない(追加接種は可能)
※ 2回目が1歳を超えた場合、3回目は行わない(追加接種は可能)
- 追加は初回終了後60日以上あけて1歳以降に1回
(2)初回接種の開始が生後7か月以上1歳未満の場合(合計3回)
- 初回は27日以上あけて2回
※ 2回目は2歳未満(標準的には1歳未満)までに終了させる
※ 2回目が2歳を超えた場合は行わない(追加接種は可能)
- 追加は初回終了後60日以上あけて1歳以降に1回
(3)初回接種の開始が1歳以上2歳未満の場合(合計2回)
60日以上あけて2回
(4)初回接種の開始が2歳以上5歳未満の場合(合計1回)
1回
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保健所保健予防課
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