定例記者会見 令和7年10月15日

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ページ番号1018005  更新日 2025年11月11日

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  • 日時 令和7年10月15日(水曜日)13時10分から13時39分まで
  • 場所 市庁舎東館大会議室

発表項目

1. 「プラスチック資源分別回収に関する実証事業」について(環境部 廃棄物対策課)

2. 「Buono!#とやまイタリアン2025」の開催について(商工労働部 コンベンション・薬業物産課)

 

 

 

写真:定例記者会見 令和7年10月15日

記者会見の内容

発表項目

「プラスチック資源分別回収に関する実証事業」について

【市長】 

 この度、本市と環境省が連携いたしまして、実施することになりました「プラスチック資源分別回収に関する実証事業」についてご案内申し上げます。

この事業は、家庭から排出されるプラスチック資源を可能な限り資源物として回収いたしまして、ごみの減量化と再資源化を推進することを目的としまして、令和7年11月の1か月間、大山地域で実施をいたします。

 本市では令和6年4月から、従来「燃やせるごみ」として回収していましたプラスチック製品を「プラスチック製容器包装」とまとめて「プラスチック資源」として回収し、リサイクルする「プラスチック資源一括回収」を開始しております。

このことにより、令和6年度のプラスチック資源の回収量につきましては、前年度から10%程度増加しました。

しかしながら、令和7年4月から8月のプラスチック資源の回収量は、前年度に比較しまして約3%減少しておりまして、回収量の増加が課題となっております。

また、現在、国におきましても、プラスチック資源の回収量の増加と再資源化の推進は重要な課題とされております。

 このことから、更なるプラスチック資源の回収量の増加を図るため、現在、「燃やせるごみ」として排出されている、水で洗っても汚れが落ちないプラスチック使用製品を「プラスチック資源」として回収しまして、再資源化できないかを検証するため、全国に先駆けまして、本実証事業を実施することとしました。

実証事業の期間中は、大山地域にお住まいの皆さんに協力をいただきまして、汚れが残っているプラスチック使用製品も積極的に「プラスチック資源」として排出していただき、プラスチック資源の回収量の増加を図ってまいります。

排出されたプラスチック資源は、環境省において組成分析や再商品化の検証を行い、今年度中に結果が取りまとめられる予定となっております。

現在、本市は、家庭ごみの有料化制度導入に向けた検討を進めております。

これまでも、生ごみの減量化や、紙・プラスチック資源の回収量を増やす取組など、有料化導入前に取り組むべき課題につきまして「ごみの減量化施策」を計画的に実施してきたところでございます。

本実証事業の成果が、本市のさらなるごみ減量化及び再資源化の促進に繋がることを期待しております。

「Buono!#とやまイタリアン2025」の開催について

【市長】 

 県産食材を生かしたイタリア料理を楽しんでいただくイベント、「Buono!#とやまイタリアン2025」の開催についてご案内を申し上げます。

今年度は、今週末18日土曜日、19日日曜日の2日間に渡って富山駅にて開催いたします。 

 本イベントは、県と富山市が中心となって組織した「#(ハッシュタグ)とやまイタリアン実行委員会」が主催するものでございます。

県産食材を活用したイタリア料理や、県産食材の飲食物販イベントを開催することによりまして、富山の食の豊かさや魅力を発信し、県内飲食店の振興と県産食材の普及と需要拡大を目的として、令和4年度から実施をしているものでございます。

今年度は、県内の人気イタリア料理店15店舗に加えまして、県内の3つのワイナリーのワインが集結いたしまして、県産野菜を使ったメニューや県産ワインを楽しむことができるほか、県産食材の直売なども行われます。

県産野菜を使ったメニューでは、山田地域で栽培されている「牛岳高原ばれいしょ」や、神明地区で栽培されている「名水神かぶら」を使用したものもございます。

この機会に、ぜひ皆さんに召し上がっていただきたいと思っております。

 18日土曜日は、ワインスペシャリストとして活躍されている沢樹 舞さんのトークイベントや、オペラ歌手の澤武 紀行さんによるオペラショーに加えまして、私と新田県知事、そして水野滑川市長によりますトークセッションなども予定しております。

19日日曜日は、「富富富ナビゲーター」池田 航さんのトークショーが予定されております。

また、両日ともに子供向けイベントとして、イタリアンマスクの制作や、テーブルサッカーの体験コーナーのほか、バルーンパフォーマンスなどの催しが予定されております。

詳細につきましてはお配りしたチラシをご確認いただきたいと思います。

是非、多くの皆さんにお越しいただきまして、おいしいイタリアンやワインをお楽しみいただければと思っております。

 

質疑応答

【記者】

富山地方鉄道の不二越・上滝線の再構築事業について、地鉄側への条件の提示や事業に係る試算など、どのようなスケジュールで今後どのような議論・対応を進めていくのかをお聞かせください。

【市長】

 まず地鉄の不二越・上滝線でございますが、鉄道事業再構築事業の検討における今後のスケジュールにつきましては、次回第3回になりますが、不二越・上滝線分科会を今月下旬頃に開催する予定としております。

その分科会におきまして、利便性に向けた具体的な施策や需要予測を提示するということになっております。それをもとに具体的な議論を行ってまいりたいと思います。

さらには、議論を踏まえまして、実施計画の素案をとりまとめてまいりたいとも考えております。

なお、鉄道事業再構築事業の実施に向けた富山地方鉄道への条件の提示などにつきましては、富山県や立山町と調整をした上で、適切な時期に行ってまいりたいと考えております。

今度の会議の場で、今後のスケジュール等も踏まえて、詳細なことが明らかになってきたり、そこで承認していただくと言うべきことがたくさんありますので、現在、私から申し上げることはこれまででございます。

【記者】

 新総裁が選出されましたが、これに関する市長の受けとめや期待することなどをお聞かせください。

【市長】 

 高市新総裁は、5人の党内選挙を勝ち抜かれて、地方票、国会議員票でも決選になりましたが、当選されたということで、まずはお祝いを申し上げたいと思っています。

前回も出馬され、今回も出馬されたということで、相当の覚悟を持って挑まれたものだと思っています。

政治家としては、本当に大ベテランでございますし、政策的にもしっかりしてらっしゃる方、加えて女性として初の総裁でございますので、我々もその部分で、高市新総裁のカラーを出せる部分を期待しているところであります。

直後に公明党が、連立離脱を表明されたということでありますが、その点については、新総裁を中心に、とにかく安定した政治というものは非常に大事だと思いますので、今後どこと連携を組むといったことも含めて、とにかく安定した政権を目指していただきたいと考えております。

【記者】 

まだ、新首相が決まっていないということで、政治空白が長引いていることについての受け止めをお聞かせください。

【市長】

 今まで自公政権が、与党の時代も野党の時代も一緒にやってきたわけでございますが、その間、政権与党の連立政権も、私が市長のときもそうですし、県議会議員のときもそうですが、地方の声を真摯に受けとめていただいて、しっかりと地方創生に対応していただいたと考えております。

 今記者がおっしゃる、政治空白については、これはもう絶対あってはならないことなので、今ちょうど地方の自治体は来年度の予算に向けて予算編成をしている最中であります。

 やはり国が政治空白なく、しっかり国会も議論を進めていただいて、来年度の予算について、しっかり方向性も具体的な額も含めて議決をしていただくことは、地方にとって、地方政治を進める上ではやはり非常に大事なので、できる限り政治空白なく、しっかりとスピード感を持って、安定した政治を目指していただければと考えております。

【記者】

 有権者としては、物価高対策にいち早くというところですが、まだ誰が首相になるかわからないですが、新首相に特に求めたいことをお聞かせください。

【市長】 

 やはり経済対策と物価高対策です。

ご存じのように、いろいろな指標はやや持ち直している中で、国際情勢やトランプ関税のような、外的要因で失速する可能性があるのでやはり注視していかなければならないという予想がたくさん出ていますが、いずれにしても、まだ物価の上昇に給料が追いついていないというか、賃上げが追いついていない状況というのは明らかでありますので、しっかりとその辺りも含めて、経済対策や賃上げ対策をやっていただいて、同時に、物価高対策についてもしっかりやっていただくということをお願いしたいと思います。

地方は本当に、少子化、そして高齢化、特に少子化というのは、お子さんが生まれないということもありますし、ちょうど就学や就職で首都圏に(人が)たくさん出ていくということもあります。

こういうことも含めて、地方創生、人口減少対策も含めて、しっかりと取り組んでいただければと思います。

【記者】 

 プラスチック資源の分別回収について、出し方を教えていただけますか。

【市長】

 今までは、富山地域で行っているものについては、プラスチックの日というものを決めており、プラスチック資源を1つの中身の見える袋に入れていただいて、プラスチック資源回収の日に、燃えるごみと一緒の場所に分けて出すという出し方なので、今の回収についても、そのような出し方で出してもらうということになると思います。

【記者】 

 基本的に出し方は変わらないということでしょうか。

【市長】

 そうです。ごみステーションに行ったら、プラスチックのコーナーが1つあり、そこに分けて置いていただくというだけです。

【記者】

 サラダ油などの油のプラスチック製容器についても、プラスチック資源分別回収に出して大丈夫なのでしょうか。

【市長】

そうです。今の実証実験では、まさにそのマヨネーズやサラダ油、ケチャップやソースといったものが付着してるものも出していただいて、そういうものを分別回収していけるのか、洗浄という工程が入りますが、それを果たしてリサイクルできて、どれぐらいの質のプラスチックと言いますか、リサイクルできるような質のプラスチックが確保できるのかといったことも含めての実験だと聞いておりますので、汚れが付着したまま出していただいて結構です。

【記者】 

 先ほどプラスチック資源の回収量が課題だということで、数字をお示しされたと思います。初年度は資源の一括回収量は増えてはいたけれども、今年度になって減少に転じているという認識でよろしいでしょうか。

【市長】

 そうです。昨年度から富山市だけでやっていますが、来年度からは、立山町や上市町、滑川市や舟橋村が入った富山広域圏で実施するのですが、今年度の富山市だけに限っては、前年度と今年度を比較すると、(回収量は)3%ぐらい減っているということになります。

【記者】 

 令和5年度の回収量は、一括回収が始まる前の段階で、2,342トン回収されていたことでしょうか。

【市長】

 5年度は資料に記載のとおりなのですが、その前は、婦中地区で実証実験をやっておりましたので、本格的に全地域に広げたのは、令和6年度です。

【記者】

 先ほど家庭ごみの有料化のお話も少し触れられていましたが、先週から、住民との意見交換会が進んでいます。こうした家庭ごみの有料化も、もちろんごみの減量化等を目標にされているものと思っていますが、改めて家庭ごみの有料化の動きと、このプラスチックの分別回収の実証事業との関連性についての認識と考えについてお聞かせください。

【市長】

 今でも富山市では燃やせるごみと言っていますが、プラスチックも燃やせるごみとして出した時期もありました。一方で、資源として有効活用できますので、そのように資源として、有効活用できるものをなるべく分けて燃やすごみを少なくしていくということで、例えば施設整備や運用に関わる経費といったものを抑えていくということは非常に大事だと思っています。また、焼却炉というものは、消耗が非常に激しいわけですから、燃やす量も少なければ少ないほど長持ちしますので、そのような炉や設備の延命化にもつながります。

 このようなことで、分別回収していくということは、燃やせるごみと言いますか燃やすしかないごみを減らすことで、いろいろな設備の長寿命化に繋がっていくと、そのことによって住民負担も和らいでいくということだと思います。加えて、やはり応分の自分が出したごみに対して、受益者負担というべきか、負担をいただくことに関しては、今我々が自分の出したごみに対して自分で責任を払う、そのために料金を支払うという、自分の出したごみに対する責任というものは1つありますが、自分が今料金を負担することによって、将来世代の負担を少なくしていくという意味合いもございますので、これはもう人口減少下にあって、両方が一気に来ましたが、同時に進めていかなければならないことだと思っています。

【記者】

 今年度の回収量が少し減少しているという中で、例えば、実際に住民の方からプラスチックごみの出し方などに関して、何かしら要望や意見などが届いているのでしょうか。

【市長】

 特に大きな意見が頻繁に来るというものはまだないですが、詳しくは担当部局に聞いていただければと思います。私が聞いている範囲では、今の出し方でわかりやすいので、同じ場所に1つの袋に入れて、まとめてプラスチック(資源)を出すという今のスタイルでいいのではないかということを聞いています。

『富山市ブールバール広場整備2025年度グッドデザイン賞の受賞について』

【市長】

 報道解禁が今日の13時30分でしたので、今13時30分なりましたので、もう1つだけ報告をさせていただきます。

 お手元に資料が配られたと思いますので、富山市ブールバール広場再整備でございますが、2025年度グッドデザイン賞に選定されました。

 その趣旨といたしましては、路面電車南北接続を契機に、富山駅北地区において、賑わいや滞在して居心地がいい、また歩いて回れるような歩行空間、このようなものを目指してブールバールの広場再整備をしてまいりましたが、このたび2025年度のグッドデザイン賞に選ばれたということでございます。

 グッドデザイン賞の中身やブールバール広場そのものは皆さんよくご存じの通りでありますが、富山市としては、非常に賑わいづくりや歩行空間の再整備等、またこのようなところでたくさんのイベントを開催することによりまして、市民の皆さんと共に賑わいをつくっていくと。そういうところが一番の目的でしたので、そこにこのグッドデザイン賞もいただいたということは、非常に今後のブールバール広場から親水広場、そして環水公園一帯に向けて、活用の幅や市民の利用に弾みがつくのではないかと嬉しく思っております。

【記者】

 プラスチック資源の回収量が今年度3%減少した理由について、市では仮定や想定はあるのでしょうか。

【市長】

 まだデータの分析等が終わっていないので、今ここではっきりこのような理由だというところまで掴めていないのですが、ごみ全体が今減ってきている状況がある中で、トータルとして、プラスチック資源の回収量も減少してきたのかなということは1つの理由であると思っています。

【記者】

 このような状況の中で実証実験をするわけですが、この実証実験を通して見えてくるものや期待することをお聞かせください。

【市長】

 先ほども申しましたが、プラスチックを資源としてリサイクルして、再商品化や再製品化していくということは、国策でありますし、我々地方都市としても、しっかりと進めなければならないと思っています。

 例えば車の部品、1つの車を作るために、再生プラスチックを何%使用しなければならない、そのような時代になっていますので、あらゆる商業製品、工業整備について、リサイクルの原材料の割合、製品の割合を何%以上にしましょうとこれからどんどん進んでいくと思いますので、そういう未来社会においては非常に意味があることだと思っています。

 これはプラスチックだけではなくて、ペットボトルや鉄、アルミなども含めてであると思いますが、資源にできるものは有効に分別して再資源化していくという取り組みがこれからますます進んでいくのではないかと思っています。

【記者】

 今ほど発表のあったブールバール広場のグッドデザイン賞の受賞についてです。まず受賞を受けての市長の受けとめと、どういった点が評価されたと考えておられるかお聞かせください。

【市長】

 ブールバール広場の整備目的については、配布させていただいた資料の上の方の段に書いてある通りだと思いますが、1つはやはり、広場そのもののデザインやそのコンセプトとデザイン、そして今現在その広場を活用している様子等も含めて、トータルでまちづくりやまちの賑わいを創出しているというところで評価されたのではないかと思っています。詳細については、担当課にご確認ください。

【記者】

 南北の賑わいづくりというところを市としても力を入れていると思いますが、こういったことをきっかけとして、今後どのようなまちの賑わいづくりをしていきたいか考えをお聞かせください。

【市長】

 まず富山駅は、富山市だけではなくて富山県の玄関口でありますので、これはやはり富山県の顔であるべきだと思っています。と同時に、富山市の顔でもあります。

今おっしゃった新幹線駅が乗り入れて、富山駅が高架化し、地鉄の一部が残っていますが、その整備が進めば、本当に平面で高架化した鉄道線が上にあって、平面で車も人も移動できるという従来の姿に戻り発展していくということであります。

この周辺は、今のブールバール広場の整備もそうでありますが、非常に賑わっていますので、今度は副都心とも言える、例えば南富山駅周辺や新富山口や東富山、水橋、呉羽などいろいろな副次的な機能を持つような副都心のようなところがありますが、このようなところの周辺整備に、その賑わいをつなげていけたらいいなと思っています。

つまり、コンパクトシティの第2章としては、そのような周辺の結節点をしっかりケアしていくというところにつなげていきたいなと思っています。

 

※発言内容を一部整理して掲載しています。・・・富山市広報課

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