「ゼロカーボンシティ」の表明
※令和3年3月、「富山市エネルギービジョン」を策定しました。
詳細は「3.ゼロカーボンシティの実現に向けた今後の施策展開」をご覧ください。
1.概要
菅首相によるグリーン社会の実現に向けた「2050年の温室効果ガス排出実質ゼロ」の表明(令和2年
10月)を契機として、脱炭素(ゼロカーボン)の実現に向けた機運が高まる中、「コンパクトシティのネクストステージ」を見据え、環境政策のさらなる強化により、持続可能なまちづくりの深化を図るため、「ゼロカーボンシティ」の表明を行います。
2.ゼロカーボンシティ表明の背景・意義
(1)急速な気候変動の進展
- 世界…豪雨・洪水・台風をはじめとする災害の激甚化
- 本市…令和3年1月の記録的大雪、ゲリラ豪雨をはじめとする異常気象の多発
(2)国の動向
- 「地球温暖化対策推進法」の改正(令和3年通常国会法案提出)
「2050年の温室効果ガス排出実質ゼロ」を法定目標とすることが盛り込まれています。 - 「グリーン成長戦略」の策定(令和2年12月)
温暖化対策を経済成長の制約やコストとする時代は終わり、積極的な温暖化対策の推進が「経済と環境の好循環」を創出する旨が掲げられています。
(3)環境モデル都市等の選定
本市がこれまで取り組んできた「公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり」に対して、国(内閣府)から以下の選定を受けています。
- 環境モデル都市(平成20年選定)
温室効果ガスの大幅な削減に高い目標を掲げ、先駆的な取組みを推進する都市 - 環境未来都市(平成23年選定)
温室効果ガスの排出削減だけでなく、同時に超高齢化等への戦略的な取り組みを推進し、持続可能な経済社会構造の実現を目指す都市 - SDGs未来都市(平成30年選定)
経済・社会・環境の三側面が調和した先進的な取り組みを推進する都市
(4)「第2次富山市SDGs未来都市計画」の策定(令和3年3月)
「コンパクトシティ戦略」と「包括的なエネルギー政策の融合」により、「経済成長と環境負荷の低減の同時実現」を図り、地域活性化・地方創生への貢献を目指します。
上記の背景を踏まえ、今回の「ゼロカーボンシティ」の表明は、脱炭素化に向けた地域での取組みやさまざまなステークホルダーとの連携の強化に繋がるものと考えております。
3.ゼロカーボンシティの実現に向けた今後の施策展開
(1)「富山市エネルギービジョン」の策定(令和3年3月)
今後、官民が連携し、地域が一体となってゼロカーボンシティの実現に向けた取組みを推進するにあたり、その方針・施策・温室効果ガス削減目標等を設定します。
(2)「市の率先行動」の推進
上記ビジョンに位置付ける施策のうち、以下の取組みを「市の率先行動」として推進します。
- 公共施設におけるエネルギー利用の効率化の推進
本庁舎等におけるRE100(使用電力の100%再エネ化)、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)化の推進 - 自立分散型エネルギーシステムのモデル形成・展開
再エネ由来電力の活用拡大、災害時のBCP(事業継続計画)対策を強化したサステナブルゾーンの構築
(3)脱炭素化に資する事業への機動的かつ柔軟な財政対応
民間企業等との協働事業や全庁的な取組みの推進に向けて、国の補正予算等への迅速な対応、予算編成における「脱炭素推進枠」の創設等を実施します。
4.ゼロカーボンシティ宣言書
5.今後の施策展開及び温室効果ガス削減見込み
問い合わせ先
〒930-8510
富山県富山市新桜町7番38号
富山市 環境部 環境政策課 未来都市推進係
電話番号 076-443-2053
Eメール kankyousei-01@city.toyama.lg.jp
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