定例記者会見 令和5年4月17日

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ページ番号1012519  更新日 2023年8月4日

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  • 日時 令和5年4月17日(月曜日)13時10分から13時50分まで
  • 場所 市庁舎東館8階802会議室

発表項目

  1. 第7回UNECE国際PPPフォーラムへの参加について(企画管理部 行政経営課)
  2. 令和5年度実施予定の富山市職員採用試験について(企画管理部 職員課)
  3. 「コンビニ交付サービス」における各種証明書の手数料減額について(市民生活部 市民課・財務部 納税課)
  4. 路面電車南北接続による効果について(活力都市創造部 交通政策課)
  5. 「サミット給食」について(教育委員会事務局 学校保健課)

写真:定例記者会見 令和5年4月17日

記者会見の内容

発表項目

第7回UNECE国際PPPフォーラムへの参加について

【市長】
本市では、これまで学校や斎場などにおけるPFI事業や、中心市街地における学校跡地をPPP事業により活用するなど数多くの官民連携事業に取り組んでまいりました。このような本市の取組がUNECE(国連欧州経済委員会)から評価され、来月3日から5日にかけてアテネにおいて開催される第7回UNECE国際PPPフォーラムに招待があったことから、市長である私が参加することとなりました。このフォーラムは、SDGsの実現に向けた各国のPPPの事例や官民連携による循環型経済などについて、国や地方公共団体、民間企業、研究者などが集まって発表や討論を行う予定となっております。

本市が事例として発表する項目は、PPPに関する取組として総曲輪レガートスクエア、SDGsに関する取組として「富山市 持続可能な開発目標」であるSDGsレポートを予定しております。

市としましても、このような国際会議において本市の取組を紹介することは、国内外における富山市の認知度を高めるとともに市民のシビックプライドの向上にもつながることから、有意義な機会にしたいと考えております。

 

令和5年度実施予定の富山市職員採用試験について

【市長】
令和5年度実施予定の富山市職員採用試験について、ご案内させていただきます。一部の情報につきましては、速報として、既に3月31日に市ホームページ上で公表しておりますが、この場をお借りして、改めて周知をお願いするものです。募集職種や採用予定人数につきましては、お手元の資料のとおりです。今年度の新たな取組や変更点を中心に、3点ご説明いたします。

まずは、受験案内公表日の前倒し等についてです。6月に筆記試験を実施する職種、主に上級職でありますが、これらにつきましては、例年5月20日に受験案内を公表しておりました。これを1か月早め、今年度は4月20日(木曜)に公表し、翌日の4月21日(金曜)から、受験申込を受け付けることとしております。一方で、受付の終了日は、昨年度と同様、5月31日(水曜)までといたします。受付期間を1か月程度延長したことにより、ゆとりをもって、受験を申し込むことができるようになりますので、これまで以上に受験機会の拡大、志望者の増加につながるものと期待しているところであります。

2点目は、上級技術職の教養試験の廃止です。大学卒業程度であります。これは、土木や建築などの上級技術職に限る対応として、筆記試験のうち教養試験を廃止するものであります。その趣旨としましては、民間企業への就職と比べ、試験対策が必要となる教養試験を廃止し、試験の負担軽減を図ることで、土木などの専門分野を大学等で履修した、より多くの皆さんに、富山市役所への就職を選択肢の一つとしていただき、技術系職員の確保につなげるものであります。

3点目は、新たな試験区分による職員募集です。今年度、新たに3つの試験区分を設け、募集することといたしました。
まず、これは高校卒業程度でありますが、初級技術職の募集です。技術系職員の確保に向けて、県内の高校等で、土木や建築、電気、機械といった専門分野を学んだ人材を新たに募集するものです。なお、試験は9月に実施する予定としております。
次は、デジタル人材の募集です。本市のスマートシティ政策のさらなる推進を図るため、情報技術に関する有為な資格や職務経験を有する人材を別枠で新たに募集するものです。これも、試験は9月に実施する予定としております。
最後は、産育休代替任期付職員の募集です。育児休業に関しては、地方公務員の育児休業等に関する法律等が改正され、取得回数の制限緩和として原則1回が原則2回になったことや、夫婦交替での取得、男性職員の取得促進に向けた新たな措置が講じられたところであります。本市といたしましても、男女を問わず、職員が育児休業等を取得しやすい職場環境づくりに向け、さまざまな取組を今後一層進めていく必要があるものと認識しております。その取組の一つとして、育児休業等の期間に限った任用ではありますが、正規職員と同様に、本格的な業務に従事することが可能な任期付職員を新たに募集するものです。これにより、職員が安心して育児休業等を取得できるよう後押しするとともに、育児休業等を取得した職員のいる職場のマンパワー不足を解消し、職務の執行体制を確保できる職場環境を整えてまいりたいと考えております。
なお、筆記試験は6月と9月の年2回の実施を予定しております。この任期付職員の採用試験に合格した方は、本市の採用候補者名簿に3年間登載され、代替職員が必要となった場合に、早ければ今年度の途中から、順次採用していく予定としております。

以上が、今年度に実施予定の採用試験に関する変更点の概要であります。
このほか、看護師などの医療系職種などについては、詳細が決まり次第、改めて市ホームページ等で公表する予定としております。

市町村は、国や県とは違って、住民に最も身近な基礎自治体であります。その業務は、フェイス・トゥ・フェイスの市民サービスを基本として、市民の安全・安心な暮らしに直結したまちづくりに貢献できる、大変やりがいのある仕事であります。公務員を志望される方は一定程度いらっしゃると思いますが、中でも市町村行政に興味や関心を持っておられる方には、ぜひ、富山市の職員として、「幸せ日本一とやま」の実現に向け、私たちと一緒に働いていただきたいと考えております。意欲と情熱にあふれる多くの方に本市の採用試験を受験していただくことを願っております。

 

「コンビニ交付サービス」における各種証明書の手数料減額について

【市長】
本市では、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストアで住民票などの各種証明書を取得できるコンビニ交付サービスを、令和2年3月から実施しております。これまで、手数料については、市民課や納税課、地区センターなどの窓口で発行した場合と同額としておりましたが、このたび、資料にありますとおり、それぞれ100円減額することといたしました。期間は、本年5月1日から令和7年4月30日までの2年間といたします。今回、手数料を減額する狙いとしましては、マイナンバーカードの利便性を高めることで、カードのより一層の普及を図るということであります。

コンビニ交付サービスは申請書を記入する必要もございませんので、市民の皆さんには、この減額をきっかけにコンビニ交付サービスをご利用いただくことで、コンビニ交付サービスの便利さ、マイナンバーカードの利便性を実感いただけるものと考えております。また、コンビニ交付サービスでは待ち時間も少ないことから、そちらを利用していただく機会が増えれば、将来的には窓口の混雑緩和にもつながるのではないかと、期待しているところであります。

コンビニ交付サービスの利用時間等につきましては、これまでと特に変更はございませんが、6時30分から23時まで、利用が可能です。必要なものは、マイナンバーカードと、カード交付時にご自分で設定された数字4桁の暗証番号、そして手数料です。利用方法につきましては、資料に記載のとおりです。最寄りのコンビニにあるマルチコピー機の「行政サービス」ボタンから開始し、画面の案内に従って、マイナンバーカードを読み取って進んでいきます。

なお、今回の手数料減額に伴い、4月30日にシステム改修を予定しており、一旦、サービスの利用を停止しますので、ご不便をおかけすることになると思いますが、お知らせいたします。停止時間など、詳細については、ホームページにも掲載いたします。

 

路面電車南北接続による効果について

【市長】
令和2年3月に開業した路面電車の南北接続につきましては、令和5年3月で3周年を迎えました。これまで、路面電車の一日の全利用者を対象とした利用実態調査や、利用者及び沿線住民、沿線企業等へのアンケート調査などを実施しており、開業後3年間の調査結果につきまして、ご報告いたします。

まず、富山駅北側の富山港線区間において、南北接続前の令和元年と令和4年の利用者数を比較しますと、平日、休日ともに南北接続前の約1.1倍に増加しております。
路面電車利用者を対象としたアンケート調査によりますと、利用者の17%が南北接続により、新たに路面電車を利用するようになった方であり、そのうち半数の方が自家用車から転換されております。
また、富山駅の南北をまたぐ路面電車の利用者につきましては、南北接続前と令和4年を比較しますと、平日は約2.4倍、休日は約2.6倍に増加しております。
次に、南北をまたぐ路面電車利用者の発着場所の変化をみますと、平日における富山港線区間から市内電車区間への移動では、乗車する停留場として「岩瀬浜」や「蓮町」、「城川原」、「粟島」、「下奥井」等の利用が大きく増加しております。降車する停留場としましては、「富山大学前」や「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前」、「南富山駅前」の利用が増加するとともに、富山駅に比較的近い「県庁前」や「電気ビル前」、中心商店街の「西町」や「グランドプラザ前」へのアクセスも増加しております。
さらに、中心市街地を訪れる頻度をみますと、路面電車利用者の2割程度の方が、南北接続により中心市街地へ買い物に訪れる頻度が増加しております。富山港線沿線の居住者におきましても、27%の方が、南北接続により中心市街地への来訪頻度が増加しております。
このほかにも、路面電車沿線にある中学校の生徒からは、「路面電車一本で自宅から高校まで通えるようになり、進学先として興味を持った」との声も聞かれており、学生の進学先選択にも少なからず、影響があったものと考えております。

市としましては、南北接続により、路面電車の利便性が大幅に向上したことに加えて、今後も中ホールの開館やブールバールの再整備などにより、路面電車の更なる利用促進につながるものと期待するとともに、沿線の(にぎ)わいを創出し、地域経済活性化などにも寄与しているものと考えております。

 

「サミット給食」について

【市長】
令和5年5月12日(金曜)から15日(月曜)にかけて、富山県と石川県の共催で開催されるG7教育大臣会合を機会に、子どもたちが世界の食や食文化に触れることにより、他国を知りたいと思う興味や関心を引きだし、理解を深めるとともに、おもてなしの機運を醸成するため、本市の小・中学校と幼稚園において、「サミット給食」の提供を行うものです。
サミット給食は、G7教育大臣会合に参加する主要7か国の料理を給食の献立にそれぞれ取り入れたものであり、4月17日(月曜)から5月12日(金曜)にかけて、富山市立小・中学校、幼稚園において、順次、実施いたします。

献立の内容は、ご覧のとおりです。本市における学校給食は、市内を5ブロックに分けるとともに、その日の献立は、ブロック間で異なる内容のものを提供しております。スライドにあります献立は、ある1つのブロック内での実施日の例を示したものでありますので、先ほど申しましたように、他のブロックでの実施日は異なります。

なお、令和5年4月19日(水曜)の12時頃からは、私も宮口教育長と一緒に、新保小学校におもむき、児童と一緒に、このサミット給食を味わう予定にしております。当日の献立はイギリス風で、マルガトーニという英国風カレースープや、紅茶ムースが出されるとのことなので、とても楽しみにしております。

 

質疑応答

【記者】
G7教育大臣会合について、開催まで1か月を切りました。県や市でも関連イベント及びそれに向けた準備が進められていますが、市長として各国の教育大臣を迎えるにあたり、現時点での準備状況についてお聞かせください。また、庁舎内で職員に呼びかけていることがあればお聞かせください。

【市長】
G7教育大臣会合の開催まで残り1か月を切り、目前になってまいりました。いよいよ近づいて来たという気持ちです。昨年末には、永岡文部科学大臣に富山市にお越しいただき、視察していただきました。国際会議場やガラス美術館などの施設を見ていただきました。また、2月には、各国の大使館関係者に、市内の現地視察をしていただきました。市役所あるいは県庁においては、カウントダウンボードを設置したり、ロゴマークを活用したPR活動、あるいは、本市を訪れる関係者に配布する啓発用グッズ(の制作)などに取り組んできました。永岡文部科学大臣からは、(視察の)その日は立山連峰も綺麗に見えましたので、「市内のビルの間から見える立山連峰がすごく素敵ですね、まちの中も本当に綺麗でいいですね、どこを切り取っても絵になるようなまちですね。なぜ、もっとPRしないんですか。」と叱咤(しった)激励(げきれい)とお褒めをいただいたこともありました。いずれにしましても、万全の体制でお迎えしていきたい、まちをより綺麗に磨きをかけていきたいという気持ちが高まりました。4月1日からは、路面電車3両にG7のロゴマークのラッピングを行っています。市民の皆さんからも、ラッピング電車が良いね、という声もいただいており、このようなところからも徐々に機運が高まってきているのではないかと思っています。

このほか、G7教育大臣会合の関連事業としましては、本日17日から5月12日までの間、先ほど(発表項目の中で)説明した「サミット給食」が市内全域で行われます。これも、教育委員会と協力して力を入れている事業であります。何と言いましても、子どもたちが主役でありますので、子どもたちが盛り上がることが必要だと思っております。また、4月27日には、グローバルな視点からモビリティ・マネジメントを推進するため、市内の小学生と、スペイン、インドネシア、マレーシアの各都市の小学生がオンラインで意見交換を行う「G7のりもの語り教育国際会議」を開催いたします。子どもたちの発表も、非常に楽しみにしています。さらに、会合直前の5月10日には、市と県の職員が連携して、富山駅や国際会議場周辺において環境美化活動を行うこととしております。市の職員には、このような機会をとらえて、積極的に美化活動等にも参加していただきたいと考えています。このほか、民間の団体の方もG7教育大臣会合と銘打って自主的に美化清掃活動を行っていただくと聞いておりますし、機運が盛り上がってきていると思っています。

石川県、富山県、金沢市、富山市でしっかりとスクラムを組んで、成功に向けて頑張っていきたいと思っています。

【記者】
先日、岸田首相の近くで爆発物騒ぎがありましたが、昨年の安倍元首相、現職の首相と9か月の間にこのようなことが続いたことについてどのようにお考えですか。また、今回の教育大臣会合の警備体制について、何か思うことがありましたら教えてください。

【市長】
今般の岸田総理の襲撃でありますが、まさに選挙中でありますし、民主主義の根幹である選挙活動の際に、このような暴挙があったということは非常に許しがたい、断じて許せないことだと、腹立たしく思っています。このようなことは絶対にあってはいけないことです。
また、今回のG7教育大臣会合(の警備体制)でありますが、これは第一義的には警察主導でありますが、富山市としては、県と連携して、県警の警備や安全対策がしっかりスムーズにできるように協力していきたいと思っています。安全対策については、警察の方針に従って、しっかり協力していきたいと思います。

【記者】
国際PPPフォーラムの参加について、実際に市長がトップセールス的にアピールする予定ですか、それとも職員の方が発表されるのですか。

【市長】
私はPPP、SDGsそれぞれについて、プレゼンテーションの機会を与えられていますので、それぞれにプレゼンテーションをしたいと思っています。また、レセプションが2日間行われることになっていますので、その場でもトップセールスとして、もちろんPPPやSDGsは意見交換の場として重要ですが、その他に富山市が行っている政策や観光なども含めて富山市のPRをトップセールスしてきたいと思います。

【記者】
以前、スペインに行かれて、いろいろな政策を取り入れるということで、実際にタッチ決済(オープンループ乗車システムの社会実験)などは市長の思いが入った形だと思います。今回はPPPがメインではありますが、実際に行かれることでアピールしたい点や、富山市の施策に取り入れたいことはありますか。

【市長】
もちろんメインはPPPとSDGsでありますので、まずは富山市の政策をしっかり発表するということが与えられた使命だと思います。その他にPPPに関する先進的な事例や、民間の先進的な事例なども含めて、かなりたくさん良い事例が発表されるとお聞きしていますので、その中で良いものがあれば、ぜひ、富山市に持って帰りたいと思います。
加えて、今回、アテネで開催されますので、もちろんDXも進んでいるわけですが、文化や食というのは世界的に有名なものもたくさんありますので、それらをどのようにしてPRしているのかということをしっかり勉強してきたいと(思います)。観光も含めて、文化、食、そのあたりをしっかり勉強して来たいと思っています。

【記者】
路面電車南北接続による効果について、富山港線、(駅の)北側部分の利用が増えたということでしたが、一方で、全体(市内電車区間の利用者数)では、令和元年と令和3、4年の比較で見ると利用者数が1割程度減っています。コロナの影響も大きいと思いますが、このデータを見て市長としてどのように課題を感じていますか。また、富山市の軸となるコンパクトシティとしての交通政策は大事だと思いますが、今後、どのように取り組んでいくか考えをお聞かせください。

【市長】
今おっしゃられたように、コロナの影響というのは、コロナ禍前からいうと(約)4年間になりますが、避けられなかったと、数字を見て率直に思っています。ただ、南北接続したことによって、利便性が高まったということは明らかであります。要は市民の方々の使い勝手が良くなったということだと思います。このような目線で、交通政策をやっていきたいと思っています。とかく大きなお金をかけて、何か投資をしたり、いろいろな交通政策やまちづくりという局面も大事なんですが、市民にとって本当に使い勝手の良いことを、市民の不便さをどうすれば解消できるかという市民目線、それが一番大事だと思います。ですので、南北が接続したことは、今まで(乗り継ぎのために)乗ったり降りたり、雨の日や雪の日もありますし、そのような(わずら)わしさがなくなったということで、利便性が向上したから、その区間を移動する方が飛躍的に増えたということは確かだと思います。そのような観点、利用される方の観点から交通政策を考えていくということも、しっかりとやっていきたいと感じています。

【記者】
先日、県議会議員選挙が終わりました。投票率について、特に富山市第1(選挙区)のように40パーセントを下回ったところもありますが、その結果についてどう受け止められていますか。また、投票率を上げるために考えていかなければならないこと、どのようなことができるのか、考えがあれば教えてください。

【市長】
これも諸外国の取組などを見ていると、デンマークなどでは(投票率が)90パーセントを超えていたりすることもありますよね。市議会議員選挙、県議会議員選挙、国政選挙等、デンマークでも同様に選挙がありますが(、投票率は高いです)。そういうのを見ていると、やはり小学校や中学校、高等学校など、その年代によって、主権者教育を学校でやっているんですね。私も視察でその授業に参加させていただきました。高校生だったのですが、1人の仮想立候補者が政見を訴えるわけです。また別の仮想立候補者が(政見を訴える)。それは生徒なんですが、(それを聞いて他の生徒が)模擬投票をするわけです。なぜこの人に投票したか、そのようなディスカッションをしたり、最終的には、この1票を投じることで自分たちの意思を政治に活かしていくという教育が、(それぞれの)年代でしっかりされているわけです。市長の立場から言うと、投票率が4割を切ったというのは、本当に危機感を感じますし、それだけ選挙に参加していないということを本当に強く感じます。裏を返せば6割以上の人は(投票に)行かないということですので、非常に危機感を持っています。
それと大事なのはやはり各年代における主権者教育ではないでしょうか。それを継続して行っていかないと、ますます、(投票率が)下がっていく。また、私たち政治家も、わかりやすく情報発信しながら、有権者の方々に政策をわかってもらう、投票の必要性をわかってもらう、そのような努力もしなければいけないと思っています。今回の県議会議員選挙では、情報発信をわかりやすくされた方がかなりいらっしゃいましたので。ただ、投票率が下がったことは残念でした。

【記者】
今月1日に城址大通りで車と自転車の死亡事故がありました。現場の駐車場と道路はどちらも富山市の管轄だったと思います。(事故の)内容として、車の過失が前提だと思いますが、その上で市の安全管理が十分だったのかということについては、どのようにお考えでしょうか。

【市長】
まずは、大変痛ましい事故であり、お亡くなりになられた方には心から哀悼の意を表したいと思います。また、ご家族の皆さんには心からお悔やみを申し上げたいと思います。

駐車場の出入口ですが、危ない場所という認識を持っているものですから、今までも出庫する時に、電光表示で知らせたり、ブザーで知らせたりしながら、管理をしてきたわけです。今回の事故に関しましては、現在警察で事故検証が行われ、それが上がってくると思いますので、こういうものをしっかり検証しながら、市として対策が取れる部分があれば(対策を)講じていきたいと思っています。

【記者】
危ない場所という認識はあって(対策を講じるということでしょうか)。

【市長】
そうですね。一般的に、(危険な箇所は)ここだけではないです。市役所の公用車駐車場もそうですし、一般の方の駐車場も全て歩道を通って(出入りして)いくわけですから、そのような場所がたくさんあるわけです。ですから、危ない場所の一つであると認識していますので、今回の事故もしっかり検証して、どうすれば防げるかというように、必要な対策があれば講じていきたいと思っています。

【記者】
遺族や専門家などからは警備員を置くべきだったのではないかという声もありますが、そのあたりはどう感じましたか。

【市長】
事故の内容について警察の検証を見ながら、今おっしゃられたようなことも含めて検討してまいりたいと考えております。

【記者】
これから具体的に対策を検討していきたいということでしょうか。

【市長】
そうです。

【記者】
この(事故の)現場に関して、市の安全管理については十分だったと感じていますか。

【市長】
事故が起きたことに関しましては、他の駐車場でも起こり得る内容の事故だというように認識しておりますが、事故が起きた場所は、特に歩行者も多いですし、入出庫も多いわけですから、危険な場所だったというようには認識しております。

 

※発言内容を一部整理して掲載しています。・・・富山市広報課

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