定例記者会見 令和5年6月30日

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ページ番号1013271  更新日 2023年7月20日

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  • 日時 令和5年6月30日(金曜日)15時から15時30分まで
  • 場所 市庁舎東館802会議室

発表項目

  1. 「富山ガラス大賞展2024」作品募集について(企画管理部 ガラス美術館)
  2. 企画展「日本近現代ガラスの源流」の開催について(企画管理部 ガラス美術館)
  3. 「こどもまんなか応援サポーター」宣言について(こども家庭部 こども支援課)
  4. 大沢野地区におけるグリーンスローモビリティの運行社会実験について(活力都市創造部 交通政策課)

写真:定例記者会見 令和5年6月30日

記者会見の内容

発表項目

「富山ガラス大賞展2024」作品募集について

【市長】
ガラス美術館では、現代グラスアートの最新成果を把握し、その発展に貢献することを目的とした国際公募展、「富山ガラス大賞展2024」を令和6年に開催することとしております。トリエンナーレ形式で開催する公募展です。2018年、2021年に続き、今回が3回目の開催となります。

これに先駆けまして、令和5年7月10日(月曜日)から11月10日(金曜日)までの4か月間を、作品募集期間とします。年齢、国籍による応募の制限は一切なく、また、応募申込料は、前回と同じく、無料となっております。ガラスを主体とした作品であれば、ジャンルや技法等は問いません。作品規定や応募方法の詳細につきましては、「富山ガラス大賞展」公式ウェブサイト等でご確認ください。

賞につきましては、大賞が1点で副賞として賞金300万円、金賞が1点で副賞100万円です。銀賞は2点で副賞が各30万円、審査員特別賞は5点で、副賞が各10万円となり、賞金総額は、510万円となっております。 

審査につきましては、1次、2次ともに、国外審査員3名、国内審査員2名の5名で行う予定です。前回は1次、2次で異なる審査員にお願いしておりましたが、今回はグローバルな視点で、かつ、一貫した審査を行うため、1次、2次を同じ審査員で行うこととしております。

今後の主なスケジュールにつきましては、お手元の資料をご覧ください。

前回の「富山ガラス大賞展2021」では、新型コロナウイルス感染症が拡大する中にあっても、世界51の国と地域から1,126点もの応募があり、創造力豊かな数々の作品を、本市でご紹介させていただきました。今回もぜひ、趣向を凝らした多くの作品が、広く国内外から寄せられることを期待しております。

企画展「日本近現代ガラスの源流」の開催について

【市長】
ガラス美術館では、7月8日(土曜日)から、新たな企画展としまして、「日本近現代ガラスの源流」を開催いたします。

明治以降、新しい時代の幕開けと共に、西洋式のガラス製法が導入され、日本でも幅広くガラス製品が生産されるようになる中、芸術としてのガラス作品制作に新しく取り組む動きも始まりました
特に昭和初期からガラス芸術の地位向上に奮闘した、岩田(いわた)藤七(とうしち)各務(かがみ)鑛三(こうぞう)を先駆者とし、その後、多くの作家たちが、ガラスによる独自の表現を追求し、日本のガラス芸術分野を切り開いていきました。
本展では、1870年代から1970年代前半までの、およそ100年の動きを追いながら、各時代、各作家の重要作品と関連資料、約180件を展示し、日本の近現代ガラス芸術の流れを紹介いたします。

会期中の関連プログラムとしましては、8月にガラス工芸史家の井上(いのうえ)曉子(あきこ)氏をお招きし、「品川(しながわ)硝子(がらす)と近代日本のガラス工芸」と題した記念講演会を開催します。また、9月には、ガラス造形作家の勝川(かつかわ)夏樹(なつき)氏を講師とし、ワークショップを行う予定としております。そのほか、関連イベントについては、お手元の資料のとおりです。

今日の日本の現代ガラス芸術の礎となる100年をたどる、非常に重要な展覧会になると考えております。この展覧会がガラス表現の奥深さと魅力を発信し、幅広い世代の方がガラス美術館を訪れるきっかけになることを期待しております。

「こどもまんなか応援サポーター」宣言について

【市長】
こども家庭庁では、「こどもたちのために何がもっともよいことかを常に考え、こどもたちが健やかで幸せに成長できるような社会を実現する」という「こどもまんなか」の趣旨に賛同し、その取り組みを応援し、自らもアクションに取り組んでいただける個人や地方自治体、団体、企業を「こどもまんなか応援サポーター」と位置づけ、こどもまんなか社会の実現に向けた機運の醸成を図っておられます。
本市も、「こどもまんなか」の趣旨に賛同し、「こどもまんなか応援サポーター」として「子育て日本一とやま」を目指して取り組んでいくことを宣言します。
動画を作成しましたのでご覧ください。

※動画の再生(約1分)

この動画は、市ホームページや市公式SNSで公開します。また、「こどもまんなか」の趣旨に賛同する個人や企業、団体の輪が広がっていくことを期待しています。

大沢野地区におけるグリーンスローモビリティの運行社会実験について

【市長】
は、持続可能な地域公共交通網の形成やJR高山本線の利便性向上を目的に、環境にやさしく低速で安全なグリーンスローモビリティのランドカータイプを新たに導入し、7月4日(火曜日)からの約2か月間、大沢野地区において、運行社会実験を実施いたします。

今回、社会実験を行う大沢野地域は、高齢化率が比較的高い状況にあり、このグリーンスローモビリティの導入により、車を自由に使えない方々の買い物利用や大沢野会館などの公共施設への移動、さらには駅やバス停までの二次交通としての活用などについて、検証するものであります。

運行は、7月4日(火曜日)から8月31日(木曜日)までの火曜日、水曜日、木曜日で10時から16時10分まで、1日4往復し、運賃は無料で、乗車定員は6人となっております。運行経路につきましては、JR笹津駅から笹津バス停、大沢野会館を経由し、大阪屋ショップ大沢野店までの約3.8キロメートルの区間となります。スーパーマーケットに到着した後、車両は30分間その場で待機していますので、買い物などをした後は長時間待つことなく帰りの便に乗ることが出来ます。

なお、天候や周辺の道路状況などにより、運行内容が変更となる場合がありますので、ご利用の際は、市のホームページ又はツイッターで確認をお願いいたします。

本市としましては、今回の大沢野地域や、これまで実証実験をしてきた熊野地区などでの実験結果を踏まえ、新たなモビリティとしての可能性や課題を検証し、今後のグリーンスローモビリティの本格運行につなげてまいりたいと考えております。ぜひとも多くの方々にご乗車いただき、人と環境にやさしい、新たなモビリティを体感していただければと考えております。

質疑応答

【記者】
富山グラウジーズが目指すバスケットボール「新B1」リーグの参入資格について、富山市総合体育館の改修の今後の見通し、参入に向けて市としての何らかの後押しをする予定があるかなど、お聞かせください。

【市長】
これまでも、議会でお答えしていますように、富山グラウジーズの新B1リーグ参入への表明を受け、新B1リーグの基準を満たすための改修を事業の中で行うこととしております。

事業については、7月に、今後のスケジュールも含めた「基本的な考え方」を公表することとしております。新B1リーグ参入に係る審査が行われるのは令和6年10月です。それまでに事業契約が締結できるよう、必要な手続きを進めてまいりたいと考えております。その際に詳細を発表したいと思いますのでよろしくお願いします。

【記者】
「県武道館」の基本計画の見直しについて、武道館機能に特化する方向と3つの候補地について議論が進んでいますが、市の公共施設設置のバランスなどを合わせて、県武道館が備えるべき機能とそれぞれの候補地についてどんな見解をお持ちですか。公共施設の設置や維持についても、県と市町村の連携が求められる時代ですが、県との調整や相談などは行われる予定はありますか。

【市長】
大前提として、県の施設であります。現在、県において検討委員会を設置され、基本計画の見直し作業が進められている最中であります。したがいまして、私からは、3つの候補地のうちどれが良いかということも含め、多くのコメントは差し控えたいと思いますが、(新しい)武道館の機能としては、青少年の健全育成、武道の発展、振興という観点から、それにふさわしい施設となることを願っています。いずれにしましても、7月には、関係団体や検討委員会の意見を参考に、改定された基本計画の案が示されると伺っておりますので、その動向を見守ってまいりたいと考えております。

また、ご指摘のファシリティマネジメントの観点から県と市の連携についてどのように考えておられるかということについては、非常に大事なことだと思っております。体育施設に限らず、これまでも申し上げてきたように、例えば庁舎の出先機関やホールなども含めて、あらゆる面で公共施設、公共インフラは無駄がないように、これからひとつの大きな計画を立てるときも、近隣市町村の方々などの意見も聞きながら、連絡を密にして、無駄のないように作り上げていきたいと思います。そのような点においては、県ともこれまでと同様に、富山市体育館の改修や武道館の今後の使い方なども含めて、連絡を密にとって意見交換していきたいと思っています。

【記者】
こどもまんなか応援サポーターについて伺いします。この宣言をした自治体は、県内では初めてですか。また、全国的に他に事例はありますか。

【市長】
県内では初めてです。全国的な事例については、後ほど担当課から報告します。

【記者】
こども家庭庁のホームページでは、こどもまんなかのアクションを実際に考え、それを実行するということがサポーターに求められる条件かと思いますが、富山市として具体的なアクションやこどもまんなかにつながる施策など、何か考えがあればお聞かせください。

【市長】
子育て支援について、こどもにとってどのような子育て支援が最適なのかと考えた場合に、若いお父さん、お母さんを支援するということで、市内の企業と一緒に職場環境を整備したり、子育てにやさしい勤務体系にしていただいたり、市役所でも産休、育休に入られた時に、そのお父さんも育児休業を取りやすいように配慮したりしています。これはまさに親の立場というよりも、こどものためになる、こどもまんなか社会の考え方の表れだと思います。今現在実施している、こどもにとって何が最善かという考え方に立った親への支援はたくさんあります。このようなものをもう一度見直して、少し視点を変え(ることで)、企業(で)も、お父さんお母さんに支援することは、結局、究極的にはそのお子さんへの支援なんだという目線を持ってもらうことによって、より従業員の方への支援もしやすくなる、環境、雰囲気も作りやすくなると(思います)。我々市役所も、若いお父さんお母さんへの支援だけではなく、それが、ひいてはそのお子さんのためになるという視点をもう少し強く持つことによって、今までやってきた支援事業も、もっと充実してくるだろうし、こどもに対する新しい事業も出てくるだろう(と思います)。これを宣言したからすぐにこれをやります、という新しいものは、今は(まだ)持ち合わせていませんが、おそらくこれから出てくると思っています。

【記者】
富山駅の連続立体交差事業について伺います。先般、富山地方鉄道の高架化(工事)の完成が、当初より2年遅れて2028年になる見込みということが明らかになりましたが、駅周辺のまちづくりへの影響などについてどのようにお考えですか。

【市長】
まず、遅れたことは報道等のとおりであり、新幹線の運行上、夜間しか工事ができないことや、地盤内の整備、具体的に言うと大きな石や塊がいくつもあり、その除去、除去後どのように地盤を作っていくかなど(が遅れた理由であると)そのように伺っています。あるいは、資材の高騰や資材が入りにくいといった様々(さまざま)な理由があり、2年遅れると伺っているところです。安全施工していただきたいので、このことは致し方ないと(思っています)。

ただ、2年遅れることについては、やはり一刻も早く、安全施工する中であっても、何か月でもいいですから早く完成すれば、それだけ(早く)富山駅(付近)の今まで地鉄の線路で分断されていた南北の行き来ができますので、富山市も新しい道路を計画しておりますが、早期に完成を目指していただきたいと期待しているところです。

【記者】
一部報道で、先日、富山市の地区センターで職員の方がパワハラを訴えておられたと思いますが、市長はこの件についてどのように考えていらっしゃいますか。また、今後どのような対応が適切なのか、お聞かせください。

【市長】
一部報道で、今おっしゃられたようなことが報じられたところであります。私も報道を見ましたし、調査の中間報告も受けているところでありますが、地区センターの所長が、自治会の職員の机を、その職員の承認といいますか、(その職員)に(移動することを)言わずに移動した、机の上に貼紙をしたこと(については、)決してそのような行為はあってはならないと考えている次第であります。ですから、職員には、このようなことがないように、今後しっかりと注意喚起をしていきたいですし、必要な研修、パワーハラスメントだけではなく、たくさんのハラスメントがありますので、折に触れて定期的に必要な研修を実施して、周知してまいりたいと考えております。

なお、今回の事案でありますが、当該地区センターにおいては、3年間で8名の公民館主事が辞めているという特殊な事情があります。その原因も含めて、それと今の当該地区センター所長の言動をもう少し詳細に調査したいということもあります。辞められた8名の方へのヒアリングも含めて、その事実関係、なぜそのような事象が起きたのかという根本原因も含めて調査中でありますので、現段階で私から申し上げられることはここまでです。

富山市にとって地区センター、公民館機能というのは本当に命綱なんですね。地域の住民の皆さんの活動の拠点でもありますし、富山市としても最前線の出先(機関)であり、市の職員と地域の住民が一体となって活動できる拠点なんですね。ですから、これだけはDXやICTなどがどれだけ進んでも、フェイス・トゥ・フェイスの地域の住民の皆さんとのまちづくり、地域づくりの中で一番大事な拠点でありますので、今回の事案を受け、しっかり調査をさせていただいて、その結果を受けて、しっかり今後対応していきたいと思っています。

【記者】
オーバード・ホール中ホールについて伺います。非常に前評判が良く、予約も埋まっているように聞いています。市長として、今後、将来を見据えたときに、どのような施設になっていって欲しいと思っていますか。

【市長】
オーバード・ホール中ホールですが、いよいよ皆さんのおかげで、明日、開館を迎えます。先ほどもお昼の時間に、杮落し公演の坂東(ばんどう)(たま)三郎(さぶろう)さんと()(どう)さんがリハーサルを行っているところに行って、皆さんにごあいさつ申し上げました。出演される方もやる気満々でリハーサルに励んでおられ、非常にうれしく思ったところであります。

(中ホールは)客席が652席であり、非常にお客さんと舞台の演者の距離が近いです。ホール形式だけではなく、平土間(形式)、センターステージ形式、歌舞伎のような花道形式など、ありとあらゆる舞台セッティングができるということです。

開館からしばらくは、皆さんご存知のように一流のアーティストや芸術家の公演が続きますが、そのようなことも含めて、一番私が望んでいるのは、例えば桐朋学園の方々のアンサンブルをやっていただいてそれを市民の皆さん、県民の皆さんに発表して聞いてもらう、そのことによって芸術文化を高めていく。あるいは富山市内には、G7でも披露していただいたように、いろいろなダンススクールやそのような文化もあるんですね。それで国際交流をやってこられたという文化もありますので、そのような地元に立脚したようなダンススクールや民謡教室など、いろいろな芸術文化、舞台芸術を行っていらっしゃる方がいらっしゃいますので、そのような方にぜひ使っていただいて、自分たちの活動の発表の場や交流の場にすることによって、今まで大きなオーバード・ホールでは少し使い勝手が悪かったというような方々にも使っていただいて、そのことが富山市において、文化や芸術、芸能が、将来、人から人へ受け継いでいくというような形で使っていただければ、非常に良いホールになるのではないかと思っています。

【記者】
新潟には(公共劇場)専属の舞踊団があるそうですが、そのような専属の世界的レベルのものを育成していくというような構想はありますか。

【市長】
今のところ持ち合わせておりませんが、20年来にわたって桐朋学園(から)、プロの芸術家といいますか、これはクラシックが中心なんですが、非常にたくさんの(芸術家の)方を輩出していますので、そのような方々とスクラムを組みながら、大学と中ホールのコラボレーションというのは、これからさらに進めていきたいと思います。

【記者】
「中ホール」という名前は少しシンプルな感じを受けますが、今後、愛称を決めるといった考えはありますか。

【市長】
市民文化事業団と相談したり、市民の皆さんの声も聞きながら、今の提案は受けとめて考えていきたいと思います。何か愛称があればより愛着を持っていただけると考えていますが、少し考えさせていただきたいと思います。

 

※発言内容を一部整理して掲載しています。・・・富山市広報課

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