定例記者会見 令和6年11月15日

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ページ番号1016330  更新日 2024年11月29日

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  • 日時 令和6年11月15日(金曜日)13時10分から13時35分まで
  • 場所 市庁舎東館802会議室

発表項目

  1. 「Buono!#とやまイタリアン2024」の開催について(商工労働部コンベンション・薬業物産課)
  2. 「とやまスノーピアード2025 ホワイトイルミネーションとやま」の開催について(商工労働部観光政策課)

写真:定例記者会見 令和6年11月15日

記者会見の内容

発表項目

「Buono!#とやまイタリアン2024」の開催について

【市長】
県産食材を活かしたイタリア料理を楽しんでいただくイベント、「Buono!#とやまイタリアン2024」を、11月16日(土曜日)と17日(日曜日)の2日間にわたって開催します。今年は、総曲輪エリアのグランドプラザ、SOGAWA BASE広場、地場もん屋の3会場で開催します。
このイベントは、「#とやまイタリアン普及事業」の一環として、令和4年度から県と連携して行っているもので、今年度で3年目となります。本事業は、県内の農林漁業者とイタリアンレストラン等のマッチングなどの取組をはじめ、県産食材を活用したイタリア料理やワインの販売、県産食材の飲食、物販イベントの開催により、新たな食の創造と魅力を発信し、県内飲食店の一層の盛り上がり、ひいては、飲食店に食材を供給する生産者の皆さんも応援していこうというものです。
イベントの内容は、メイン会場のグランドプラザでは、県内のイタリア料理店やジェラート専門店、ワイナリーのほか地場産野菜の販売を行います。また、SOGAWA BASE広場では、ピザやデザートなどのキッチンカーでの販売を行います。
地場もん屋では、ベジウィーク期間として11月9日から11月24日までイタリア料理に合う地場産野菜の販売と生産過程やイタリアの食文化の紹介を行います。
3つの会場では、多くの出店がありますので、富山ならではのイタリア料理をぜひお楽しみいただければと思います。
特に16日は、ベリッシモ・フランチェスコさんのトークショーや(さわ)() 紀行(のりゆき)さんのオペラショーに加え、私と新田知事、魚津市長、黒部市長、舟橋村長、イタリア大使館農業・食料担当官によるトークセッションなどを予定しています。
また、17日は、沢樹(さわき)(まい)さんのトークイベントやひまわりの花のプレゼント配布があります。
明日からの2日間、美味しく食べて、飲んで、楽しめる盛りだくさんのイベント内容となっていますので、ぜひ皆さん、会場に足をお運びいただきたいと思います。

「とやまスノーピアード2025ホワイトイルミネーションとやま」の開催について

【市長】
冬の富山の夜を華やかに彩る「とやまスノーピアード2025ホワイトイルミネーションとやま」を11月29日(金曜日)から1月31日(金曜日)まで開催します。

今年も城址大通りの樹木イルミネーションのほか、富山駅南口・北口駅前広場では、ライトトンネルに加えて、ライトポールに電飾を施し、富山駅の南北を通して明るく彩りたいと考えています。
今年は、ライトトンネルはカラフルに色が変化するほか、ライトポールは上部をタペストリー風にし、おしゃれな雰囲気を演出していきたいと考えています。皆様には、フォトスポットとしてすてきな写真を撮影するなど(お楽しみください。)。また、SNS等にぜひアップしていただいて、富山の良いところをPRしていただければと思います。

このイルミネーションは、毎年、「ひとり一灯運動」という募金活動の取組により、多くの市民の皆様をはじめ、協賛金として各企業にご賛同いただいており、改めて、ご協力をいただいている多くの皆様に心より感謝申し上げます。
本年もこの運動を実施することとし、一口、1,000円の募金を12月15日(日曜日)まで受け付けています。受付は、富山市商工労働部観光政策課や、富山商工会議所産業振興部などで行っています。
11月23日(土曜日)までにお申し込みいただき、希望される方は、城址公園前に設置する看板にご芳名を掲載させていただきますので、皆さまのあたたかいご協力をお願いします。

富山の冬は、雪や寒さで家に閉じこもりがちになりますので、ぜひこの機会に出かけていただいて、飲食なども含めて、夜の富山、冬の富山を楽しんでいただけたらと思います。

質疑応答

【記者】
9月、11月と富山市の小学校の教員が逮捕される事件が相次ぎました。今年1年を見ても富山市に限らず公務員の不祥事が目立っています。綱紀粛正を図っている中でこうした事態が続くことへの受け止めと、どのような対策が必要か、考えをお聞かせください。

【市長】
今年度に入り、本市職員の酒気帯び運転による検挙事案、恐喝未遂や風営法違反による逮捕事案が相次いで発生し、市民の市政に対する信頼を大きく損ねていると思っています。その(信頼)回復は並大抵のことではありませんが、(信頼)回復に向けて組織一丸となって取り組んできたところであります。
こうした中にあって、市内の小学校に勤務する教職員の盗撮行為による逮捕事案が9月、11月と立て続けに発生いたしました。
これら一連の不祥事は、基礎自治体の現場を預かる長として誠に遺憾であり、度重なる不祥事によって、市政に対する市民の不信感を招いていることに対し、改めて市民の皆様に深くお詫びいたします。

本市では、これまでも、新規採用職員に対する研修において、法令遵守の徹底あるいは全体の奉仕者としての自覚と責任を持って職務に専念することの意識付けを図ってきました。すべての階層別基本研修においても、公務員倫理に関する研修を継続的に実施してきました。
また、令和4年度からは、会計年度任用職員を含む全職員を対象に、公務員倫理やコンプライアンスに関する研修を年1回以上受講することを義務付けています。また、各部局長や次長級の幹部職員を対象とした「公務員倫理・コンプライアンス」研修を実施してきたところです。
さらには、今回の事案を受け、市教育委員会においては、臨時校園長会を開催し、各学校、幼稚園において、速やかに研修会を実施し、綱紀粛正に万全を期すよう指示したと伺っています。
加えて、市教育委員会が主催する服務規律の確保に関する研修会についても、より実効性のあるものに見直す考えであると教育長から伺っています。
いずれにしましても、これらは継続的に毎年実施していくことが非常に大事であり、こうした取組を地道に継続していくことしか、不祥事の再発防止はできないと考えています。
引き続き、公務員倫理やコンプライアンスに関する研修などの取組を通して、職員には全体の奉仕者としての自覚を一層促し、一連の不祥事を職員一人ひとりが自分ごととして受け止めた上で、これまで以上に高い倫理観(を持ち)、職場だけではなく、私生活においても厳しく自らを律していくことで、市民の皆様の(信頼)回復を図っていくしか他ないと考えています。
冒頭に申し上げたとおり、市民の皆様からの信頼を回復することは、一朝一夕にできることではないと思いますが、市職員の日々の市民の皆様に対するサービスや対応、仕事ぶりを通して、一つひとつ回復していくしかないと考えています。市長部局においてもしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

【記者】
(能登半島地震における被災家屋の)公費解体について伺います。
来週から(公費解体が)本格的に始まると伺っています。当初、夏ごろ(の解体開始)を予定されていましたが、改めて、ここまで遅れた理由と、(解体が)始まることへの受け止め、今後の被災者支援についての思いなどをお聞かせください。

【市長】
確かに、夏に(公費解体に)着手する予定でしたが、遅れた理由は大きく二つあります。
一つは、公費解体を迷っていらっしゃる被災者の方の決断が遅れたと(いうことがあります。)。(その理由としては、)いろいろな思い出がある家であることや、兄弟や親戚といった方々に相談してから(決めたい)ということ、あるいはその家財道具をどう処理していくかといった問題もあり、迷っていらっしゃった方が非常に多かったということがあります。
そうしている間に、(遅れた理由の)二つ目として、解体業者がなかなか決まらないと(いうことがありました。)。ご存じのように、県内では氷見市などを含め、たくさんの解体物件が出ています。また、能登においては、これからますます忙しくなってくるということで、解体経験の(ある)事業者にすぐに入札に応じていただけなかったというよりも、その方々が忙しく、すぐに応じていただけなかったということです。
被災された当事者の方も、しっかりと前を向いて解体していくことを決意されましたし、地元の富山県構造物解体協会で十分なノウハウのある方々も、しっかりとお受けしていただけるということで整いましたので、解体に着手することになりました。

【記者】
北陸新幹線に関して伺います。
これから延伸を考えていく上で、(自民党の)京都府議団から小浜ルートの再考を求める要望が京都府知事に対して出されていると伺っています。
(当初の計画から)工期も延び、工費も増えている中で、京都からそのような見直しを求める声が上がると、全線開業の難しさが増したような印象もあります。昨日、北陸新幹線建設促進総決起大会もありましたが、改めて今、そういった新たな動きが出てきていることについての受け止めをお聞かせください。

【市長】
小浜ルートは国において決定された事項であり、我々も当初からそのルートで一刻も早くということで運動してきたわけです。今年もありましたが、東海道線の機能がまひしたとき、やはり北陸新幹線の災害におけるリダンダンシーとしての有用性をしっかり感じたところですので、私としては、北信越市長会の北陸新幹線関係都市連絡協議会の会長という立場としても、富山市長としても、一刻も早く今の政府案である小浜ルートでの開通を目指したいと思っています。
なお、京都などを含めて一部に、そういった米原ルートを再検討するようにという声があることも十分承知しています。

【記者】
京都からもそのような声が上がり出したことで、具体的にどのような影響があるとお考えですか。

【市長】
京都は当事者ですので、当然、その考えを述べられることは十分あると思います。そのような面においては、しっかりと従来の議論と、京都府議団がおっしゃっているような主張などを含めて話合いをすることが大事なのではないか、議論を深めていくことが大事なのではないかと、現段階では思っています。

【記者】
公費解体に関連して伺います。
市長は、迅速に丁寧に取り組んでいきたいと以前からお話されていましたが、今後、市としてどのように公費解体に取り組んでいきたいか、改めてお気持ちをお聞かせください。

【市長】
(公費解体の着手が)夏から11月までずれ込んでしまったわけですがが、その反省点も踏まえ、(公費解体が)決定している14件について、一つひとつ、個別に(状況が)違いますので、その当事者に寄り添って、これまで以上に丁寧に解体に着手していきたいと思っています。

【記者】
103万円の壁の見直しについてお伺いします。
この見直しが、もし国民民主党の案で決まり、進められていった場合の税収減の試算などは、すでに富山市では出されていますか。また、その影響をどのように見ていらっしゃいますか。加えて、103万円の壁の見直しそのものに対する市長の受け止めを教えてください。

【市長】
まず、国民民主党の選挙公約では、178万円に引き上げるということです。それによって、今まで103万円で就労調整をしていた方がいらっしゃいますが、10月、11月ぐらいになると(収入額の調整のため)勤務を控えられていた方々に、しっかりと働いていただけるという面では、良い面があるのではないかと思っています。
そして、その前提として、今は「壁」と言った方が皆さんにわかりやすいと思いますが、この103万円の壁というのは、約30年間にわたって制度も含めてほとんど変わっていません。物価や昨今の社会情勢に鑑みると、議論して、改めるべきところがあれば改めていくべき時期に来ているのではないかと私も感じていますので、大いに議論していただければ良いのではないかと思っています。
また、103万円を178万円に単純に引き上げることで試算すると、国と地方(を合わせて)約7兆円、税収が減ると聞いています。そのうち地方は約4兆円、減収になると聞いています。そのうち、富山市では、単純に(今の)制度を変えずに引き上げたとき、80数億、税収が減るのではないかという試算もあります。
ですからこれは、その内容、制度が大事です。例えば、子育て支援や学校教育、市単独の建設工事、道路の補修、保育士の処遇改善、保育現場などの改良や改善、医療、福祉全般、様々な場面で皆さんの個人住民税や所得税は還元されており、市の政策を実施するための原資となっています。我々にとっては、それ(税収)がまともに減って、(減った分を補填する)手当がないということになれば、これはもう承服しかねます。ですので、今回は、どういう制度になっていけば一番良いのか、その財源調整をどうしていくかということもあると思いますし、様々な議論がこれから丁寧に行われていくことを期待しています。
単に、(国と地方を合わせて)7兆円(の減収となるから、)そのうち4兆円が地方、そのうち富山県はいくらで富山市はいくら(の減収)だと。それで地方創生と言われても、我々は絶対に承服できないので、内容、制度をどのように設計していくか、与野党で議論が始まるのだと思いますので、しっかりと我々にわかるように、議論を明らかにしながら、前に進めていっていただければと思います。

※発言内容を一部整理して掲載しています。・・・富山市広報課

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