【民俗民芸村】考古資料館企画展「珠洲焼の流通と富山の中世遺跡」

開催期間

2025年8月23日（土曜日）から2026年2月1日（日曜日）まで

【休館日】12月28日～1月4日

学芸員による展示解説会
8月30日（土曜）、9月20日（土曜）14時00分～　30分程度
申込不要・要観覧料

開催時間

午前9時 から 午後5時 まで

入館は16時30分まで

開催場所

民俗民芸村　考古資料館

内容

　珠洲焼は古代の須恵器の技法を受け継いだ灰黒色のやきもので、平安時代末期（12世紀中葉）から室町時代後期（15世紀末葉）にかけて能登半島の珠洲郡内（現在の珠洲市及び能登町の旧内浦町域）で生産されました。

　北海道南部から福井県にかけての日本海側を中心に広く流通し、富山市内の中世遺跡からも貯蔵用の甕や壺、調理用の鉢などの陶片が数多く出土し、暮らしへの深い関わりが想像されます。

　本展では、珠洲焼の流通や変遷を中心に、同時期に地元で焼かれた八尾焼や漆器碗をはじめとするさまざまな木製品なども展示し、現代の私たちの生活や文化の基本が中世に形作られたことをご紹介します。

　この展覧会が、能登半島地震の被災地の一つである奥能登地域への関心を寄せていただくきっかけとなれば幸いです。