【佐藤記念美術館】企画展「富山の美術工芸ーめぐりゆく技と美」
イベントカテゴリ: 催し・イベント
開催エリア:富山地域
- 開催期間
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2025年12月13日(土曜日)から2026年2月15日(日曜日)まで
会期中の休館日 12 月18 日(木曜日)、12 月28 日(日曜日)~1 月4 日(日曜日)、2 月12 日(木曜日)
- 開催時間
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午前9時 から 午後5時 まで
入館は16時30分まで
- 開催場所
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富山市佐藤記念美術館
- 対象
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市民、その他
- 内容
江戸時代の越中では、さまざまな美術工芸品が製作されました。ゆかりの絵師としては、狩野派に学び、優れた画技で富山藩の御用をつとめた木村立嶽、京都に出て活躍し岸派を興した岸駒らがいます。工芸では、精緻な螺鈿技法により漆器を製作した杣田家や、武具を手がけた明珍家、金象嵌の三海家など、細工方で腕をふるった職人たちがいました。さらに、やきものでは、富山藩の保護を受けて興隆した、越中丸山焼、加賀藩の特権を得て流通した越中瀬戸焼、小杉焼などがみられます。しかし、この多くが明治維新以降、藩の後ろだてを失い衰退を余儀なくされるのです。一方、新政府は近代化のために殖産興業政策をかかげ、国内外の博覧会への出品物の製作、輸出を推進するようになります。一度は職を失った細工職人たちは、高度な技を用いて、海外向けの精巧な品々を手がけるようになるのです。また、絵師たちは西洋画技法を取り入れた新たな表現に挑むと共に、輸出品の図案なども手がけました。富山でも博覧会や共進会が開かれる様になり、県産品を陳列し紹介する県立工芸品陳列場も開設します。さらに、技の継承や開発、人材育成のために富山県工芸学校も創設されるのです。
本展では富山の地で培われる技と美が、移り変わる時代の中でも絶えることなく、情熱ある人々の手により伝えられ、変容しながらも、強く、美しく、めぐりゆくさまを作品を通してご覧いただきたいと思います。
学芸員による解説会
12 月20 日(土曜日)、12 月27 日(土曜日)、1 月12 日(祝・月曜日)、1 月24 日(土曜日)、2 月7 日(土曜日)、2 月14 日(土曜日)
いずれも13時30分より 会場:当館展示室 ※事前申し込み不要、要観覧料

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このページに関するお問い合わせ
佐藤記念美術館
〒930-0081 富山市本丸1番33号
電話番号:076-432-9031
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