市内電車について(令和6年4月1日)
本ページでは、市民の皆さまからお寄せいただいた「ご意見・ご要望」につきまして、質問・回答の形式で掲載させていただいております。
項目のタイトルが質問・回答となっておりますが、ご了承ください。
質問
富山港線の平日通勤時間の遅延増加と南北直通運転の是非について
2020年の南北接続以降、平日の通勤時間帯(特に18時前後)に富山港線内の遅延が多くなった様に感じています。体感ですが、週に5分以上の遅れが1~2回程度発生しているような状況なので、何とかして欲しいです。
南北の接続は以下の狙いがあったと思っています。
1.北側から富山駅へのアクセス向上(地下道を通らなくても良くする)
2.南北運賃統一による利用促進(実質運賃値下げ)
3.南北直通運転による利便性向上
南北接続により乗客増等の効果があったことは理解していますが、個人的には1と2(特に2)の効果が大きいのであって、南北直通運転はデメリットが多く、遅延の原因にもなっているのではないかと疑っています。
※南北直通運転のデメリット
・経路が長くなるので遅延が発生しやすい。
そもそも南側は複線区間かつ道路併設で本数多い(多少遅延しても影響少ない)、北側は単線区間で電車専用区間が長く本数やや少ない(遅延するとすれ違い待ちにより他の電車にも波及する)と特性が異なるので、直通運転での相性が悪い。
・富山駅を通過する際のオペレーションが煩雑。ホームにすべての電車が捌けないと通過できないので遅延につながりやすい。
・富山駅南北通過時の車両と人の接触リスク。
・行き先が南富山、富山大学は1時間毎、グランドプラザは30分毎と本数少なく不便。県庁前と西町で無料乗り換えできるが、南富山に行くのに環状線経由にて西町で乗り換えるのは時間のロスが多い。
南北接続事業は富山市が推進している事業と認識しています。個人的には直通運転を中止し、30分以内の市電同士の富山駅乗り換えを無料にすれば良いと思うのですが、南北直通運転の是非について見解をお聞かせいただければと存じます。また、1個人の意見か、他にも遅延に対する不満がある方がいるか知りたいので、可能でしたら既存データで「富山港線のみ利」かつ「通勤利用」で層別して、「時間の正確さ」の満足度を開示頂ければ幸いです。
長文となりご面倒をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
回答
この度は貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
本市の路面電車につきましては、南北接続事業の完成により、様々な系統による運行が可能となったことから、利便性が大幅に向上しており、特に富山港線区間の利用者数は南北接続前に比べて大きく増加しております。
一方、利用者が増加したことで、路面電車の乗降等に時間を要しており、平日の通勤・通学時間帯においては、運行に遅れが生じるなど、定時性の確保に向けて課題があることを認識しております。
こうした中、運行する富山地方鉄道株式会社におきましては、4月15日に路面電車のダイヤ改正を予定しており、改正後は混雑の解消や定時運行の確保に努めていくとともに、南北直通便につきましては、これまでどおり運行を継続していく予定であります。
また、本市では、富山駅停留場において新たにICカード地上機(運賃箱)を導入する予定であり、平日朝の一部の路面電車においては、乗車扉からも降車できるよう改善し、利用者の多い富山駅停留場において、円滑な乗降環境を構築することとしております。
ご意見のありました内容につきましては、富山地方鉄道株式会社へ伝えてまいりますとともに、今後もご利用される皆様が安心して快適に利用いただけるよう、安定した輸送の確保に努めてまいりますので、引き続き、本市の路面電車事業に関しご理解をお願い申し上げます。
なお、富山港線区間を利用される方々の満足度につきましては、本市のホームページにて公表しておりますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。
(参考)富山市ホームページ『路面電車南北接続による効果について』
https://www.city.toyama.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/372/chousananboku.pdf
お問い合わせ先
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電話番号:076-443-2195
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このページに関するお問い合わせ
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