猿対策について(令和6年6月13日)
本ページでは、市民の皆さまからお寄せいただいた「ご意見・ご要望」につきまして、質問・回答の形式で掲載させていただいております。
項目のタイトルが質問・回答となっておりますが、ご了承ください。
質問
本日、朝5時頃、中滝公民館に猿が現れ、野菜を食い荒らしている所を目撃しました。このことは、上滝から若者が流出し、過疎化の原因の一つにもなっております。動物愛護団体からの希望で「猿の駆除」ができないとのことですが、これ以上、猿を増やさないために、ペットの様に「不妊」または「矯正」手術をして頂けないでしょうか?
この件についてご回答をお願いいたします。
回答
今回のご提案と情報提供につきまして、ありがとうございます。
ニホンザルを含む有害鳥獣による被害防止にあたっては、「集落環境管理」、「侵入防止対策」、「捕獲対策」の3つの対策を、地域ぐるみで総合的に実施することが必要となっております。
具体的に、集落環境管理では、無意識の餌付けをなくすことが必要であり、水田であれば二番穂や畑の未収穫の野菜をなくすこと、家庭からでる生ごみなどを廃棄しないことです。
侵入防止対策では、電気柵等の適切な設置とあわせ、地域による追い払いを実施することにより、ニホンザルに効果を発揮するものです。
捕獲対策では、わなを設置し加害個体を減らす重要な対策となります。捕獲の頭数につきましては富山県が策定している「富山県ニホンザル管理計画」において、個体群管理として、群れの個体数を適正水準まで減少させるための毎年の上限数が決定されており、本市においては、このことに基づき捕獲を毎年上限いっぱいまで行っているところであります。
本市としましては、地域の協力を得て住民の方からの目撃情報を詳細に取りまとめ、個体数や行動状況についての情報収集を行うことで捕獲頭数の上限等を定めるニホンザル管理計画のための調査に協力し、捕獲体制の強化につなげてまいりたいと考えており、今回ご提案いただいたサルを増やさないための「不妊」または「去勢」の実施は考えておりません。
なお、今回の情報については県にも提供し、情報共有させていただきます。
お問い合わせ先
森林政策課
電話番号:076-443-2019
ご意見をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 市民協働相談課
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