おでかけ定期券事業について(令和6年12月2日)
本ページでは、市民の皆さまからお寄せいただいた「ご意見・ご要望」につきまして、質問・回答の形式で掲載させていただいております。
項目のタイトルが質問・回答となっておりますが、ご了承ください。
質問
おでかけ定期券事業について、65歳以上に限定している理由が分からないので教えてください。
大人の休日俱楽部のような民間で行っているならまだしも、税金を使用している公共事業である以上、公平性を担保する意味でも全世代を対象にした方が良いと思っています。
意見をまとめましたので、それぞれの意見にご回答いただければ幸いです。
意見(1)
おでかけ定期券事業が公共交通機関の活用による高齢者の車運転時の事故防止を目的とするのであれば、免許返納をおでかけ定期券の取得条件に加えてみてはいかがでしょうか。
上記が主目的であれば公共事業として65歳以上に限定するに値する理由かと思います。
意見(2)
おでかけ定期券事業が公共交通機関の利用や市街地の活性化を目的とするのであれば、65歳以上に限定しない方が、母数が増えてより活性化につながると思うのですがいかがでしょうか。
意見(3)
全年齢を対象とした場合、財源の不足が想定されるかと思います。そのため鉄道と地鉄バスの割引率は現状の一律100円から30%割引程度に見直すべきではないでしょうか。
現状の対象年齢を維持する場合でも、受益者負担の観点から見直しが必要かと思います。
また今後富山地方鉄道への支援の在り方を検討する上で、過度な割引は該当路線の必要性を歪めてしまう可能性を危惧しています。割引を止めて利用者が大きく減る様でしたら、持続可能な交通体系とは言えないと思っています。
例:上滝線 上滝駅→電鉄富山駅580円が100円に割引、猪谷→富山の地鉄バス1180円が100円に割引。来年には鉄道の運賃の値上げが予定されており、さらに割引額が拡大する事が見込まれます。
意見(4)
おでかけ定期券事業が歩数を増やして、医療費を削減する事が目的だとした場合にも、65歳に限定する必要はないと思うのですがいかがでしょうか。現役世代でもデスクワークメインで車通勤をしていたら、運動不足になると思いますが、現役世代は不健康でも良いという事でしょうか。
回答
おでかけ定期券事業は、本市が目指す「公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり」を推進する施策の1つであり、高齢者が公共交通を利用しまちなかへ来街する機会を増やすことで、中心市街地の活性化はもとより、公共交通の利用促進や健康寿命の延伸など、65歳以上の高齢者の経済的・社会的活動への積極的な参加を支援することを趣旨として実施しております。
本事業の実施にあたっては、交通事業者の運営に支障の無い比較的閑散な日中の時間帯(9時から17時)に限定することや、中心市街地のエリアの指定バス停・駅での乗車や降車に限定するなどの条件を設定しております。このように、交通事業者の本来の運賃収益やサービスの妨げにならないよう事業を展開することで、交通事業者からはおでかけ定期券事業へのご理解とご協力を頂いております。
このことから、利用年齢等の拡充につきましては、現時点では実施は困難であることを御理解ください。
ご提案の自動車運転免許証(以下「免許証」と表します)返納者を対象とする点につきましては、ご意見にありましたとおり、自動車の運転が困難になってこられた方、免許証の返納を決断された方がその返納の前に公共交通利用に慣れたい方なども、おでかけ定期券を利用されています。また、郊外の鉄道駅等では、パークアンドライドを公共交通事業者とともに推進しており、自宅から目的地までの行動において、自家用車と公共交通を組み合わせて移動される方も想定しております。加えて、日常生活の中で公共交通利用だけでは移動が困難なため、やむを得ず自動車も利用される方もおられることなどから、現在のおでかけ定期券の利用状況や利用者の意見などを慎重に検討する必要があり、現時点では難しいと考えております。
本市といたしましては、公共交通活性化や公共交通沿線の居住推進、中心市街地での賑わい創出など、本市が目指すコンパクトなまちづくりの実現に関する施策を推進することにより、年代を問わず市民の皆様の生活の質が向上するよう、取り組んでまいりたいと考えております。
お問い合わせ先
まちづくり推進課
電話番号:076-443-2054
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このページに関するお問い合わせ
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